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「花燃ゆ」長州の寛容さがハグクミ出した松陰のドジ

大河ドラマ『花燃ゆ』
 第3回「ついてない男」作:大島里美
【ついてないのは松陰だ】
 1853(嘉永6)年、杉文(ふみ 井上真央)は数え年11歳、兄・吉田寅次郎(松陰 伊勢谷友介)24歳、小田村伊之助(大沢たかお)25歳、久坂玄瑞(東出昌大)14歳。
 
7月に伊之助と寿(ひさ=文の姉 優香)が祝言を上げました。その頃、寅次郎は武士の身分を剥奪され、実父・杉百合之助(長塚京三)「育(はぐくみ)」という保護観察下に。ただし、特別に10年間遊学が許されました。前月にペリーの黒船はすでに浦賀に来航しているはずです。このあたり、若干 話の構成が分かりにくく混乱しました。
寅次郎はロシア艦隊への接触を企画するも、時遅し。。。
さて、文は、藩医の息子の久坂玄瑞(東出昌大)を知りました。久坂玄瑞はやがて高杉晋作と並び称される人物で、中央政界の尊王攘夷運動を大きく牽引してゆく男です!
次回、黒船の迫力と寅次郎の敢闘をしっかり映像化して欲しいものです…!
 
 


 
 
 ドラマがもっと楽しくなる!
大河ファンのために(=^^=)
【長州の寛容さがハグクミ出した天才松陰先生のドジ加減が半端ない】
ドラマで割愛されていた部分を中心に、松陰の動向を追ってみました。
 
 1851(嘉永4)1214日に友達との東北旅行のために脱藩した松陰は、翌1852(嘉永5)年4月5日に江戸橋に戻り、やがて桜田の藩邸に帰ったところで捕まって、脱藩の罪人として国もとへ護送されました。罪人護送と言えば、縄で縛られ、のちの松陰のようにそれ用の駕籠(かご)に乗せられて移動する印象があります。が、この時の扱いはゆるく、護送役の中間(ちゅうげん)2人が付いただけで普通に歩いて帰国しました。
4月18日に江戸発、20数日かけて5月12日に長州の萩(はぎ)着。
松陰の家族は、ドラマでは叔父の玉木文之進(奥田瑛二)が怖い出迎えをしてましたが、どうやら実際は想像以上にみんなで暖かく迎え入れてくれたようです。
 
しばらくの間、松陰は待罪人(たいざいにん)として、静かに暮らしていました。
この間、特に日本史を勉強したようです。当時の知識人と言われるような人は中国史に詳しく、それなのに日本史は意外なほど知らなかったようで、その穴を埋めるために読書に励みました。
12月8日になってようやく判決が知らされます。松陰は士籍剥奪、57石余りの家禄没収、召し放ち…となりました。浪人になってしまったのです。ついでに、藩校で師範を務めていた山鹿流兵学も停止。
 
一方で、「実父・杉百合之助の(はぐくみ)とする」との一項が付けられました。はぐくみなんてかわいらしい響きですが、これは藩の公式居候(いそうろう)のような立場で、いちおう侍の姿をしたり、対外的に長州藩士を名乗ることさえ許されます。長州藩は温情主義なのでした。いずれ高杉晋作や伊藤博文もこの「育(はぐくみ)」を活用することになります。
 
さて、はぐくみになった松陰には、「十年間の修行期間」が与えられました。諸国遊歴して見聞を広めて来い…というのです。なんたる寛容さ。
1853(嘉永6)年1月26日、松陰は再び旅に出て、あちこち巡り歩きました。
そして、運命のペリーの浦賀来航が6月3日…!
その日、松陰は江戸を歩き回ってましたが、残念ながらマシュー・ペリー来航の情報を察知できませんでした。
翌日になって、「吉田、なにをのんきそうに歩いている」と 知人から声をかけられ事件を知ったという ありさま。
 
結局、ペリー初来航時の松陰はドタバタしているだけでしたが、
ロシアのプチャーチンの長崎来航をいち早く知り、さっそく出発しました。
江戸から1カ月余りかけ1019日には熊本に到着。
船中八策の原案のようなものをつくった横井小楠(しょうなん)に出会ったり、親友の宮部鼎三(ていぞう)と再会したりしました。宮部鼎三とは密航計画で盛り上がったようです。そうこうしているうちに、旅足が遅れ、
長崎に着いた時にはロシア艦隊は去ったあとなのでした。呆然とした松陰の顔を思い浮かべてください()
松陰という人は、どうも頭がいいわりには正直過ぎるし、空回りが多く、ドジなところがあります。そこが魅力なのですが()。。。
 
 


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コメント

No title

そうなんダー勝因は頭が良いけれどドジだから要領よくわたれなかったんだよね。なんとなく納得です。
またまたたのしい解説うれしいです。たのしみにしてます。
ないす

No title

☆みっちゃんさん
ないすありがとうございます(^-^)
吉田松陰は間が悪いところがあります(笑)
最期も刑死するほどのことはなかったのに
ほとんど自殺行為的に亡くなってしまうし
実にエキセントリックです…!

No title

へぇ~ そうなんだぁ~(笑)

。。。でも これからのドラマの展開が楽しみです^^

No title

☆サッチさん
吉田松陰の明るさ、おもしろおかしいところに
ドラマでもスポット ライトが当たるといいなぁ~
って思っています(^ ^)!

No title

しゅーまいさんが書いて下さった歴史解説をドラマでやってもらいたかったんですけどね(笑)
文が主人公だけど、せっかく松陰メインでやってるんだから、もうちょっと前面に出してもらいたい
宮部鼎三もチョイ役みたいな感じではしょりすぎ。これじゃあ~~~池田屋までつながっていかないと思うんだけど・・・
八重の桜のほうがて丁寧でしたよ~~~
ALLポチ

No title

井上真央、11才の設定ですか。
なかなかやるなあ。

No title

こんばんは。
本当に間が悪い感じで、後手後手に回ってしまってますね。
でも確かにそんなところも松陰さんらしいです。

久坂さんと文さんも出会って、物語としては松陰さんが国に戻って、
松下村塾のお話になりそうですね。

No title

こんにちは♪
もう少し頭の良い人かと思ってましたが・・・ですね(笑)。
ドラマの描き方でなく、本当に家族に迷惑かけまくりだったようで。
それを考えたら国を変えようなんて出来ませんしね。
高須久子さんが早く出ないかな~♪オールぽち♪

No title

八っつぁんの落語一代記を、今日 大学病院の行き帰りで、楽しく読ませていただきました。

落語の間合いと、剣道の間合いと、合い通じるところが、あるなんて、へ~と、思いましたが、でも 生きる中でも、間合いの大切さも考えました。

話しは、大変 おもしろく 時代が、駆け足で、進むので、今度は、じっくり読みたいです。

著者の 清水しゅーまいさんの、お父様が大好きな、気持ちが良く伝わりました。

ありがとうございました。

No title

☆とん子さん
ALLポチどうもありがとうございます(=^▽^=)
記事読んで戴きまして大感謝です(^-^)
結局ペリー初来航が映像としてはほとんど
出てきませんでしたよね(゚∀゚;
松陰の生き方をそのまま追跡してくれたほうが
ドラマチックになりそうです。
宮部鼎三 どっかに消えてましたね(笑)

No title

☆Sophiaさん
井上真央、まだまだ幼女の年頃です。
大河は子役からの移行期がいつも無理あります、
しょうがないんでしょうけども(^ ^)

No title

☆ハニー先輩さん
松陰先生はとても好青年なのに
不思議なくらい間が悪いですよね(笑)
でも 黒船に乗り損ねて獄で開いた塾から
世が変わってゆくとは、とても愉快なことですね。
久坂玄瑞がなんだか頼り無い男に描かれていたのが
どうも不安です(^ ^;)

No title

☆風森湛さん
オールぽちどうもありがとうございます(=^▽^=)
松陰先生、
頭のいいのは間違い無いと思うんですが
要領悪いとこが目立ちますね(笑)
家族や回りは大変だったと思いますが
それでも松陰を推す雰囲気があったのは
長州の寛容さを表わしていると思います。
獄中の紅一点に期待ですね…!

No title

☆隻腕剣士さん
本を読んで戴きましてとても嬉しいです(^-^)
剣道と落語の間合いの話は
5代目小さん師匠ならではの含蓄がありますよね。
記事にもしてくだいまして大変感謝しております(=^▽^=)

No title

アーー飲み会で見そびれたナイス・・官ベイは
ほぼ外さず見てましたが・・ナイス

No title

☆ぎいさん
ナイスありがとうございます(^-^)
飲み会でしたか(^ ^)
今年の大河はまだそんなに見所に入ってない気がするので
見そびれてもだいじょうぶです(笑)

No title

ほんと~~~~~~~~~に、「藩は寅に甘い!(`・ω・´)キリッ」

自分は器がチッさいんで、松陰が身近にいたらイライラしそうな気がする^^;
ALL(*´∀`)ノ★ぽち

No title

☆栞さん
ALLぽちどうもありがとうございます(=^▽^=)
藩が松陰に甘かったお蔭で
倒幕への道が開けたのかもしれませんね(^-^)
当時の松陰の回りのごく常識的な人々は
そうとうイライラさせられたんじゃないかと思いますね(笑)

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
 ご訪問のみなさまに幸あれ!
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