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迫真の人斬り映画 渡辺謙主演「許されざる者」

 クリント・イーストウッドが監督し1992(平成4)年に公開、同年度のアカデミー賞 最優秀作品賞・最優秀監督賞などを獲得した『許されざる者』が、タイトルはそのままに、舞台を明治初期の北海道に移してリメイクされました。さっそく見てきました。
 

原作:映画「許されざる者」デイヴィッド・ウェブ・ピープルズ著
監督・アダプテーション脚本:李相日(り さんいる)(「69 sixty nine」「フラガール」「悪人」)
音楽:岩代太郎(NHK大河ドラマ「義経」 「レッドクリフ Part1」)
製作総指揮:ウィリアム・アイアトン 製作:久松猛朗
   日本作品

【登場人物:キャスト】
釜田十兵衛:渡辺謙
馬場金吾(十兵衛の仲間1):柄本明 沢田五郎(十兵衛の仲間2):柳楽(やぎら)優弥
なつめ(女郎):忽那汐里(くつな しおり) お梶(女郎):小池栄子
秋山喜八(女郎酒場主人):近藤芳正 / 北大路正春(長州の志士):國村隼(じゅん)
姫路弥三郎(実録物作家):滝藤(たきとう)賢一
大石一蔵(薩摩出身の鷲路町長 兼 警察署長):佐藤浩市
 
【痛ましい人斬りに葛藤が滲む力作】
 殺傷場面が多くて痛ましいながらも、リアルな映像美が感じられる作品です。
原作映画よりも迫力あって凄惨でした。
 
 敗れた者は、どこまでも追い詰められる。。。
1869(明治2)年、旧幕府軍の伝習歩兵隊として戦っていた“人斬り十兵衛”こと釜田十兵衛(渡辺謙)は、薩長新政府軍の徹底的な追討を受けましたが、返り討ちに成功。広大な北海道の雪上に血をほとばしらせ、壮絶な物語の行方を暗示します。
 
その後10年ほど、十兵衛はアイヌ人女性との間にもうけた子供と一緒にあばら屋でひっそり隠れ住んでいましたが、ある日突然、かつての戦友 馬場金吾(柄本明)が訪ねてきて、賞金首を獲りにいかないかと誘われたのでした。もう人斬りはしないと誓っていた十兵衛でしたが…、いくら捨てたつもりでも人は過去を忘れない。。。 さびついた刀を携え、旅立つことになります。向かう先には、賞金首の男達の他に、治安維持のためなら手段を選ばない冷酷な警察署長 大石一蔵(佐藤浩市)が。。。
 
 人斬りのシーンに力が籠もっていて、リアルで痛切です。葛藤しながらも殺すその重み。しいたげられる女郎やアイヌ人の日々も描かれ、心身ともに痛みを感じてしまう内容でした。無惨な戦いや拷問が繰り広げられ、痛ましいばかりです。ただ、勧善懲悪ではないのですが、ぎりぎりで勧善懲悪に近いかなぁと感じました。後味が複雑なものの、いちおう一件落着の結末です。
 
人斬りが主人公の『るろうに剣心』実写映画版をまえに見たんですが、あれを現実っぽくした感じでした。もしかしたら、実際に原作映画『許されざる者』は、日本のまんがとかにも影響を与えているのかもしれません。それ以前にも西部劇映画や黒澤明映画で、交互に影響を与え合ってきたのでしょうね。それと、これはどうでもいいことですが、今放映している大河ドラマ『八重の桜』とちょうど同じ年代でしかも同じく薩長敵視のつくりで、興味深く見れました。

   お奨め度  3・5
   (5点が満点)
 リアルな(現実っぽい)人斬りを体感したいかたには強くお奨めします。
罪を抱えながら生きていく男を、渡辺謙が熱演してくれました。背中で語れる男です…!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


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コメント

No title

なるほどぉ~

この映画は見た人の感想もまずまずいいみたいですね

映画館でみる 迫力もすごかったのでしょうね

哀愁を感じるのですが わたしはTV放映まで待ちたいと思います

No title

こんばんは。
重厚な作りになっている様ですよね!

No title

☆サッチさん

迫力ありますが
痛ましい内容で
この手の映画が苦手な人も多そうですね。
もしTV放映したら よかったら見てみてください~(^ ^)

No title

☆ハニー先輩さん

銃と刀の使い分けがかなり自然で
葛藤や脅えも描かれ、立ち回りに
説得力ありました!
もし機会ありましたら ぜひ(^ ^)

No title

連休中に何とか行きたいな~と思案ちゅう^^

村ナイスヽ(*´∀`)ノ★ぽち

No title

☆栞さん
村・ナイスぽちどうもありがとうございます(^-^)

多くのサムライ映画と違って
敵味方が銃も自然に使います。
使い分けがうまく、説得力ありました。
銃撃も斬るシーンも迫力満点です!

No title

私はこわくて見れないけど、すごそうですね~!
柳楽優弥くんが別人みたいになってるのが驚きです(^-^)

No title

☆えっぴさん
ナイスポチありがとうございます(^ ^)

クリント・イーストウッドの原作版は
銃でバンバン撃つだけなのであっけないのですが、
これは刀でズバッと斬ったりグイグイ刺したりする場面もあるので、
痛そうでした…!
柳楽優弥、外見はワイルドだけど繊細な心ももつ青年を好演してました(^∇^)

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
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猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
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