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「八重の桜」一本気な会津と長州上洛戦、龍馬洗濯

大河ドラマ『八重の桜』
 第11回「守護職を討て!」
【長州も会津も暴発寸前/会津の男】
 1864(元治元)年、八重(綾瀬はるか)は数え年20歳、兄・山本覚馬(かくま 西島秀俊)37歳。
7月11日、朝廷に開国を説くべく在京していた佐久間象山(奥田瑛二)が“天誅”を受けて殺害されました。享年54
上洛を目前にした長州勢にも、この一報が伝わります。
  久坂玄瑞「奸賊会津にくみして彦根遷座などを画策するけぇ!」
  真木和泉「いい時に死んでくれた。これで玉(ぎょく=帝)を奪われる恐れは消えた」
 その時、長州勢は2000にふくれ上がり、会津勢1600を超える状況に。京都山崎 天王山にほど近い八幡宮で、長州勢が気勢を上げます。
  真木「朝敵会津を討たせたまえ…」
  玄瑞「敵は奸賊、松平容保(かたもり)!」
 偵察に出てその様子を目撃した会津は、戦う意志を固めました。が、幕府軍の総大将となるはずの一橋慶喜(小泉孝太郎)は…、
  慶喜「在京諸侯には長州に心を寄せる者も多い。都を二分する戦となっては困る」
 なかなか腰が重いです。しかし、末端の兵士は、会津も長州も暴発寸前…!
 
 その頃、会津では、八重の弟・三郎(工藤阿須加)が槍の稽古でズタボロに。。。
佐川官兵衛(中村獅童)の隊に入りたくて、無理な稽古に挑んだ結果でした。
  三郎「弱輩者が上にものを言うのに、他にどんな手があんべか。
     無茶でもやんねぇと、道は開けねぇ。…。
     おれは見てきたから。鉄砲の家は一段低く見られて、
     上にもの申してもなかなか取り上げてもらわんに」
 最初は「ならぬものはならぬ!」と、入隊を許さず、怒鳴りつけていた父・権八(松重豊)ですが、翌朝。。。
  権八「何かを変えんのは たやすいことでねぇ。…。そんじも それが正しいことなら、
     何度でも何度でも願い出て ちっとずつでも変えていく。ずっとそうやってきた。
     親を見ぐびんなよ。んだげんじょ、わしも我が子を見ぐびっていだかもしんねぇ。
     にし(おぬし)はもう、立派に会津の男だ」
 
 


 
 
川の流れのごとく(=^^=)/歴史を流れでつかむ☆彡
【一本気な会津と長州 ~長州上洛戦、蛤御門の変に至るまで~】
 今回は会津の敵である長州について書いてみます。会津と長州は、1863(文久3)年の「8月18日の政変」で対立したため、仇敵の間柄となりました。が、両藩ともに尊王の念を重んじることにかけては強い自負を持っていました。一本気な性格が、似ていました。
 
1863年5月10日、長州は下関で攘夷を断行、外国船への攻撃を始めます。この行動は、徳川幕府が決めた攘夷決行期日に則したもので、外国の侵略から帝や郷土を守ろうという、一途な思いから始められました。しかし、6月に入ってから外国船の反撃が猛烈になり、長州の軍艦は沈められ、さらにフランス陸戦隊250人の上陸により壇ノ浦などの砲台を破壊・占拠されてしまいます。陸戦で国土を踏みにじられるという、衝撃的な出来事でした。この戦闘で、従来の武士はまったく役に立たないことが証明され、まもなく高杉晋作の呼びかけで、身分を問わない奇兵隊の結成となったのです。
 
ちなみに、この時の戦闘で被弾した外国船は、江戸で修理されて再び長州攻撃に戻ってきました。徳川幕府がそれを許し、協力までしたのです。これを知った坂本龍馬は怒り、6月29日付、姉の乙女に宛て、有名な「日本(ニッポン)を今一度せんたくいたし申しそうろう」の手紙を書きました。
 
長州藩は、8月18日の政変でこうむった“冤罪”をすすぐため、桂小五郎(木戸孝允 たかよし)らが奔走したものの、好転せず。そこで、兵を率いて上洛し、長州の立場を弁明しようという「進発論」が語られるようになりました。特に、長州の豪傑・来島(きじま)又兵衛、久留米脱藩の神職・真木和泉(まき いずみ)という二人の年長者が意気盛んで、それに若い志士達がついてゆく流れができあがってしまいました。
 
1864(元治元)年に入った頃には、来島(48)率いる遊撃軍(諸国浪士と、奇兵隊のように様々な職業集団からなる隊)がどんどん過熱し、「進発、進発」の大合唱で、もはや高杉晋作(26)の制止さえ効かなくなっていました。6月5日、池田屋事件が起き、長州の志士が犠牲になったことで進発論はますます盛り上がり、志士熱狂…! ついに進発(上洛)が実行されたのでした…!
こうして7月19日、蛤御門の変(禁門の変)が勃発、さらに半月ばかり経った8月5日、今度は前年の攘夷への報復のために4国(英米仏蘭)連合艦隊が長州を襲うこととなります。しかも、そのあとには幕府による長州征伐が。。。 まさに、内憂外患、四面楚歌です…! 長州滅亡必至!?
 
  ~主な参考文献~
『日本全史(ジャパン・クロニック)(講談社)
『読める年表 幕末維新明治』(自由国民社)
福田智弘『日本史が「時系列」だからわかりやすい! 読む年表 幕末暦』(じっぴコンパクト新書)
山内昌之『幕末維新に学ぶ現在』(中央公論新社)
磯田道史『直伝 和の極意 古地図で巡る龍馬の旅』(NHK)p.127
関厚夫『紅と白 高杉晋作 伝』146163(産経新聞 連載中)
 
 


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コメント

No title

こんばんは~~~
私は倒幕派も佐幕派も好きな理由は、皆国のために命がけで行動したところです。立場も考え方も全く違うけど国を思う気持ちは同じ。
だから会津藩も長州藩も好きです。
特に長州は攘夷を貫き通し、自ら血を流しましたからね。
そのてん、薩摩は美味しいとこだけ持ってったある意味ずるいところがあります。でも私薩摩も好きだけど(笑)
この長州の命がけの姿勢が坂本龍馬を呼び、そして薩長同盟へと発展していくんですね。ポチ!

No title

こんばんは。
いよいよ戦の機運が高まってきて、ドラマも盛り上がってきましたね。
(八重さんファンはおいてけぼりかもしれないですが・・・)

長州藩のキャスティングが重厚で、観ていて続きが気になって仕方がないですよ。

今回も豆知識ありがとうございます『進発』というのですね。
西南戦争の時も同じ様な感じだったのかな~と想像しました。

No title

☆とん子さん
ポチありがとうございます(^ ^)

この頃の日本人は志が高かったような気がしますね。
冷静に考えるとテロ多発国家ですが
その中で一本すじが通っていたと思います。

薩摩藩は、会津や長州と比べると、格段に大人ですね。
厳しい状況判断をした上で動いているところがあるので
本当はそれが政治的には正しい(強い)のかもしれません。
その薩摩の西郷どんも、維新後は人情になびいてしまうのが
世の中のおもしろさでしょうね。

No title

☆ハニー先輩さん

今まで展開がものすごく速かったのが
ここに来てじっくり戦の準備をしている感じですね…!
八重は会津戦までずっと待機ですかねぇ(゚∀゚;
でも 結婚話も出てくるようですし一応期待です。

長州藩はなかなか渋いですね。
どんなふうに戦闘突入するのか
本当に続きが気になりますよね…!

「新発」ってのがこの頃の流行語のようになっていたらしいです(笑)
確かに、西南戦争も勢いでいってしまった印象ありますね。

No title

NHKもやっと正統派脚本に戻りジックリ見れます
NHKの3月29日よりの大岡越前、4月5日よりの妻はくノ一も時代劇として楽しめるかな?

個人的には待ってましたの4月15日から始まるガリレオ2です
変人湯川の活躍が楽しみ
相手役が柴咲コウから吉高由里子に変わるのは少しガッカリですが

No title

☆reo-310さん

そうですね、たしかに『八重の桜』は正統派脚本ですね。
ほどよく重厚感もあり、いい感じです。
NHKで大岡越前ですか、
それはおもしろそうですね。

『探偵ガリレオ』は原作は何冊か読んだことあるのですが
実は映像は未見です(^ ^ゞ

No title

自分も今回の脚本は正当派タイプかなって感じます^^

幕末史は疎いので(だいぶ前に司馬作品を読んだ程度)、ここで流れを予習・復習してます^^

村ナイスヽ(*´∀`)ノ★ぽち

No title

☆栞さん
村・ナイスぽちいつもありがとうございます(=^▽^=)

『八重の桜』はなかなか見やすいですよね。
登場人物の名前の字幕紹介が少なくて、
誰が誰だかよく分からなくなることがあるので、
それが残念です(笑)
幕末史はややこしいですが
見続けてくれる仲間が少しでもいてくれると嬉しいです(^-^)

No title

八重の桜ってネット見てるとすごい評判悪いんだけど、これが正統派ですよね。このブログ読んでほっとした!

No title

わ~!しばらく見てなかったらレコーダーに溜まってしまった~( ̄▽ ̄;) 早くみなくては~!!!(^_^;)

No title

☆高木一優さん

八重の桜は丁寧に史実を追っているし
その一方で 単調にならないような見せ場も盛り込まれていて、
正統派のつくりと言っていいと思いますよ(^-^)

ネットではそんな評判悪いんですか(笑)
まぁ、いろいろ悪く言われるのが大河の運命かもしれませんね(^ ^ゞ

No title

☆えっぴさん

10話目の「池田屋事件」や今週(第12回)の「蛤御門の戦い」は
特に映像的にも優れているし見応えあるので、
その回だけ見てもおもしろいんじゃないかと思いますよ~(^∇^)

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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