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「八重の桜」遺恨/八重のハイヒール/女の闘い

大河ドラマ『八重の桜』
 第39回「私たちの子ども」
【会津と薩摩の遺恨またもや】
 1877(明治10)年、八重(綾瀬はるか)は数え年33歳、兄・山本覚馬(かくま 西島秀俊)50歳、新島襄(オダギリジョー)35歳。
4月に開校した同志社分校 女紅場が9月になって同志社女学校と改称されました。その女学校の寮で、教師のアリス・スタークウェザー(アナンダ・ジェイコブズ)と生徒たちが口論に。原因は、アリスが「レディーは布団を干すな、レディーが寝具を他人に見られるなんて」と発言したという、しょうもないものでした。が、女子生徒たちは、「あたしたちゃレディーになるために遥々京都まで来とったじゃなか、男子に負けん学問ばするためにやって来た」と すごい剣幕です。なんとか八重がとりなしてその場は収まりました。
 
 女子生徒の一人、薩摩出身の小松リツ(大後寿々花)がカゼをひきました。八重が看病に行くと、
  リツ「会津者の情けは受けもはん」
  八重「勉強すんのに生まれは関係無い」
  リツ「あたいの父は会津で死にやした、戊辰の戦で」
 なんと、リツの父を撃ったのが、八重だったらしいのです。リツは心を閉ざし、八重が作った食事をずっと食べません。すると…、
  八重「いいかげんにしっせ。…元気になって、私に報復したらいいべ。つまんねぇ意地を張って死んでしまったら、なじょにもなんねぇのだし。生きねばなんねぇのだし」
 八重の言葉はリツに通じたのでしょうか。。。
 
 


 
 
  歴史話☆彡
【ハイ ヒールも履いていた八重、心配する襄】
 八重は本当にハイカラな女性で、それは新島襄と結婚する前からでした。英国製のハイ ヒールを履いており、襄はそれを見て密かに心配していたそうです、八重が転んでしまうのではないかと…。結婚後、八重がそのハイ ヒールを履こうとしたところ、なんと、ヒールが低くなっていました。八重が驚いていると、襄は「あなたが倒れてはいけないから切りました。実は結婚前から心配でならなかった」と答えたのでした。
 
【八重とアリス、女の闘いエスカレート】
 新島襄が八重と結婚した当初は、宣教師仲間からも祝福されました。伝道団体アメリカン・ボードの牧師J・D・デイヴィスが、「八重は新島にとって日本一のヘルプ ミート(妻、特に聖書ではアダムにとってのイヴ)であり、新島との結婚は真に神意にかなった慶事である」と 称讃し本国に報告しています。しかし、まもなく八重の評判は悪くなりました。教育方針に八重が猛烈に口出しをしたからです。そして、教師アリス・スタークウェザーは本国への手紙に、
 
「私たちはうんざりする反対と苦痛に耐えてきたが、その原因はミセス新島とその母(佐久)による不文律にある。この屋根の下ではあらゆる事が、外人宣教師の目から隠すように計られている。……(八重の)非キリスト教的な考え方は、彼女がその身分を意識し、また うらやみ、嫉妬、疑い、競争心のはびこる非キリスト教諸学校での長い経験を持つがために、かなりしっかり植えつけられている」
 
 と、ひどい書きようをしています。アリス・スタークウェザーは「日本人を教育するには、自ら日本人にならねばならぬ」と考え努力しました。それに対し、八重が「ならぬことはならぬ」と言ったかどうかは分かりませんが、八重とアリスは激しい女の闘いを展開。とうとうアリスのほうが体調を崩してしまいます。そのあたり、これからどう描かれるのか、ドラマに注目です…!
 
  ~主な参考文献~
山下智子『新島八重ものがたり』(日本キリスト教団出版局)p.70
編:同志社同窓会『新島八重 ハンサムな女傑の生涯』(淡交社)p.32~、85
吉田曠二・坂井誠『八重・襄・覚馬 ‐三人の出会い‐』(芸艸堂)p.85
 
 


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コメント

No title

こんばんは~~~~
アリスって人は反山本派だったのかな
次回はまた大変なことに巻き込まれそうなので
それにしても同志社っていろんなエピがあるんですね。
ALLポチ

No title

☆とん子さん
ALLポチありがとうございます(^ ^)

アリスは一生懸命だったのですが
なかなか日本人と折り合えなかったようです。
八重はああいうひとですし、襄の立場も微妙で、
主導権争いが起きてしまったようですね。
同志社、トラブルいっぱい多難でおもしろい学校ですね!

No title

こんばんは。
そんなやりとりが本当にあったのですね。
たんなる女学生のエピソードかとおもったら、これから大変なバトルが行われそうですね。

No title

こんばんは。八重とアリスとの間にそんなトラブルがあったとは!!
八重のおかあさんは、なかなか、できた人のように見えますが……。

同志社の女学生たち、熊本バンドに負けず劣らず、鼻っ柱が強いですね!八重といい勝負ではないでしょうか。

明治時代のはじめは、東京でも、外国帰りの知識人が私立の女学校を作ったり、政府も官立の師範学校を作ろうとしたり、そういうところにさっそくつめかける娘たちは元気いっぱいで、あるときは授業がむずかしすぎるといい、あるときは簡単すぎるといい、あるときは寄宿舎の料理人が不潔だとハンストをし、とすばらしい活躍ぶりだったそうです。
初めて官立の女学校を訪問した、当時の若い皇后さまも、十二単でハイヒールだったそうです。

No title

襄の影響でハイカラになったのかと思ったら、結婚前からおしゃれだったんですね!

ドラマでは綾瀬さんの美貌もあって、素晴らしい女性のように見えますが、実際の評判は散々だったようですね・・・

この先時枝さんも離縁させられますが、その辺もやんわりと描かれるのでしょうか。

No title

そうですね。ハンサムウーマンといわれた八重さんでも明治の女性とキリスト教の教育とは相いれなかったかもしれませんね。
難しいところですね、これからが楽しみでですものね。
ナイス~

No title

八重ちゃんはやっぱり結構強い女子だったんですねー。
てか、基本女子はみんな強いですけど(笑)

でもお父さんを撃った敵だったらご飯なんて食べれないですよね!
なんか悲しい巡り合せです

それにしても残す所後何回とかになっちゃったんじゃないですか?
1年が早い~~~!

オールポチ★です!

No title

☆ハニー先輩さん

八重とアリスはそうとうやり合ったようです。
教育方針などでぶつかったと本に書いてあったんですが、
具体的にどういう事柄で対立したのかよく分からなかったので、
これからのドラマを楽しみにしています…!

No title

八重は薩摩人に冷たかったってなにかで読んだことあったんですが・・、相手も・・(^_^;)。
男女共学の同志社大学の隣に、なぜ同志社女子大あるのか、京都在住時から疑問でしたが、大河みて氷解しました。
村ポチ。

No title

☆saihikarunogoさん

八重の母親だけであれば、そんなに話はこじれなかったと思うのですが、
やっぱり八重が負けん気が強くて主導権争いのようなものが起きてしまったようです。

同志社女学校、実際あんな感じですごい勢いだったみたいですね(笑)
あちこちで女子も活躍していたのですね。
徳川時代の女性も元気だったんでしょうが、男女平等の考えが入ってきたのと、維新で武士がいきなり没落したり それまでの男性の威厳が落ちたのと多少関係しているかもしれませんね。

皇后さま、十二単にハイ ヒールで学校訪問しましたか!
それは歩きにくそうですね(笑)

No title

☆chacoさん

八重、結婚前からハイカラ娘でした!
兄の覚馬が進んでいたからでしょうかねぇ。
実際の八重は散々な言われようですね。ちょっと頑固でトラブル メイカーな感じはしますよね、綾瀬はるかだったらゆるされても、実物の八重だったら腹立たしいかもしれません(笑)
時栄の件は今だったら熟女禁断の恋愛として共感を得る?かも(^ ^)?

No title

☆みっちゃんさん
ナイスポチありがとうございます(=^▽^=)

実戦をも戦い抜いて来た八重さんと、
キリスト教のレディーとでは、
しょせん立ち位置がぜんぜん違ったのかもしれませんね。
具体的にどう対立したのか、よく知らないので
これからのドラマに注目したいです…!

No title

☆Parlさん
オールポチいつもありがとうございます(=^▽^=)

みんな女子は強いですか…!
そうですね、男なんか強くても
しょせん消耗品に過ぎないですからね(笑)

さすがに 父親を殺した当人から食事の提供を受けるのは、
会津と薩摩の因縁とか別にして、ちょっとつらいものがありますよね。。

今年の大河ドラマ、撮影のほうはすでに終了して
残すところ1クールになりました!

No title

☆ナツメの10ちゃんさん
村ポチありがとうございます(^ ^)

そうなんです、八重は鹿児島出の生徒に冷たかったらしいです。
どうやら、言葉が通じないという理由もあったようなのですが(笑)

今回は同志社の発展の様子がよく分かりましたね。

No title

八重の性格のきつさがなくなってきたのかと思いましたが
現実は変わってないないのですね(笑)

時栄が不倫疑惑で追い出されるのは、どのように描くのかな

小松リツ役の(大後寿々花)は子役の頃の『SAYURI』可愛かったけど
年をとる事に可愛いくない

No title

☆reo-310さん

現実の八重はますますキツく
戦闘的になっていったようです(笑)

時栄の不倫事件は大騒動になりそうですね…!
昼ドラ向きのテーマですけども
大河でどう描かれるのか注目ですね。

大後寿々花という女優さん、子役出身でしたか、知りませんでした。
子役の時にかわい過ぎると、大人になって比較されて気の毒です(^ ^;)

No title

女同士が波乱万丈Σ(´Д`;) うあ゙

もう男性陣は右往左往ですね^^;
なんだか嫁姑戦争で板挟みの婿みたいです^^

あら、不倫問題まであるんですか?( ゚д゚)ンマッ!
八重の頑固さは、傍で見るには面白いけど、対立する立場ですとキツイですね^^;
村ナイスヽ(*´∀`)ノ★ぽち

No title

☆栞さん
村・ナイスぽちいつもありがとうございます(=^▽^=)

女同士の戦い、わくわくします(゚∀゚)
男はあたふたするしかないです(笑)
でも 残念ながら 今週のドラマにはほとんど出てきませんでした~
八重みたいな女性と対立したら日本男子もタジタジですね^ ^

不倫問題も楽しみ(?)です!
でも やっぱり子供がかわいそうなことになってしまうんです、
それが気の毒。。

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Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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