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映画「風に立つライオン」被災地に立つケニア人へ…

 2011(平成23)年3月、東日本大震災の被災地(石巻)に立つアフリカ系男性のシーンから始まるこの映画。なぜそんな所にそんな人がいるのかは、ずっと見てゆくまで分かりません。ありきたりな言葉になってしまいますが、助け合い、人の絆を感じさせるシーンになっていることがあとで分かるので、憶えておきたいオープニングです。
 
 本作タイトルは、歌手さだまさしの1987(昭和62)年 発表の曲名から来ています。ケニアで国際医療ボランティア活動をしていた実在の医師から話を聴き、作詞作曲。その詩と曲に大沢たかおが感動し、さだまさしに働きかけたことで2013(平成25)年に同名小説が完成、さらに大沢主演でこのたびの映画化へとつながったそうです。
 

 原作:さだまさし『風に立つライオン』
主題歌:さだまさし「風に立つライオン(シネマ・ヴァージョン)」
企画:大沢たかお  監督:三池崇史
脚本:斉藤ひろし  音楽:遠藤浩二
日本作品

【登場人物:キャスト】
島田航一郎(医師):大沢たかお
草野和歌子(看護師):石原さとみ
秋島貴子(長崎 五島列島の医師):真木よう子
島田と渡航する医師:萩原聖人
ケニアの熱帯学研究所の医師:石橋蓮司
鈴木亮平  藤谷文子  中村久美  山崎一
Erick Ojiamboh  Patrick Oketch  Nick Reding  Lydia Gitachu
 
【それでも過酷な医療現場へと赴く人々がいる】
 ケニアにある長崎大学医学部病院の研究所に新任医師・島田航一郎(大沢たかお)が赴任しました。寝坊して飛行機に乗り損ね、3日も遅れての到着です。所長(石橋蓮司)は「クズが来た」とガッカリしますが、いざとなると航一郎は手術の腕がよく、性格が明るくて貴重な戦力になりました。まもなく航一郎は赤十字病院に1カ月間の予定で派遣されます。そこには、スーダン内戦で傷ついた多くの少年が収容され、次々と患者が運び込まれ、戦傷の洗浄や手足の切断手術が日々行なわれていました。少年たちは戦地で麻薬を打たれ兵士にされたり地雷探しに使われたり、残酷な目に遭っていました。せっかく治療しても、戦線に戻りたがる少年さえいます。航一郎は現実の過酷さに、明るさを失いかけましたが、所長にマサイ族の食事会に連れていってもらって元気を取り戻します。航一郎は期間満了して研究所に戻ったのち、再び病院で働く決心をしました。さて、その合間に、日本に帰国した航一郎は、付き合っていた秋島貴子(真木よう子)に「俺と一緒にアフリカに行ってくれないか」と告白します。その返事は…。
 
厳しい現実、重いテーマを前に、見るのがつらいこともありましたが、島田航一郎医師と少年たちの交流が明るくて救いになっています。ところどころ、登場人物が画面に向かって、取材に応えるように語る場面があり、ドキュメンタリーのような味わいを出しています。テレビのドキュメンタリー番組の影響でしょうか、面白い演出だと思いました。
後半、時間軸やケニア・日本の場面が入り乱れてきて、ちょっと混乱しました。真木よう子が1980年代から現在までを演じているのですが、少しも年をとらないのも混乱に拍車をかけました。
それはともかく、殉難の中にも希望があり、とてもいい映画でした。
 
   お奨め度  4
   (5点が満点 5傑作 4見る価値充分 3興味深い 2いま一つ 1駄作)
 大沢たかおがのめり込んだだけのことはある、大変見応えのある1本でした…!
 


 

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コメント

No title

大沢たかお主演
定まさし原作ですか みたいですねポチ

No title

☆ぎいさん
大沢たかお、医者づいてますが この映画でも
名演を披露してました…!

No title

見たい映画です。
この歌は以前からその逸話を知っていました。デスから「国境なき医師団」の活動とそれが重なって
いま貧者の一灯ですが寄付をしています。大沢たかおさんは、何かとてもインパクトがあり好きな俳優さんです。
ごしょうかいありがとう。

No title

しゅーまいさん、早速観に行ったのですね!

映画館の予告で何度か観たけど、さだまさしの歌が初めて聞いたとは思えずなんかの曲を使ったのかと思ってました(笑)

曲のエピソードを聞いてびっくりです∑(゚ω゚ノ)ノ

今週末から始まる福士君のストロボエッジを観ないといけないので←www

しゅーまいさんの感想ですごい満足しちゃいました!!

オールポチ☆です!!

No title

☆みっちゃんさん
けっこう知られた歌なのですね。ぼくは今回初めて知りました。
多くの人に影響を与えたようで、その話が映画化されて感慨深いですね。
みっちゃんさん寄付なさっているのですか
素晴らしいです。この映画がたくさんの人々に見られて活動が広まってゆくといいですよね…!
大沢たかおさん、好青年を好演してますね(^ ^)

No title

☆Parlさん
オールポチいつも励みになっております…!
珍しく試写会に当選して、一足先に見ることできました(^ ^)
さだまさしのこの歌、ぼくは初めて聴きましたが、後半部で「アメイジング・グレイス」らしき曲を引用してるようでした。そのあたり、既聴感があったのだろうと思いますよ^ ^
それにしても、曲のエピソード、映画実現までの気迫が伝わってきますよね…!
Parlさん、見たいのいっぱいあるんですね、楽しみ多くて嬉しいですね~(=^▽^=)

No title

いま予告でやってますが、医者の話だったんだ^^

最近、バタバタしてて映画を観る時間が中々とれないんです^^

ALL(*´∀`)ノ★ぽち

No title

☆栞さん
ALLぽちどうもありがとうございます(=^▽^=)
いいタイトルなのですが
何の映画だか最初ちょっと分かりづらい感じしますね。
映画はゆとりや暇のある時じゃないとなかなか見れないですよね(^ ^)

No title

大沢たかお、いい役者ですよね。
見に行こうかな。

No title

☆Sophiaさん
大沢たかお、いつもいい役やっている気がしますね。
この映画も見応えあるので、お奨めです(^-^)

No title

実は中学の時から さださんのファンで 唯一 コンサートにも行ってたわけで・・・

まさか曲から映画になるとは・・・です

No title

☆サッチさん
ナイスポチありがとうございます(^-^)
唯一コンサートに行った人がさだまさしさんでしたか…!
さださんのコンサートはトークもおもしろいそうですね(^∇^)
曲の世界観がうまく映画化されているので
見応えありますよ…!

No title

ハッピイエンドでないのがイイんだろうけれど
これはハッピイエンドになってほしいお話でしたね

No title

☆不思議な泡さん
ナイス!感謝いたします(^-^)
そうですね、
ハッピーに終わってほしい物語を、
現実的にシビアに描き切ったような感じでしたね。

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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