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「花燃ゆ」晋作・玄瑞を怒鳴りつけ御所を攻めた来島

大河ドラマ『花燃ゆ』
 第24回「母になるために」作:大島里美
【長州の危機、意見真っ二つ】
 1863(文久3)年、久坂文(ふみ 井上真央)は数え年21歳、小田村伊之助(大沢たかお)35歳、久坂玄瑞(東出昌大)24歳。
 
8月18日の政変で長州に落ち延びてきた三条実美(さねとみ 上杉祥三)ら七卿(しちきょう)
  三条「あかん、あかん。みそは白みそ、漬け物は辛過ぎたらいかん。
     お口に合うもんこさえてくれんと困る~!」
 落ちてきたくせに、わがまま放題です。文も料理人として動員されました。見たこともない「八橋(やつはし)」を作るなど、大わらわ。
 
その頃、長州藩は意見が真っ二つに…!
処分撤回を求め上京しようとする「進発派」長州で実力を蓄え時を待つ「割拠派」
進発派の来島又兵衛(山下真司)がものすごい勢いで、注目の的に…!
玄瑞は再び京へ向かいました。新選組隊士・沖田総司(賀来賢人)の手からかろうじて逃れつつ、情勢を探ります。さて、久坂夫婦は、小田村の次男・久米次郎(大西統眞)を養子としてもらい受ける決断をしました。
 
 



 ドラマがもっと楽しくなる!
大河ファンのために(=^^=)
【晋作・玄瑞を怒鳴りつけ御所に攻め込んだ来島又兵衛】
 来島(きじま)又兵衛ほど、人の一生が一直線ではない、エリートも時には荒事に身を投じるものだということを思わせる人物は数少ないです。
又兵衛は、もともと算術が得意で藩の金銭出納・財政を仕事としており、萩・京都・江戸で忠実に職務に遂行し、順調に昇進を重ねていました。その一方で、新陰流剣術の免許皆伝者で、馬術にも優れているという、戦国武将のような一面もありました。
 
又兵衛が熱いところをかいま見せたのは、ペリー来航の折りです。こんな和歌を詠みました。
  「議論より 実を行へ なまけ武士 国の大事を 余所(よそ)に見る馬鹿」
 この歌は志士の心に染み入り、全国で愛唱されたそうです。
ただし、又兵衛は鎖国・攘夷には反対でした。万国と広く交わり、富国強兵することを良しと考えていたのです。
 
そんな又兵衛の運命を変えたのは、1863(文久3)年5月の馬関攘夷戦で総督・国司(くにし)信濃の参謀として参戦したこと、そして同年8月18日の政変、翌年6月の池田屋事件で長州藩が汚名を着せられたことです。又兵衛は京への進発論を唱え、反対した高杉晋作と大論争になりました。又兵衛は「高杉、お前の足の裏には百五十石の米粒がくっ付いている。だから地面から足が上がらないんじゃないか」と罵倒したそうです。又兵衛が言う通り、晋作は比較的上級の侍でした。そんな奴には下々の志士の燃え盛る気持ちが分からないのだ、と又兵衛は言い放ったのです。晋作はとうとう又兵衛を説得できずに、勝手に京都に行って(脱藩して)酒を飲み始めてしまいました。ちなみに、この頃、晋作は土佐脱藩の中岡慎太郎とともに島津久光暗殺計画に参加したりもしていますが、未遂に終わっています。
 
1864(元治元)年7月、48歳の又兵衛は、奇兵隊をしのぐ500名もの非正規軍・遊撃隊の総督として出陣。慎重派の久坂玄瑞を引っ張り出して武装上洛玄瑞は御所に向かって攻撃することは不敬だとして恐れをなしましたが、又兵衛は「臆病者は東寺の塔か天王山で見物しておれ!」と怒鳴りつけました。ものすごい迫力です。
さて、この蛤御門の変(禁門の変)がどう描かれるのか、ドラマに期待です…!
 
  ~主な参考文献~
山内昌之『幕末維新に学ぶ現在2』(中央公論新社)
関厚夫『紅と白 高杉晋作 伝』(産経新聞連載)146
半藤一利『幕末史』(新潮文庫)p.187
海原徹『高杉晋作』(ミネルヴァ書房)p.171
 
 

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コメント

No title

何がどうなったか、
「お口にあう うんこさえくれんと困るぅ~」
と読んでしまい、大いにたじろいでしまいました。

No title

☆Sophiaさん
当ブログは真摯でお上品な内容なので
お口に合ううんこはございませんよ!

No title

こんばんは。
戦らしいシーンが少ない大河なので、視聴率を獲る為にも派手にやってもらいたいですね!
来週は新撰組の大活躍・・・いよいよ仲間がなくなりだします(><;

No title

☆ハニー先輩さん
これから池田屋事件、蛤御門の変、下関戦争、
いわゆる長州征伐などなど
戦闘シーンにはこと欠かないはず(?)なので
期待しましょう…!
まずは新選組との立ち回りに注目ですね…!

No title

幕末なら八ツ橋はあったのか(苦手で食べられない)

沖田役の賀来さんって、賀来千賀子さんの甥っこさんだったですね^^
花子とアンの時に観てなかったので、今頃知りました^^;

来島さんって、時代錯誤なオッサンイメージだったんですが、そんなわけじゃなかったのね^^;
来週の個人的注目シーンは、池田屋で沖田は喀血するか?です(笑

ALL(*´∀`)ノ★ぽち

No title

八ツ橋、うちの辞書を見たら、
元禄年間(1688~1704)に大流行したらしいです。
沖田総司の役者さん、血筋のいい人でしたか~
ぼくも知りませんでした(^ ^)
来島又兵衛は知勇兼備の立派な武将です(^-^)
池田屋事件、どの程度の規模で描かれるのか注目ですね…! 喀血は新選組をよく知らない人が見ていると“どうして突然血を…!?”と不思議に思うのでカットかも…(笑)?

No title

なるほど~養子をとるってことだったのですね。

たこ焼きパーティしながら見ていたのでちゃんと見れてなくて、

夫はずっと京都だし、先週浮気もしちゃったし(根に持つw)
なんで急に母親に?とびっくりしていたのです(笑)

ちゃんと見てないくせになんですが、
もうちょっと話が面白いと次が楽しみになるのですが…。

なんだかんだ「お江」は面白かったなあなんて思ってしまいます。

オールポチ☆彡でーす(^^)

No title

☆Parlさん
オールポチいつもありがとうございまーす(=^▽^=)
昔は養子のやりとりが多かったので
いきなり親子になってしまいますね。
『お江』おもしろかったですかぁ
軽妙なタッチがお好みなんですね(笑)

次回は池田屋事件で激しい立ち回りがあるはずなので
盛り返してゆきそうです…!

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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