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「軍師官兵衛」また生きろがテーマ?/であるか健在

大河ドラマ『軍師官兵衛』
 第1回「生き残りの掟」
【信長、秀吉、桶狭間…鉄壁の布陣でスタート】
「花の命は儚(はかな)い…、人の命もまた儚い…」
 鼻が詰まったような発声の藤村志保の語りで始まりました。
1590(天正18)年、豊臣秀吉の小田原攻め。1996(平成8)年の大河『秀吉』以来18年振りに秀吉を演じる竹中直人。今まさに北条家を蹂躙しようという時に、黒田官兵衛(岡田准一)が登場しました。戦をせずに降伏を勧めようと、官兵衛は小田原城下へ。弓矢や銃弾が官兵衛を襲いますが、威嚇射撃なのか、ぜんぜん当たらない…! 官兵衛「かたがた、命を粗末になさるな! 生きられよ!」 まるで同じ岡田准一主演の『永遠の0』のゼロ戦操縦士の台詞です。生きろ、という当たり前のフレーズがこのところまた流行っているような気がします。
 
 すぐに時はさかのぼり、1558(永禄元)年の播磨国姫路、まだ幼名・万吉を名乗っていた官兵衛は数え年13歳。元気いっぱいで駆けずり回り、広峯(ひろみね)明神の御師(おし)である伊吹善右衛門(尾藤イサオ)から諸国の珍談を聴くのを楽しみにしていました。
 万吉の父・職隆(もとたか 柴田恭兵)は、御着(ごちゃく)城主・小寺政職(こでら まさもと 片岡鶴太郎)の命令を受けて野武士らと戦続き。職隆の弟・休夢(きゅうむ 隆大介)などは不満を言います。が、職隆は「流浪の身を引き立ててくださった」として小寺に忠義を尽くし、龍野(たつの)赤松政秀(団時朗)からの内通の誘いにも応じません。
ある時、裏切りの疑いをかけられましたが、万吉の活躍(内応者を目撃・通報)で乗り切りました。
 
 翌年、万吉の・いわ(戸田菜穂)は。。。
「おまえの振る舞い次第で人が命を落とすことにもなるのです、おまえは一人で生きているのではないのですよ。……万吉、真っ直ぐ生きるのです」
 そう言い遺し、病死してしまいました。
 
そして、翌1560(永禄3)年5月、桶狭間合戦だぎゃあぁ…!
ちなみに、信長の口グセ「…であるか」今作でも健在。
    翌1561(永禄4)年には、万吉が16歳で元服し、官兵衛孝高(よしたか)に!
 
 


 
 
  歴史話☆彡
【下剋上を逃れ、目薬売りからの出世物語】
 ドラマで竜雷太が演じている官兵衛祖父・黒田重隆は、1508(永正5)年に生まれました。もともと近江国(現 滋賀県)黒田という土地に住んでいましたが、やがて一族のいる備前国(現 岡山県の南東部)福岡に移住。1523(大永3)年に父が亡くなって数え16歳で家督を継承しました。
 
その少し前、1521(大永元)年、浦上村宗(うらがみ むらむね)という武将が、主君である守護大名・赤松義村(よしむら)を殺しており、播磨・備前・美作の3カ国を乗っ取っています。この時期の下剋上として、まぁまぁ知られている事件です。この浦上村宗の勢力におされ、まもなく重隆は播磨国(現 兵庫県の南西部)姫路へと逃れたのでした。
 
生活に困った重隆は、竹森(後の黒田24騎の1家)という大百姓から空き家を借ります。そして、広峯明神の神主・井口太夫(同じく黒田24騎の1人、村田出羽吉次のおじさん)に生活相談したところ、何かいい薬を知らないかと訊かれたので、黒田家秘伝の目薬「玲珠膏(れいしゅこう)というものがある…と答えました。すると、ドラマ中に歌・踊り付きの解説があったように広峯明神のお札と一緒にして売ることになり、その結果、大儲けしたのでした。で、その後に儲け度外視で財産を貸し出したというのは、実際にはさすがにそこまで大盤振舞ではなくて、「黒田の二割米」と言われ、年2割で貸したようです。利息2割が低金利と言えるのかどうかちょっと怪しい気がしますが、まっとうなんでしょうか? 借金に詳しいかた、教えてください()
 
なんにしても、怖い取り立てはなく、返済できない場合は代わりに家来として仕事をすればいい…という形でしかも家来は大切に扱われたとのことなので、黒田家はいい家だったのでしょう。
 
  ~主な参考文献~
小和田哲男『黒田如水』(ミネルヴァ書房)p.12
 
 


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コメント

No title

新年早々忙しくて初回を逃してしまいましたが、
今年は見ようかどうか迷っています。
視聴率18%という低調なスタートでしたが、
それでも今後に期待が持てなくもないスタートらしかったので気になっています。
とりあえずは土曜日の再放送を見てからかな。

No title

勘兵衛も解説していただき ありがとうございます^^

わたしは 勘兵衛好き いや 岡田くんも好き(笑)^^

No title

始まりましたね
黒田家の成り立ちをミュージカル調にしたのは面白かったです
尾藤さん久しぶり~~~~~
永遠の0ご覧になったのですね。私も正月観にいきました~~~
ALLポチ

No title

こんばんは。
いよいよ今年の大河が始まりましたね。
僕も『生きろ』のセリフにえ~~っとなりました。
『永遠の0』を連想させますよね。
少しドラマチック過ぎる感じですが、その位の方が多くの方が見てくれそうですよね。

No title

生きろの元祖はジブリな気がします^^

戦国的に突っ込みたいところは山ほどあったんですが、
初回ご祝儀で自粛(爆

播磨戦国史は、かなり端折ってるみたいですが、詳しく遣ってると万吉が元服できないので、これでいいかもですね^^

実際、自分も播磨戦国史(←基本的にマイナー)は知らないので、端折られても気にならなかったです^^

下手に調べるとイライラするんで、
無心でボーーー |大河|_ ̄)じぃー っと見てます。



・・・・・・・・今は。(*´m`)ぷぷぷ
あんまりスィーツに走らないで欲しいな~村ナイスヽ(*´∀`)ノ★ぽち

No title

☆鉄平ちゃんさん

始まったばかりで、新趣向を感じるような
一方で ありきたりのような、まだ判断が下せない感じです。
戦国時代の価値観で、家臣の命にも責任をもって生きるように
子供(官兵衛)をしつけているところがあって
そこに好感を持ちました。

桶狭間の合戦があっという間に終わってしまい
今のところテンポよく進んでいます。
お時間取れましたら見てみてください!

No title

☆サッチさん
ナイスポチありがとうございます(^-^)

岡田准一の官兵衛はかっこよ過ぎますね(笑)
せっかくかっこいいので
女性視聴者が多くなると嬉しいです(^ ^)

No title

☆とん子さん
ALLポチどうもありがとうございます(^∇^)

ミュージカル、和風にできていて
けっこうおもしろかったですね(=^▽^=)
これからも ああいうのあるのかな…?
『永遠の0』、見応えありましたね(^ ^)
大河でもそのうちに昭和を採り上げてほしいものですね。

No title

☆ハニー先輩さん

同じ主演俳優が別のドラマで「生きろ」と同じ台詞を言うのは
なんかちょっと変な感じでしたね(笑)
もう桶狭間の合戦が終わってしまって
テンポがいい感じなので
これからにも期待したいですね…!

No title

☆栞さん
村・ナイスぽちいつもありがとうございます(=^▽^=)

「生きろ」は『もののけ姫』で一度ブレイクした感じですね(^-^)
それがまた『風立ちぬ』で再登場しました~

突っ込み所、そんなにありましたか…!
それは自粛しないでぜひ指摘してほしいです(笑)
播磨戦国史、はっきり言って、興味持ってる人あんまりいなそう…(笑) 織田軍が来るまでは、何かショボいイメージです(^ ^ゞ

今のところ、スウィーツな感じは…官兵衛に矢弾が当たらなくて
かっこよ過ぎた点でしょうか(^ ^)
スウィーツの意味があんまり分かっていません(゚∀゚;

No title

遠い小樽のホテルで見ましたよ~!
って言ってもなんだかうわの空でよく覚えてないので録画を見るか、初回はばっさり捨ててしまうか悩み中です。

語りがめっちゃ叩かれてましたね!
誰かわかってればなるほどーって思うんでしょうけど声だけだと暗い~感じになっちゃうのかな?

永遠の0で岡田君に目覚めてしまったので今年はみますよ(笑)
来年の今頃岡田君から抜け出せなかったらどうしよう~♡

今年も宜しくです!!
オールぽちりん★

No title

☆Parlさん
オールぽちりんありがとうございます(=^▽^=)

遠征先のホテルで見てくれましたか…!

語りは、暗いというのもありますけども、鼻が詰まってるような感じの語り方なので
「鼻をかんでからやってくれ」と言いたくなりました(笑)

信長~秀吉というわりと王道路線なので
多少見逃してもついてゆけそうな感じが
しますよ(^ ^)

こちらこそ、今年もよろしくです!!

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清水しゅーまい

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ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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