FC2ブログ

記事一覧

「真田丸」本能寺で命運分かれた滝川・北条・真田等

大河ドラマ『真田丸』
 第5回「窮地」作:三谷幸喜
【本能寺の変~伊賀越え/滝川と真田】
 時は天正10(1582)年6月、真田昌幸(草刈正雄)は数え年36歳、長男・信幸(大泉洋)17歳、次男・幸村こと信繁(堺雅人)は推定12(1571年生まれ説の場合。従来説は1567年生まれで+4歳)
 
6月2日の未明、本能寺の変が勃発…!

徳川家康(内野聖陽)は堺から京へと向かう途中でその一報を耳にし、大驚愕。まったく予期しない事態で家臣が少人数しかおらず、明智光秀軍と戦うどころか落ち武者狩りにやられる危険が!家康は本拠三河を目指して「伊賀越え」を決断しました。

武田から徳川に寝返ったばかりの穴山梅雪(榎木孝明)も同行していましたが、“家康と心中などできるか!”と、腰痛を理由に別の道へ。が、かえって落ち武者狩りに遭ってしまい、落命。。。ぶざまです。

家康は服部半蔵(浜谷健司)の助けもあり、威勢のよさで乗り切りました…!
展開のおもしろさもさることながら、服部半蔵がお笑いコンビのハマカーンの人で、いつも通りのトボけた感じが笑えましたww
 

さて、肝心の信繁は、このドラマでは姉の松(木村佳乃)その夫・小山田茂誠(しげまさ高木渉)とともに安土城下にいた…という展開。不穏な空気を察知した信繁は、家来の矢沢頼幸(迫田孝也)を連れて京を偵察し、本能寺の変を知ります。慌てて引き返し、姉夫婦と合流、安土城の抜け穴を通って逃走を開始しました。

 
一方、地元の信濃。明智から加勢を求める密書が届き、昌幸・信幸親子も本能寺の一件を知りました。織田につく決心をしたばかりでしたが、生き残りをかけ、情勢判断のやりなおしを迫られます。決めかねているところに、織田重臣の滝川一益(かずます 段田安則)から呼び出されてしまいました。どんな重大な話かと上野(こうずけ)の廐橋(まやばし)城へ出向くと、なんとまだ滝川一益は変の勃発を知らない様子。真田親子は適当に話を合わせ、帰国します。
本能寺の変を契機に、各地で大転回が起きようとしていました…!
 
 



 ドラマがもっと楽しくなる!
大河ファンのために(=^^=)
【本能寺の変で命運分かれた名将たち
~秀吉と毛利・柴田と上杉・滝川と北条、そして真田~】
 本能寺の変(京都)が勃発したのは、天正10(1582)6月2日の未明です。羽柴秀吉がその情報をつかんだのは、翌3日の夕方から夜にかけて(岡山の備中高松城を水攻め中)。秀吉は幸運なことに、少し前から合戦相手の毛利軍と講和交渉に入っていました。バレないように急ぎ交渉をまとめ、講和成立。4日の正午過ぎ、高松城主の清水宗治が責任をとって切腹。その直後、毛利側は本能寺の変を知りました。毛利の勇士・吉川元春が講和破棄を主張しましたが、思慮深い弟・小早川隆景がなだめて5日から6日にかけ、撤収。これも秀吉には幸運でした。毛利軍撤収を見届けた秀吉軍は、6日午後からいわゆる「中国大返(おおがえ)し」を敢行し、180km以上もの距離を駆け抜け、12日の夜に天王山(京都大山崎町)の占拠に成功しました。13日、山崎の合戦で明智光秀軍を倒しています。
 
さて、同じ頃、真田方面の動きは…?
武田家を滅ぼしたばかりの織田軍は、今度は上杉家を潰しにかかっており、その実現も時間の問題と思われていました。上杉景勝の本拠である越後・春日山城は、織田の有力武将達に各方面から攻め込まれる寸前!
 

上野(こうずけ)・廐橋(まやばし)城の滝川一益と、信濃・海津城(後の松代城)森長可(ながよし森蘭丸の兄)が越後侵攻の機会を狙っていました。さらに、越中富山では、柴田勝家 率いる大軍が上杉軍の籠もる魚津城を攻撃中。6月3日、魚津が陥落! まもなく上杉本拠への一斉進軍が始まる情勢でした。ところが、4日、柴田勝家のもとに本能寺の一報が届き、状況一転。上杉はまさに危機一髪で滅亡を免れます。6日、越後に侵入を開始していた森長可も情報を察知、慌てて本拠美濃を目指し退却。

 
そして、9日になってようやく滝川一益も情報をつかみました。遠いからしょうがないんですが、変勃発から7日も経ってしまっています。一益も本拠(伊勢)への帰還を決めました。ただ、一益はよほど潔い人だったのか、(おい)の益重や重臣たちが「情報を隠し即刻帰還」するよう勧めたのに対し、「隠し通せるものではない。事を明らかにし、堂々と対処しよう」と言ったらしいです。
さらに、6月13日、真田昌幸に上野・沼田城を返してくれました。これは真田家にとって非常にありがたいことだったに違いありません。昌幸は義理を感じたらしく、やがて一益の帰還に助力し、家族から人質を出します。誰が人質になるかは、たぶんドラマでまもなく分かると思います!
昌幸はすぐさま信濃・真田から上野・沼田への経路を確保し、6月のうちに沼田城に真田一族の矢沢頼綱(頼幸の父)を、岩櫃(いわびつ)城に嫡男・信幸を置いて守りを堅めました。
 
その頃。滝川一益は秀吉のように幸運ではなく、信長の死を知った小田原北条が好機とばかりに上野国(群馬)に攻め込んできたため、合戦するハメに! 6月18日、武蔵国の金窪原(埼玉県金久保)で滝川一益軍と北条氏邦(うじくに 三代当主の氏康三男)軍が戦い、一益が勝利
しかし、それは前哨戦に過ぎませんでした。翌日、武蔵・上野の国境を流れる神流(かんな)川にて、北条五代当主の氏直(四代当主の氏政息子)本隊と激戦になります。滝川軍1万8000ほどに対し、北条は5万の大軍…! 勝敗はいかに!? たぶん次回のドラマでやります!
 
  ~主な参考文献~
小和田哲男『黒田如水』(ミネルヴァ書房)p.134
小和田哲男『戦国合戦事典』(PHP文庫)p.308
平山優『真田信繁 幸村と呼ばれた男の真実』(角川選書)p.32
祖田浩一『事典 信長をめぐる50人』(東京堂出版)p.173
編:阿部猛・西村圭子『戦国人名事典 コンパクト版』(新人物往来社)
編:小林計一郎『[決定版]真田幸村と真田一族のすべて』(KADOKAWA)p.252
 
 

   ブログ村に参加してます~

 https://tv.blogmura.com/tv_jidai/ranking.html←ブログ村「大河ドラマ」ランキング

 

   ブログラム ランキングはこちらです~(清水しゅーまいページ)

   ↓徳川家康、豊臣秀吉、裁判傍聴、猫など

http://blogram.jp/users/agent/vote/?uid=96541#ref=vote


スポンサーサイト



コメント

No title

今回もさすが三谷幸喜シナリオと言う感じでしたね。
特に徳川家康と真田昌幸の対比がすごく面白かったです、服部半蔵もおっしゃる通り愉快でした、こういうところが楽しめるとこかなと思ったりしましたまたまた次が楽しみですねナイス

No title

こんばんは。
安土からの脱出はちょっとドラマっぽ過ぎましたが、どりあえず抜け道を使って無事でよかったです。
だんだんと三谷さんらしい演出が増えてきて面白い大河になってますね。

No title

先週も途中で疲れれて寝てしまいました
良く分かりましたNICE

No title

滝川一益の話。大変勉強になりました。
偶然ともいえることが、続いたのですね。
上杉は あぶないところでしたんですね。

No title

こんな伊賀越え初めて見た^^

すっごい面白かったです。

面白すぎて感想が書ききれないので、一言だけ。

【来週もメッチャ楽しみ!!!( *´艸`)】

村クリ(*´∀`)ノ+゜*。゜ナイス+゜。*゜+

No title

☆みっちゃんさん
ナイスありがとうございます(^∀^)
三谷幸喜脚本のおもしろさ爆発でしたね♪
徳川家康、苦労を背負ってましたね(笑)
真田昌幸はいつもの知略に、怒りと動揺が加わって見応えありました。
服部半蔵はトボけた感じでしたね(=^▽^=)
これから真田家が大大名に付いたり離れたり
翻弄すると思いますのでわくわくします…!

No title

☆ハニー先輩さん
安土城の抜け道、
いかにも忍者ドラマとかまんがみたいでしたね(笑)
それにしても、あの出口はどこだったんでしょう…(^ ^ゞ
武将それぞれと俳優の個性を大切にしながら
三谷幸喜作品らしさが際立ってきましたね…!

No title

☆ぎいさん
NICEいつもありがとうございます(=^▽^=)
お仕事おつかれさまです
この大河ドラマは楽しみながら見れるので
気分転換にもなるかもしれませんよ(^ ^♪

No title

☆花やっこさん
ナイス!どうもありがとうございます(^-^)
記事読んで戴きまして大変感謝しております。
滝川一益、本能寺の変が無ければ
関東一帯の治世に当たることになったかと
思いますが、まさかの一気転落となってしまいました。。
上杉家はもう本当に滅亡秒読み段階に入っていたかと思います。
人の運命ってぎりぎりまで分からないものですよね!

No title

☆栞さん
村クリとナイスありがとうございます(=^▽^=)
伊賀越え大冒険の巻、
とてもおもしろかったですね♪
これから真田家が付いたり離れたり
綱渡りの虚々実々が始まりますね…!

No title

視聴率がどうのこうのっていわれてますが

私的には おもしろいです^^v


姉の松も 楽しいです

No title

今回の主役は、家康ですよね。

No title

☆サッチさん
視聴率もそれなり高いようだし
楽しく見れる内容なので
これからも期待できますね♪

No title

☆Sophiaさん
そうですね、
今回は家康の大冒険みたいな感じでしたね(=^▽^=)

No title

また入浴してしまい、チラッと見ただけです。

たまたま観た時に服部半蔵出てたんですが似てるなと思ったらやっぱ浜谷健司さんでしたか。凄いなあ原田泰造に続き?お笑い芸人の大河登場ですね。

いつも思うのですが、さすがライターさん本文もそうですが、主な参考文献を標記しての解説流石です。

滝川一益が陣取ったとされる小山(古墳?)が近くにあるのですが行ったことはありません。

No title

☆konkonさん
ポチありがとうございます(^-^)
そうなんですよ、
服部半蔵がハマカーンの浜谷健司さんでした…!
ちょっとまえには、真田の村人役で今野浩喜さんが出ていました。
キングオブコメディというお笑いコンビで、
つい最近相方が女子高生の制服泥棒をして
逮捕され解散になってしまったあの人…(゚∀゚;
NHKは今まで長年お笑いのネタ番組
『爆笑オンエアバトル』などに力を入れてきた経緯あるので、
お笑い芸人抜擢に思い入れあるのかも…(^ ^)

参考文献は
もっと詳しく知りたいかたのために…ということで書いてますが
実のところ
あとで自分が何を読んで記事書いたのかを忘れないよう記録しています(^ ^ゞ

滝川一益の陣取った小山が…、
それはちょっと気になります!

No title

実際のところ「伊賀越え」は、信楽の多羅尾氏の助力によるところが大きかったと思うのですが、ドラマでは完全に伊賀の服部半蔵の独壇場でしたね ^^;
ドラマで急斜面を駆け下りるシーンがありましたが、信楽から伊賀に下る御斎峠(おとぎとうげ)は本当にすごい急斜面でして、「実際あんな感じだったろうなぁ・・・」と思いました。ナイス

No title

☆越前屋平太さん
ナイスどうもありがとうございます(=^▽^=)
多羅尾一族、もっと知名度があってもおかしくないですよね~
服部君にぜんぶ持ってかれてしまい残念です(笑)
御斎峠という難所があるのですか
そこですべって落ちていたら
歴史が変わっていたかもしれませんねww

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム

プロフィール

清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
 ご訪問のみなさまに幸あれ!
  私にそのおすそ分けあれ…!!

このブログの更新通知ボタン

更新通知で新しい記事をいち早くお届けします

最新記事

カレンダー

09 | 2020/10 | 11
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

最新コメント

月別アーカイブ