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「八重の桜」だまされる容保/困った時の勝頼み

大河ドラマ『八重の桜』
 第16回「遠ざかる背中」
【勝海舟と一橋慶喜、そしてだまされる容保】
 1866(慶応2)年、八重(綾瀬はるか)は数え年22歳、兄・山本覚馬(かくま 西島秀俊)39歳。
第2次長州征伐和議の使者として、幕府側では勝海舟(生瀬勝久)が選ばれました。勝は一橋慶喜(小泉孝太郎)に、勅命で諸侯を集めて衆議でことを決する「諸侯会議」の開催を約束させた上で、使者の大任を引き受けました。
 
 さて、和議と言われても納得いかないのが、覚馬たち会津藩士です。
  覚馬「ここで退いては、何のために戦を始めたのか分かんねぇ」
  勝 「こんなバカげた戦…。幕府は長州に負けるんじゃねぇ。己の内側から崩れていくんだ。
     …内乱なんぞしてたら、たちまち西欧列強に食い潰される。
     徳川一家の繁栄と日本国の存亡、はかりにかけてどっちが重いかよく考えてみろ!」
 勝の言い分はもっともでしたが、会津藩士としては釈然としません。
  覚馬「俺達はなじょすればよかった、他にどんな手があったんだ!?
 
 勝海舟が和議に奔走する裏で、慶喜は密かに朝廷に働きかけ、“14代将軍の喪に服するため兵を退くよう長州に命ずる勅”を引き出していました。このあたり どうも分かりづらかったですが、戦の勝敗をなぁなぁにし、諸侯会議の開催をかけ声倒れにしたかった…ということだと思います。慶喜お得意の小細工と言っていいでしょう。このような小細工に、会津藩主で京都守護職でもある松平容保(かたもり 綾野剛)は、
  容保「信義にそむいては幕府から人心が離れまする」
  慶喜「かまわぬ。太平の世にアグラをかいた幕府など、一度壊れたほうがよいのだ。
     …カビの生えた軍制から職制の大本に至るまで、全てをつくり直す」
 真面目な容保がギョッとするようなことを、慶喜は平気で言うのでした。その一方で、
  慶喜「会津殿、そなたの助けが要る…」
 容保、もう だまされちゃダメだぁ~ッ!!…と思わず叫びたくなる。。。
 
 会津藩も軍制改革に苦心していました。
  覚馬「これがスナイドル、新しい銃です。先込め式の銃と違い、弾は手もとで込めやす。
     (長州が使っていたミニエーとの差は)弾込めが格段に速くなるため、鉄砲隊の戦力は倍にもなりやしょう。
     戦を終えたアメリカやヨーロッパから、あぶれた銃がどっと流れ込んできやした」
 覚馬たちは長崎に銃の買い付けに行くことで頭一杯で、会津で銃を試作している川崎尚之助(長谷川博己)のことはもはや話題にものぼりません()
その頃、八重は新たなライバル・中野竹子(黒木メイサ)と薙刀(なぎなた)で初対決し敗れてしまいました。再戦・勝利を誓います。
 
このところ話がちょっと複雑ですが、会津戦争に向けてどんどん話が集約されてくれば、流れが一本になって分かりやすくなりそうです。期待…!
 
 


 
 
  歴史話☆彡
【困った時の勝頼み】
 第2次長州征伐幕引き役を仰せつかった軍艦奉行 勝海舟。まず一橋慶喜に交渉条件を確認すると、政治を「一新」する、との話でした。徳川家だけで政治を行なわず、諸藩と合議した上で政治を進める。長州の扱いも、一変させる。このように慶喜からの確約を取り付けておいて、勝は広島へ。8月25日、仲介役の芸州藩が用意した会見地・宮島(厳島)に単身で渡りました。数日待たされ、9月2日になりようやく長州藩代表の広沢真臣井上聞多(もんた 馨 かおる)ら8人がやって来ました。
 
勝海舟がただ一人、大願寺という会見場の大広間に座っていると、長州の8人は縁側に座って一礼するばかりで座敷に入ってきません。勝が「どうぞ、こちらへお通りなさい」と言っても、長州勢はかしこまって入ってこないのです。そこで、勝は、煙草盆を持って「あなたがお嫌とあれば、拙者がそこに参りましょう」と、縁側に出ていってみんなの間に座り込みました。みんなドッと笑って、その後の話し合いがうまくまとまったそうです。勝が「一新」について説明し、長州勢は幕府軍を追撃しないと約束したのでした。
 
 勝海舟が安芸から引き上げると、幕府軍諸藩は次々と撤退していきました。みんな滞陣費がかさんで帰りたくてしょうがなかったのです。
 穏便な幕引きができた…と勝海舟が思ったのも束の間、今回のドラマにもあったように、一橋慶喜は「一新」についてウヤムヤにしてしまったのでした。
 
  ~主な参考文献~
『日本全史(ジャパン・クロニック)(講談社)
『読める年表 幕末維新明治』(自由国民社)
福田智弘『日本史が「時系列」だからわかりやすい! 読む年表 幕末暦』(じっぴコンパクト新書)
 
 


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コメント

No title

こんばんは~~~
勝海舟は慶喜にさぞかし手を焼かれたことでしょうね。
第2の長州征伐にしろ、鳥羽伏見にしろ、尻拭いさせられるんですから。
一人の日本人&幕臣の狭間で随分苦しんだと思います。
このレビューを見て年末SP「勝海舟」見たくなりました。ポチ

No title

黒木メイサさん 出演してきましたね。

まっ 似合ってるのかな^^

話の内容は だんだん ついていきかねてます(笑)^^

No title

こんばんは。
なんかすっかり会津に肩入れしてしまっていて、勝さんが悪者に見えてきました(笑)
天皇陛下が崩御されちゃいましたね。
暗殺されたなんて説もあって、とても残念です。

いよいよ戊辰戦争に突入しそうで、来週も目が離せませんね。

No title

☆とん子さん
ポチありがとうございます(^ ^)

勝海舟は先見の明があっただけに
予見していたトラブルまで押し付けられてしまったような感じですね。
その後、幕府そのものの幕引きもすることになって
勝海舟と言えども割り切れない思いがあったことでしょう。。

No title

☆サッチさん

黒木メイサ、和装もけっこうかっこよかったですね!
何でも着こなしちゃう感じですね。

話はほんと、複雑化してしまいました(゚∀゚;
史実を丁寧に拾っているからですね。
でも、もうそろそろ、
会津戦争に話がしぼられてくるんじゃないかと思うので、
分かりやすくなると思いますよ(^ ^ゞ

No title

☆ハニー先輩さん

会津がすごく真摯で真面目なので、
幕府なんかどうなってもいいという勝先生の姿勢まで
不謹慎な感じがしてしまいますね(笑)

孝明天皇、本当に急逝でした。
暗殺説が出てくるのも分からなくはないですね。

戊辰戦争に突入したら、
会津の八重に話が集約されてゆきそうで、
話に勢いが出てきそうな期待をしています…!

No title

ホントね、話が・・・・シューマイさんのお話を着てすっキロですこれからは???ですね。
ナイス次回も楽しみに・・

No title

黒木メイサさん、カッコ良かった^^

やっぱり主役が女性だと、女優陣の登場が多いから華やかで見てて楽しいです^^

あ・・・肝心の勝のとこ、殆ど覚えてない^^;

村ナイスヽ(*´∀`)ノ★ぽち

No title

☆みっちゃんさん
ナイスポチいつもありがとうございます(=^▽^=)

中央政界の史実をけっこう丁寧に追っているので
話が複雑になってきていますね。
もうすぐ始まる会津戦争が前半のハイライトになるので
期待したいと思います…!

No title

☆栞さん
村・ナイスぽちどうもありがとうございます(=^▽^=)

黒木メイサってあんまり和のイメージがなくて
どうかなぁと思ってたんですが
思いがけずキリリとして似合っていましたね(^ ^)
薙刀対決、おもしろかったですね…!

勝海舟はまぁありきたりのことを言っていたので(笑)、
さほど印象深くはなかったです。

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Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
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①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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