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「八重の桜」池田屋事件/藩が降伏しても戦った藩主

大河ドラマ『八重の桜』
 第10回「池田屋事件」
【新選組大暴れ】
 1864(元治元)年、八重(綾瀬はるか)は数え年20歳、兄・山本覚馬(かくま 西島秀俊)37歳。
4月、京都の会津藩洋学所にて覚馬が砲台新設について話していると、佐久間象山(奥田瑛二)がやって来ました。幕命で上洛してきたのでした。
  象山「止まった歯車を回し、時を前に進めるのだ。朝廷に開国を説くのだ」
 すでに帝側近の中川宮にも説いたとのこと。。。
 
その頃、京都守護職で会津藩主の松平容保(かたもり 綾野剛)は、京都所司代で実弟の松平定敬(さだあき 中村隼人)とともに、都の治安維持に力を入れていました。
覚馬や梶原平馬(池内博之)たちも治安について話し合いつつ、「たまには都見物もいいな。祇園祭の山鉾でも…。土地になじむのも、お役目のうちだ」と、祭りを楽しみにしていたところ。。。 その祭りの準備に合わせ、攘夷派の陰謀が進められているのを、新選組が察知。6月5日 夜、新選組は、攘夷派の謀議の場・池田屋に斬り込みました…!
  「会津藩お預かり、新選組である! 容赦無用!」
 祇園の鼓笛の音に合わせ、ピーヒョロピーヒョロ、ポンコポンコ、ズバッズバッ、期待の必殺二階落としもありました…!
 
凄惨な事件現場に、遅れて駆けつけた会津藩一同は仰天。。
やがて、尊王攘夷派の巣窟である長州藩が1000人を超す大軍を率いて上洛、京を包囲したのでした。松平容保は「叡慮(えいりょ)に反する振る舞い…武力にて一掃すべき」と主張しますが、一橋慶喜(小泉孝太郎)は「池田屋では会津配下の者どもが要らざる斬り合いをした。……、会津の戦には付き合えぬ」
 
 同じ頃、会津では、お手製の新式銃を採用してもらえなかった川崎尚之助(長谷川博己)がイラ立っていましたが。。。
  八重「あぎらめてはなりませぬ。認めて戴けるまで……。
     わだしが、ずっとお手伝いいたしやす」
 
 


 
 
豆知識(=^^=)/歴史を流れでつかむ☆彡
【藩が降伏しても戦う…! 桑名藩主・定敬が見せた意地】
 前回、一橋慶喜京都守護職・松平容保(会津藩主)、さらに雄藩代表が参加して成立した参予会議について書きました。この参予会議があッという間に瓦解すると、それに代わって今度は一橋慶喜・松平容保に加え、伊勢の桑名藩主・松平定敬(さだあき)が入った「一会桑(いちかいそう)政権」が成立しました。定敬は容保の実弟で、この年(1864元治元年)、京都所司代に任命され、容保・定敬の兄弟が京都を強力に守ってゆくこととなります。池田屋事件の翌月、7月に勃発した蛤御門の変(禁門の変)では、会津・桑名の両軍が中心になって長州藩の軍を撃退しました。
 
 のちの鳥羽・伏見の戦い(1868明治元年1月)でも、会津・桑名がともに幕軍主力となりました。この戦いで敗北しまもなく桑名藩そのものは降伏してしまうのですが、なんと定敬は桑名藩の飛び地がある越後の柏崎に渡って抵抗を続ける決断をします。100名の藩士達とともに横浜からロシア船に乗り、柏崎へ。北越戦争での桑名隊は非常に強く、新政府軍の奇兵隊を苦しめたほどでした。
 
定敬はその後、兄のいる会津に入りました。が、兄・容保は弟・定敬を会津籠城戦に巻き込むことを避けたがっており、それを知った定敬は、榎本武揚(えのもと たけあき)の幕府艦隊に乗り込み、箱館へと向かったのでした。その軍勢には、会津藩家老の西郷頼母(たのも)土方歳三たちもいました。定敬は最後まで抵抗の意欲を捨てず、意地を見せたのでした。
 
しかし、その時、桑名藩家老が箱館までやって来て、帰順を説きます。ここに至って、定敬は帰順もやむをえないと思い、抵抗続行を断念したのです。
維新後に数年謹慎したのち、明治政府からの許しが出ます。
 
 1877(明治10)年の西南戦争。。。 定敬は旧桑名藩士を率いて薩摩人との再戦を実現、勝利しました。かつて「朝敵」の汚名を着せられつつも戦い続けた定敬、男ここにあり、面目躍如といったところでしょうか…!
やがて、定敬は容保のあとを継承し、日光東照宮の宮司になりました。
 
  ~主な参考文献~
『日本全史(ジャパン・クロニック)(講談社)
『読める年表 幕末維新明治』(自由国民社)
福田智弘『日本史が「時系列」だからわかりやすい! 読む年表 幕末暦』(じっぴコンパクト新書)
山内昌之『幕末維新に学ぶ現在』(中央公論新社)
 
 


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コメント

No title

。。。そうなんだぁ~^^

この日 八重さんの出番も少なく だんだん 話が難しくなって

なんか うちの おかあさま リタイアしそうです(笑)^^

No title

私は完璧リタイアですが(笑)

剛君が初めてまともと言ったしゅーまいさんの言葉がめちゃ気になって、まともな剛君見たさに見ました(笑)

確かにまとも(笑)

妙に色白で不思議な雰囲気はまともな役もったないなあ…とかね。

オールポチ★でーす(^_-)

No title

こんばんは。
会津藩としてはもどかしい展開が続きますね。
いろいろな物語で慶喜さんは“イラッ”とさせてくれます(ーー;

松平定敬さんはそのような人生を歩むんですね、今回も勉強になりました。

No title

こんばんは~~
松平定敬でてきましたね八重が主役なので会津戦争のその後もえがかれるでしょうから。定敬の活躍が見れるかもしれません。
西南戦争は佐川官兵衛が出てきます。「勝てば官軍、負ければ賊軍」この名セリフが出てくるのかどうか。ポチ!!

No title

録画してるけど、まだ見てない^^;

新撰組がいなければ治安が悪化する一方だし、加減って難しいものですね

村ナイスヽ(*´∀`)ノ★ぽち

No title

今年も見てますよ~
正直綾瀬はるかはあんまり好きじゃないんですが...
ついでに言うなら幕末もあんまり好きじゃないんですが...
西岡くん、綾野くんを楽しみに見てます♪

No title

豆知識、大変勉強になりました。

池田屋事件はド迫力でしたね~・・

龍馬伝で亀弥太が自害した事件ですね。
会津目線からの池田屋事件の描き方も面白いです!

No title

☆サッチさん

八重さん、出番が少なくて、あんまり主役という感じがしませんね(^ ^)

ちょっと話が込み入って難しく感じますよね。登場人物も多くて誰が誰だかよく憶えられなかったりします(笑)

次回はたぶん戦もあるし
おかあさまを励まして見続けてくださると嬉しいです(^ ^ゞ

No title

☆Parlさん
オール ポチどうもありがとうございます(=^▽^=)

完璧リタイアですか(笑)
たぶんだんだん幕府 対 討幕派に話がまとまってきて分かりやすくなってくるんじゃないかと思いますが
今 ちょっと難しいくだりですね(^ ^ゞ

まともな綾野剛を目撃しましたかww
それだけでも見た価値があるかも(^ ^)!?

No title

☆ハニー先輩さん

とうとう会津が泥沼に入り込んでしまった感じでしたね…!

有能なのに裏切ったり、事態を悪化させるという、慶喜のような生き様は本当にもどかしいものがありますよね。
その点、松平定敬は、自分の信念に従って能力限界に挑んだ人だと思います。読んでくださってありがとうございます(=^▽^=)

No title

☆とん子さん
ポチありがとうございます(^ ^)

松平定敬が出てきて嬉しいです(^∇^)
松平兄弟でがんばってほしいですね。

佐川官兵衛が「勝てば官軍…」の言葉を残したのですか…? 知りませんでした。
そう思って聞くと 悲劇性が強い言葉ですね。ドラマに出てくるか 期待ですね…!

No title

☆栞さん
村・ナイスぽちどうもありがとうございます(=^▽^=)

新選組の力で治安が向上していたんだと思いたいですね。攘夷派の天誅で佐久間象山などの優秀な人材も殺されてしまうし、
やはり新選組のような強力な組織は必要だったんでしょうが
やり過ぎて戦に発展してしまうとは 難しいものですね…!

No title

☆らんらんさん

らんらんさんも見てましたか…!
幕末史はややこしくて難しいところがありますね。
男前を楽しみに
見続けてくださると嬉しいです(^ ^)

No title

☆chacoさん

最後まで読んでくださって
どうもありがとうございます(^∇^)

池田屋事件、迫力ありましたね…!
望月亀弥太、懐かしいです。
『龍馬伝』でも悲惨なことになっていましたが
今回は立ち回りが重視されている感じで
また見応えありました。
これからも会津目線に注目ですね…!

No title

会津藩の武士道、新撰組の義が強調され、戦争は刀槍よりも、新式鉄砲・大砲を持った薩長が勝つ。会津にも坂本竜馬のような山本覚馬がいても、藩主や家老に近代戦争のノウハウがなかった。
しかし、太平洋戦争でアメリカと戦った日本も、会津藩に似ているのかもしれない。

No title

☆池月映さん

会津藩も末期には主席家老の梶原平馬や覚馬が大量の新式銃を搬入しようとしていたようですが、敵軍艦の攻撃を受け接収されてしまうなど、惜しいところで潰えました。

この場合、薩長のような貿易の地の利が無かったことが、大きかったように思えます。
会津としては、残念なことでした。

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ご訪問ありがとうございます(^-^)
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猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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