FC2ブログ

記事一覧

「八重の桜」籠城戦/老兵と少年兵の奮闘/人肉食

大河ドラマ『八重の桜』
 第26回「八重、決戦のとき」
【八重はあきらめない】
 1868(慶応4)年、八重(綾瀬はるか)は数え年24歳、兄・山本覚馬(かくま 西島秀俊)41歳。
8月23日、ついに会津若松城下に新政府軍が攻め込んできました。八重は伏見の戦で亡くなった弟の服を着て、スペンサー銃で戦う決断をしました。
  八重「わたしが鉄砲隊を指揮いたしやす。やらせてくなんしょ。…
     男も女子もねぇ、これは会津すべての戦いだ。…わたし達のふるさと、会津はこの手で守る」
 激しい銃砲火のなか、戦闘開始です。
一方、家老 西郷頼母(たのも 西田敏行)妻・千恵(宮崎美子)ら西郷家女性21名は、集団自決に及びました。この日の会津藩士家族の自決は200人とも言われ、凄惨を極めました。また、飯盛山に活路を求めた白虎士中二番隊の20名は、燃え盛る城下を見て意気消沈。自刃してしまいました(飯沼貞吉のみ一命取留)。さらに、家老の田中土佐(佐藤B作)神保内蔵助(津嘉山正種)も戦況を悲観してか、城内で自刃。。。
 
 しかし、八重はあきらめません。最年少15歳の白虎隊士・山川健次郎(勝地涼)たちを率いて戦い続けます。
  八重「ようく狙って撃ちなんしょ! …城は渡さぬ。ならぬことは、ならぬのです」
 
 


 
 
  歴史話☆彡
【奮闘する老兵と少年兵/人肉を食う】
 土佐の兵士が会津若松城の北大手門へと進撃していくと、老兵が道をはばみました。その人物は74歳の佐藤与左衛門という者でした。土佐兵が油断していると、佐藤与左衛門は気合鋭く槍を突き出して兵士一人を刺し、続いて槍の石突(柄の部分)でもう一人を突き倒しました。土佐兵は驚き、「撃て、撃て」と叫んで、与左衛門を射殺。すると、今度は与左衛門の孫、14歳の勝之助が「やあ!」と叫び、土佐兵に突っ込んでいったのでした。土佐の士官が「殺すな、生け捕れ」と言いましたが、勝之助は勢いよく槍で突いてきます。近づくこともできず、やむをえず土佐兵は少年も撃ち殺してしまいました。このように、白虎隊以外にも、戦う少年がいたのです。
 
その夜、戦闘が止むと、一人の兵士が勝之助の首を持ってきて大皿にのせました。
  愉快極まるこの夜の酒宴 なかにますらおの美少年
土佐兵はそう大合唱して酒を呑んだそうです。
 
 三国峠の戦闘では、町野久吉という17歳の少年が活躍しました。町野久吉は長槍で官軍18人を血祭りに上げましたが、一斉射撃を受け、膝を突いて倒れました。久吉はまだ生きており、「この首を渡すから出てこい」と絶叫。3人の敵兵が近づいてくると、久吉は槍を繰り出し、突き伏せました。が、さすがの久吉もここで息絶えてしまいます。その後、何と、久吉は肉を削がれ、官軍の兵士らに食われてしまいました。
当時は、勇者の肉を食うと腕力増強・子孫繁栄につながるという迷信があったとのことです。しかし、久吉を撃ってその肉を食した一人、永井村の猟師 広吉という者は、まもなく「久吉が来る、怖い」とわめいて死んでしまったそうです。
 
官軍側では「人肉を三杯酢にして食うとうまい」との噂が広まるなど、人肉食が流行ったらしいです。
一方、会津兵の中にも敵兵の肝を食った者がおり、その者は口から泡を吹いて気が狂ってしまいました。何とも恐ろしい話です。
 
  ~主な参考文献~
星亮一『会津戦争全史』(講談社選書メチエ)p.2159
『読める年表 幕末維新明治』(自由国民社)
 
 


   ブログ村に参加してます~
  https://tv.blogmura.com/tv_jidai/ ←ブログ村「大河ドラマ」ランキング
 
   ブログラム ランキングはこちらです~(清水しゅーまいページ)
   ↓徳川家康、豊臣秀吉、会津若松、日本酒など
スポンサーサイト



コメント

No title

やっと 八重さんの戦う場面がでてきましたが

なんとも 負け戦のあとは むごすぎます。

人肉を食う話 はじめてしりました。時代の信仰だったのですね

No title

☆サッチさん
ナイスポチありがとうございます(^-^)

映画なみの迫力映像でしたね…!
八重が健闘してますが
本当にむごい戦です。。

人肉食は当時もそうとう恐れられたようです。肝試しのような感じで食べたのかもしれません。怖いですね…!

No title

こんばんは。
八重さんの奮闘もどこまで耐えきれるか・・・
それにしても人肉食とは驚きです(^^;

No title

ひぇ~~~、人肉食ですか! 中国では清の時代まで市場に並んでいたそうですが ><;
戦場ではひるんだ方が負けでしょうから、敢えてそうした狂気の状態を作り出すことで、味方の士気を高めるという意味合いがあったのでしょうね。やはりいつの時代も戦争はしてはいけませんねぇ・・・ALLポチ☆

No title

こんにちは~~~~~
人肉食ねえ~~~~それくらい壮絶だったってことでしょう。
会津戦争は他の戦争とは違う特徴がありますね。ポチ

No title

胸が痛くなりますね。
首を見ながらお酒とか…。
本当に愉快だったんでしょか?

人肉は食べれたものじゃないと聞くので、負けたくない気持ちだけで必死に食べたのかもしれませんねー。

でもやっぱり人には心があるんでしょうね。
気が狂うのわかる気がします。
少し前の話なのに…怖いです。

皆が平和でありますよう~おーるぽち★です。

No title

☆ハニー先輩さん

八重にしっかり活躍して欲しいですね…!
会津戦争が終わったらこの先
見所があるのか若干怪しいし(笑)
多めに狙撃してアクション満載な感じを期待したいです。

人肉食、衝撃ですよね。特に、最初に食い始めた人がどういう神経してたのか…、まったく恐ろしいですね。

No title

☆越前屋平太さん
ALLポチどうもありがとうございます☆彡

中国では市場に人肉が出回ってましたか…!
それはすごいことですね、衝撃です。
買う人がいたのでしょうかねぇ(゚∀゚;

戦闘中はまさに狂気の状態なんでしょうね、そして 軍紀が徹底してないと戦闘後まで恐ろしいことになってしまうのかもしれません、怖いものです。。。

No title

☆とん子さん
ポチありがとうございます(^ ^)

飢餓状態でもないのに人肉を食うなんて
非常に異常なことですよね。
会津戦争には人間の異様さが見られ、もっと軍紀を徹底できなかったのか、残念に思います。

No title

☆Parlさん
おーるぽちどうもありがとうございます(^∀^)

最前線で戦うような人達は、感覚が麻痺してしまうのでしょうね。
人肉は食べたくないですよね、食われるのも嫌だけど、食う気になりませんね。

狂った人はまだ良心が残っていたのかもしれませんね、
そう思うとなお怖いです。。

日本が近代国家になるために
たくさんの犠牲が必要だったことを
心にとどめておきたいものですね。

No title

ひぇ、人肉食ですか!吐き気がしますね・・・(・_・;)

会津に対しては、私怨があっての戦いでもなかったでしょうし、
「やらなければ自分がこうなる」という恐怖心をあおらないと
官軍側の兵士が満足に戦えない事情もあったのかもしれないな~
なんて思いました。

だって、少年や老人まで…どうしたって同情しちゃって、
普通なら戦意が鈍るでしょうから。
狂気にならないと戦えない、本当に戦は悲惨ですね。

No title

初めて聞いた人肉・・・(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル

会津の抵抗が激しくて、官軍側もテンション上げるために狂気を帯びてしまったのかもですね・・・(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル

村ナイスヽ(*´・`)ノ★ぽち

No title

☆tomosukeさん
ナイスポチありがとうございます(^∇^)

長い間 平和だった日本で本格的戦闘をするとなると、
必要以上に煽らなければいけなかったのでしょうかねぇ…
会津の籠城は、もっと速く降伏を認めるべきだったのに、薩長上層部が許さなかったようです。
特に、長州の木戸孝允あたりは、蛤御門の変などで苦汁をなめさせられ、京都守護職の会津を深く憎んでおり、戦後も過酷な処分を迫ってきました。
憎しみの連鎖を断つ、その点で西郷隆盛は寛大でよかったようです。西郷さんも倒幕であくどいことをやりましたが、人徳があったなぁと思いますね。

No title

☆栞さん
村・ナイスぽちどうもありがとうございます(=^▽^=)

腹が減っても人肉は嫌ですね…!
たしかに、人肉なんか食べたら、異常なテンションになりそうです。。。
まったく恐ろしいことです、結局のところクリーンな戦争なんて無いのかもしれませんが、せめて薩長はもっと軍紀を徹底して欲しかったですね。。

No title

官軍が会津兵を食った話は、武田惣角の小説にも出てきます。甲賀町門の14歳の少年が首を切られて宴会の皿に載せられた話は戦争の残酷さをあらわすものでしょう。
旧式鉄砲と刀槍で官軍に勝てると思った会津藩のトップリーダーの無力さは、戦前、アメリカのB29に竹やりで戦おうとした日本とダブります。武士道、賊軍ではないなどいう面子にこだわって、真実が見えなくなり、多数の犠牲者を出した愚かさを繰り返してはならない。

No title

☆池月映さん

人肉食の話、小説にも出てきましたか!
少年・高齢者・女性など、被害がひどかったですね。
たしかに、この時の軍備差は、日米戦を彷彿とさせます。
会津藩の場合は当初の恭順姿勢が新政府軍に否定されたという経緯もありますし、ほとんど吹っかけられた戦なので、どうすればよかったのか難しい面がありますね。

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム

プロフィール

清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
 ご訪問のみなさまに幸あれ!
  私にそのおすそ分けあれ…!!

最新記事

カレンダー

11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

最新コメント

月別アーカイブ