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「真田丸」真田対真田~本多叔父さん巻き込まれ激戦

大河ドラマ『真田丸』
 第46回「砲弾」作:三谷幸喜
【なんとシャチホコに着弾! 和睦にどう影響?】
 時は慶長19(1614)年、兄・真田信之(大泉洋)は数え年49歳、弟・幸村こと信繁(堺雅人)は推定44(1571年生まれ説の場合。従来説は1567年生まれで+4歳)
 
エゲレスの大筒が来るのを待つ徳川家康(内野聖陽)は、ひとまず30万人の大軍勢に鬨(とき)の声を交代制で夜中ずっと上げ続けさせました。大坂城に不安感を与える心理作戦です。
 
様々に心理の隙を突いていきます。
今回、幸村への調略で「10万石」が提示されました。しかし、不首尾に終わりました。
ちなみに、実際にはさらにその上をゆく「信濃1国40万石」の条件も出されたらしいのですが、信繁(幸村)はさすがに非現実的だと思い、不快感の表情をしたと伝わります。
 

さて、茶々(淀殿竹内結子)妹の(はいだしょうこ)が言うには、「姉(茶々)が死にたがっているように思える」と。確かにこのドラマの茶々の特徴は、政治にも軍事にも人生そのものにも関心が乏しいことで、いま一つ願望が見えてきません。

 
茶々「誠のことを言います。私は秀頼(中川大志)と一緒にいられればそれでよいのです。この城だって手放せと言うのなら手放しましょう。どこか遠くの小さな国へ移って……」
 このドラマの茶々は、実はささやかな夢しかもってなかった…! ちょっと驚きです。
 
一方で、城主の秀頼は「己の言葉の重みを知るように」と激励してくれた幸村が、今度は和睦(わぼく)尚早として逆に茶々の味方をしたので、人間不信に。秀頼が寂しそうでしたね~。
 
そして、ついにエゲレスからの最新鋭カルバリン砲が火を噴きました…!
和睦が成るわずか数日前、1216日~19日頃とされ、淀殿の侍女7~8人が亡くなったという話なので、かなり衝撃的で甚大な被害が出たようです。
 
 
大坂城の天守閣、なんとシャチホコに着弾…!

 
 



 ドラマがもっと楽しくなる!史実の妙味☆彡
大河ファンのために(=^^=)
【真田 対 真田の戦い
 ~ 本多の叔父さんに巻き込まれ激戦に…!】
 真田丸の戦いがあったのは、12月4日です。一説には、その9日後の1213日の朝、信繁の甥(おい)たちが、秀頼側近の木村重成が守っている城壁のあたりに攻めかかってきたそうです。
 
甥たちというのは、信繁の兄・信之の息子である信吉・信政兄弟です。木村重成は信繁に加勢を頼める位置にいたはずで、真田対真田の合戦になる状況もありえました。が、木村は、若武者がかざしている「六文銭」の旗印を指差して言いました。
「見よ、あれこそ真田の甥だろう、若年にして奇特の働きである!」
 そうして家臣団に矢や銃撃を外すようにさせたそうです。幸い、全体の戦闘が膠着状態だったこともあり、双方無理攻めをすることなくこの時は終わりました。
 
さて、この真田信吉・信政兄弟は、本多忠勝の次男・忠朝(ただとも)「相備(あいぞな)え」に定められていました。相備えとは、お互いに加勢し合う軍勢のことです。
 
本多忠朝は、天満(てんま)川が深くなる手前のあたりに布陣させられていました。総攻撃になった時のことを考えると、その場所からでは攻めるのに時間がかかりそうです。そこで、12月7日のたそがれ時、大御所家康に布陣場所の変更を頼みました。すると、家康は激怒!
「忠勝はいかなる状況も嫌うことがなかった。親に劣りし者め!」
 家康に罵倒された本多忠朝は、結局「冬の陣」で活躍の場がなく、続く「夏の陣」で死地を求めて決戦に臨(のぞ)むことに。
「相備え」である真田兄弟は、母の弟でもある忠朝叔父さんの決死の覚悟に無関係ではいられません。こうして、若き真田兄弟も大変な激戦に巻き込まれてゆきます…!
 
  ~主な参考文献~
編:阿部猛・西村圭子『戦国人名事典 コンパクト版』(新人物往来社)
平山優『真田信繁 幸村と呼ばれた男の真実』(角川選書)p.262~、267327
編:小林計一郎『[決定版]真田幸村と真田一族のすべて』(KADOKAWA)p.104~、120
「週刊 再現日本史」江戸1-(講談社)
 
 

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     清水しゅーまい


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コメント

No title

歴史の上での敗者、の幸村が不本意な秀頼らの命令に従わなくてはならず、破滅への道を歩むこと
みていても悲しいです強いもの賢い者が勝つとは限らない、自らの弱さ結田で負けるのでない無念さが残ります、まあそれが三谷演出のうまさかな
ナイス

No title

☆みっちゃんさん
ナイスどうもありがとうございます(^-^)
幸村がどういう気持ちで参戦したのか
現代人には完全に理解するのは難しいのかもしれませんが
三谷脚本のお蔭で共感できますね(^∇^)
浪人衆のシンボルとして、あだ花的ではあるけども
晩年の一時期を華々しく活躍できたのは
敗者としては幸せだった…と思いたいです が
本人や家族などはどうだったんですかね~(°∀°;

No title

こんにちは。
やはり天守閣付近までとどくこの大砲の衝撃は大きかったでしょうね。
和睦に傾くのもわかりますが、その後の展開を思うと・・・

No title

大砲は凄い威力だったんですね^^

今回の淀殿は実は普通であることが願いだったかも。

秀頼は孤独感にさいなまれ、色々考えさせられる回でした。

ALL(*´∀`)ノ★ぽち

No title

とうとうここまで来てしまいましたね。
私も三谷茶々には「え?はー?そーなの?」って感じで見ています。
秀頼を守りたい気持ちは変わりませんが、いつもそれがヒステリックで逆上する茶々が人間らしく思っていました。
穏やかに子どもを守る母茶々もあるかもしれませんが、せっかくの竹内結子なので無茶して欲しかったかも(笑)

珍しく爽やかに快活な秀頼デビューだったのに、最近はめっきりオロオロしていて気の毒ですね。
穏やかな茶々ならば無茶苦茶な秀頼にしてもよかったのでは?なんて(笑)

エゲレスの大砲←
ん?何?今何て言った?って戻しました(笑)

オールぽちです(^_-)-☆

No title

☆ハニー先輩さん
真田丸や堀を飛び越えて、
天守閣のあたりを攻撃されるとは
当時としてはすごい衝撃でしょうね~!

豊臣上層部としては、和睦し勝敗ウヤムヤで
存続さえできれば…と思っていて
徳川の動向をある程度想像してたらしいのですが
浪人衆の突き上げを抑えきれなかったようなんです(^ ^)
数奇な運命ですよね~

No title

☆栞さん
ALLぽちいつもありがとうございます(^-^)
「エゲレスのカルバリン砲」って聞いただけでも迫力ありますよね(笑)

淀殿、ぶっ飛んだ女君主なのかと思ったら
ふつうのママになってました~…
その肝心の秀頼は寂しいし、なんだか今や死語である母子家庭のイメージの寂しい親子に感じてしまいました(^ ^;)
できれば豊臣家は滅びる時もスケール大きく逝ってほしいんですけどね~(^ ^)

No title

☆Parlさん
オールポチいつもありがとうございます(^∇^)
三谷茶々、ぶっ飛んだ性格なのかと思っていたので
意外とふつうの(現代風の)ママだったんだ~って 茫然としました(笑)
そうなんですよね、竹内結子なんだからもっと暴れ回ってほしかったですww

あの秀頼、すごくたくましく元気そうだから、ぼくもどうせなら
実は秀頼が幸村を本当に作戦指揮してたとか
浪人衆を扇子でビシリッと叩きのめして黙らせるとか
茶々に手を上げて親子崩壊を描くとか~
無茶を見たかったですね(笑)

これからエゲレスが
EU離脱で大変な世の中ですよ~(^ ^)

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
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①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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