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「花燃ゆ」美和になる/下関開戦。焦土と化しても…

大河ドラマ『花燃ゆ』
 第28回「泣かない女」作:宮村優子
【改名】
 本番数分前の番組宣伝では『新・花燃ゆ』と銘打っていました。「大奥編」だそうです。徳川家だけに大奥があるのかと思ってましたが…まぁ細かいことは言いっこなしで…()
 
 1864(元治元)年、久坂文・美和(ふみ みわ 井上真央)は数え年22歳、小田村伊之助(大沢たかお)36歳。
 
夫・久坂玄瑞を亡くした文(まもなく改名し美和)は、毛利家の奥御殿にて勤め始めました。200人以上の女性がいるとのことです。藩主敬親の正室は都美姫(とみひめ 松坂慶子)世継ぎ元徳の正室は銀姫(田中麗奈)です。都美姫の口から、異国連合軍と戦った下関戦争の敗戦が告げられました。動揺する女子達を、激励する都美姫。それから文は水汲みをしていましたが、なぜか話しかけてくる銀姫。「お前がこの屋の主なら、奥の守りを何とする」「…鉄砲でございましょうか?」意外と気が合いそう?
 
その後、文は下関戦争の講和交渉に立つ高杉晋作(高良健吾)の衣装を届ける役目を引き受けました。
講和に反対する攘夷派、奇兵隊の連中が見張るなか、堂々と仕事を果たしました。
  晋作「お前も奥で何ぞやらかしてやれ、…思う存分、狂うてやれ。それも供養じゃ」
 
 



 ドラマがもっと楽しくなる!
大河ファンのために(=^^=)
【下関開戦。長州、焦土と化しても…】
 長州藩の怒濤の日々が始まっていました。1864(元治元)年、長州藩は7月19日に蛤御門の変(禁門の変)で敗走。同月23日、朝廷から徳川幕府の一橋慶喜(よしのぶ)長州藩追討令が出され、翌日、幕府は長州征伐(第1次)を発令しました。
 
8月1日には、これまた長州藩を攻撃しようと、英米仏蘭の4カ国連合艦隊が国東(くにさき)半島の北に浮かぶ姫島に大集結。軍艦17(英9・蘭4・仏3・米1)大砲総計約300門、兵数5000以上という大兵力。英国公使オールコックが音頭をとり、総司令官は英国海軍中将キューパーでした。長州藩士の井上聞多らが講和交渉に向かおうとしていましたが、8月5日、馬関(下関)戦争は開戦してしまいます。
 

戦闘は4日間に及びました。外国連合軍は2000人ほどが上陸それに対し、長州藩軍は440人余りが参戦したものの、本家の総監・内藤佐渡、益田豊前などがただちに逃走。一方、支藩長府藩(約8万石)の世継ぎ・毛利元敏(もととし)や、奇兵隊が奮戦を見せました。火力・兵力ともに外国連合軍が圧倒的でしたが、死傷者数は意外と僅差。外国連合が死者12(英8・仏4)人・重軽傷者約60(その他に捕虜になったオランダ兵あり)で、長州藩軍は死者21人・重軽傷者4060人でした。負傷者の中に、奇兵隊軍監の山県狂介(有朋)含まれています。英国外務省通訳生のアーネスト・サトーは、「日本人が巧妙に、辛抱強く戦ったことは認めざるをえない」と記しており、奇兵隊など戦意の高い人々は奮戦したことがはっきりしています。

 
8月8日、早くも第1回の和平交渉が始まり、通訳の伊藤俊輔(博文)らを従えた高杉晋作が正使を務めています。同月14日に第3回和平交渉が行なわれ、この時、晋作がはっきり主張を通したお蔭で、下関にある彦島の租借を避けることができました。
アーネスト・サトーは、「驚いたことには、彼らの唯一の目的は長州人の士気が未だ沮喪(そそう)し切っていないことを私たちに知らせるにあったのだ。そして、わが方の要求があまり過大である場合には、屈服よりも、むしろ戦うことを望んでいたのである」と書いています。長州を焦土と化しても戦う…という晋作の気概が、相手にも伝わったのです。また、主張を押し通した時、日本古来の神々の由来を延々と演説し、いかに日本固有の領土を割譲できないかを述べて相手を煙に巻き、疲れさせ、ついにあきらめさせたとも言われています。
 
  ~主な参考文献~
海原徹『高杉晋作』(ミネルヴァ書房)p.178
関厚夫『紅と白 高杉晋作 伝』(産経新聞連載)170176
半藤一利『幕末史』(新潮文庫)p.194
 
 

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コメント

No title

わたしもええおおおく??とびっくり!
似たようなものはあったのでしょうけれど。
こういうきんぴかのは受けると、狙ってるような気がして・・素直に見られませんが・・
まあいいでしょう。香港の二の舞にならなくてよかったですよねいまさらながら長州の意気込みに感心しました・
ないす

No title

☆みっちゃんさん
ないすありがとうございます(^-^)
大奥は徳川将軍家だろうって感じがしますね(笑)
まぁ、大奥効果がどう出るか、注目です!
高杉晋作の意気込み、立派でした。
やはり譲れない一線というものを持ち
それを表明する勇気というのは大切だなぁと思いました。

No title

こんばんは。
解説を読ませていただくと、やっぱり高杉さんの活躍はもっとピックアップしてもいいですよね~。
せっかく文さんが行ったのに、ぜんぜん描かれないのは違和感あります。

No title

☆ハニー先輩さん
記事を読んでくださってありがとうございます(^-^)
この時の高杉晋作の活躍は、敗戦交渉でありながら
「日本人は威勢のいい知的民族である」ことを認めさせたという、
学ぶべきところが多い大交渉でした。
それが ほとんどナレーションだけで軽く流されてしまい、残念でしたね。

No title

見てました 大奥編ですね。NそのあとBSに変えて
奇皇后見てます・

No title

こんばんは~~~
大奥はもちろん江戸城にありますけど、藩の奥は奥御殿と呼ばれてたらしいです。「大奥」のほうがなじみがあるということでそうしたんじゃないでしょうか
それにしても高杉の交渉はナレですませてもらっちゃあ困りますねALLポチ

No title

☝高杉の交渉へのご意見、同感です。
イギリス大使館の焼き討ちも、テケトーだったしなぁ。


「長州VS日本全国・英米仏蘭」というとんでもないドラマチックな状況なのに、
肝心の大河ドラマのストーリーが淀んでいるように感じます。。。

No title

☆ぎいさん
Nありがとうございます(^-^)
大奥編、
趣向が少し変わっておもしろくなりそうですね。

No title

☆とん子さん
ALLポチどうもありがとうございます(=^▽^=)
そのようですね
本編内ではちゃんと「毛利家の奥御殿」と言っていましたね。
高杉晋作の見どころがカットされてしまい
残念この上無いですね!

No title

☆Sophiaさん
せっかく高杉晋作、ハマリ役なのに
なぜか見所をいくつもバッサリ斬ってゆくのは
謎ですね(笑)
どうしても女優中心に進行しないといけないというワクをはめてしまって
男優の見所をつくり逃すという…
自縄自縛に陥っているのでしょうね。

No title

大奥編と聞いて久坂文って人ははとうとう徳川家で勤めるのか!と思わずググってしまいました。

本当の事がわかって何だか安心しました(笑)

時代が時代なので男子が集まって「えいえいオー!」となるのは欠かせないと思うのですが…。

女性はこういう奥座敷のドロドロしたのがあった方が楽しみなのです(^^)

オールポチです☆彡

No title

☆Parlさん
オールポチいつも大感謝です(=^▽^=)
「大奥編」と言われたら徳川家勤務を想像しますよね(笑)
奥座敷のドロドロ…、
やっぱり世の女性達は興味津々なのですね!
嫁・姑とか職場の上下・横関係とか、共感するのかなぁ(^ ^)
そういうの今まであまり見たことなかったので
これから期待します…!

No title

200人も( ゚д゚)ンマッ!!
田中麗奈さんが好きなので銀姫が楽しみ(*´pq`)クスッ

>国東(くにさき)半島

横浜から国東半島側に入ったんだ( ゚д゚)ンマッ!!
壇ノ浦とか源氏みたい^^

こういうのって潮流とかあるから、意外と今も昔もコースとか重要拠点は変わらなかったりしますよね^^

愉しみなような、予想する幕末見せ場がガンガン削られてガッカリするか、ちょっと違うドキドキがあります^^;

ALL(*´∀`)ノ★ぽち

No title

☆栞さん
ALLぽちどうもありがとうございます(=^▽^=)
200人以上の女性達、華々しいですね(^ ^)
銀姫、意地悪設定になっているようでしたが
どんな言動を見せてくれるか楽しみですね!

たしかに海戦となると
古今であんまりポイントが変わらないのかも^ ^
外国連合軍との戦闘、もっと見たかったです。
これからも男の見せ場はガンガンカットなんでしょうかね~(゚∀゚;

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清水しゅーまい

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ご訪問ありがとうございます(^-^)
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①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
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