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【浅草】戦中戦後の禁演落語をまつった「はなし塚」

 東京 浅草の近くにある「はなし塚」をお参りしてきました。
1940(昭和15)年9月、当時の講談落語協会が、「時局柄にふさわしくない」という理由で遊郭に関連した噺(はなし)、妾(めかけ)を扱った噺、不義・好色な噺、残酷な噺、合計53の噺を上演自粛の「禁演落語」としました。そして、翌1941(昭和16)10月に、講談落語協会、東京色物演芸場席主、小咄を作る会有志などによって、浅草の本法寺に「はなし塚」が建てられ、禁演落語の台本・扇子・手拭などを奉納したのでした。
 

はなし塚。
 
大東亜戦争(太平洋戦争)が終わり、1946(昭和21)年9月に、はなし塚の前で禁演落語の復活祭が開かれました。ところが、今度はGHQ(連合国軍総司令部)の影響を受け、軍国主義的な噺、暴力的な噺、荒唐無稽な噺、合計27の噺が、当時の落語協会と日本芸術協会によって自粛禁演落語とされたのでした。これは1952(昭和27)年4月発効のサンフランシスコ講和条約・GHQ廃止とともに自然解除に至っています。
参考文献:柏木新『落語の歴史 江戸・東京を舞台に』(本の泉社)
 
 
現代を生きる私からすると、こんな塚をつくって噺を納めるという行為そのものが落語じみていて笑える気がするんですが、当時は大真面目だったんでしょうかねぇ。。
 
 

 
 
 
はなし塚は台東区寿2--7本法寺、地下鉄銀座線の田原町駅で下車徒歩2~3分の場所にあります。
 
寺の壁には落語家や寄席などの名前が刻み込まれています。
 
 
 
 
 
 
寺の墓石の上に目付きの鋭いノラねこが。。。

 
 

 
 
 
こちらは、浅草演芸ホール
 
本法寺から7~8分の距離です。
毎日寄席が開かれています。
 
ちゃんと鑑賞してきました。この日は平日にも関わらず満席に近い賑わいでした。
 
 
 

 
 


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コメント

No title

この塚に埋められた「はなし」は復活できたんでしょうか? 聞いてみたい気があしますね(*^_^*)

No title

へぇ~ そんなことがあったのですね

寄席にもいけて すてきな時間をすごしましたね^^

それにしても ほんと すごい顔の猫ちゃん

No title

関西では吉本興業が自主規制していたので、こういうことはなかったみたいですね。むしろ、慰問団として落語家を戦地へ派遣していたという話もあります。

No title

☆えっぴさん

ドラマ『タイガー&ドラゴン』にも出てきた
「権助提灯」「明烏」「品川心中」なんかも禁演落語でしたが、
復活しています(^ ^)
もし機会がありましたら
寄席に行ってみてください~

No title

☆サッチさん

表現の自由が制限されていた時代の悲劇(喜劇?)です。
戦前戦中だけじゃなくて
戦後にもGHQによる抑圧があったというのが、
時代状況をよく表しています。

おもしろい落語を聞けて
たくましいノラねこにも出会えて
とてもいい一日でした(=^▽^=)

No title

☆高木一優さん

吉本興業、自主規制していましたか…!
それは知りませんでした。

東京の落語家も、当時有名だった
古今亭志ん生と三遊亭圓生が満州のほうに慰問に行きました。
もしかしたら、内地より外地での上演のほうが大らかだったかもしれませんね。

No title

落語にまでGHQ?
日本語の落語の意味がわかったんですかねー!

歌丸にまだくたばらねえのかよとか言うのは今だからこそなんでしょうねえ。

にしても、相変わらずしゅーまいさんは(笑)

落語に野良猫。
しゅーまいさんが大好きですww

おーるぽち★

No title

☆Parlさん
おーるぽちどうもありがとうございます(=^▽^=)

GHQには日系の人々もいたので
それなりに落語の内容は分かったんじゃないかと思いますが
サゲ(オチ)まではよく分かってなかったかもしれませんね(笑)
とりあえず、内容的に仇討ち・復讐がテーマだったり、好戦的だったり、そんなような落語はお気に召さなかったようです。

落語とノラねこをテーマにしましたが、
縁側で茶を飲んでるようなおじいちゃんではありませんよ、念のため(笑)

No title

墓の上・・・不謹慎だけど冷たくて気持ち良さそうだな^^

艶バナ恋バナが禁止だったのか~
でも墓から蘇るだなんて、さすが落語^^

村ナイスヽ(*´∀`)ノ★ぽち

No title

☆栞さん
村・ナイスぽちどうもありがとうございます(=^▽^=)

墓石の上はヒンヤリ冷たくて
ノラねこにはかっこうの休息所のようです(^ ^)

艶っぽい噺などが全面禁止されてしまいました~。
お江戸文化の誇りで墓から蘇り
今も上演されています(^∇^)

No title

ご無沙汰です。
って、最近はこのセリフばっかですね・・・すみません。

はなし塚っていうのがあるんですね。
私たちを笑わせてくれた噺を封印するというので、
このような塚が作られたのはいかにも日本的ですね。
意味合いはまた違いますが、講談でも一年中釈台に
パンパンと打ちつけられている張扇の供養が
薬研掘りで毎年行われています。

No title

☆わさびさん

ごぶさたしていても
いつでも大歓迎です(^∇^)

はなし塚なんてものをつくらなければいけない
時代状況を繰り返さないためにも
戦争と平和についてよく考えたいなぁ…と思います。
講談の張扇の供養があるのですか、
それはおもしろいですね。
わさびさんも供養にお出かけするんでしょうか~(^ ^)

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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