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「八重の桜」結婚式/不屈の新島襄/熊本バンド結成

大河ドラマ『八重の桜』
 第36回「同志の誓い」
【職を失うも学校設立、そして結婚】
 1875(明治8)年、八重(綾瀬はるか)は数え年31歳、兄・山本覚馬(かくま 西島秀俊)48歳、新島襄(オダギリジョー)33歳。
10月、八重と襄は結納を交わしました。幸せの絶頂のはずでしたが。。。 キリスト教の宣教師と結ばれるということで、“八重を女紅場(にょこうば=女学校)から解雇する”という通達が役所から来てしまいました。八重は京都府大参事の槇村正直(嶋政宏)のところに抗議へ。すると 槇村は、「あんたが心ん中で何を信じちょろうとどうでもえぇ。表向きだけ、耶蘇にはならんと言うてくれりゃええんじゃ」
八重「んだけんじょ…」 槇村「んだけんじょじゃない!」
 
その頃、襄は英学校設立のための空き屋を見つけましたが、周辺住民が大反対。
襄の志に打たれた豪商 大垣屋清八(松方弘樹)のとりなしで何とかその場を収めました。
 
さて、とうとう八重は1118日付で、解雇に。女子学生達はBeautiful dreamerを歌って見送ってくれました。なお、実際には襄も当時 博物館掛という職にあり、ほぼ同じ頃に免職させられています。職が無くなったぶん、八重と襄は英学校設立に注力です。覚馬が「同志社」という学校名を考えてくれました。
  覚馬「新しい日本をつくりたいと願う、同志が集まる学校だ」
 即、決定です。こうして1129日、同志社英学校が開校、生徒数8人。
 
1876(明治9)年1月3日、八重と襄は、日本最初のプロテスタントの結婚式を挙げました。
前回の記事で、初代文部大臣の森有礼(ありのり)のほうが先に洋装結婚式を挙げた(1875明治8年2月)と書きましたが、森のほうはカトリックだったのか、または外見だけ洋装の結婚式だったということか…、ちょっとよく分からなくて すみません。
 ちなみに、森有礼は新島襄がアメリカにいた時にパスポートなどを用意してくれて、帰国の道を開いてくれた恩人でもあります。
 
 


 
 
  歴史話☆彡
【不屈の新島襄】
 1875(明治8)年、同志社英学校は創立まもないというのに、京都府の役人から忌み嫌われ、僧侶からも大いに反発を受け、事業が困難になっていました。山本覚馬は心配し、新島襄の仮住居に八重を行かせて慰めの言葉を送りました。すると、襄はまったく心配する様子もなく言いました。
「御厚志はまことに感謝にたえませんが、不肖なりといえども、私とて自ら信ずるところがあります。世人がいかに讒毀冷罵(ざんき れいば)しようとも、いかに逆遇攻撃しようとも、私はなんらこれに脅えるものではありません」
 まさにキリスト者の鏡のような男です。八重からこの発言を聞いた覚馬は、「ああ、同志社の前途は必ず盛大に赴くであろう」と意気を強くしました。
 
【キリスト教に染まり故郷を飛び出した“熊本バンド”】
 1871(明治4)年、熊本洋学校が開校し、アメリカ人ランシング・ジェーンズが教官に就任しました。ジェーンズは本職のかたわら、日曜には自宅で聖書の講義を行ない、熱心なキリスト者を育て上げました。
 
そして1876(明治9)年1月30日、教えを受けた学生35人が父母や県の反対をはねのけ、熊本城そばの花岡山に集まって“キリスト教によって祖国を救おう”という奉教趣意書に集団署名したのでした。小崎弘道(後に東京YMCA初代会長、新島襄没後に同志社社長)、海老名弾正(後に第8代 同志社総長)、宮川経輝(後に同志社女学校の最初の教頭、大阪YMCA初代会長)徳富蘇峰(とくとみ そほう、後に言論・歴史界の悪玉)らがいました。迫害を受けた彼らは、その多くが9月になって同志社英学校に入学。彼らは、熊本バンドと呼ばれるようになります。これ以後、同志社で熊本バンド系が大きな人脈を築いてゆきます。熊本バンドがあまりに勢力を強めたため、よその出身学生までもが熊本なまりをマネするほどでした。しかし、徳富蘇峰などは八重と確執を生じており、これからドラマの火種になりそうです。
 
  ~主な参考文献~
『日本全史(ジャパン・クロニック)(講談社)
『読める年表 幕末維新明治』(自由国民社)
吉海直人『新島八重 愛と闘いの生涯』(角川選書)p.126~、211
吉海直人『カメラが撮らえた新島八重・山本覚馬・新島襄の幕末・明治』(中経出版)p.88~、109
 
 


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コメント

No title

こんばんは~~~~
同志社設立にはこういう経緯があったとは知りませんでした。熊本バンドも知らないので、勉強させていただきます
ALLポチ

No title

☆とん子さん
ALLポチありがとうございます(^-^)

同志社英学校、たくさんの反発を乗り越えて開校しましたね(^ ^)
熊本バンドは残念ながらぼくもよく知りません(^ ^ゞ
ドラマを見ながら勉強したいです!

No title

今回もなるほどぉ~^^ばかりですが

今も有名なそして なかなか 入学難しい 同志社大学のはじまりがわかって よかったです^^

No title

☆サッチさん
ナイスポチありがとうございます(^∇^)

東京出身なのでよく分からないんですが
同志社って優秀なイメージですね(^ ^)
創立当時はどんなだったのか
これからの展開が楽しみですね!

No title

こんばんは。
やはり首都だった意地もありますし、当時は布教なんて難しかったでしょうね。
八重さんの協力を得て、二人で頑張る姿が良いです。

新展開になってどうなるかと思いましたが、なかなか面白いですよね!

No title

☆ハニー先輩さん

ちょっと前まで攘夷とか耶蘇教 御禁制とか言っていたのに、
急に外国の宗教が広がり始めたら人々が警戒するのも分からなくはないですよね。
八重と襄の夫婦の力で乗り越えてゆくのが楽しみです。

会津戦争が終わったらなぁなぁになってしまうかのと恐れていましたが
かえって取っつきやすい展開になってきましたね(=^▽^=)

No title

ドラマのペース配分が会津戦争に時間を取り過ぎた感じがしますね
見ていて重苦しい雰囲気ですから楽しめませんでしたが

京都編になって八重の活躍が表に出てきて楽しんでます

京都編が2/3以上なら良かった

槇村との確執が気になりますね

No title

☆reo-310さん

会津戦争が一番の見所なんだろうと思って見てきましたが、
ずっと負け組の側から見るのは、つらいものがありました。

京都に出てきた八重が想像以上に
活躍してくれて、雰囲気もハイカラで明るくなり、楽しめますね。

槇村は覚馬にちゃんと恩義を感じていたのでしょうけども
土着の仏教勢力の要求を無視するわけにもいかず
難しい立場になっていましたね。
クセのあるキャラがいいですね。

No title

熊本バンドって初めて知りました^^

八重のウエディング姿、綺麗でしたね^^
白無垢とドレスの両方を着るなんて時代を先取りしてます^^

YMCA・・・西條秀樹のヤングマンしか浮かばない(-ω-;)ウーン

村ナイスヽ(*´∀`)ノ★ぽち

No title

☆栞さん
村・ナイスぽちどうもありがとうございます(=^▽^=)

熊本バンド、広辞苑にも載っていたので
いちおう地元や同志社のみなさんには有名なのかもしれません(^ ^)

八重のウェディング姿は華やかでしたね!
当時の人達の感覚ではどんなふうに見えたのか 気になります。

YMCAはヤング・メンズ・クリスチャン・アソシエーション…、
キリスト教青年会だそうです。
あの歌とどういう関係があるのかは分かりません(笑)

No title

このあたりの話は同志社OBでも、歴史系に興味のある人でないとほとんど知らない話だと思います。特に講義でも習いませんし・・・建学の精神として学んでおく意義は大きいと思うんですけどね。。。オールポチ☆ ^^

No title

☆越前屋平太さん
オールポチどうもありがとうございます(=^▽^=)

この次の第37回「過激な転校生」の内容が本当だとすると
新島襄先生が熊本バンドの生徒達に泣かされたことになるので
先生達からすると講義したくない内容なのかもしれません(笑)
日本最初の本格的学園紛争ではないのかという気がしました(゚∀゚;

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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