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話題の長回し、映画自己言及が圧巻「バードマン」

 第87回アカデミー賞で作品賞・監督賞・脚本賞・撮影賞を獲得した

話題作『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)を見てきました…!

期待にたがわぬ、勢いの感じられる作品でした。
 

監督・脚本・製作:アレハンドロ・G・イニャリトゥ(「バベル」)
脚本:ニコラス・ヒアコボーネ アレクサンダー・ディネラリス・Jr アルマンド・ボー
撮影監督:エマニュエル・ルベツキ(「ゼロ・グラビティ」)
ドラム・スコア:アントニオ・サンチェス
   アメリカ作品

【登場人物:キャスト】
リーガン・トムソン(かつてバードマンでヒットした俳優):マイケル・キートン(「バットマン」1989・1992年版主役)
ジェイク(リーガンの相棒、プロデューサー?):ザック・ガリフィナーキス
マイク(天才的役者だけどトラブル メイカー):エドワード・ノートン
サム(リーガンの娘で渋々付人に…):エマ・ストーン
ローラ:アンドレア・ライズブロー
シルヴィア:エイミー・ライアン
レズリー(初舞台を踏む女優):ナオミ・ワッツ
タビサ:リンゼイ・ダンカン
 
【驚異の長回し そしてどこまでが現実か…!?
 リーガン・トムソン(マイケル・キートン)空中座禅()をしている場面が冒頭にあります。かつて『バードマン』というヒーローものの映画で売れたリーガンには、本物の超能力がある(らしい)のです。ただ、その超能力は、イラついた時に物を壊したりする程度で、ロクな使い方をされません。しかも、バードマンがその人格を持って内部に存在しているらしく、頭の中で何かと話しかけてきます。そうすることで、内面の葛藤をドラマティックに外部に表現しています。
 

さて、『バードマン』以来20年ほどが経ち、注目を浴びなくなって、もがくリーガンは、日本でも村上春樹翻訳で人気が高いけれどもちょっと前時代的なレイモンド・カーヴァーの原作を脚色して舞台進出を実現したところです。しかし、ライヴァル役の男優がパッとせず、イラ立ったリーガンは超能力で()照明を落下させ、負傷降板させてしまいます。代役でやって来たのが、天才的役者のマイク(エドワード・ノートン)確かに実力はあるものの、舞台本番中に女優とまさに「本番行為」に及ぼうとしたり、主役のはずのリーガンを押しのけてマスメディアの取材で目立ったりと、とんでもないトラブル メイカーなのでした…!

 

話題になっている長回しが素晴らしく、ほとんど1回撮りでつくられているように見えます。しかも、ただ単に長く回しているだけではなく、カメラワークの美しさ。なめらかで、舞台の表と裏を自在に行き来し、これだけでも見る価値ありです。

物語的には映画人・批評家への批判・風刺精神に富んでおり、それがまた登場人物達にも返ってきて人物造形に深味を与えています。単純に、中高年の復活劇として見ても楽しめます。
 
   お奨め度  4・75
   (5点が満点 5傑作 4見る価値充分 3興味深い 2いま一つ 1駄作)
 様々な視点で楽しめる、超A級の作品だと思います。5点満点でもいいくらいだと感じました…!
 
 

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コメント

No title

マイケルキートンが・・・
おじさんになってる・・・(T_T)
と、アカデミー賞のときに思いました(笑)
バッドマンの人ですから、おじさんにもなりますよね^^;
あと、監督の名前が長いっ!
と思いました(笑)
わたし好みの美人さんが出ていないけど^^;
限りなく5に近いんですね。

ぜんぶぽち☆

No title

☆つばきさん
ぜんぶぽちどうもありがとうございます(^∀^)
幸い(?)今までマイケル・キートンを知らなかったので
ふつうにおじさんだと思って見始めました。
つばきさん好みの美人が出ていないですか(笑)!
たしかにナオミ・ワッツやエマ・ストーンなど
好き嫌いが分かれそうですね。
でも 内容は大変見応えありました
お奨めできます…!

No title

こんばんは。
バードマンは気になっていたのですが、やはり面白そうですね。
カメラワークも素晴らしいとのこと、なんとか時間を作ってみなくちゃ。

No title

☆ハニー先輩さん
かなりおもしろかったです(^-^)
カメラ ワーク、
ちょっと誇らしげな感じがにじみ出ているのが笑えましたが
どうやって撮っているのか
できればメイキングを見たくなりました…!

No title

限りなく5に近いって、凄いじゃないですか。
GWにみようかな。

No title

☆Sophiaさん
バードマン、とても見応えありました…!
ぜひ お奨めしたい映画です。
よかったら、見てみてくださいね(=^▽^=)

No title

バットマンのパロディかと思ったら、違うみたい?

映画館で観るのが億劫になってるんで、あんまり難しいのは苦手^^

ALL(*´∀`)ノ★ぽち

No title

☆栞さん
ALLぽちどうもありがとうございます(=^▽^=)
主役が本当の元バットマン役者でその境遇を
パロディーにしている面はあります。
劇中劇の舞台の裏・表を見るような感じの内容で、
特に難しいというわけじゃないですよ(^-^)
傑作のランクに入ると思えるので
もし機会ありましたらどうぞ~(^ ^)

No title

こんにちは♪
舞台裏風景が面白くて面白くて見入ってしまいました。
素人ながら、役者は舞台ができてナンボと思ってますので、
アクション物上がりの主役の葛藤が分かる気がします。
身につまされる内容を滑稽に演じられてこその俳優ですね。
オールぽち&TBさせてください。

No title

☆風森湛さん
オールぽち&TBどうもありがとうございます(=^▽^=)
舞台の表~裏の展開が
素晴らしいカメラ ワークで途切れずに見れて
圧巻でしたね(^-^)
日本では何となく映画・テレビと舞台の間に
深い溝があるような気がするので
もう少しいい距離感になるといいのになぁ…なんて思いました。

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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