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「軍師官兵衛」関ヶ原if/合戦後の石高ランキング

大河ドラマ『軍師官兵衛』
 第50(最終)回「乱世ここに終わる」
【元和偃武(げんな えんぶ)=天下平定】
 1600(慶長5)年、黒田官兵衛 如水(岡田准一)は数え年55歳、嫡男・長政(松坂桃李)33歳。
如水が九州で大暴れしている最中、ついに徳川家康(寺尾聰)石田三成(田中圭)が関ヶ原で激突しました…! 如水は決戦が長引くことを期待していましたが、長政の活躍などがあって、1日で決着してしまいます。如水の九州制圧~天下取りの道は潰(つい)えました。
 1604(慶長9)年、如水永眠、享年59歳。
時が飛んで、1615(元和元)年、大坂 夏の陣。豊臣側には、黒田家を出奔した後藤又兵衛(塚本高史)がおり、気勢を上げましたが戦力差はいかんともしがたく。徳川の世が繁栄へと向かうことになるのでした。
 
 


 
 
 大河がもっと楽しくなる!
歴史ファンのために(=^^=)
【歴史のif(もしも)を長政が書き遺した!】
 長政は1623(元和9)年、56歳の生涯を閉じます。亡くなる2日前に、遺言状を書き遺しました(「黒田家文書」)。その中で、長政は関ヶ原の合戦での活躍を伝えると同時に、自分の心次第で石田方を勝たせることもできた…と、壮大な仮定を語っています。長政がそう動けば、福島正則・加藤清正・浅野長政・藤堂高虎を寝返らせることが可能だった…と言うのです。そうなれば、態度が不明瞭だった大名も一気に味方につくので、徳川方をたやすく打ち破っていた、というシミュレーションです。長政の強い自負が伝わってくる話ですね。
 
【関ヶ原 悲喜こもごも 合戦後石高ランキング】
 関ヶ原の合戦では様々なドラマ、武将達の浮き沈みがあり
それは言葉では表現し尽くせないものですが、それをあえて数字だけで見てみましょう。
上は徳川から下は石田まで、主要大名を合戦後の石高順に並べてみました。
大大名と、大河ドラマに関係の深い者をリスト アップしました。
 
徳川家康(59)武蔵・江戸256万石→同400万石(144万石)
前田利長(39)加賀・金沢835000石→同1195000(36万石)
豊臣秀頼(8歳)天下・直轄領222万石→摂津 河内 和泉・大坂657000(1563000)
蒲生秀行(18)下野・宇都宮18万石→陸奥・会津60万石(42万石)
伊達政宗(34)陸奥・岩出山58万石→同60万石(+2万石)
最上義光(よしあき 55)出羽・山形24万石→同57万石(33万石)
結城秀康(27)下総・結城101000石→越前・福井569000(468000)
島津義弘(66)薩摩・鹿児島559000石→所領安堵(±0石)
黒田長政(33)豊前・中津18万石→筑前・福岡523000(343000)
松平忠吉(21)武蔵・忍10万石→尾張・清洲52万石(42万石)
池田輝政(37)三河・吉田152000石→播磨・姫路52万石(368000)
加藤清正(39)肥後・熊本195000石→同515000(32万石)
小早川秀秋(19)筑前・名島36万石→備前・岡山51万石(15万石)
福島正則(40)尾張・清洲20万石→安芸・広島498000(298000)
細川忠興(38)丹後・宮津18万石→豊前・小倉399000(219000)
浅野幸長(よしなが 25)甲斐・府中16万石→紀伊・和歌山376000(216000)
上杉景勝(46)陸奥・会津120万石→出羽・米沢30万石(90万石)
毛利輝元(48)安芸・広島1205000石→長門・萩298000(907000)
山内一豊(55)遠江・掛川5万石→土佐・高知202000(152000)
藤堂高虎(45)伊予・板島8万石→伊予・今治20万石(12万石)
佐竹義宣(31)常陸・水戸545800石→出羽・久保田(秋田)20万石(345800)
蜂須賀至鎮(よししげ 15)阿波・徳島18万石→所領安堵(±0石)
長宗我部盛親(26)土佐・浦戸22万石→所領没収(22万石)
宇喜多秀家(29)備前・岡山57万石→所領没収・流罪(57万石)
大谷吉継(42)越前・敦賀5万石→討死【自刃】(-5万石)
小西行長(?歳)肥後・宇土14万石→所領没収・斬首(14万石)
石田三成(41)近江・佐和山194000石→所領没収・斬首(194000)
 
 こうして見ますと、徳川一族・豊臣・前田は別格とすると、黒田はトップ3~5に入るくらいの石高を得たことが分かります。如水としては もしかしたら不満あったかもしれませんが、長政は大満足だったと思います。逆に勝ち組でも悔しかったのは、伊達政宗あたりでしょうかね。毛利輝元はなんと上杉景勝よりもダメージが大きく、まったく散々な目に遭いました。
それ以外にも、この一覧を見ていると、悲喜こもごもが かいま見えるのではないかと思います(^ ^)
 
 
今年の大河ドラマは近年の戦国ものとしてかなり見応えがありました。
歴史の証人になれたような気がして、嬉しい限りです。
記事を読んでくださったみなさん、
コメントくださったみなさん
この1年間、どうもありがとうございました(=^^=)…!
 
 
  ~主な参考文献~
小和田哲男『黒田如水』(ミネルヴァ書房)p.
渡邊大門『黒田官兵衛・長政の野望 もう一つの関ヶ原』(角川選書)p.152~、186~、195
編:阿部猛・西村圭子『戦国人名事典 コンパクト版』(新人物往来社)
「週刊 再現日本史」織豊10(講談社)
 
 


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コメント

No title

1年間お疲れ様でした
最終回がほぼ総集編みたいになったのはとても残念です
関ヶ原から大坂夏の陣まで1話でまとめるのはやはり無理があります。
NHKは大河の配分を考えてもらいたいです。
来年もよろしくお願いします
ALLポチ

No title

こちらこそ しゅーまいさんのおかげで 大河を2倍楽しめました

ほんとうに ありがとうございました

そして 来年もよろしくお願いいたします^^v

No title

☆とん子さん
ALLポチどうもありがとうございます(=^▽^=)
1年間ずっと見終えましたね…!
最終回はだいぶ速足になってましたね。
大坂の陣は思い切ってカットして
九州の合戦をもう少しやって欲しかったです。
ぼくも来年も見る予定ですよ…!
どうぞよろしくお願いします(^-^)

No title

☆サッチさん
ナイスポチありがとうございます(^-^)
読んで戴きまして大変感謝しております!
大河を見る楽しみ倍増するのを目指して
記事を書いてきました。
来年も見る予定ですので もしよかったら
引き続きお付き合いください(=^▽^=)

No title

こんばんは。
黒田官兵衛面白かったですね。
石高を上げた大名達も、なんだかんだで徳川幕府によってお取りつぶしとかになって
生き残った家の方が少ないのがなんとも・・・

No title

☆ハニー先輩さん
官兵衛、思ってたよりも家臣団とかも取っつきやすい人たちで
おもしろかったですよね(^-^)

そうですね、恐怖のお取り潰しで
だいぶ抹殺されてしまいましたね…!

No title

大河が終わると、いつも、1年が過ぎるのが早いなあと感じます。
宮崎あおいちゃんの篤姫が亡くなったのは、何年前でしょう。
清水さんとお知り合いになれたことで、
大河ドラマも本当にに2倍3倍と楽しくなりました。
ありがとうございます…

関ヶ原はいろいろな武士の
ドラマがぎゅうぎゅうに詰まってますね
これを講談にしていつか語りたいです。
清水さんにもお手伝いいただきたいものです。

No title

☆わさびさん
本当に1年、過ぎてみると早いですね…!
『篤姫』は2008年なのでもう6~7年前ですね。

記事読んでくださって励みになっています!
せっかく大河を見るのだから
いろいろと楽しみながら知識が増えるといいなぁ…
って思いながら書いています(=^▽^=)

関ヶ原講談、おもしろそうですね…!
家康・三成の大ドラマから、
ほとんど聞いたこともない小大名の暗殺事件があったりと、
ドラマぎゅう詰めの大合戦です!
お手伝いできることがあればぜひ協力したいです(^ ^)

No title

こんにちは。ドラマの作り方がちゃちで漫画的な展開が全く無かったのが〈軍師官兵衛〉の魅力でしたね。

No title

☆kojimanikkoさん
『軍師官兵衛』はなかなか本格的なつくりで
見応えありましたよね(^-^)

No title

結果的に官兵衛の天下取りの夢は破れたというのが歴史の事実とは言うものの、あまりにもあっさりと終ってしまいましたね。官兵衛の無念とか、長政の心の葛藤みたいな部分を、もうちょっとドラマ的に描いて欲しかった気はします。
この石高ランキングを拝見すると、中途半端に毛利と島津を生かしたのが家康の失策ですね。私は好戦的で男尊女卑の傾向が強い薩長が大嫌いなので(笑)、この戦後処理は無念です ~ALLポチ

No title

>長政がそう動けば、福島正則・加藤清正・浅野長政・藤堂高虎を寝返らせることが可能だった

長政ファンの身びいきだけでなく、実際に「そういう状況」だったと思います^^
少なくとも酒乱気味で感情の起伏の激しい福島正則を誘導できるのは、子供の頃に「まんかか様」の元で一緒に暮らした長政でなければ無理だったと思います^^

此の一年「九州の関ヶ原を大河で見たい」という夢が叶って本当に嬉しかったです。
駆け足、オリジナル、端折り、それらは自分は構わないです。

そのぶん、見たかった逸話やシーンを盛り込んでた上での繋ぎになったと思うので、楽しく視聴してました^-^

来年は苦手な幕末史なんですが、ナレーションが「赤い彗星のシャアな池田秀一さん」と聞いて視聴意欲満々です^^
ALL(*´∀`)ノ★ぽち

No title

☆越前屋平太さん
ALLポチどうもありがとうございます(=^▽^=)
最終回は九州でもまだ大合戦が繰り広げられるのかと思っていたこともあって
ちょっとぼくも拍子抜けしました。
せっかく1時間枠なのだからまだ大暴れして欲しかったです。
官兵衛がわりとすんなり長政の成果を認めて
丸く収まった感じでしたね。

島津や毛利を潰すことにしていたら
もう一合戦あったかもしれませんね(^ ^)
輝元の頃の毛利家は避戦の傾向だったのに
幕末は燃え盛りましたよね 興味深い変化だと思います。
新年からはその長州が舞台ですね…!

No title

☆栞さん
ALLぽちどうもありがとうございます(=^▽^=)
長政の影響力、大変大きかったのですね…!
ドラマの中で父・如水に力量を認められて
よかったです(^-^)
今年は終盤で九州が舞台に描かれて
ファンには嬉しい展開でしたね…!

新年からは幕末大爆発です…! 池田秀一さんはシャアのイメージが付き過ぎているので
まさか大河ナレになるとは、驚きですね!

No title

こんにちは。
関が原後の各家石高比較、とても分かり易いです。ありがとうございました。
長政ってば、後出しじゃんけんみたいなこと言ってちゃあパパを超えられてませんわ!(笑)
毛利さんの口惜しが、そのまま幕末で炸裂するんでしょうか♪
・・・ってことで、幕末は好きな時代なので観ようと思っていますが、記事は暫くお休み(汗!)。
そうそう!私も池田秀一さんナレで「おお!シャア・アズナブル」って思いましたよ。
TB&オールぽちいたします♪

No title

☆風森湛さん
オールぽちとTBいつもありがとうございます(=^▽^=)
石高表を分かりやすいと言って戴いて嬉しいです(^-^)
長政、ドラマの中では 成長を誉められていましたね(^ ^)
毛利家の屈辱は大変なものだったでしょうね。
幕末お好きなのに記事はお休みですか、残念です。。
今までのようにドラマに突っ込みを入れて戴くのを楽しみにしていたんですが。。

池田ナレ楽しみですね~(^∀^)

No title

再びお邪魔します♪
来年の大河記事も期待してくださったのに申し訳ない事です。
でも、そう言っていただけて嬉しいです。ありがとうございます。

幕末は文句なく好きな時代なのですが、大河ドラマで面白いと感じる事がなくて・・・。
印象に残ってるのは『獅子の時代』と『徳川慶喜』くらいで、
後は観ましたけれど「はあ~やれやれ!」な感想しか持てず、来年も期待は・・・?
興味ある人物しか萌えないので、一年間書くのは難しいヘタレでございます。

来年も貴ブログの大河記事を楽しみに拝読いたします♪(てへ!丸投げ?)

No title

☆風森湛さん
幕末大河は当たりが少ないと以前は言われてましたが
『篤姫』の時は大ヒットしましたね
でも 残念ながらぼくは見ていませんでした。。

吉田松陰や高杉晋作大好きなので
今度はできるだけ見ようと思っています(^ ^)
晋作や伊藤博文・井上馨あたりの女遊びが
映像化可能かどうかに興味もっています(笑)

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
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①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
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