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「花燃ゆ」蛤御門変 玄瑞の限界と目立ち過ぎた来島

大河ドラマ『花燃ゆ』
 第26回「夫の約束」作:大島里美
【玄瑞の限界】
 1864(元治元)年、久坂文(ふみ 井上真央)は数え年22歳、小田村伊之助(大沢たかお)36歳、久坂玄瑞(東出昌大)25歳。
 
6月、玄瑞たちは長州藩復権をかけて兵を率い、京へと向かいました。
京に着いた玄瑞でしたが、すぐには攻撃を始めませんでした。長州藩主嫡男の入京を認めてもらうための、天子様への嘆願を取り次いでもらおうと駆けずり回ります。しかし、やがて異国連合艦隊20隻が長州に向かっているという一報が…! さらに、島津や一橋が動き出し、長州に圧力をかけてきました。7月17日、石清水八幡宮の軍議で、来島又兵衛(山下真司)は進撃を主張。慎重派の玄瑞には猛り狂う兵卒をもはや抑えることができなくなりました。
 
ところで、玄瑞が懇意にしていた芸子の辰路(たつじ 鈴木杏)が身籠りました!
久坂夫婦は小田村の次男・久米次郎(大西統眞)を養子にもらい受けたばかりですが。。。
 
 



 ドラマがもっと楽しくなる!
大河ファンのために(=^^=)
【蛤御門の変 玄瑞の限界と目立ち過ぎた来島】
 長州兵が京都郊外の各地に集まり始めたのは、1864(元治元)年6月24日頃からでした。
すぐに戦闘開始すればよかったのに、長州側は20日以上もの時間を割き、上洛の理由説明や政治宣伝・陳情活動を行ないました。朝敵になることを久坂玄瑞たちが異常に恐れたのとともに、長州人が理屈好きな傾向にあったことがその背景にあるようです。(はまぐり)御門の変(禁門の変)は、日本の合戦としてはイデオロギー性(思想性)の高い内容で、「尊王攘夷」や「薩賊会奸」といった言葉が乱れ飛びました。本来は戦略や戦機がもっと重要でした。そのため、現実の政治や戦機を重視した薩摩に、結局は敗れてしまいます。
 
さて、7月18日になると、とうとう長州軍は京内に乱入してきました。同時に、幕府に「長州軍討伐」の勅命がくだっています。
蛤御門の変(禁門の変)は、翌19日午前6時に開戦。長州軍のうち、家老格の国司(くにし)信濃23歳が率い来島(きじま)又兵衛48歳が総督を務める遊撃隊ら800名は、軍勢を2手に分けて中立売(なかだちうり)御門と蛤御門から攻め込みました。筑前藩兵を一蹴し、続いて会津藩兵・桑名藩兵と激戦になりました。

ここに、乾(いぬい)御門から薩摩藩兵が到着。それでもしばらく長州勢は持ちこたえましたが、来島又兵衛があまりに奮戦著しく、しかも名乗りを上げたりしたため、目立ち過ぎて狙い撃ちにされあえなく討ち死にしてしまいました。来島はさっそうと馬を操り見事な指揮振りでしたが、のちに警視庁大警視(警視総監)になる薩摩の川路利良(かわじとしよし)に狙撃されてしまったのです。これにより、長州は劣勢へ。午前11時頃に終戦を迎えます。しかし、京都は2万8000戸が焼失、250以上の寺社、50以上の武家屋敷が焼け、21日となってようやく下火となりました。

 
蛤御門の変の戦死者数は、長州側265名、対する会津60名・薩摩8名・越前15名・彦根9名・桑名3名・淀2名となっています。長州の惨敗。会津の奮闘が目立ちます。
 
  ~主な参考文献~
関厚夫『紅と白 高杉晋作 伝』(産経新聞連載)167
山内昌之『幕末維新に学ぶ現在2~3』(中央公論新社)
半藤一利『幕末史』(新潮文庫)p.188
司馬遼太郎『世に棲む日日()(文春文庫)p.135
 
 

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コメント

No title

相変わらず、大河は見てないんです^^;

いつも仕事先でお話をしてくださる娘さんが
井上真央によく似ていることに気付きました^^
とても可愛いと思うんですが、本人は嫌がっています・・・。
不思議だなぁ(?_?)

ぜんぶぽち☆

No title

☆つばきさん
ぜんぶぽちどうもありがとうございます(=^▽^=)
今年の大河は世間的にはもう終わりました…(笑)
井上真央に似ている娘さんが…!
そうですね、たしかに井上真央、似てると言われて
嬉しいようなそうでもないような…微妙かもしれませんよww

No title

こんばんは。
戦らしいシーンはあまりなかったですね、残念(><;
時局をとらえられず、勇ましい事を言う人に、大勢はつられてしまうのが辛いですね。

No title

見てましたよーナイス

No title

☆ハニー先輩さん
何やら狭い場所で大勢集まって
ガヤガヤとそれらしい雰囲気だけは出してましたね(笑)
当時の時勢は今考えてみても複雑なので、
まぁ威勢のいいほうに流れてしまうのも
無理無かったかもしれません(^ ^)

No title

☆ぎいさん
ナイスありがとうございます(^-^)
見てましたかー
ついに折り返し地点まで来ました…!

No title

西洋式の近代戦で、古来通りに名乗りをあげてたら的になりますよね^^;

後で気付いたんですが、小田村って英語を話せたんでしょうか?
通訳っぽい雑兵・・・じゃなくて端役がいなかった^^;
外国人のほうが日本語話せる設定かしらん^^;

ALL(*´∀`)ノ★ぽち

No title

来島又兵衛とは、どういう男だったのでしょうか。 いつの世でも、声がでかくて、おっかない人が歴史を決めていきます。

No title

☆栞さん
ALLぽちどうもありがとうございます(=^▽^=)
来島又兵衛、気合いが入り過ぎて
つい名乗ってしまったのでしょうね(笑)

小田村伊之助は謎が多過ぎますね。
兄の松島剛蔵がオランダ人から海軍技術を学んだりしていたので、
その影響で少しは語学できたかも…?
でもふつう通詞役の人が付きますよね。
そこらへん、フレキシブルなドラマですので(笑)

No title

☆ざしきわっぱさん
来島又兵衛は知勇兼備の猛将でした。
算術・財政を得意とし
鎖国・攘夷には反対の、開明派でもあり、
ただ威勢いいだけの武闘派ではありません。
何だかんだで当時の長州としては、
必要な人材だったのかなぁ…と思います。

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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