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『龍馬伝』脱藩の捉え方/坂本家と岩崎家/吉田東洋

  ついに龍馬が脱藩…!
 第13回「さらば土佐よ」。龍馬と坂本家の葛藤、そして絆が描かれるとともに、
当時の脱藩に対する考え方がよく分かる内容になっていました。
 
 
「勤王党の吉村虎太郎が、脱藩したがじゃ! わしらも土佐を捨てるがぜよ、龍馬!
 脱藩の道は考えちゅう……」沢村惣之丞
「ちっくと待ってくれ、惣之丞!
 土佐を捨てるゆうことは、親兄弟も捨てるゆうことぜよ!」龍馬
 
「吉村様のお身内はどうなるがじゃ?」伊與(龍馬の父 八平の後妻)
「ただでは済まんですろう。
 お役目は解かれ、下手をしたら お取り潰しじゃ」権平(龍馬の兄)
 
脱藩はお殿様に対する大罪やぞ! 捕まったら死罪ぜよ!
 あいつは誰かにたぶらかされたがじゃ!」権平
 
 
 忠義を重んじるこの時代、脱藩は主君への裏切り行為でした。
もっとも、龍馬の頃は脱藩が流行しつつあったのだと思いますが、それでもかなりの葛藤があったのでしょう。龍馬がこんな言葉をつぶやく場面がありました。
「世渡り上手なら、…ずっと土佐におるき」
 
 坂本 本家の才谷屋のお蔭でわりと恵まれた境遇にあったのに、
あえて一歩を踏み出した龍馬。志が大きかったというふうに考えるのがふつうですけど、もしかしたら今回のドラマのように世渡りベタを自覚する側面も多少あったのかも知れませんね。
いずれにしても、既存の社会体制が窮屈で飛び出したことには、変わりなさそうです。
 
 龍馬の脱藩の意志に気づき、怒り嘆く坂本一家。しかし、乙女 姉やん(寺島しのぶ)が龍馬への理解を訴え、最後には餞別(せんべつ)の品を与え、涙しつつ送り出していました。
  ただのお涙頂戴に終わらずに、
(才谷屋の)借金台帳があったら、龍馬が脱藩したからゆうて、そうやすやすと
 坂本家に手は出せん。わしらには、わしらの戦い方があるがぜよ」権平
  一家の覚悟も描かれていたのが、よかったです。
 
 
 
  一方の岩崎家では、いつものドタバタが……。
 
「私はおまさんの女房です。どこまでも ついていくぞね」弥太郎の妻 喜勢
 愛妻の言葉に励まされ、命令違反(後藤象二郎から受けた龍馬暗殺指令)を岩崎家のみんなに告白する弥太郎。
「後藤様の…、いや、吉田様のご命令に背いてしもうた。
 ……逃げろう、喜勢。みんなで土佐から逃げるがじゃ!」
 すると……、
 
  父 弥次郎「おまんのやったことじゃろうが、アホが!」
  弥太郎  「喜勢、二人で逃げろう」
  喜勢   「イヤですき! 私は土佐から出とうない!」
  弥太郎  「今、どこまでも ついていくと…」
  喜勢   「イヤやき!」
  母 美和 「今のうちに食べんさい!」
        「はい!」(岩崎家の面々、一斉にごはんを掻き込む)
 
 涙するどころか、ただ食するのみでした()
でも、これはこれでリアリティーが感じられて、おもしろかったですね(^ ^)
 
 
  【吉田東洋 死す 】
 そして、龍馬の脱藩後には…、とうとう吉田東洋(田中泯)が殺されてしまいました。
走る感じで、憎まれ役になってしまった東洋。
 武市半平太(大森南朋)ら攘夷派の土佐勤王党からだけでなく、リストラや改革的な人材抜擢を進めたために保守派の上士からも敵視されており、いずれはこういう運命をたどったのかなぁという気がします。
 
それでも、鶴田塾(少林塾)を開いて弥太郎や象二郎を育てたり、あとたしか 自由民権運動の板垣退助にも目をかけていたり、維新後も活躍する人材に影響を与えました。
 
 後の土佐藩閥がもっと強かったら、吉田松陰とまではいかなくても、もう少し有名になってたんじゃないかという気がします。
 まるで極道の親分みたいなあの東洋の姿がもう見れないかと思うと残念です…、
でも代わりにもうすぐ勝海舟とかが登場するみたいですね…!
 
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コメント

No title

すいません、行ってQと女子フィギュアと忙しくて見れませんでした(**)次を再放送を楽しみにしています☆

No title

オリンピックが終わったばかりなのにまた女子フィギュアやってたのですね~ 今度は世界選手権ですか。
大河ドラマは再放送があるんでまぁ気楽にどうぞ(^ ^)

No title

妻と子供たちが実家に帰っているおかげで、今までHDDにたまっていた「龍馬伝」を飲みながら全部見ました。今週のも見ました。私も吉田東洋の姿がが見れなくなるのが少し残念です。今後も楽しみですね。

No title

☆masamasaさん

おぉ、ぜんぶ見ましたか…! それは有意義な休日でしたね(^-^)
吉田東洋は緊迫感を醸しだしていて、よかったですね。

ところで、吉田東洋のことを書いてたら『東洋美人』が飲みたくなってきましたよ(笑)『吉田蔵』もまた飲みたいな~
近々飲みましょう( ^ ^) _U~~←熱燗

No title

あははは、↑『東洋美人』に『吉田蔵』、私も飲みたいです ^^;
吉田東洋というと開国派の知識人のイメージですが、今回の東洋はギラギラした野心家という描き方で面白かったですね。

No title

☆越前屋平太さん

『東洋美人』も『吉田蔵』も美味しいですね(^ ^)

そうですね、吉田東洋、ドラマでは自信家で才能も貫禄もあってギラギラしていました。かなり存在感がありましたね…!

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
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①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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