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「軍師官兵衛」賤ヶ岳の合戦でも“大返し”

大河ドラマ『軍師官兵衛』
 第31回「天下人への道」
【信長から秀吉へ】
 1582(天正10)年、黒田官兵衛(岡田准一)は数え年37歳、嫡男・長政(松坂桃李)15歳。
6月27日、織田家後継を決める清洲会議では、信長の嫡孫・三法師を担ぎ出した羽柴秀吉(竹中直人)が優位に立ちました。一方で、柴田勝家(近藤芳正)信長の妹・お市(内田恭子)と祝言。張り合います。三法師は信長の三男 信孝(中山麻聖)が抱え込んでしまいましたが、1015日、秀吉は京の大徳寺にて、信長 四男であり自分の養子でもある秀勝を喪主に葬儀を強行したのでした。
 
 さて、1583(天正11)年 正月、宴席で長政は蜂須賀小六(ピエール瀧)の娘・糸(高畑充希)と懇意になりました。
4月24日、柴田勝家とお市は自害。茶々(二階堂ふみ)・初・江(ごう)の三姉妹が残されたのでした。
 
 


 
 
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【賤ヶ岳の合戦でも見せた“大返し”】
 1582(天正10)12月、羽柴秀吉は5万の大軍で近江の長浜城を囲み、柴田勝家の甥(養子)である柴田勝豊を寝返らせました。ちなみに、この柴田勝豊は、ちょうど賤ヶ岳の合戦最中に京で病没しています。精神的に脆い人だったのかな…?
この年内には、秀吉は岐阜城も囲み、信長三男 信孝から人質(母と娘)を取るなど、ことを優位に進めています。
 
翌年まもなく、勝家の盟友 滝川一益が北伊勢で挙兵しました。2月半ばには、一益の家臣 佐治新介の守る亀山城を官兵衛らが攻めていますが、なかなか攻略できません。秀吉軍は金掘(かなほり)を動員し、掘削工事で堀を壊しようやく城を落としました。3月3日のことです。
 
同日、柴田軍は佐久間盛政を先鋒として越前の北庄(きたのしょう)城を出陣。約3万の兵力で賤ヶ岳(しずがたけ)をうかがいました。対する秀吉軍の兵力は、約5万。その顔触れは、賤ヶ岳に桑山重晴、大岩山に中川清秀、岩崎山に高山右近、左禰山に堀秀政…といった布陣です。しかし、膠着状態のまま1カ月近くが経過。この時、岐阜城の織田信孝が挙兵しました。秀吉は人質として取っていた母を殺害し、岐阜城を攻撃しようと1万5000ほどを率いて大垣城へ。
このため、賤ヶ岳付近の秀吉の軍勢が手薄になりました。佐久間盛政はこの機を逃しませんでした。4月20日、4000の兵力で大岩山の砦を攻め、激闘の末、中川清秀を討ち取っています。さらに、岩崎山の砦にいた高山右近を敗走させました。佐久間盛政は秀吉のいぬ間に暴れ尽くそうと、どんどん攻め込んでいきました。
 
ところが、秀吉は岐阜城から木之本という賤ヶ岳がある町まで、52kmの道を5時間かけて突っ走り、1万5000の大兵力を驚異的な速さで移動させました。しかもそのままほとんど休むことなく、合戦に突入。秀吉軍の驚くべき機動力を見せつけられた佐久間盛政の軍勢は浮足立ち、敗れました。佐久間盛政隊の殿軍(しんがり)である柴田勝政(盛政の弟)隊との間で、秀吉馬廻りの福島正則加藤清正が大奮戦し、これがのちに「賤ヶ岳七本槍」と呼ばれるようになります。さらに、佐久間盛政隊が崩れたのを見て、柴田勝家の与力大名だった前田利家たちが戦線離脱。これはもう秀吉軍の完勝です。
 
  ~主な参考文献~
小和田哲男『黒田如水』(ミネルヴァ書房)p.153
小和田哲男『戦国合戦事典』(PHP文庫)p.328
 
 


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コメント

No title

今週はちゃんと見られました^^
お市の方、いきなり自害なんですね。
村重(道糞)、千宗易、茶々・・・なんだか濃密な一時間でした。
秀吉主役の物語はたくさん見てきたので、
官兵衛を軸にどのように進んでいくのか楽しみです。

ぜんぶぽち☆

No title

今回も柴田オヤジ殿退場がアッと言う間でしたね。
これから後半部分のサルとクロカンの確執をじっくり描くのでしょうか?
関ヶ原への言い訳?(こら!)別にクロカン、善人に描かなくてもいいんですけどね?
TB&オールポチいたします♪

No title

本とにね。貴台の天才だったのですね。違う人の本を読み違う黒部官辺絵増があるかと思いましたが大体の線でおなじでした。彼はクリスチャンになったのご存知でしたか
びっくりでしたね、家康がキリスト教を禁止せざるを得なかったのもわかる気もしますね・・
ないす

No title

☆つばきさん
ぜんぶぽちどうもありがとうございます(=^▽^=)
お市、ほとんど自害するための出演でしたね(゚∀゚;
荒木村重と千宗易が心気くさい感じで出てきて
茶の湯のイメージが悪くなりました(笑)

ぼくも官兵衛を軸にした物語が見たいです。
個人的には、天下に下心をもつしたたかさなど見たいです。
できれば、関ヶ原の合戦前後の動乱に時間を割いて欲しいなぁと思っています~(^ ^)

No title

☆風森湛さん
TBとオールポチ大感謝です(=^▽^=)
光秀も勝家も早々退場だというのに
村重が長広舌をふるってましたね。
官兵衛は関ヶ原の動乱前後にはぜひ
天下への野心を見せてもらいたいものです!

No title

☆みっちゃんさん
ないすポチありがとうございます(^-^)
官兵衛はキリスト教に対する理解が深かったらしく
兄弟や嫡男・長政もキリシタンになっているし
他大名領内での迫害中止説得まで行なっています。
官兵衛だからよかったものの、軽薄な者がキリスト教にかぶれたら侵略を招いたかもしれないので、危険ですね。

No title

詳しい解説ありがとうございます
賤ヶ岳の戦いがあらすじみたいな終わり方で残念です。
中川清秀が出てきたんですから、彼の最期やればよかったのに
軍師官兵衛なんですから、もうちょっと合戦のことを詳しくやってもらいたいですね。
ALLポチ

No title

こんばんは。
賤ヶ岳の戦いはもう少しじっくり観たかったので、あまりにのはしょられていてガッカリ(^^;
大返しでやられる柴田陣営が観たかったな~

No title

☆とん子さん
ALLポチどうもありがとうございます(=^▽^=)
賤ヶ岳、速攻で終わってしまいましたね(笑)
中川清秀、他の場面に出ていたのに討ち死にシーンは無しだし…(笑)
まぁ、これからの合戦シーンに期待しましょう(^ ^)

No title

☆ハニー先輩さん
賤ヶ岳、長政の実質初手柄があったらしいんですよ。
七本槍の面々もいるし、あんなに速攻で終わるとは思いませんでしたね(笑)
大返しに驚愕して総崩れになる柴田軍が見れれば、中国大返しの延長として、すごさがより伝わったと思うんですけどね~

No title

記事本文もさることながら、
「お市、ほとんど自害するための出演」「荒木村重と千宗易が心気くさい」
というリコメも凄いですね

賤ヶ岳を速攻で終わらせたのは、ロケ費の節約かしら…
それとも、いい合戦シーンを思いつけなかったせいかしら…

No title

みてましたよーーーーナイスです

No title

☆Sophiaさん
コメントまで読んで戴きまして
どうもありがとうございます(=^▽^=)
やっぱり、「関ヶ原貯金」のために
賤ヶ岳は控えめにしたんでしょうね(笑)
本場 関ヶ原と九州黒田激戦地の2局同時中継を予定している(と思う)ので
しばし節約です(^ ^)

No title

☆ぎいさん
ナイスポチありがとうございます(^-^)
見てましたか…!
おもしろかったですよね~

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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