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「真田丸」秀吉死の直前に武装集結事件!/平成終焉

大河ドラマ『真田丸』
 第31回「終焉」作:三谷幸喜
【死の間際に決まった五大老・五奉行 ~

  遺言合戦~ ろうそくの火】

 時は慶長3(1598)年、真田昌幸(草刈正雄)は数え年52歳、長男・信幸(大泉洋)33歳、次男・幸村こと信繁(堺雅人)は推定28(1571年生まれ説の場合。従来説は1567年生まれで+4歳)
 
豊臣秀吉(小日向文世)の死が迫るなか、重要人事が。
いわゆる五大老である五人の老衆(おとなしゅう)を徳川・前田・宇喜多・上杉・毛利とし、奉行衆を浅野・大谷・石田・増田(ました)・前田・長束(なつか)に決定。ただし、三成親友の大谷吉継(片岡愛之助)は長らく病気のため、辞退しました。
 
その後すぐ、徳川家康(内野聖陽)石田三成(山本耕史)による、遺言合戦が…!
まずは家康が来て、床に伏せっている秀吉をなんとか起こし、筆を持たせ書かせました。最後に、秀吉が自分の意思でちょっとした追伸を書きました。その遺言状を見せられた三成、あとから乗り込んで、さらに追伸を書かせる!というドタバタ。
このやりとり、当時の手紙の書き方がかなりリアルで、追伸を文書の先頭の余白部分に書いたり、行間に書いたりしてました。残っている当時の手紙を見ると、確かにそういう書き方してるんだけど、ものすごく読みにくいと思うんですが…() この時代の人々の感覚がいま一つ分かりません~
 
一段落し、秀吉の病床にて、再び家康と信繁が出くわしました。ろうそくの火をつけ替える信繁。「火を絶やすなという、殿下のお言いつけです。この燭台の火が消える時、己が命も消えると…」 これ聞いて落語ファンなら「死神」の設定だな、とすぐ分かる感じで、誰か何かやらかす…と高まる期待。そしたら、あとから何も知らないでやって来た金吾中納言こと小早川秀秋(浅利陽介)が、悪気もなく…()! ショックで秀吉は混濁状態に!
おもしろおかしくも関ヶ原の合戦を予感させる内容でしたね…!
 
 



 ドラマがもっと楽しくなる!
大河ファンのために(=^^=)
【秀吉の死の前後、武装集結や暗殺計画が発覚…!】
 慶長3(1598)年8月18日、豊臣秀吉が京の木幡山(こはたやま)の伏見城で亡くなりました。
 
すでに前日の17日、伏見はかなり危険な空気に包まれていたそうで、
諸大名の家臣たちが騒ぎ、それぞれの主家に武装集結したほどでした。憶測ですが、もうこの時点で秀吉は死んでいたのかもしれません。
 
これに慌てたのが、石田三成ら奉行衆。このままでは、すぐにでも権力を巡る戦闘が起こりかねず、あくまでも実務官僚にすぎない奉行衆としては、この時点での実戦はなんとしても避けたい事態だったことでしょう。
奉行衆は、即日、武装を禁じる書状を発し、真田信繁の兄の信幸にも届けられました。幸か不幸か、戦闘勃発は回避されました。
 
18日に秀吉が没し、まもなく今度は徳川家康暗殺がとりざたされます。三成が計画したとも言われますが、はっきりしていません。ただ、実際に家康は危険を感じたらしく、息子の秀忠を密かに江戸に帰らせています。これは、親子もろとも殺害されるのを避けるためで、最悪、家康が命を落としても、徳川家が生き残るための策です。
 
秀吉没後10日に当たる8月28日、三成は毛利輝元と盟約を結んでおり、すでに対 家康を意識した行動を活発化させています。
家康もすかさず長宗我部元親(ちょうそかべ・もとちか)島津義久細川藤孝(幽斎)などの屋敷を訪問。
水面下で、もう戦いが始まっていたのでした…!
 
  ~主な参考文献~
編:阿部猛・西村圭子『戦国人名事典 コンパクト版』(新人物往来社)
平山優『真田信繁 幸村と呼ばれた男の真実』(角川選書)p.106
小和田哲男『戦国三姉妹 茶々・初・江の数奇な生涯』(角川選書)p.144
小和田哲男『お江 戦国の姫から徳川の妻へ』(角川学芸出版)p.106
「週刊 再現日本史」織豊9(講談社)p.29
 
 



 ここからは、おそれおおくも、余談です~
【みなさん、平成終焉の生き証人になる覚悟を…!】
 偶然ですが、今回のドラマ副題「終焉」放送の翌日、
8月8日()に陛下のお言葉がテレビ放送され、そのお言葉のなかにも「終焉」という一言がありました。
よくよくその場合を想定なさったうえでの、お言葉だったようですね。
どうやらご譲位(退位)は決定的になったと言えそうです。
 
元号法というものがあって、皇位継承とともに元号(年号)も変わることになっているので
「平成」も終幕になりそうですね。
陛下は、世の中の高齢社会の進行にもふれられて、その象徴の立場にふさわしい「機能」を果たせる新世代に託したい…という趣旨のご発言をなされました。82(今年1223日に83)の今まで「全身全霊」公務に当たってこられたそうで、定年制度が無いなか大変なご重責と心労だったことと思われます。
 
おそれおおくも
現在の日本国憲法下では実質、陛下の“自由”や“権利”はないも同然ですし
もう“解放”されてもいいのではないかと思われます。
 
譲位によって勃発しかねない政争や社会不安定などを理由に、譲位反対の人もいますが
おそれおおくも人権侵害の恐れあり…と思われます。また、昭和の戦前、「陛下のために」と言いながら、陛下のお立場をまったく理解しようとせず独善をきわめ敗戦へとミスリードした一部の軍関係者や官僚や政治家やマスゴミと同類となってしまいます。

私たちは心静かにご譲位を見守り
平成の終幕を見届ける生き証人になる時に来たのだと思います。
 
おそれおおくも、余談でした~。
 
 

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コメント

No title

遺言合戦には笑いましたね^^
やらかす金吾にも^^

自分も陛下の譲位には賛成です。
命を削るほどの全力投球の公務は、高齢の陛下には過酷すぎます。
重い責務を感じているからこその御決意でしょう。
静かに見守りたいと思います。

ALL(*´∀`)ノ★ぽち

No title

こんばんは。
ろうそくのシーンはベタで面白かったですし、重いお話の清涼剤でした。
淀殿の死を恐れるのも不憫な感じでしたし、子供秀頼がとても聡明そうでしたね。

新しい元号も気になりますが、頭文字がMTSH以外から選ばれるとか(笑)

No title

前回も今回もそうでしたが シリアスな話の中に
爆笑ポイント 入れるのは 三谷幸喜脚本の真骨頂ですよね^^

陛下の譲位に反対する方っていないのでは。。

No title

☆栞さん
ALLぽちどうもありがとうございます(´∀`)
遺言合戦、かなり激しかったですね(笑)
小早川秀秋の役者さん、いかにも悪気なくて
うっかりな感じがよかったです(^∇^)

80歳を過ぎても日々注目を浴びる国事行為、
なかなかそのご心労は、想像できても
実感できないですよね。
譲位なさって静かな引退生活を送る…という意思を、初めて言葉になさって、それでもまだ人々に思いを馳せている姿は たいへん心に響きました…!

No title

☆ハニー先輩さん
三谷脚本、雰囲気を重くしすぎず
分かりやすい話の進め方がさすが~という感じで
笑いながら見入ってしまいます(^ ^)
秀頼君、ほんと賢そうでしたね。
NHKは子役選び得意ですよね~!

新しい元号、
今までのイニシャルと同じにならないようにするんですね…!
平成はなんだかおとなしい印象だったので
何か威勢のいい年号を期待したいです…!

No title

☆ばねぱんさん
ナイス!どうもありがとうございます(=^▽^=)
三谷幸喜脚本はシリアスな場面でほんとうまく
笑いをポン!と入れてきますよね(=^ェ^=)

譲位問題は、一般の保守層や、大学教授などから
「譲位までしなくても、摂政を立てて、陛下はそのままで…」
というような意見が意外と根強くあるようなんです。
さらに歴史学者とかですと、今回はともかく
いずれ将来、院政や、逆に強制譲位など
意図的な政争起こしに悪用されかねないとか
現実問題として法律改正が大変過ぎる…とか
様々な立場でいろんな意見あるようです(^-^)

No title

ドラマ見てましたが 深い読みですね
ナイスです

No title

☆ぎいさん
いつもどうもありがとうございます(=^▽^=)
だんだん関ヶ原と、
真田の上田合戦が近づいてきて
わくわくします…!

No title

秀吉が亡くなる前から不穏な動きがあったということは、やはり相当期間の長患い、認知症の発症も事実だったのかもしれませんね。秀長や秀次一族を一気に失い、豊臣家の威光にも陰りが見えていたのでしょうね。
悪い方へ悪い方へと流れていく豊臣家、なんとも胸が痛みます。ポチ☆

No title

☆越前屋平太さん
ポチどうもありがとうございます(=^▽^=)
秀吉、2~3年ぐらい体調いま一つの状態が続いていて
最後の2~3カ月は病床生活だったようです。
秀次事件が無ければ
豊臣家の威光や御恩を感じる武将達がもっといただろうに、
残念ですよね~。
どこから歯止めが効かなくなってしまったのか
そのあたりの描き方に作家のいろんな解釈が見られて
興味深いところではありますね(^ ^)

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清水しゅーまい

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ご訪問ありがとうございます(^-^)
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①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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