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「花燃ゆ」鹿鳴館スタイル夜会巻き流行/伊藤伯爵!

仕事などでドタバタしていて更新遅れました(^ ^
 
大河ドラマ『花燃ゆ』
 第50(最終)回「いざ、鹿鳴館へ」作:小松江里子
【鹿鳴館でも大活躍】
 1883(明治16)年、楫取美和(井上真央)は数え年41歳、夫・素彦(大沢たかお)55歳。
いよいよ鹿鳴館にやって来た楫取夫婦。ところが、素彦が招待状を忘れてきました!
慌てているとこに、伊藤博文(劇団ひとり)が駆けつけ、「やっぱり楫取さんじゃ…!」
  素彦「伊藤! …今は伊藤伯爵と呼んだほうがえぇかな」
  伊藤「いや、めっそうもないです、あの、伊藤で、ただの伊藤で…」
 なんとか入館できました。

館内では上流階級の教育について話す貴婦人達に対し、美和は「学ぶに身分は関係あるんでしょうか…?皆様方と群馬の女達は、思わぬところでつながっとるんです。今、皆様がお召しのドレスは、群馬の女達がつむいだ生糸でできとるかもしれません」

 通りがかりの外国人と津田梅子(知花くらら)が群馬の生糸の高い評価を教えてくれました。ここぞとばかりに、前橋(群馬)までの鉄道建設の資金援助を頼むと、コロッとうまくいってしまいました。
 
晴れの社交ダンスデビューも果たし、前橋に戻ると、群馬県が就学率全国1位になったという嬉しい知らせが! 鉄道敷設も決定! 次の課題は何かと思いきや、素彦は自分の役割は終わったと感じ、群馬県令を辞職してしまいます【1884(明治17)年3月?】。惜しまれつつ、楫取夫婦は真新しい汽車に乗って群馬をあとにしたのでした。実家の山口県萩では美和の母・滝(檀ふみ)が風呂を沸かして待っているのでした。
 
 
素彦は1912(大正元)年、数え84歳で死去。
美和は1921(大正10)年、数え79歳で死去しました。
 
 
★今年の大河ドラマは大河史上に残る()迷走振りでした★
新しい脚本家が途中参加したりついにはまったく別の脚本家と交代してしまったり
ちょっと記憶にないぐらいの混迷模様。
特に序盤、吉田松陰がいきなり『孟子』の一節を暗唱したりして、難しく感じられたのが一因かと思います。ただでさえ盛りだくさんで複雑な幕末がさらに難解になってしまいました。
 
それにもかかわらず
当しゅーまいブログの記事を読んでくださったみなさん、
コメントくださったみなさん
この1年間本当にどうもありがとうございました(=^^=)…♪
 
 



 ドラマがもっと楽しくなる!
大河ファンのために(=^^=)
【鹿鳴館ブームで女性ファッション革命】
 鹿鳴館が東京の麹町区に開館したのは1883(明治16)1128日。現在の千代田区、日比谷公園の近くで、今はオフィス ビルの一角に小さな記念碑が残るのみです。
開館初日の式典は外務卿・井上馨(かおる)夫婦の主催(1128日は井上馨の誕生日)、政府各省の長官()や皇族・華族、外国公使、在野の各界要人も夫婦で集まり、参会者は1300名ほどにもなりました。
 
鹿鳴館建設の提唱者も井上馨で、その狙いは、欧米化を進めて国内外に国力を誇示し、かつて欧米諸国と結ばされた不平等条約の改正を果たすことにありました。「不平等条約」とは、井伊直弼らが結んだ日米修好通商条約(1858)などのことで、その改正とは具体的には「領事裁判権の撤廃」と「関税自主権の獲得」をさします。
 
鹿鳴館ではひんぱんに宴会や舞踏会、音楽会や園遊会やバザーなどが開かれました。
日本人女性は当初は、和装の礼服である「袿袴(うちき・はかま)」や「ちりめん白襟紋付(しろえり・もんつき)の姿が主流でした。
やがて洋装の女性も現れました。それは腰当てを使ってヒップをふくらませたバッスル・スタイルで、日本の上流階級の女性の社交着として流行し、「鹿鳴館スタイル」と呼ばれました。日本女性の洋装の先駆けとも言われています。髪形では「夜会巻き(夜会結び)が流行りました。髪を後部で束ねたところからねじり上げて輪を作るようにしたヘアースタイルで、言葉で説明すると分かりにくいと思いますが、これは現在の一般女性も結婚式やパーティーなどでする髪形で、特にキャビン・アテンダント(客室乗務員)のみなさんが愛用するスタイルだそうです。さらに、1887(明治20)年頃のことになりますが、鹿鳴館に白熱電灯が導入され、これによって女性の化粧や服装の欠点が目立つこととなり、ファッションの改善が行なわれたのでした。
 
このように、鹿鳴館は欧米文化の流入に大きな役割を果たして「鹿鳴館時代」とも呼ばれる一大ブームを巻き起こしました。しかし、このブームを、行き過ぎだと非難する者も多く、1887(明治20)年9月に井上馨が不平等条約の改正交渉に行き詰まって外務大臣を辞任すると、とうとうブームが下火になります。
1889(明治22)年頃に鹿鳴館は払い下げられ、以降、華族会館として使用されました。その後も、旧鹿鳴館は天長節(天皇誕生日)の夜会で活用されたり、日露戦争の時に陸軍大将で参謀本部次長だった児玉源太郎が内外の従軍記者を集めて歓迎パーティーを開いたりと、それなりに大きな役割を果たしましたが、太平洋戦争開戦の前年である1940(昭和15)年に解体されてしまったのでした。
 
【自ら華族になった伊藤博文】
 公・侯・伯・子・男。
1884(明治17)年7月7日に公布された華族令による5段階の爵位(しゃくい)です。それ以前の華族という言葉は、かつての公卿・大名を示しました(旧華族)が、華族令によって明治維新やその後の国家に貢献した政治家・軍人・実業家にも適用される特権身分となりました。華族は皇族に次ぐ階層として扱われました。
 
この翌年に初代内閣総理大臣となる伊藤博文の狙いは、数年後に迫った国会開設で新勢力になるはずの民選の衆議院を牽制することにありました。具体的には、華族を世襲の貴族院議員とし、急激な社会変動を起こしかねない衆議院のブレーキとしたのです。
薩長藩閥を守るという意味もありましたが、伊藤博文は欧州視察の際、貴族階級によって守られている王室の実態を学んでおり、華族制度に活かしたのでした。
 
お調子者の伊藤は自分もまず伯爵になり、最終的には一番上の公爵にまで昇り詰めています。品が無いというか大変図々しいですが、当時「今太閤」とまで呼ばれた伊藤博文クラスになると、ある種の天才というか愛敬を感じさせるのがすごいと思います。
なお、楫取素彦は男爵として貴族院議員に就任しています。
 
  ~主な参考文献~
『日本全史(ジャパン・クロニック)(講談社)
『読める年表 幕末維新明治』(自由国民社)
福田和也『人間の器量』新潮新書p.99
福田和也『教養としての歴史 日本の近代()』新潮新書p.95

『ブリタニカ国際大百科事典(小項目電子辞書版)(Britannica)華族の項

 
 

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コメント

No title

へぇ~そんなことがあったんですね

終わりよければすべてよしでしょうか

いつも思うけど終盤ってなんだか急ぎ足でばたばたと終わっちゃいますね(笑)

No title

記事お待ちしておりました(^_^)。最終回は夫婦でもフィギュアのGPファイナルを視聴。-この大河運もないですね(今日の再放送を妻は観たようですが)。そちらのブログをお借りして群馬の宣伝?も終わりです。
「ぐんまちゃん」はゆるキャラ1位になりましたが、知名度は北関東三県で最下位争い。東京に近すぎる?(新幹線50分、高速も練馬から1時間)故かもしれません。逆手にとって空港がない県で売り出しても(あとは栃木、埼玉、奈良、滋賀位?)と思ってます。-直行便がないので外国人観光客誘致には不利なんですが。
我が母校もラグビー部(国体2度優勝、花園3位)は明治大学と全く同じジャージ、野球部(選抜2度出場)は早稲田大学や早稲田実業と同じデザインのユニホームなのは東京からの近いのでれぞれの大学のOBが日常的に指導に来られたからと思われます。
なお、関西の方は東北と思っている方が多いのですが、群馬県には東北訛りはありません。-茨城は北部顕著?栃木もなまります(あくまで僕が会った県庁職員さんですが)。
今年もいろいろと解説参考になりました。ポチ。 来年の「真田丸」もしゅーまいさんの記事楽しみにして

No title

↑確かに、関西人にとって群馬ってちょっと遠いんですよ…(+_+)

迷走大河、終わっちゃいましたね。
来年度の記事も期待してます

No title

なんかとっても物語的にわかりにくいおはなしでっした。それをよいといてくださりああそうかと思う今年きりでした。長い間ありがとうございます。ある意味おかげさまで楽しかったです。

ないす

No title

幕末 明治政府を ドラマにするのは 大変な作業ですね
とにかく 関わった人物が多いですから しかし 日本人としては
常に学習しなければいけない時代ですね 多くのその後の歴史が ここに端を発していますね。
いつも 詳しい話を ありがとうございました。
来年は 真田家を解説していただけるんでしょうか。

No title

☆サッチさん
ポチありがとうございます(^-^)
今年の大河は大変でした(^ ^)
終盤、たしかにドタバタしていましたが
美和の実績はそんなにたいしたことないので
例年よりはヒマそうでした(笑)

No title

☆konkonさん
ポチありがとうございます(^-^)
奥さまは再放送をご覧になりましたか(^ ^)
群馬、真田家が獲ったり獲られたりした沼田城が群馬なので
もしかすると来年も群馬の広報活動できるかもしれませんよ(=^▽^=)

ゆるキャラのブームも一段落したんでしょうかね
ぐんまちゃん、あまり活躍の様子が伝わってこないです。
群馬そのものの知名度が低いのですか~
ラグビーや野球で強いとは、
誰か人気選手が出れば一気に群馬の人気度も上がるかも…?

なるほど、栃木・茨城には東北なまりあるのに、
群馬はなまりませんか…!
真田家の沼田城がそうみたいなんですけど、
東北よりも信濃・越後の影響が強いのでしょうかね…?

たくさん読んで戴きまして
どうもありがとうございました(^∀^)!

No title

☆Sophiaさん
群馬は東京からも微妙に遠いので
関西のかたからすればだいぶ遠いんでしょうね~。

迷走大河、終わっちゃいましたよ。
来年は真田幸村(信繁)に暴れ回って欲しいです…!
よろしくお願いします(=^▽^=)

No title

☆みっちゃんさん
そうですねぇ
やっぱり主人公が
実際の業績がいま一つよく分からない女性だった
というのが、想定以上に響いたんでしょう。

これで底を突いて、
これから昇り調子になるかも(=^▽^=)

No title

☆花やっこさん
ナイス!ありがとうございます(^-^)
そうですね
幕末維新のあたりは
目まぐるしく政策が変わったりぶつかったりしましたから
一つのドラマとしてまとめるのは大変なことだと思います。
日本人のいい面も悪い面も見られる
非常に興味深い一時代ですよね。
読んで戴き大変感謝しています(=^▽^=)
真田家にもチャレンジしますよ~♪

No title

なんとか見てました 途中見れない時もありましたが

詳しい解説ありがとうございましたN

No title

☆ぎいさん
こちらこそ
ご訪問とコメントいつも感謝しております(=^▽^=)

No title

先週旅行だったので、すっかり忘れて(笑)
今週が最終回だろうと6時にBSをつけたらやってないので、あちゃー先週終わっちゃったんだ!!
って録画見ました。

1年間終わったなあっていう真央ちゃんの表情に何かジーンときちゃいました。
真央ちゃんのせいじゃないのに随分叩かれてしんどかったでしょうに。

これと言った盛り上がりもなく、最後まで何のドラマだったんだろうという感想ですが(笑)
今年もしゅーまいさんと大河についてお話出来て楽しかったです。
いつも楽しい解説ありがたかったです!

真田丸に期待しましょう~(^^)

暮れは何かと忙しいですね!
身体に気をつけて~!

No title

>>★今年の大河ドラマは大河史上に残る(?)迷走振りでした★

女性様だから何でも主役にすればよいというものでないですよ。

一話たりとも見たくなかったです。

八重の桜よりか視聴率が低かったのが唯一の救いです。

No title

☆Parlさん
ポチいつもありがとうございます(=^▽^=)
井上真央ちゃんの美和と
松山ケンイチの平清盛、
年間平均視聴率で並びました…!
松ケンと真央ちゃんの間に絆が生まれたかも…(笑)

Parlさんも一緒に鑑賞してくださって
大変嬉しかったです
どうもありがとうございます♪
『真田丸』はヒットすると思うのですが~(^ ^)
Parlさんもカゼなど召さぬように
楽しい年末年始になるといいですね(^∀^)!

No title

☆パトリオットさん
べつだん1話も見なくていいんじゃないでしょうか。
大河ドラマ自体への苦情はNHKへどうぞ(笑)!

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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