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「真田丸」村/家康が好きだったのは江戸じゃなく…

大河ドラマ『真田丸』
 第40回「幸村」作:三谷幸喜
【大坂城から参陣要請、そして改名!】
 時は慶長19(1614)年、兄・真田信之(大泉洋)は数え年49歳、弟・幸村こと信繁(堺雅人)は推定44(1571年生まれ説の場合。従来説は1567年生まれで+4歳)
 
今回は「大坂の陣」への経緯が語られ、豊臣家への加勢を頼まれた信繁が悩み、過去を振り返りながら葛藤するという、回想~つなぎ~状況説明的な話でした。
 
ある夜、大坂城から信繁のところに、宇喜多秀家の元重臣、明石全登(あかし・てるずみ 小林顕作)が密使としてやって来ました。寺へと招かれてゆくと、長らく豊臣家を補佐してきた片桐且元(小林隆)が。。。
片桐且元(かつもと)豊臣秀頼(中川大志)が立派に育ったこと、そして「方広寺(ほうこうじ)鐘銘事件」について語ったのでした。寺の鐘に刻まれた「国家安康 君臣豊楽」の銘文に問題があるという、庶民が聞くとバカらしいような話です。
 
信繁が参戦をためらっていると、幼なじみきり(長澤まさみ)が、
「お行きなさいよ。…ここで一生を終えたいの、…誰かがあなたを求めている、……」。
きりの「うっとうしい」言葉と、心の中を駆け巡る亡き父母や、戦友達の言葉に突き動かされ、ついに信繁は…!
 
 さて、大坂行きの前に、信繁は改名することに。
真田家の「通字」である「幸」と、自分にゆかりの深い漢字一文字をつなげて新しい名にしようと考えました。まず、ゆかりの深い言葉をたくさん書き出します。
「甲斐」「信濃」「六文銭」「浅間山」「武田」「勝頼」「国衆」「沼田」「秀吉」「殿下」「聚楽第」「天下一統」……。
これらを一文字ずつ切り分け、壺の中に投入。手を突っ込んで無作為に一つ選んだところ、「九度山村」の「村」が! 「幸」とつなげて「幸村」になりました…! 「幸銭」とか「幸衆」じゃなくてよかったです()
 
ちなみに、鎌倉幕府のたいへん有力な御家人に三浦義村(よしむら)という武将がいて、真田左衛門佐(さえもんのすけ)信繁よりは1等級下の左衛門尉(さえもんのじょう)を務め、九度山村も含む紀伊国の守護だったこともあります。「幸村」の「村」は「義村」を由来として後世の物語作家が名付けた……というのが、とくに根拠の無い私の勝手な説です(^ ^
 
 



 ドラマがもっと楽しくなる!
大河ファンのために(=^^=)
【家康が好きだったのは江戸ではなく…】
 徳川家康と言うと、江戸幕府を開いた将軍だから、江戸暮らしが長い……と思いきや、そうでもありません。
 
家康が初めて江戸に入ったのは、豊臣秀吉による天下統一が成った天正18(1590)年8月です。家康は元和2(1616)年4月まで生きるので、26年弱あったわけですが、そのうち最も長くいた場所は京都で、約9年半。やはり当時の日本は、京都中心だったことが分かりますね。
2番目に長くいたのが、江戸…じゃなくて、駿河(静岡県の中央部)駿府(すんぷ)です。秀忠に将軍職を譲ったあとの隠居地として、7年余りを過ごしました。徳川家発祥の地で家康誕生の地でもある三河(愛知県東部)岡崎を隠居地にしなかったのもミソ。交通や物流の関係もあるのかとは思いますが、今川家でのいわゆる「人質時代」が意外と快適だったからこそ、隠居後に因縁の駿府に居ついたのではないでしょうか…?
 
さて、結局、家康が江戸にいたのは、たった5年余りにすぎませんでした。
当時の江戸は人口15万人で、駿府はやや少ないものの12万人を誇り、大御所がいる大都会として外国からの使節も多数来訪し、繁栄したのでした。
 
  ~主な参考文献~
編:阿部猛・西村圭子『戦国人名事典 コンパクト版』(新人物往来社)
平山優『真田信繁 幸村と呼ばれた男の真実』(角川選書)p.163~、167
編:小林計一郎『[決定版]真田幸村と真田一族のすべて』(KADOKAWA)p.97
「週刊 再現日本史」江戸1-(講談社)
 
清水しゅーまい
 


 

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コメント

No title

「幸銭」とか「幸衆」じゃなくてよかったです
↑確かに~(笑)
すっかり幸村って名前を忘れていました。
なるほど。しゅーまいさんの『とくに根拠の無い私の勝手な説』は奥が深そうですね。

今週はクライマックス前に回顧するシーンがじわじわくる回でした。

真田丸に限らずなんですが、江戸を開拓せよと言った秀吉は本当に凄いと思うわー。
現代の首都東京を秀吉はどんな目で見てるんでしょう~。

秀吉→家康→小池都知事の流れですかね(笑)

力強い秀頼と幸村。
楽しみでなりません。

おーるぽちりん(^_-)-☆

No title

やっぱりきりさんではないけれどもキラキラと輝いた情熱的な若者らしい信繁さんは惹かれますよね安穏と暮らす生活の中にどっぷりつかった主人公は気持ちがわかりますが物語の主人公としては向いていません
これから悲劇の道を歩むわけですからちょっと悲しい思いもしますよね
江戸の元を作った太田道灌は我が1族です。父に凄いじゃんっていましたら無学で山吹の歌を知らなかったお話で有名なんだから別に偉くもないと言われたのを覚えています
これからの展開も楽しみですね

No title

幸田とか幸沼も微妙です。村で良かった!

きりさんのシーンは良かったですね。
キラキラって言葉が当時あったかとか突っ込んじゃ野暮ですね^^

ALL(*´∀`)ノ★ぽち

No title

へぇ~ そうなんだ! 家康=江戸じゃないんですね

No title

こんばんは。
遂に幸村になりましたが、あんな決め方とは!
面白いですし村での暮らしも続けたかった~という、内面の声を形にした演出ですかね

No title

☆Parlさん
おーるぽちりん大感謝です(=^▽^=)
「幸村」の名をクジで決めたのは驚きでした(笑)
実際は後世の作家が考えた名前なので
意外とその作家が尊敬する武将の名前だとか、ちょっと関係する人名・地名だとか、適度なとこからもってきてるような気がするんです(^ ^)

なんだかんだ、秀吉は大したもんですよね。
家康を、当時の田舎に放り出したかったんでしょうけども、あまり露骨だと家康も敵意を持つだろうし
“地道な努力すれば発展するかもしれない”
という、ある程度希望を感じられる、微妙な土地をやったんじゃないか…と思います。
そしたら、徳川家あんまり地道に努力したから、ものすごく発展しちゃった…という(笑)。
秀吉も、家康でさえも、仰天でしょうねww
そして、小池都知事は今ガッカリしてるww
都知事は北欧の大統領なみの権限あるらしいので、いい方向に権力ふるって
変えていって欲しいですね~(^-^)~

No title

☆みっちゃんさん
そうですね、きりさん、大事なこと言っていましたね。
実生活なら貧乏でも安穏な日々…というのは貴重ですけども、
物語がそうなってしまっては、確かに盛り上がりませんね(笑)
実際の信繁=幸村の気持ち、
どんなふうに描かれるのか期待ですね…!

太田道灌も立派な武将ですね。
山吹の歌を知らなくても それで反省して歌学・学問に精一杯取り組んで成長したのですから
尊敬できますね(^ ^)

No title

☆栞さん
ALLぽちどうもありがとうございます(=^▽^=)
「幸沼」だったら永遠の蟄居でズブズブの幸せに
まみれて沈没しそうな名前ですね(笑)

キラキラ…、気になって今辞書見たら
形容詞で「煌々(きらきら)しい」って言葉は万葉集や枕草子にも出てくるくらい古いんだそうです。
「キラキラしき大将なり」みたいに使ったものと思われます(^∇^)
いつ頃から今のようなキラキラ(擬態語?副詞?)になったのかは…
…謎です(^ ^ゞ

No title

☆サッチさん
ポチありがとうございます(^-^)
家康はしょうがなく江戸にいた感じのようで
家光の頃に、やっと江戸っ子に染まってきた…
…といえるかも~(^ ^)~

No title

☆ハニー先輩さん
まさかクジで偶然幸村になるとは思いませんでしたね(笑)
たしかに、一時の幸せな村生活を、大事にしたかった…
…というのもあるのかも(^ ^)!

No title

「幸村」回の録画たった今見終わりました。シリアスな回でしたが 最終章の前としては最高の出来だったと思います!
うざったいきりが 叱咤激励して闘いの炎に火をつけるとは!!

「幸村」誕生でいざ決戦へ!!
今後も目が離せません^^

No title

☆ばねぱんさん
ナイス!どうもありがとうございます(=^▽^=)
きり、さんざんうるさがられてきましたが
いいところで幸村に気合い入れてくれて
とてもよかったですよね~(^-^)

いよいよ大坂の陣に突入、
期待できますね…!

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ご訪問ありがとうございます(^-^)
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①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
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猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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