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わびの美を実感できる映画「利休にたずねよ」

 とは何か。。。
日本の美()びの美を見事に映像化した『利休にたずねよ』を見てきました…!
 

原作:山本兼一『利休にたずねよ』第140回 直木賞受賞作品
脚本:小松江里子(NHK大河ドラマ「天地人」)
監督:田中光敏(「火天の城」)
音楽:岩代太郎(NHK大河ドラマ「義経」 「レッドクリフ PartⅠ~Ⅱ」)
製作プロダクション(美術チーム):東映京都撮影所(「男たちの大和/YAMATO」「大奥」)
   日本作品 第37回モントリオール世界映画祭 最優秀芸術貢献賞 受賞

【登場人物:キャスト】
千利休:市川海老蔵  宗恩(そうおん 利休の後妻):中谷美紀
武野紹鷗(たけの じょうおう 利休の師匠):市川團十郎
山上宗二(やまのうえ そうじ 利休の弟子):川野直輝
おさん(利休と前妻の娘):成海璃子  千与兵衛(利休の父):伊武雅刀
織田信長:伊勢谷友介  豊臣秀吉:大森南朋  北政所:檀れい  石田三成:福士誠治
細川忠興:袴田吉彦  細川ガラシャ:黒谷友香
高麗の女:クララ  古渓宗陳(こけい そうちん 大徳寺住職):中村嘉葎雄
 
【利休の美と才能が披露され、その根源が明かされる】
 侘びの美とは、利休の美とは、そしてその根源にあるものとは、何なのか?
それらの疑問に答えてくれる映画です。
 
天正19(1591)年2月28日、利休切腹予定日の朝からいきなり始まります。利休に対し、関白 豊臣秀吉の使者は“謝罪すれば許す”という意向を伝えますが、利休は…
  「私が額衝(ぬかづ)くのは、美しいものだけにございます」
 そこから時は21年前にさかのぼり、元亀元(1570)年、利休(当時の名前は宗易 そうえき)織田信長と出会う場面へ。商人達が持参した茶道具に、信長が即座に値を付け、金袋から金を出して買い取っていきます。みんなより遅れて、日が暮れてから登場した利休。お盆のような物を出すと、商人達は“そんなつまらぬ物を”と嘲笑しました。が、利休がその盆に水を注ぎ、サッと障子戸を開くと、水面に満月が…! 信長はうなずき、大量の金をバラまきました。こんなふうに、利休の“美”と才能が披露されてゆきます。
 
天正7(1579)年、イエズス会の宣教師ルイス・フロイスとアレッサンドロ・ヴァリニャーノに初対面する時には、“またアヒル小屋で不味いものを飲まされるのか”とすでに茶道に辟易している2人に、美味しい茶を飲ませて感心させ、さらに一輪の花が生み出す美を説きます。しかし、単なる茶人ではない証拠に、信長もいる前で、
  「美は私が決めること。私が選んだ物に伝説が生まれる」
 と豪語。利休の壮大さを感じさせてくれます。
 
物語の核心は、秀吉時代になってからで、最高権力者をも脅かす利休の審美眼がよく分かる内容になっています。
やがて話はその“美”の追求が始まった青年時代のある出来事へ。。。
 
 淡々とした展開の中に、利休の、美にかける情熱がかいま見られて惹き込まれました。
淡々とし過ぎて若干退屈を感じるかもしれませんが、日本美の一つである“侘び”とは何ぞや…? という、分かっているようでけっこう難しい問いに、映像で答えてくれる快作です…!
 
   お奨め度  4
   (5点が満点 5傑作 4見る価値充分 3興味深い 2いま一つ 1駄作)
 キャスティング、かなりいいです。信長時代がすぐに終わってしまうのが ちょっと残念。
それと、できれば戦も見たかった…!
 

 
 


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コメント

No title

これは、必ず見に行きたい映画ですね。
茶道具も本物多用してるみたいだし。
キャストもすごい。個人的には信長の伊勢谷さんが楽しみですが・・。
村ポチ。

No title

☆ナツメの10ちゃんさん
村ポチありがとうございます(^-^)

実際に利休が所持した茶碗が出てきたり
かなり道具や背景美術・ロケ地などにも
こだわっているらしいですね。

少しずつ時代や利休の美にも変化があるのも
興味深いです。

伊勢谷信長、バッチリキマッてましたよ…!
ただ、退場が早いのが残念でした(^ ^ゞ

No title

表向き外面良く、実は厳しい利休を、真逆の海老蔵が演ずるのが面白そうです!

清須会議も観たいし、かぐや姫も観たいし、利休も。

育児中なので我慢ばっかりですよ~。
BIGBANGのライブだけはお許しもらって行ってますけど(笑)

つたやさん頼りになるのかなあ~。

今日ぽちぽちしちゃったので、明日ポチポチしに来ますね!!

No title

こんばんは。
かなり良い作品の様ですね。
う~~ん、年末だけあって、観たい映画が多すぎます。

No title

☆Parlさん
連日ポチポチありがとうございます(=^▽^=)

さすがに演技をしている時の市川海老蔵は
さまになってましたよ(^ ^)

育児中じゃ大変ですよね、映画の時間なんて取れなそうですね~
でも BIGBANGは別格ですか(笑)
ライブ楽しめるといいですね(^∇^)

No title

☆ハニー先輩さん

合戦のような激しさはありませんでしたが
内に秘めた“美”やその披露、人望争いなど見どころでした…!
おもしろそうな映画、どんどん公開されてゆきますね…!

No title

☆栞さん
こちらにもナイスポチ大感謝です!

No title

わたしも わびさび 大好きです

お道具も本物 貴重な茶わんとききました。

それだけども みたいきがします。

No title

☆サッチさん
ナイスポチありがとうございます(^-^)

侘び寂び好きですか…!
とても味わいのある映画で、侘びを実感できてお奨めです(^∀^)
実際に利休が所持した名物茶碗が出てきたり
美術や演出もよくて見応えある内容でした!

No title

今日見てきましたよ。茶人というとわびさびのかれた人間と思うけれど、熱情あふれた人と・・その違和感がなんとも・・最後で決着つくのですが。。キャストは絶妙です。エビ様の所作の美しさ。。秀吉の俗人ぶりが際立ちましたね。様式美かな2-3日してあたためてからレビュうを描きたいです。また読んでくださいね、ナイス~

No title

☆みっちゃんさん
ナイスポチありがとうございます(^-^)

信長・秀吉の頃の茶はけっこう派手好みなところもあるので、
晩年の利休のような極端な侘びはむしろ特殊かもしれませんね。
秀吉らしさがいっぱいで利休と対比されていて
とてもおもしろかったですね。
本当に、本格的な茶道の所作が美しかったです。
秘められた情熱もよかったですね。
みっちゃんさんのレビュー、楽しみにしてます!

No title

tbありがとうございました。tbおがいしますね。

No title

☆みっちゃんさん
tbお返しどうもありがとうございます~(^∇^)

No title

美とは何か?
明確に語る作品って意外とないですね
これは素晴らしい作品でした
現代社会にも見られる
謝れば許す
(YESMANしか求めない)
無能な管理者の典型が笑えます

No title

☆不思議な泡さん
美をテーマに、
千利休が真っ向から問いかけてゆく作品でしたね。
映像化に当たっても色々と難関あったと
思いますが見応えありましたね。
豊臣秀吉の俗っぽさもまたあれはあれで
おもしろかったように思います(^ ^)

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
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①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
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猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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