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「花燃ゆ」松陰対直弼/松陰の借金人生/留魂録届く

大河ドラマ『花燃ゆ』
 第17回「松陰、最期の言葉」作:宮村優子
【松陰 対 直弼の対決が実現…!】
 1859(安政6)年、久坂文(ふみ 井上真央)は数え年17歳、兄・吉田松陰(寅次郎 伊勢谷友介)30歳、小田村伊之助(大沢たかお)31歳、久坂玄瑞(東出昌大)20歳。
 
長州藩の岩倉獄では、「伏見要駕(ようが)策」が露見してぶち込まれた入江九一(要潤)・野村靖(大野拓朗)兄弟が、松陰の身を案じていました。文たちが獄の内部にまで面会に来てたことに驚き! 以前松陰がいた野山獄はユルい所だという認識があったけども、岩倉獄も本当にそうだったのかなぁ?
 
さて、お白洲に出た松陰。このドラマでの松陰は、ワナと分かっていながら、「ご老中・間部様を京にて待ち伏せ、死を覚悟してお諫(いさ)めしようとした」と証言。これが功を奏したと言うべきか、後日の吟味に大老・井伊直弼(高橋英樹)が登場…! 二人の対面が実現しました(10月5日の設定)
  松陰「今、幕府は、この国の未来を憂えて立ち上がった者達を次々に捕らえ、拷問し処刑している。
     徳ではなく、力で政を押し付けんとする井伊大老に、この国の未来を託すことができましょうや!」
  直弼「吉田寅次郎。ならば言おう、国を混乱に陥れているのはお前達のほうではないか」
……
  松陰「草莽(民衆)の声に耳をお傾けくだされ!」
  直弼「秩序を欠いては、国は国でなくなる」
  松陰「もはやこの国は、ただ一握りの者達ではもちこたえられませぬ。
     万人が力を尽くし、守らねば! 徳を失くした政の果ては、亡国にございます」
 見応えのある直接対決でした…!
 
 



 ドラマがもっと楽しくなる!
大河ファンのために(=^^=)
【松陰の借金人生】
 松陰という人のおもしろさ(哀しさ)は、国事に関しては壮大な尊王攘夷・草莽崛起(そうもう くっき)を唱えていたのに、再び江戸で入獄するや、獄役人へのワイロを含む差し入れを、晋作たちにひんぱんに頼んだことです。金の工面をたびたび頼んだほか、筆や半紙、手拭い、布団、お白洲に出る時の衣服などなど。催促・哀願の手紙の文面が、山口県教育会の編纂した『吉田松陰全集』という本に遺されています。ドラマでは国事奔走で塾生達を危険にさらした点が強調されていましたが、金銭的にもえらい迷惑をかけていたのでした。この頃の松陰について、司馬遼太郎は小説『世に棲む日日』の中で、
「松陰は甘えっぱなしではなく、それ(差し入れや獄役人への賄賂)を借金とし、あとで返済(ついに返済できなかったが)しようとおもっている。おもいあわせてみると、松陰吉田寅次郎のふしぎな青春ほど、高くついた青春はめずらしいであろう」
 と、おもしろい書き方をしています。
損得勘定で考えると、松陰先生はかなりの借金人生だったと言えるかも。
 
【松陰の最期の志、伝わる】
 松陰の遺書となった『留魂録』。ドラマにもあったように、松陰は同文のものを二通書き、塾生達に届く可能性を高めようとしました。一通は、塾生で医師の飯田正伯(しょうはく)に渡るようにされ、この時、松陰は例によって獄役人に賄賂を渡しています。この一通が回覧され、書き写され、幸い塾生全員が読むに至りました。しかし、原本は喪失されました。もう一通。これはドラマの創作かと思いそうですが、実際に牢名主の沼崎吉五郎に手渡されました。吉五郎が意気に感じて伝えたのでしょうか、詳細は分かりませんが、しっかりと原本が残り、今でも山口県萩にある松陰神社資料館に展示してあるそうです。
 
  ~主な参考文献~
古川薫『松下村塾』(講談社学術文庫)p.138
海原徹『高杉晋作』(ミネルヴァ書房)p.58
司馬遼太郎『世に棲む日日()(文春文庫)p.145
 

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コメント

No title

こんばんは~~~~
松陰と直弼討論は迫力ありましたね。私は二人とも国に対して私欲はなかったと思ってます。ただ、考え方が違っただけ
松陰は亡くなったけど弟子たちが彼の遺志を受け継いでいくわけですね。ALLポチ

No title

☆とん子さん
松陰と直弼が直接議論するというのは
とてもおもしろかったですね(^-^)
志を継ぐ玄瑞や晋作たちが
どう描かれてゆくのか、見所ですね…!
龍馬にも期待です♪

No title

明日録画したのを見ます!

また読みに来ます~♡

ポチリン☆彡

No title

☆Parlさん
ポチリンありがとうございます(^-^)
録画しましたか…!
松陰と直弼の直接対決が出てきて
見応えありましたよ(=^▽^=)
松陰先生の熱さ(熱苦しさ?)がよく分かる内容です(笑)

No title

こうして大きな節目にはいろんな人が国の将来を命をかけて考えたのですね。みごたえのある場面でしたよね
そうか
そんな借金せいかつだったのですね。
志を遂げるまで必死だったんですね
かんどうしますね
ないす!!

No title

見てたけどどんどん難しくなってきますねNICE

No title

☆みっちゃんさん
国を憂える若者達が、命懸けで行動していましたね。

さすがの松陰先生も“地獄の沙汰は金次第”という
闇社会の掟には勝てず
贈賄に励み、借金がかさんでしまいました。
それでも志の披瀝に専念した松陰の執念はすさまじいです…!

No title

☆ぎいさん
NICEありがとうございます(^-^)
一見難しく思えましたけども
国や人々のために立ち上がろう…!
という志を、一生懸命語る
シンプルな内容だったんです(^∇^)

No title

こんばんは。
牢名主の方に預けた書が残ったのですね、やはり松陰先生の志に感銘を受けたのかな。

No title

確かに見応えありましたね 俳優陣がよかったから よけいにでしょうか^^v

No title

☆ハニー先輩さん
牢名主まで感化してしまうなんて
松陰先生の影響力はものすごいですよね…!
根っからの教育者、
志の塊みたいな人だったんだなぁと思います(^-^)

No title

☆サッチさん
松陰と直弼の直接対決、
信念ある者同志の対決で見応えありましたね…!
伊勢谷友介の熱演がよかったです(=^▽^=)
松陰先生の最期を華々しく飾りました。

No title

松陰の借金・・・そういえば司馬先生の小説で読んだような^^

伊勢谷さんが見れないのが寂しいなぁ (゜-Å) ホロリ

ALL(*´∀`)ノ★ぽち

No title

☆栞さん
ALLぽちどうもありがとうございます(=^▽^=)
松陰先生…、
遊び人の晋作に散々借金し踏み倒して
お先に逝ってしまわれました…(笑)
偉人と借金は縁深いようですww

伊勢谷友介の勢いの代わりに
何が前面に出て来るか、今後の注目です…!

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
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