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「八重の桜」覚馬抜擢/御三家・御三卿・御家門/西郷隆盛

大河ドラマ『八重の桜』
 第4回「妖霊星」
【覚馬抜擢/直弼と容保】
 1858(安政5)年、八重(綾瀬はるか)は数え年14歳、兄・山本覚馬(かくま 西島秀俊)31歳。
改革が進まない藩政を批判して禁足(無期限の外出禁止)になった覚馬でしたが、家老の西郷頼母(たのも 西田敏行)が奔走してくれて、処分を解かれました。復職だけでなく、軍事取調役と大砲頭取に抜擢という、嬉しい沙汰でした。さらに、縁談がもち込まれ、覚馬は勘定方の娘・樋口うら(長谷川京子)と結婚しました。
 
 4月、突如として井伊直弼(榎木孝明)が大老に就任し、6月には勅許を得ずに日米修好通商条約を締結。日本に不利な不平等条約で、これの改正のために日本は50年以上という膨大な時間と労力を費やすハメに陥りました。
違勅調印に一橋慶喜(小泉孝太郎)は激怒。その実父の徳川斉昭(伊吹吾郎)は江戸城に「押しかけ登城」してまで抗議しますが、あっさりかわされ、謹慎処分に。。
 
井伊直弼は親戚である会津藩主・松平容保(かたもり 綾野剛)を茶席に招き、言いました。
「臨機応変の判断を誤り、国を滅ぼしては、かえって不忠となり申す。無断調印のとがめは我が身一身に背負えば済むこと…」
 敵をつくってでも、命を捨てる覚悟で国事に当たる、とのこと。。。
その頃、水戸藩に朝廷より密勅が下りました。幕府の頭越しのこの行為を、直弼は「謀反」と断じ、検挙(安政の大獄)を開始したのでした。
 
八重は、会津でも攘夷の気運が高まり、兄・覚馬の蘭学所までもが目の敵にされる傾向を心配しているのでした。
 
 


 
 
歴史豆知識(=^^=)
【徳川の御三家・御三卿・御家門】
 御三家というのは、徳川家康の子供を藩祖とする尾張家・紀伊家・水戸家のことです。将軍に世継ぎが生まれなかった場合には、尾張家・紀伊家から後継者を出すことになっていました。しかし、水戸家にはその特典がありませんでした。官職も尾張家・紀伊家が大納言なのに、水戸家は中納言でした。その代わり、水戸家には参勤交代をしなくてもいいという特典があって江戸屋敷に住み続けることができ、将軍とともにいつでも江戸にいるため「天下の副将軍」という有名な呼び名が付いたのです。ただ、正式に、副将軍という官職があったわけではありません。
 
御三卿(ごさんきょう)という家柄もありました。これは、徳川八代将軍吉宗が創設したもので、徳川一族の田安家・一橋家・清水家を指します。御三家の次席に当たる家柄で、将軍を出す資格がありました。ただし、御三卿は将軍の家族のようなもので、独立しておらず、藩を持ちませんでした。
 
他に、御家門(ごかもん)という家柄があり、これは御三家・御三卿以外の徳川一族のことを指します。松平(まつだいら)を名乗り、越前松平家を筆頭に、会津松平家などがありました。
 
【死にかけた西郷隆盛】
 1858(安政5)年7月、薩摩藩主の島津斉彬(なりあきら)がコロリ(コレラ)にかかって急死しました(毒殺説もある)。この時、家臣の西郷隆盛殉死しようとします。が、回りにとどめられました。
 
 同じ年の11月、今度は西郷は入水自殺を図ります。勤王僧の月照(げっしょう)とともに鹿児島湾に身投げしたのです。月照という僧侶は、幕府を批判する「水戸藩への密勅」が下りるように奔走したため、「安政の大獄」の処罰対象になっていました。西郷は月照を保護しようとしたのですが、開明的な藩主・島津斉彬が亡くなってから薩摩では保守派が力を増しており、藩から月照の引き渡しを要求されてしまいます。こうして行き詰まった西郷と月照は、身投げしたのでした。月照は死亡するも、西郷は救助されて一命を取り留めました。こののち、西郷は奄美大島で約3年間の潜伏(流罪)生活を送ることになります。
 
  ~主な参考文献~
『日本全史(ジャパン・クロニック)(講談社)
 
 


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コメント

No title

こんばんは。
覚馬さんの謹慎もとけて、いよいよ会津も動き出しそうです。
井伊さんの覚悟もわかり、こちらも盛り上がってきましたね。

今回は西郷さんを吉川晃司さんが演じられていて、格好いい西郷さんが観れそうです。

No title

こんばんは~~~
何度もコメしてると思いますが、展開が早いですね
次回は松陰が死んで、次々回は桜田門外で直弼暗殺かな(笑)
ところで質問なんですが、松平容保が井伊直弼と仲が良かったというのは本当なんでしょうかポチ。

No title

西郷さんに そんな物語があったとは しりませんでした。

バックボーンを知ると 歴史って ほんと おもしろいですね。

No title

父は伊達家の家老いえがらでしたので、生きていたら、どんな思いで見るかと思っています。祖母は会津のでだとかですので・・
いろいろ面白いですね、何時も開設してくださるので余計に面白みが深まります
ナイスです。楽しみです。

No title

☆ハニー先輩さん

覚馬の禁足が解かれましたね…!
そして、会津の兵制改革が想像していたよりも速く始まったので、意外に思いました。もっと幕末も押し迫ってからなのかと思ってました。
井伊直弼の覚悟…、伝わってきましたね…!

西郷隆盛はスリム過ぎる感じがしますね(笑)

No title

☆とん子さん
ポチありがとうございます(^ ^)

展開が速くて、人物の入れ代わりも速く、憶えにくいのが残念です。
松陰も初回以外ほとんど出てないですもんね。

容保と直弼の仲はよく知らないのですが
親戚で手紙のやりとりもしていたんですから
それなりによかったのでしょうね。
井伊家は会津松平家・高松松平家と並んで
溜間(たまりのま)の常詰(じょうづめ)で、
ともに将軍に意見上申する間柄だったので、
ドラマで見る以上に関係が深かったと思いますよ(^∇^)

No title

☆サッチさん

西郷さんは情が深い人です(^∇^)
いろんな物語を背負っているので
犬派のサッチさんはぜひ西郷さんに注目してみてください(笑)

No title

☆みっちゃんさん
ナイスポチありがとうございます(=^▽^=)

お祖母さんが会津の出なんですか
それは 遠い故郷のことを知る感じで興味が沸きますね~(^ ^)

歴史好きなのでなるべく歴史記事を続けてゆきたいと思っています。
読んでくださって
どうもありがとうございます(^-^)

No title

せっかく謹慎がとけたのに、政治状況は波乱含みですね^^

八重の発砲シーンはサマになってます^^

村ナイスヽ(*´∀`)ノ★ぽち

No title

☆栞さん
村・ナイスぽちどうもありがとうございます(=^▽^=)

禁足が解かれた上に抜擢までされたので
驚きましたが、まだまだ保守派も力を持っているようでしたね。

八重の銃撃の構えがかっこいいですよね~(^-^)

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清水しゅーまい

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猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
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