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「真田丸」上田合戦/昌幸&信繁が仙石軍ニアミス!

大河ドラマ『真田丸』
 第36回「勝負」作:三谷幸喜
【慶長の上田合戦!】
 時は慶長5(1600)年、真田昌幸(草刈正雄)は数え年54歳、長男・信幸(大泉洋)35歳、次男・幸村こと信繁(堺雅人)は推定30(1571年生まれ説の場合。従来説は1567年生まれで+4歳)
 
信幸は徳川に味方することを決め、家康(内野聖陽)の陣営に急行しました。敵味方に別れた真田家の処遇に徳川一同、困惑気味ですが、何とか認められました。
 
まもなく家康は、7月25日、いわゆる小山評定(おやま・ひょうじょう)を開き、諸将を味方につけることに成功。右から福島正則、信幸、細川忠興(ただおき)と、名将2人に挟まれ座っていた信幸。一番右側の福島が「にっくき石田治部(三成)を成敗いたします!」、細川が「右に同じ~く!」と、勇ましい気勢を上げ、細川の右隣にいた信幸もしょうがなく「同じく!」と叫んだのでした()
 
石田・毛利方につくことにした昌幸・信繁親子は、信幸の居城・沼田城に立ち寄ろうとしました。が、信幸正室の稲(いな 吉田羊)に「もはや敵…」と、開門を断わられてしまいます。
 
7月27日、昌幸・信繁は真田の本拠・上田に帰還。
徳川が進軍してくると、いつわりの降伏交渉で時を稼ぎ、実戦経験がほとんどない家康嫡子の徳川秀忠(星野源)をわざと怒らせました。
9月6日、小諸(こもろ)を出た秀忠軍は、神川(かんがわ)を越え、上田を一望できる染屋原(そめやはら)という丘に展開、上田城をひねり潰す気でいます。
 
しかし、昌幸・信繁の軍勢は、神出鬼没の小競り合いを繰り返して徳川軍を動揺させ、さらに兵糧を奪いました。秀忠3万の大軍は、兵糧の減少に焦る。こうすれば徳川は「苅田(かりた)をするはずだ…という、敵の行動を読んでの昌幸の作戦です。
しかも、昌幸は、要地・染屋原に大将秀忠が陣を敷くことを予測しており、指令を受けた信繁が首を獲りに出陣…!
 
すれ違いで秀忠は関ヶ原方面へと出立してしまい、上田での決戦は実現しませんでしたが、とにかく徳川勢を再び退却に追い込んだことで、上田城では祝い酒です。
昌幸と信繁はこれで三成たちの本戦も優位に運びそうだ…と考えていたのですが…!
 
それにしても、実戦場面があんまり無くて拍子抜けしませんでしたか(°∀°;
特に、「苅田」の話のくだりは、稲刈りしている徳川兵を狙撃したり、真田親子が自ら挑発のために敵前に姿を現したりして一泡吹かせるはずの場面ですが…ショボかったです。秀忠襲撃作戦に至っては、なぜか完全なすれ違いで実戦なし。途中で予算が足りなくなったのかなぁ()
 
 



 ドラマがもっと楽しくなる!
大河ファンのために(=^^=)
【真田昌幸&信繁が仙石秀久軍とニアミス!】
 
今回のドラマで出てきた戦国地図です。
「小諸」を指差す信繁。城主・仙石に闘志を燃やしてるのか!?

 
 徳川家康は、真田昌幸の敵対行動を知るとすぐにどう打破するか考え始めました。そして、真田の本拠・上田にほど近い小諸(こもろ)5万7000の大名である仙石秀久(せんごく・ひでひさ)を呼び出し、小諸城を守るよう命じました。仙石はすぐさま城の防備を堅くし、碓氷(うすい)峠の封鎖も実施。真田親子が密談した佐野の犬伏(いぬぶし)から最短距離で上田へ帰ろうとすると、碓氷峠を通ることになります。この時点では、真田軍と仙石軍が激突する恐れがありました。
 
しかし、昌幸・信繁の一行は、犬伏から抜け道を通って信幸の沼田城に立ち寄り、その後も本道である中山道(なかせんどう)を避けるようにして鳥居峠から上田の地に無事帰還したのでした。
ただ、一説には、鳥居峠の手前にある、今の吾妻郡嬬恋村(あがつまぐん・つまごいむら)のあたりで真田勢は徳川方の一軍に遭遇し、小競り合いの末に信繁が攻め破って強行突破した…という話があります。この時の徳川方が誰だったのか不明ですが、もしかしたら仙石軍の一部だったのかもしれません。
 
なお、仙石秀久は、天正11(1583)年の讃岐・引田(ひけた)の合戦で長宗我部元親(ちょうそかべ・もとちか)に惨敗し、その3年後には豊後・戸次川(へつぎがわ)の合戦で島津家久に大惨敗し、秀吉に所領没収され高野山謹慎するも、天正18(1590)年の小田原合戦の際、徳川家康の陣営に自費で参加(陣借り)して健闘し、復活を果たしたという数奇な武将です。
のちに、歴戦の勇士として徳川秀忠のお気に入りの1人になりました。どうも秀忠には、丹羽長重や立花宗茂など、“敗戦の勇者”が好みとしてあったようです。まったく武功の無い秀忠は、心を動かす何かを感じとっていたのでしょう。
 
今回のドラマで出てきた戦国地図その2
戦国の英雄・真田のすぐお隣に、不屈の戦国失敗男・仙石が!

 
  ~主な参考文献~
編:阿部猛・西村圭子『戦国人名事典 コンパクト版』(新人物往来社)
平山優『真田信繁 幸村と呼ばれた男の真実』(角川選書)p.115~、125129~、135
編:小林計一郎『[決定版]真田幸村と真田一族のすべて』(KADOKAWA)p.69~、280303
本郷和人『戦国武将の明暗』(新潮新書)p.96
小和田哲男『戦国合戦事典』(PHP文庫)
「歴史人」No.692016年9月号(KKベストセラーズ)p.105
 
 

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コメント

No title

戦国地図、テレビではよく見えなかったので面白い~

第二次上田合戦が一話分に凝縮されたのは残念でしたが、
それでも関ケ原を超大幅に削った真田目線の脚本は評価したいと思います。

ALL(*´∀`)ノ★ぽち

No title

本当に合戦の場面がありませんでしたねー。私も稲刈りのところあるかと思いましたが拍子抜けでした。予算をけちったのでしょうか
それでも一番楽しい部分のような気もするんですけどね、前回くらいから、何かしょぼい
なにかなーという感じがありますね
ナイス

No title

こんばんは。
真田中心の関が原は面白かったのですが、たしかに合戦シーンはあっけなかったですね。
あと折角上田に帰っているのに、信繁さんと娘さんの再会とか無かったのが・・・

No title

☆栞さん
ALLぽちどうもありがとうございます('∀'●)
真田丸は戦国地図がいろいろ出て、面白いですよね~

『真田丸』は信繁が体験していることに極力徹して書かれていますよね。
「本能寺の変」の前後から天正の上田合戦の頃までは、それがすごく映えてましたけど
だんだん信繁が歴史の有名事項と一致してきてしまったので
独自性が薄れてしまってきたんだと思います。
今回の上田合戦になると、真田独自視点というよりもそもそもけっこう有名ですし、いかにも関ヶ原を削りました…という感じもちょっとあったかなぁ…と。
当ブログは持ち上げサイトってわけじゃないので自分自身が思ったように独断で脚本批判も書いてますがすみませんです(°∀°;
でも誉める時は誉めます♪

No title

大変ご無沙汰してます。
やっと何とかぼちぼち復帰できそうです(笑)
真田丸はちゃんと見てました。

私も、「まあ確かに関ヶ原に行かなかった真田家としてはあんなもんなんだろうなあ。」と思って見てました。
こういうのもいいな~って感じで。

前にリアルに合戦を描いてグロいと不評だったとの話も耳にしましたが、三谷さんはそれをどうこう考えてではなさそうですね。

個人的には小早川秀秋の所の江雪斎が家康のスパイだったとは!
小早川が寝返るのにわかりやすい伏線って所でしょうか?

出来れば私の治部様が引き回されて斬首されたのも有働アナのナレーションで終わらせて欲しいです(笑)

オールポチ☆彡です(^^)

No title

☆みっちゃんさん
天下分け目の上田版なので
もっと大々的に展開されるのかと期待してましたよね~
せっかく物語は面白いのに、合戦などの大掛かりな場面なくて
だいぶ予算節減している気配が…(笑)
三谷幸喜はお金持ってそうだし少しくらい
自費を出してでもやって欲しいです(^ ^ゞ
最後の最後、大坂の陣に期待かけるしかないですね(^▽^)!

No title

☆ハニー先輩さん
真田の立場がしっかり描き込まれているのは
とても面白かったですね。
上田合戦、ものすごく期待していて
天下分け目の信濃版だからもっと
銃撃戦とか騎馬戦とか乱戦を見られるのかと思ってたんです(^ ^ゞ

いわれてみると
信繁の娘、だいぶ成長してそうなのに
気配すら無かったですね…(笑)

No title

☆Parlさん
オールポチいつもありがとうございます(=^▽^=)
復帰できそうとのことで安心しました(^ ^)

上田の合戦、関ヶ原ほどじゃないにしても
もっと激しいところもあったんですよ、本当は!
現場で見てきたわけじゃないですけども(笑)

リアルでグロい合戦のドラマがあったのですね
それは見てませんでした、すごく気になります!
小早川秀秋、けっこう目立ってたし、そのほかの面々もどんな様子か気がかりですね。

三成ファンとしてもナレーションで殺されちゃうのは
残念じゃないですか~(笑)

No title

しゅーまいさんも書かれてるとおり実戦場面はイマイチの感はありましたよね。
でも自分は大河の合戦シーンはこんなものって見てたので気になりませんでした。
天下分け目の関ケ原 セリフでスルーがネットで話題になりましたが 自分パソコンしながら見てたせいかそのシーン スルーしちゃってました^^

No title

☆ばねぱんさん
ナイス!ありがとうございます(=^▽^=)
実戦の場面、いつだったか前の回と同じ城門の場所で同じような状況のなか撮っていたのもあって
ガッカリしてしまいました(笑)
期待が高過ぎたようです(^ ^ゞ
関ヶ原のスルー、ネットで話題になってたんですね。
なんか、ただ単に、映像が削除されてアッサリ次の場面へと移った感じで
悪い意味でのサプライズだったように思えてなりませんでした(^ ^;)
大坂の陣で、今度こそ期待に応えて欲しいです(^-^)

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①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
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