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「真田丸」第15~17回/戦国見届けた七本槍平野

大河ドラマ『真田丸』
 第151617回「秀吉~表裏~再会」作:三谷幸喜
【秀吉の感性に驚く~見聞を広める~猿芝居】
 時は天正14(1586)年6月、真田昌幸(草刈正雄)は数え年40歳、長男・信幸(大泉洋)21歳、次男・幸村こと信繁(堺雅人)は推定16(1571年生まれ説の場合。従来説は1567年生まれで+4歳)
 
  今年はなんだか気ぜわしくて大河視聴追いつくだけでも大変です(゚∀゚;
 まずは15回「秀吉」

大坂城の一室で一人で待機していた信繁は、とつぜん飛び込んできた関白羽柴秀吉(小日向文世)とその親戚で重臣の福島正則(深水元基)に連れ出され、お忍びの芸者遊びに同行することに。。。

秀吉は、酒好きの正則が自分だけ大きな升(ます)で呑んでいるのを見て

ふと“検地を成功させるには、升の大きさの全国統一が必要だ”とピン!ときた模様。

そんな秀吉を見て、のちに信繁は「あんな人は、見たことがない」とつぶやきます。
 
信繁は、石田 治部少輔(じぶのしょう)三成(山本耕史)の紹介で
彼の親友である大谷 刑部少輔(ぎょうぶのしょう)吉継(片岡愛之助)と知り合いました。
さらに、狭い茶室にぎゅうぎゅう詰めになってのおかしな状況で
上杉景勝(遠藤憲一)の連れとして、千利休(桂文枝)とも対面。
そんな調子で、どんどん秀吉ファミリーと顔なじみになってゆくのでした。
 
 
 続きましては16回「表裏」
信繁はその人柄や才知を秀吉に気に入られ、にわかに馬廻り衆(親衛隊)に加えられました。
馬廻り衆の筆頭は、「賤ヶ岳七本槍」の一人でもある平野長泰(近藤芳正)です。信繁は平野からいろいろと話を聴きました。それによれば、信繁の前任は、茶々(後の淀殿 竹内結子)に好かれたことが原因で秀吉から嫉妬され、不審死を遂げた…とのこと。すでに茶々に好かれている信繁、ピンチです! おもしろおかしくもサスペンスな感じの展開でした。
 
信繁はどんどん見聞を広めてゆきます。
堺の街を支配下に置きたい石田三成と、堺商人でもありその意向を直接秀吉に伝える力をもつ千利休が対立していることを、早くも察知しました。
秀吉の弟・羽柴秀長(千葉哲也)からは、「(あっという間に栄華を極めたので)兄上も誰もがみな心がついてきていない、身の丈から外れた地位と暮らしの中でおぼれかけている」という内情を聴くことができました。
 
 そんななか、肝を冷やす情報が!
秀吉が、徳川家康(内野聖陽)真田攻めの許可を与えたというのです!
 真田家全体のピンチ…!
 
 
 こうして17回「再会」
信繁は、真田攻めを思いとどまるよう、秀吉に懇願しました。
しかし、秀吉は聞きません。真田攻めを許可する書状が、8月6日付けで家康にあてて出されてしまいます。心中穏やかならぬ信繁。ところが、ほとんど日を置かず、攻撃とりやめが発令されました。途惑う信繁。秀吉は、家康の反応を見極めるために、そんな策を弄したのでした。秀吉の深謀におそれ入る信繁。
 
秀吉は家康を臣従させるため、策を練りました。まずは妹の(清水ミチコ)、さらに実母(山田昌)を送り込み、腰の重い家康をなんとか上洛させることまでは成功。そして、正式対面の前の晩、家康の面前に秀吉がサプライズで登場…! 明日の会見で猿芝居を打って欲しいのだ…と協力を頼み込み、「これからは、わしとおぬしで新しい世を築いていくのだ!」
 
さて、次回は、いよいよ信繁の父・昌幸上洛です!
 
 



 ドラマがもっと楽しくなる!
大河ファンのために(=^^=)
【戦国の世を見届けた七本槍平野 弟は家康暗殺謀った…?】
 天正11(1583)年4月に柴田勝家を破ったいわゆる「賤ヶ岳七本槍」の一人として、それなりに名を遺した平野長泰。このドラマでは、三谷作品での出演が多い近藤芳正が演じ、七本槍と言うより投げやりな感じの武将になっています。
 
賤ヶ岳の合戦のあと、七本槍の面々がもらった褒賞は、活躍筆頭の福島正則が5000石で、あとはみんなそろって3000石でした。この時、平野は25歳。
天正12(1584)年4月、徳川家康と対決した長久手(ながくて)合戦の時、
平野は秀吉の甥(おい)である羽柴秀次を大将とする軍に参加していました。
大兵力の秀次軍でしたが、家康軍の待ち伏せ攻撃をくらい、総崩れに。そんななか、平野は家康軍に果敢に反撃して敵を討ち取り、さらに味方の最前線・二重堀(ふたえぼり)砦で敵勢を迎え撃ち、激戦を繰り広げたのちに颯爽と退却。けっこう活躍しましたが、軍全体としては大敗戦だったせいか、特に褒美は無かったようです。
 
その後はどうもあんまり目立った活躍の記録がなく、他の七本槍の面々がのきなみ新たな働きを見せて加藤清正25万石・福島正則24万石・加藤嘉明6万石・脇坂安治3万3000石・糟屋武則1万2000石・片桐且元1万石と、秀吉が亡くなる慶長3(1598)年時点にはみんな大名になっているのに対し、平野は5000石どまり。この石高も、過去の功績を認めるというかたちでなんとか加増してもらったもので、なぜ新しい活躍が無かったのかちょっと不思議です。
秀吉の「醍醐の花見」(1598年3月15)の日に豊臣姓を授与されているので、嫌われていたわけではなさそう。もしかしたら、戦でケガでもしたのかも…? そうでなければ、ドラマのように、過去の武勇に安住するやつだったのか…。
 
慶長5(1600)年、関ヶ原の合戦で平野長泰は徳川に味方しています。
ちなみに、長泰には1歳下のがいました。長重という名で、この人は福島正則軍に属して関ヶ原を戦い抜きました。一説によれば、関ヶ原合戦のあと、長重は加藤清正から家康襲撃を依頼されたらしく、助力を得ようと福島正則を訪ねたとかいう話があるんですが、断わられたようで実行に至っていません。
大坂の陣(16141615)が勃発すると、どういう状況なのか不明なのですが、平野長泰は大坂方に味方したいと大御所家康に申し出たそうで、もちろん許されず、江戸留守居を命じられてしまいました。弟・長重は、夏の陣で家康家臣の永井直勝の軍に属しました。
 
 いろいろありましたが、結局、平野長泰は徳川秀忠のもとでどうやら1万石の大名待遇を受けることができたようです。そして、寛永5(1628)年、70歳まで生きました。七本槍の中では脇坂安治(73)に次ぐまずまずの長寿でした。長重のほうは、91というかなりの長寿を誇りました。
 
  ~主な参考文献~
平山優『真田信繁 幸村と呼ばれた男の真実』(角川選書)p.77
編:阿部猛・西村圭子『戦国人名事典 コンパクト版』(新人物往来社)
編:小林計一郎『[決定版]真田幸村と真田一族のすべて』(KADOKAWA)p.54
「週刊 再現日本史」織豊5(講談社)
小和田哲男『戦国合戦事典』(PHP文庫)p.341
歴史群像シリーズ22号「徳川四天王」(学習研究社)p.53
歴史群像シリーズ11号「徳川家康」(学習研究社)p.83
 
 

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コメント

No title

15~17話
見ていました。特に 秀吉が家康に芝居を 打つ様に頼む所や
真田責めを一旦
許す 所とかは冷や
冷やしました。ポチ

No title

投げやりな七本槍に,;.:゙:..:;゙:.:: (゚∀゚ゞ)ブハッ!

確かに茶々周辺にはサスペンスムードありますね^^

今日は幸パパが上洛するみたいで楽しみです

ALL(*´∀`)ノ★ぽち

No title

自分もこの3話分はたまってた録画 まとめて見ました。
清水ミチコさんのシーン 爆笑でした^^

No title

こんばんは。
平野さんは最後まで豊臣びいきだったところをみると、秀吉が生きてる間は戦にゆくよりも
秀吉の手元にとどめ置かれて、手柄を立てる機会がなくなってしまったのかもしれないですね。

No title

☆ぎいさん
ポチどうもありがとうございます(=^ェ^=)
見続けておられますか(^ ^)
視聴仲間がいると嬉しいです♪
真田をどうするのか、
家康との関係がどうなるのか
秀吉の言動に引きつけられましたね!

No title

☆栞さん
ALLぽちどうもありがとうございます(=^▽^=)
七本槍の記事の笑いどころ読んでくださって
大変嬉しいです(^-^)
あんな茶々が妊娠出産して
一体どうなるのか かなり気になります(゚∀゚;
昌幸上洛の回、まだ見れてないです
これから見るの楽しみです…!

No title

↑確かに茶々、なかなか好き勝手に楽しんでますよね。

No title

☆ばねぱんさん
ナイス!ありがとうございます(^-^)
清水ミチコさんの旭、
すごい顔で登場してせりふ無しで
強く印象に残る熱演でしたね(笑)

No title

☆ハニー先輩さん
七本槍平野長泰…、
そうですね、何かわけあって手柄の機会が無かったんでしょうかね。
もしかして、おとぎ衆みたいなことでもやってたのかも…?

No title

☆Sophiaさん
今年の茶々はずいぶん自由奔放な感じですね。
その裏に過去のあれこれを秘めているというキャラ設定のようですけど
これから側室~妊娠出産でどう変化するのか
大坂の陣に影響すると思うので
注目しています…!

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①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
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清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
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