FC2ブログ

記事一覧

「軍師官兵衛」謀る/如水の不審行動 三成を支持?

大河ドラマ『軍師官兵衛』
 第47回「如水謀る」
【第3勢力?如水】
 1599(慶長4)年、黒田官兵衛 如水(岡田准一)は数え年54歳、嫡男・長政(松坂桃李)32歳。
今まで「戦の無き世を!」などと言っていた如水が、大合戦を前に活き活きしてきましたよ…!
如水は徳川家康(寺尾聰)石田三成(田中圭)双方から距離をとり独自の道を歩むため、豊前 中津に戻りました。帰国直前、如水に対し長政は…「かつて父上がそのご器量を見込んで秀吉様を天下人に押し上げたように、それがしも徳川様を天下人に押し上げたいと思っております」
 
1600(慶長5)年5月、家康は上洛要請に応じない会津の上杉景勝を攻めることに決定。これらの情勢を受け、長政は蜂須賀小六の娘・糸(高畑充希)を離縁し、6月6日、家康の養女・栄(えい 吉本実憂)を嫁に迎えたのでした。そのわずか10日後の6月16日、さっそく家康に従って上杉攻めに出発です。まもなく三成が挙兵。大坂にいる如水の妻・光(てる 中谷美紀)と栄は、人質に取られる恐れがでてきました。
その頃、如水は不敵な笑みを…!
 
 


 
 
 大河がもっと楽しくなる!
歴史ファンのために(=^^=)
【家康の婚姻戦略】
 家康は保科(ほしな)正直の娘・栄姫(ねね姫とも)16を養女にし、長政の妻として黒田家に送り込みました。1600(慶応5)年6月6日、祝言。
それ以前にも、家康は着々と婚姻戦略を進めていました。1599(慶応4)年1月には、六男・忠輝伊達政宗の長女・五郎八(いろは)を婚約させています。また、松平康元の娘・満天(まて)姫を養女とし、福島正則の養嗣子・正之に嫁がせました。続いて、小笠原秀政の娘・万(まん)姫を養女とし、蜂須賀家政の嫡子・至鎮(よししげ)に嫁がせています。さらに、水野忠重の娘も養女にし、すでに妻が二人いる加藤清正のところへ送り込んでいます。大変露骨な婚姻戦略です。
 
【三成挙兵時の如水の不審な行動】
 1600(慶応5)年7月17日、家康の行動を非難する「内府ちがひの条々」が全国各地の大名へと送られました。これは長束(なつか)正家増田(ました)長盛前田玄以の豊臣三奉行が連名で出した決起状で、実質は三成が主導した反家康軍 勧誘状でした。弾劾内容には、家康が勝手な婚姻戦略を進めていることも挙げられています。この書状は如水や長政のところには出されなかったようです。
 
如水は豊前 中津城にいましたが、大坂にいる重臣 栗山善助母里(もり)太兵衛からの密使でいち早く三成挙兵を知りました。中津の兵は長政とともに東上していたため、ほとんど手勢がありませんでしたが、如水は蓄えておいた金銀を大放出して身分を問わずに兵を募集しました。どれくらい兵が集まるかは、次回ドラマで明らかにされると思います。
 
さて、前記のように如水には「内府ちがひの条々」が届かなかったようなのですが、三成も必死だったようで まもなく如水へ応援を求める密使を送ってきました。恩賞は望み次第…ということで、如水は「九州のうち7カ国を拝領したい」と答えています。また、毛利120万石の動向に強い影響力を持っている吉川広家に宛て、如水はおもしろい書状を出しています。
「天下の儀については、輝元様が号令をなさるようにと奉行衆(三成たち)が申され、大坂城に移ったことはめでたく存じます。……」
 毛利輝元は三成方の総大将に祭り上げられていました。そのことを如水は表面上、支持していたのです。しかも、九州・四国の大名から人質を集めたほうがいいという提案までしました。如水の動向は、まったく油断なりません。自分の妻も大坂にいることは承知の上で、三成・毛利方に利する提案をしたのです。
ただ、それ以前に、妻・光(てる)長政の新妻・栄姫は、すでに大坂脱出を試みていたのでした…!
 
  ~主な参考文献~
小和田哲男『黒田如水』(ミネルヴァ書房)p.263
「週刊 再現日本史」織豊10(講談社)
渡邊大門『黒田官兵衛』(講談社現代新書)p.215
渡邊大門『黒田官兵衛・長政の野望 もう一つの関ヶ原』(角川選書)p.112~、116~、120~、146
編:安藤英男『黒田官兵衛のすべて』(中経出版)p.99
編:阿部猛・西村圭子『戦国人名事典 コンパクト版』(新人物往来社)
 
 


   ブログ村に参加してます~
  https://tv.blogmura.com/tv_jidai/ ←ブログ村「大河ドラマ」ランキング
 
   ブログラム ランキングはこちらです~(清水しゅーまいページ)
   ↓徳川家康、豊臣秀吉、裁判傍聴、猫など
スポンサーサイト



コメント

No title

長政が再婚にはびっくりしました

でも戦国の時代にはいろいろあったようですね^^v

No title

☆サッチさん
新しい結婚のために離婚して、
まさに政略結婚でしたね…!

No title

こんばんは~~
長政は随分思い切った決断をしましたね。
戦国の習いとはいえ糸が可哀そうでした
ALLポチ

No title

☆とん子さん
ALLぽちどうもありがとうございます(=^▽^=)
長政もつらい決断だったとは思いますが…
それとも新妻が来て喜んでたのかな(゚∀゚;
糸は気の毒でなりませんでしたね。。。

No title

その布石として先週から糸に対する行為に???でしたね。
蜂須賀家はもう利用価値がないのね
そう言う目先が効くことがこの時代いきのこり知恵なのね
ナイス

No title

☆みっちゃんさん
ナイスポチありがとうございます(^-^)
そうですね、糸の回りが急にゴタゴタしてきたと思ったら
政略離婚(?)になってしまいました。
わざわざ離縁しなくても…という気がしますが
それほど徳川に賭けていたのでしょうね。
不幸中の幸い 蜂須賀家もしっかり残りますし
ちょっと耳にしたところでは糸は長生きしたらしいです。

No title

見てました長政再建気の毒だけど
戦国の 習いかと BSと2回見ちゃった来週も楽しみですナイス

No title

☆ぎいさん
ナイスポチありがとうございます(^-^)
離縁になってしまい気の毒でしたね
戦国の世は厳しいですが
今の世の中も厳しいです(笑)
2回見る価値があるほど見応え増してきましたね…!

No title

糸ちゃん、大変でしたね。
相手が徳川だけに、「一夫多妻」とか「二番目の妻」ってなわけにはいかなかったのかなぁ。

No title

☆Sophiaさん
糸ちゃん、どこかに一時避難させておくとかじゃ
ダメだったんでしょうかねぇ。。
家康はけっこう側室いるくせに
無言の圧力を加えて来たんでしょうかね。。

No title

全く、如水は油断なりません(*´pq`)プププ
これだから秀吉に「次に天下人になるのは~」なんて言われるんですよ。

二番目の妻・・・
津軽さんとこのパターンでありますね。

石田三成の娘(北政所養女)が正室だったんですが、家康養女(だったはず)を押し付けられて、ラブラブだった最愛の妻を泣く泣く側室として別の館に住まわせた。

結局、夫としての愛情は側室に降格された元正室に注がれて、家康養女とは仮面夫婦っぽい感じになってしまったようです。
んで、元正室の産んだ男子が跡目を継いでいます。

糸姫は実家に戻ったほうが心穏やかに過ごせます・・・
栄姫はポコポコと男子を産むんだから、側にいたら糸姫ちゃのブロークンハートは完全に壊れてしまいます(´;ω;`)ウッ

大河の糸姫のキャラ設定は、実に魅力的でした。
大河創作の人物設定ってイライラするのが多いんですが、彼女の事は大好きです^^

ポチありがとうございます^-^

No title

☆栞さん
ポチいつもありがとうございます(=^▽^=)
如水、油断ならぬ男ですよね(笑)

津軽家に三成の娘が嫁いでいましたか…!
愛する妻を側室降格にして家康養女を迎えたのですか~
それは二重の不幸ですね
元正室の子が後継者になれたのはよかったです。
津軽家のあたりは規模は小さいけども
ドラマがいっぱいありそうですね(^ ^)
糸姫のキャラ設定、栞さんにも好かれるとは
かなりの成功ですね(^-^)

No title

こんにちは。お邪魔するのが遅くなってご無礼しております。
政略結婚は政の習いなので、いろいろ有るんでしょうね。
自分の妻たちは脱出させておいて人質を提案するとは、食えない人間ですね、如水は。
しかし、そこが天才軍師と讃えられた所以でありましょう。
詳しい解説をありがとうございます。オールぽち&TBさせてください。

No title

☆風森湛さん
オールぽちとTBどうもありがとうございます(=^▽^=)
政略結婚がふつうだった当時にしても
あんまりあからさまだと当人達シラケないのかと思ってしまいますね。
如水はさすが軍師ですが
ガラシャ事件が無かったら
黒田家の妻たちおマヌケにも捕まっていたかもしれません(笑)

No title

こんばんは。

『戦国武将がよく来るキャバクラ 黒田官兵衛』

ここ江戸には、活躍のわりに知名度が低い武将が
よく通うというキャバクラがあるんだとか。

今宵も、誰だかよく分からない武将が来ているご様子…

このブログでは、youtubeのURLが貼れないみたいなので、
「戦国武将がよく来るキャバクラ 黒田官兵衛」で
検索してみてください。

役者 さんが、如水の一生を、ざっくり語っています。
それを、ハイハイと聞き流すキャバ嬢のレイナ さんに
【萌え】~!!!(←莫迦)

No title

因みに、僕は、冥土喫茶には行ったことあるけど、
キャバクラには行ったことありません。

あと、'03年大晦日にリヴァプールにある、The Beatlesが駆け出しの
頃に出演していたThe Cavern Clubに行ったのですが、帰国後にNovaで
ネイティヴの先生に“I visited Cavern Club in Liverpool”とか言っ
たら、"Cavern Club”の発音が悪くて「キャバクラ」に聞こえたらし
く、「なんでイギリスまで行って、そんなとこ行ってんだよ!www」
と爆笑されました

No title

☆Ozz☆にゃんさん
変わったキャバクラあるんですね…!
知名度が低い武将…、誰なんでしょう、
気になります
これから検索してみます。

キャヴァーン・クラブをキャバクラと聞き取られましたか(笑)
たしかに、間違えやすそうですねww
国境を超えるネタを作りましたね(=^▽^=)

いまちょっとドタバタしてるので後日またプラモなどを
拝見にうかがいますね~(^ ^)

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム

プロフィール

清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
 ご訪問のみなさまに幸あれ!
  私にそのおすそ分けあれ…!!

最新記事

カレンダー

11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

最新コメント

月別アーカイブ