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「軍師官兵衛」小田原合戦/官兵衛が通した筋目

大河ドラマ『軍師官兵衛』
 第40回「小田原の落日」
【小田原の攻防】
 1589(天正19)年、黒田官兵衛(岡田准一)は数え年44歳、嫡男・長政(松坂桃李)22歳。
淀のかた(茶々 二階堂ふみ)鶴松を産み、豊臣秀吉(竹中直人)は大喜びです。さらに、秀吉は政権強化のため、大名の妻子を上洛させました。これにより、官兵衛の妻・光(てる 中谷美紀)長政の妻・糸(高畑充希)も上洛。
 
そして、翌年3月、いよいよ小田原 北条攻めが始まりました。北条氏政(伊吹吾郎)「この小田原城は難攻不落。囲むうちに敵の士気は落ち、ほうほうのていで逃げ帰ることとなろう! タッハハハハッ、ウハッ、ハハハ!」()
 が、20万を超える大軍に、北条側は手も足も出ず。豊臣軍は支城を撃破して小田原城を孤立させると、官兵衛が和睦(降伏・開城)の使者に立ちました。第1話冒頭の、敵勢を目の前にして悠々と城に乗り込んでゆくシーンが再現。7月5日、終戦となりました。
豊臣は勝利し天下統一するも、石田三成(田中圭)が力を付け過ぎ、官兵衛らとの間に亀裂が生じていました。
 
 


 
 
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【主家裏切りを許さず!官兵衛が通した筋目】
 1590(天正18)年3月に始まった小田原攻めは着々と進み、豊臣軍は次々と北条の支城を陥落させていきました。さらに豊臣方は小田原城の内部分裂を謀(はか)り、北条の譜代重臣である松田憲秀(のりひで)に内通を持ち掛けました。この謀略を担当したのは、堀久太郎 秀政らしいです。堀秀政は越前国 北庄(きたのしょう)18万石の名将で、この小田原攻めの最中に38歳の若さで病死してしまいます。もし生きていたら徳川家康ではなく彼が関東入りしていたという話があり、歴史も変わっていたかもしれません。
 
さて、松田憲秀に持ち掛けられた内通の条件は、伊豆・相模2カ国を与えるという内容でした。これはいい話だと、内通を約束した憲秀とその次男・笠原政堯(まさたか)ところが、長男の松田直憲(秀治?)は北条家に恩義を感じており、裏切りに納得できず、行動が起こされる前に北条氏政・氏直親子に密告してしまいました。これによって、主家裏切りの憲秀と政堯は城内に軟禁となります。そして、軟禁状態のまま、7月5日に小田原城は開城となりました。
 
軟禁を解かれた憲秀と政堯。憲秀は事前に内通していたのだから、本来は伊豆・相模2カ国をもらえるはずです。しかし、開戦時に松田憲秀は主戦派で、秀吉はそれを見逃すわけにはいかないと、切腹させてしまいました。さらに、秀吉は“親を密告した”ことを憎んで、長男の直憲を処刑するよう、官兵衛に命じました。この時、官兵衛は、“長男・直憲は確かに親を密告したが、主家に忠義を通したのだ。むしろ、主家を裏切った次男・政堯を処刑するべきだ”と考え、長男を助けて次男を処刑しました。命令違反を秀吉が咎(とが)めると、官兵衛は「聞き誤りました」と答えたそうです。すると、秀吉は「別にさしつかえない」として、問題にしませんでした。どうやらこの頃はまだかろうじて秀吉に人の声に耳を傾けようとする心があったようです。
ちなみに、命拾いした松田直憲(秀治)は北条氏直に付き従って高野山に入り、氏直が病死すると、やがて加賀前田家に仕えて5000を得ました。
 
  ~主な参考文献~
編:阿部猛・西村圭子『戦国人名事典 コンパクト版』(新人物往来社)
小和田哲男『黒田如水』(ミネルヴァ書房)p.241
 
 


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コメント

No title

秀吉は茶々(淀)にメロメロですが、
おねのことは大事に思っているんだな
・・・ということが分かりました。

しかし官兵衛には苦悩の連続ですね。
田中圭くんもファンだったんですが、
嫌な三成がハマりすぎていて嫌いになりそうです(笑)

ぜんぶぽち☆

No title

☆つばきさん
ぜんぶぽちどうもありがとうございます(^∀^)
そうですね、茶々が調子に乗り過ぎた時に
おねの悪口言うなと秀吉は少し怒ってましたね(^ ^)

官兵衛たち、そのうち朝鮮攻めにも参加することとなるし
いよいよ大変です。
田中圭の三成の悪者振り、ハマッてますよね(笑)
ガラ悪いし青筋立てて陰険そうだし
悪者パターンの三成としてはかなりイケてますww

No title

確かに 家族も言ってました

石田三成 嫌なやつ・・・こんなに 嫌な人だったっけって

No title

一説によると秀吉には子種がなく。側室の誰も子を生んでない、で。よど殿が2回も解任した、それは父親が石田光成とか・・
さてさていろいろありますが。黒田官兵衛窮地ですね
レイシは主人公によっていろいろな見方ができるということをつくづくおもわせますね。たのしみです
ないす

No title

詳しい歴史解説ありがとうございます
伊吹さん、せっかくいい味出してたのになんか笑って終わったみたいなあっさり感でちょっと気の毒でした(苦笑)
これじゃあ~~タイトルにあわないんじゃないかしら(笑)
三成嫌な奴・・・っていうコメありますけど、本来の三成はそんな人じゃないんだけどなあ~~~ALLポチ

No title

☆サッチさん
石田三成、今年は今のところ徹底的に嫌われ役ですね(笑)
性格的に難があったのはほぼ事実と言えるので、
当時から三成の評価はかなり割れたでしょう。
まぁ、官僚としては一流、
武将としてもそうとうな人だと思います(^ ^)

No title

☆みっちゃんさん
ないすポチありがとうございます(^-^)
そうですね。淀殿の子は秀吉の子じゃない
という噂は、これはあの当時からすでに根強くあったそうです。
ただ、実際は秀吉は長浜時代の側室との間にも子供をもうけているので(夭折)、無精子症だったわけではありません。
淀殿が2回も密通に成功したとは考えにくい気がするので、一応秀吉の子じゃないのかなぁと思います(^ ^)
官兵衛、苦労が絶えませんね。
これからも難題山積です、注目したいです(=^▽^=)

No title

☆とん子さん
ALLポチどうもありがとうございます(=^▽^=)
伊吹吾郎、悪代官みたいでしたね
あの笑い声だけでキャスティングされたんじゃないかという感じでしたね(笑)
北条家より豊臣家の内部亀裂のほうが大きく扱われて
なんか違和感を覚えました(笑)
三成はそうとうクセのある人物だったのも事実だと思うので
腰巾着・嫌われ者の側面を強調すると あぁなってしまうのでしょうね(^ ^;)
まぁ、対する家康もアクの強い悪者風に演出されているので
徳川・石田、おあいこでしょうか^ ^;

No title

こんばんは。
分かっている史実ですが、だんだん三成が嫌な感じになってきますね~。
物語の中でも台詞で出てきましたが、三成がガンバレば頑張るほど人心が離れて行くって(^^;
いろいろな歴史の物語とか読むと、三成さんは私利私欲が少なく良い人みたいなのに残念。
きっと歯に衣着せぬ正論を吐いちゃう人だったのでしょうね。
今風にいうと場の空気を読めずに、正論をいって人のメンツをつぶしちゃうような。

No title

伊吹さん貫禄あって北条のドンが似合ってました^^

この裏切り親子の話は知らなかったです^^
良い話だけど大河でやるには、一話の中で盛り込むのは無理そうですね^^

ALL(*´∀`)ノ★ぽち

No title

先月末からちょっと家庭でごたごたがありすっかりご無沙汰してしまいました。

久しぶりにゆっくりTV見たりしました。

なんだか小田原が馬鹿にされてるようで。
なんだよ、久しぶりに見たのに(笑)

ここ最近、茶々とおねがなあなあな関係なストーリーが多かったから、あの女の戦いの目が面白かった!
心底気の強そうな茶々がいいですねー!

オールポチです☆

No title

☆ハニー先輩さん
このドラマでの三成は今のところ とことん嫌われ役ですね。
がんばればがんばるほど人心が離れていくなんて、不幸な星の下です…(笑)
5年前の『天地人』の時は、関ヶ原負け組サイドからのドラマだけあって三成が清々しく描かれていましたが、それでもやっぱり毒舌癖みたいのがあって敵をつくってましたね。
三成すごく頭がいい人なようですけども、そういう人から正論で頭ごなしに論破されたら、どうしても憎くなると思います。問題人格者ですね(^ ^;)
まぁ、このドラマでは、家康も悪者っぽく演出されているので
石田と徳川、ある意味公平に扱ってるのかも…(笑)

No title

☆栞さん
ALLぽちいつもありがとうございます(=^▽^=)
伊吹吾郎、あの高笑いはすごかったですね(笑)
あぁじゃなきゃ北条のドンは務まらないですね…!
もっと高笑いしてほしかったけども
けっこうあっさり降伏してしまい残念でした。
裏切り親子の話まで読んで戴き嬉しいです(^-^)
官兵衛の道徳観が分かって興味深い話なのですが
1話だけじゃ盛り込めませんね~^ ^

No title

☆Parlさん
オールポチいつもありがとうございます(^∀^)
家庭でゴタゴタですか…!
それは心配です、だいじょうぶでしょうか。。
せっかくの小田原でしたが
すぐ陥落してしまいちょっと残念な結果でしたね(^ ^;)
今年の茶々はたしかに挑戦的な目をしてます
どう展開してゆくのか楽しみです(^ ^)

No title

こんにちは♪
数年前に「歴女」とかっていうお嬢さん方の人気は、西軍の大谷吉継、石田三成という
報道を聞いた記憶が有ります。日本人は根本的に敗者を憐れに感じる民族ですからね。
そんな女子に人気者の佐吉クン、今年の大河では完璧に嫌われ役ですね。
小田原攻めのエピ、勉強になりました。解説ありがとうございます。
簡単に1話で済まない話が満載の戦国時代、この先どこまで端折られるんでしょうか?
TB&オール☆いたします♪

No title

☆風森湛さん
オールポチとTBどうもありがとうございます(=^▽^=)
5年前の『天地人』の時にも主人公の直江兼続の親友ということで
石田三成が人気ありましたね。
あとはゲームの影響が大きいのでしょうかねぇ…
大谷吉継はぼくも好きですが、女性からも人気出るとは…!
記事読んで戴きましてありがとうございます(^-^)
残り話数が少なくなってきましたね。
どこに重点を置くのか…、
関ヶ原にどれほど時間(と予算)を割くのか…
注目したいです!

No title

こんばんは。

黒田官兵衛と竹中半兵衛とは、豊臣秀吉の参謀として、
「二兵衛」と称された戦国時代を代表する軍師である。

『兵衛 Ambitious』 歌と演奏:兵衛'z

https://blogs.yahoo.co.jp/dfbcr152/12745045.html

本気で天下取るつもりなら
ベー・アンベシャス!
軍師選びが肝心さ

半兵衛・官兵衛が揃ったら
ドンベー・アフレイド!
城は落ちたも同然さ

大軍はいらない 戦はココ(頭)さ
さすがだよ秀吉 お目が高いね
三顧の礼は 無駄にしないぜ

鳥取城は兵糧攻め 高松城は水攻め
今度はどの城 落とせばいい?
八幡城は調略 三木城なら兵糧攻め
陽動作戦もお見通し

本気で天下取るつもりなら
ベー・アンベシャス!
軍師選びが肝心さ
半兵衛・官兵衛が揃ったら
ドンベー・アフレイド!
城は落ちたも同然さ

No title

☆Ozz☆にゃんさん
ありがとうございます♪
官兵衛と半兵衛の歌、面白いですね(^-^)
でも この2人、意外と一緒にいた時期が短いですよね。
他にも軍師らしき人がいたり。
官兵衛は武将としての戦場の活躍もあるので
実際のところは半兵衛よりも断然活躍度が
高いかなぁという気します(^ ^)

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
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①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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