FC2ブログ

記事一覧

「八重の桜」馬関戦争の両軍被害/龍馬暗殺は?

大河ドラマ『八重の桜』
 第13回「鉄砲と花嫁」
【変わる長州と薩摩/会津で生きる決意】
 1864(元治元)年、八重(綾瀬はるか)は数え年20歳、兄・山本覚馬(かくま 西島秀俊)37歳。
7月、長州軍は蛤御門の変(禁門の変)を起こし、御所周辺で戦闘に及んだもののあえなく敗退しました。
情勢が長州征伐へと流れる中で、佐川官兵衛(中村獅童)が上洛。官兵衛率いる隊は、会津藩主・松平容保(かたもり 綾野剛)により、「別撰組」と名づけられました。新選組に比べると全然知名度がないけれど、なぜでしょうね? 一般の治安維持活動を地道にこなして目立たなかったのかな…?
 
長州征伐がもたついてるうちに、先に外国の艦隊が長州を襲いました。
前年の攘夷への報復のために4国(英米仏蘭)連合艦隊が出撃、馬関(下関)戦争となったのです。長州軍は散々に敗れ、開国へと大きく方針転換。。。
 
 9月11日、大坂の専称寺で、幕臣 軍艦奉行の勝海舟(生瀬勝久)と薩摩藩の西郷吉之助(吉川晃司)が会見。西郷どんは長州征伐の参謀ですが、幕府の動きが遅いため、助言を求めに来たのでした。勝海舟は言いました、内乱は日本のためにならない、国を動かす新しい仕組みをつくらなければ。雄藩連合による共和政治で、公論によって国の舵取りをする。幕府は、もう。。。
 
新たな知見を得た西郷どんは、長州総攻めの軍議にて、長州に恭順を勧めるよう進言。
長州3家老を自刃させるのみで、開戦せずに事を収めたのでした。
 
 一方、将軍上洛を強く求めていた松平容保に対し、江戸の老中連は「京都守護職ごときが将軍の進退に口をはさむとは僭越至極」「朝廷の権威を笠に着て御公儀を脅かしている」などと、足を引っ張るのでした。無理を押して京都守護職の仕事に邁進してきたのに、会津は報われません。家老の一人、田中土佐(佐藤B作)がつぶやきました。
  田中土佐「我らは一体、何と戦っていんだろうのう…」
 
 
 さて、会津では…、兄・覚馬からは手紙で、秋月悌次郎(あきづき ていじろう 北村有起哉)からは直接に、厳しい意見が出ていました。川崎尚之助(長谷川博己)がどんだけ力を尽くしても、会津ではそれに見合うだけの地位を得ることは難しいだろう…、それでも会津にとどまるのか…、己を活かす道は己の考えで決めてもらいたい、と。。
 
尚之助は新しい銃をつくりました。筒の内側に螺旋の溝を掘ったとのことなので、いわゆるライフル銃で、元込め式(後装式)です。試し撃ちして銃の完成を確認し、自分の腕前にも確信をもった尚之助は、ついに言いました。
  尚之助「八重さん。夫婦(めおと)になりましょう」
 八重は「ならぬのです。尚之助さまを会津に縛りつけてはなんねぇのです」と言い、一度は断ります。が、尚之助は、「私はここで生きたい、八重さんとともに、会津で生きたいんです」
 この言葉に、八重の心は動いたのでした…!
 
 


 
 
(=^^=)/幕末史 今回の背景☆彡
【馬関(下関)戦争の両軍被害】
●英米仏蘭4カ国連合艦隊の陣容
総司令官:キューパー英国海軍中将
 (当時の英国公使はオールコック)
軍艦17(英9・蘭4・仏3・米1)
大砲総計300門、兵数5000(このうち上陸2000)
●長州藩軍は本家の総監・内藤佐渡、益田豊前などがただちに逃走
支藩 長府藩(約8万石)の世継ぎ・毛利元敏や、奇兵隊が奮戦
●戦闘4日間
●死傷者数
連合艦隊 死者12(英8・仏4)
     重軽傷者 約60
長州藩軍 死者 約15
     重軽傷者4060人 奇兵隊軍監・山県狂介(有朋)も負傷
●英国 外務省 通訳生のアーネスト・サトーのコメント
「日本人が巧妙に、辛抱強く戦ったことは認めざるをえない」
 
【勝機を逸した幕府軍】
 1864(元治元)年7月の蛤御門の変(禁門の変)直後、一橋慶喜は自分を大将とし、京都守護職の松平容保(かたもり)を先鋒として、長州征伐をする手配を進めていました。しかし、江戸の幕閣は、一橋慶喜が力をつけることを恐れていました。
 
実は当時、慶喜は幕府内で人気が無かったのです。それは、慶喜が水戸家出身だったからです。徳川御三家の一つとは言うものの、水戸家には将軍継承権が無く、そのせいか尊王に傾いた歴史観を持っており、異色の存在でした。もし 江戸徳川家と朝廷が一戦に及べば水戸徳川家は朝廷に味方する……という秘伝が水戸家にあったそうで、幕閣は勘づいており、“水戸家は謀反の家柄”だとさえ考えていました。一橋慶喜が徳川幕府を乗っ取ろうとしている…、幕閣はそんなふうに慶喜を敵視していたのです。結局、慶喜は幕府をまとめられず、勝機を逃してしまったのでした。この一件だけを見ると、慶喜は気の毒だなぁという気がします。
 
【覚馬が公用人昇進 龍馬暗殺は出てくるのか…?】
 今回、八重の兄・山本覚馬が藩の公用人(こうようにん)に昇進しました。会津藩の公用人(公用局の役人)は、京都での情報収集や公卿・諸藩士との対外折衝を行なっていました。
このドラマには今のところ坂本龍馬が出てきていませんが、会津藩の公用人にとって龍馬はかなり気になる存在だったはずです。恐らく、薩長連合成立(1866慶応2年1月)の前後からは、龍馬を要注意人物としてマークしていたと思われ、暗殺にも関係したかもしれません。
 
なお、のちに実際に龍馬・中岡慎太郎を暗殺する京都見廻(みまわり)組は、1864(元治元)年4月に松平容保配下に設置された京都見廻役の組織です。見廻組は、浪士組発案者の清河八郎暗殺に関与したことでも知られる佐々木只三郎(たださぶろう)が実権を握り、やがて龍馬・慎太郎も暗殺(1867慶応3年11)することになります。龍馬や見廻組がこのドラマに出てくるのか、注目です…!
 
  ~主な参考文献~
福田智弘『日本史が「時系列」だからわかりやすい! 読む年表 幕末暦』(じっぴコンパクト新書)
磯田道史『直伝 和の極意 古地図で巡る龍馬の旅』(NHK)p.130
関厚夫『紅と白 高杉晋作 伝』170176(産経新聞 連載中)
 
 


   ブログ村に参加してます~
  https://tv.blogmura.com/tv_jidai/ ←ブログ村「大河ドラマ」ランキング
 
   ブログラム ランキングはこちらです~(清水しゅーまいページ)
   ↓徳川家康、豊臣秀吉、会津若松、日本酒など
スポンサーサイト



コメント

No title

こんばんは。
遂に八重さんと結婚ですね、これはめでたいです。
京都方面は殺伐としているので、会津でホッコリしたいですね。
少しは新婚さんらしい風景は描かれるのか、そちらに興味があります。

No title

こんばんは~~~
私も、坂本龍馬は欠かせない人物だと思いますが、なんで出てこないんでしょうかねえ薩長同盟とか大政奉還とかいろいろあるのに。暗殺だって外せない項目でしょう。
おそらく、福山龍馬のイメージが強すぎて他の俳優さんに声かけづらかったのかも(笑)
慶喜は大奥だけじゃなく、幕閣でも人気がなかったとは気の毒・・・
ポチ。

No title

☆ハニー先輩さん

ようやく結婚までこぎつけましたね…!
円満結婚でよかったです。
本当に京都方面は激動の最中なので、
しばらくは会津でホッコリしてほしいですね。
戦乱が来る前に、
会津の里の微笑ましい感じの新婚生活を見てみたいです。

No title

いつも しゅーまいさんのブログを読んで 見方かわればって

思います。大河も主役変われば。。。

今回 やっと 八重さんと尚乃助さんのくだりがでてきたことが

よかったなというのが 正直な感想です^^

No title

☆とん子さん
ポチありがとうございます(^-^)

そろそろ龍馬もちょっとくらいは顔を見せてもいい頃ですよね。
確かに、福山龍馬のあとでは なかなか引き受けるほうも大変そうです。どうなるか注目ですね。

慶喜はあまりに異色の存在でした。
その点には、同情したい気もしますね。

No title

☆サッチさん

立ち位置によって
その時代の見方がだいぶ変わりますよね…!
歴史のおもしろいところですね。

八重と尚之助の縁談がまとまって
これから会津も新しい展開になってきそうです(=^▽^=)

No title

前回までは緊迫した京都の話が中心でしたが、今回は八重さんの出番も多くほっこりした感じでしたね。
この緩急のつけかたが心憎いところです。
龍馬はたぶん薩長同盟のくだりで出てくるのではないでしょうか。でも今回は脇役ですから、強いスポットライトは必要ないと思います。ちょっとだけ登場して、それなりに存在感を示してくれるくらいがちょうどいいかも知れません。

No title

ドラマを見る前に山本八重を調べましたので
初婚が川崎尚之助だとは分かってましたが
じらせれての結婚でしたね
殺伐と戦のシーンが多かったので八重の存在感が出てきました

配役を調べましたが、坂本龍馬の名前はないですね
存在感が大きすぎるから配役も難しいのかも
福山龍馬はガリレオが始まるから難しいとは思いますが
内野龍馬でも出ていれば視聴率も取れたかも

No title

今回すごくよかったです~
八重さんの花嫁姿きれいだったなぁ~(実物と違いすぎる??)

馬関戦争に軍艦17隻も来たんですか~(@@)
死者数が双方あまり変わらないんですね・・・

武田龍馬でもいいので、龍馬に出てきて欲しいですね

No title

☆高木一優さん

そうですね、八重さんの出番の入れ方がうまくて緩急がつき
見ていて飽きませんね。

龍馬はギリギリまで出て来ないのかもしれませんね。
1話分くらいは龍馬の話があると嬉しいんですが(^ ^ゞ
あとは新鮮なキャスティングを期待したいですね…!

No title

☆reo-310さん

八重と尚之助、
けっこうじらされましたが
自然な感じにおさまって納得できましたね。
確かに 京都方面が戦乱続きな中で、会津の八重の場面が対照的で
いい塩梅です。

龍馬が配役に入ってませんか!
シークレットなんですかね~?
暗殺まではまだ時間があるので 登場に期待したいです…!

No title

☆chacoさん

会津で二人一緒に生きてゆきたいという
気持ちが伝わってきましたね(^ ^)
実物の八重さんは…、
見なかったことにしておきましょう(笑)

あの時代に17隻の連合艦隊での実戦は
恐らく世界的に見ても最大規模じゃないかと思います。
そのわりに 死傷者数が拮抗しているのは
奇兵隊を中心にしてかなりうまくゲリラ的に戦ったんだろうと思いますね。

やっぱり龍馬は出てきて欲しいですね…!
武田龍馬だとコントになりそう(笑)

No title

やっと夫婦に 川* ̄д ̄*川ポッ

視聴中、ちと他の事で盛り上がってしまい、あまり番組の内容が頭に入ってないシオです^^

村ナイスヽ(*´∀`)ノ★ぽち

No title

☆栞さん
村・ナイスぽち大感謝ありがとうございます(=^▽^=)

ついに八重さんが夫婦になりますね…!
『江』の時みたいに性交指南書のようなものは
出てこないのかなぁ…(笑)
家紋で盛り上がった栞さんは
それどころじゃなかったようで…(笑)

No title

八重ちゃんプロポーズされましたか!!
はるかちゃんぽわんぽわんなお顔したんだろうなあ。

見てない(笑)

何分かだけサプライズで福山龍馬を出すとかお茶目な事考えてくれてもいいのにね(笑)

にしても慶喜は身内も敵で気の毒ねー。
孝太郎だよね。
すごい感じがわかる!

八重ちゃんの結婚にオールポチ★です

No title

☆Parlさん
オール ポチいつもどうもありがとうございます(=^▽^=)

綾瀬八重の白無垢姿、さすがにきれいでしたよ(^-^)

ドラマは1クールが終わって
視聴脱落が目立ち始める頃です(笑)
またそのうちに気が向いたら見てみてください(^ ^)

福山龍馬が登場したら大盛り上がりですね!
今のところ龍馬の気配さえないので
とにかく出てきてほしいです!

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム

プロフィール

清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
 ご訪問のみなさまに幸あれ!
  私にそのおすそ分けあれ…!!

最新記事

カレンダー

11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

最新コメント

月別アーカイブ