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「平清盛」全話見て感想/平家の勝ち戦/頼朝大将軍

大河ドラマ『平清盛』
 最終回「遊びをせんとや生まれけむ」
【清盛の霊 海の底の都へ…】
 1181(治承5)年、清盛(松山ケンイチ)は数え年64歳、源頼朝(岡田将生)35歳。
  清盛「きっと我が墓前に頼朝が首を供えよ…!」
 閏(うるう)2月4日、そう言い遺し、清盛は熱病で亡くなりました。それだけでなく、清盛は西行(藤木直人)に憑りつき、平家一門一人一人に遺言を伝えました。
 
1183年7月、平家 都落ち1185年3月、壇ノ浦の戦で、時子(深田恭子)安徳帝を抱いて「海の底にも都はございましょう」入水しました。平家は滅びました。
が、清盛が西行に憑りついたことにより、頼朝との再会が実現!
  清盛「まことの武士とはいかなるものか、見せてみよ」
 清盛は頼朝の姿をじっくり眺め、去りました。
1189年、義経(神木隆之介)自刃、弁慶(青木崇高)立ち往生。。。
1192年、後白河法皇(松田翔太)死去。1199年、頼朝死去。。。
 
 


 
 
【全話を見ての感想】
 今年の大河は、清盛が主人公というだけで視聴率の苦戦は決まっていたかも知れません。見所となる保元の乱(21)平治の乱(26)まで間があり過ぎるし、平和な時期は間延びしてどうしてもつまらなくなるなど、条件が厳しかったです。
 
当初 ちまたをにぎわせた「画面が汚い」という批判は、汚れメイクや照明が本格的なんだと援護したくなる一方で、それにしても画面が暗過ぎて見にくい時がありました。それから、演出が本格的なわりに『平家物語』をバック ボーンにしてしまったことで通俗的な貴種流離譚のようになってしまい、特に前半の清盛には重みがなく“海賊王”どうこうとまんがみたいなことを言っていたため、内容的にややチグハグでした。
 
 一方で、出てくるキャラの多くがとてもよく立っていて、あまりよく知られていない源為義(小日向文世)、藤原頼長(山本耕史)と信西(阿部サダヲ)、待賢門院 璋子(檀れい)と美福門院 得子(松雪泰子)などなど、キャスティングとストーリーづくりのうまさにうなりました。
 全般的には、なじみの薄い時代をテーマに、よくあれだけおもしろい話を盛り込めたなぁと、高く評価しています。100点満点で75点くらいでしょうか…? ちなみに、去年の『江』は、25点ぐらい()。上から目線で すみません(^ ^ゞ よかったらみなさんの評価・採点を教えてください~(^ ^)
 
 


 
 
 大河がもっと楽しくなる!
歴史ファンのために(=^^=)
【平家一矢/源氏を挙兵させ最後は頼朝に斬首された源行家】
 1181(治承5)年 閏2月4日、清盛死去。。。
 
それから間もない3月10日、清盛五男の重衡(しげひら)が率いる軍は、尾張・美濃の国境にある墨俣(すのまた)川にて、源行家(ゆきいえ)・義円(ぎえん)らの軍と合戦に及びました。なお、重衡は南都焼き討ち時の総大将。対する行家は以仁王令旨を頼朝に伝えた人で、義円は義経の同母兄です。平家軍3万、源氏軍6000この戦いで平家軍は勝ち、しかも義円を討ち取りました。平家が一矢を報いたのでした。
 
 行家は頼朝挙兵のきっかけをつくった人であり、のちに木曾義仲とともに上洛も果たしました。が、義仲が都を留守にした隙に暗躍したため義仲と対立。その関係修復のために平家を倒そうとしますが、重衡軍にまたもや敗戦(118311月 室山の合戦)。やがて義経と結びつき、頼朝の追討を受けて追手と乱闘したすえ、捕縛・斬首されてしまいます(1186年5月)。数奇な一生でした。
 
【「大将軍」になりたかった頼朝】
 実は頼朝は征夷大将軍になりたかったわけではなく、「大将軍」になりたかったのだということが、最近の研究で分かっています(内大臣 中山忠親の日記『山槐記 さんかいき』研究による)。朝廷が、大将軍に最も近いものとして、征夷大将軍を引っ張り出してきたらしいです。頼朝は当時、「前大将(前右大将)」でした。しかし、「大将」は中央での官職を連想させます。一方で、東国には「鎮守府将軍」があるため、「将軍」という称号に権威もなじみもありました。その「将軍」を上回るものとして、頼朝は「大将軍」の称号を望んだのです。
 
 
 
読んでくださって、ありがとうございました(=^^=)
 
 
 
  ~主な参考文献~
上杉和彦『平清盛』(山川出版社)p.79
五味文彦『平清盛』(吉川弘文館)p.310
五味文彦『西行と清盛 時代を拓いた二人』(新潮選書)p.316~、321
高橋典幸『源頼朝』(山川出版社)p.84
上杉和彦『源頼朝と鎌倉幕府』(新日本出版社)p.109、114、132、139、118
校注・訳:市古貞次『新編 日本古典文学全集45 平家物語1』(小学館)p.511
 
 


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コメント

No title

個人的には70点くらいで、まぁ満足^^/

ただ、ここで読んでないとイミフメイが結構あったから、
それによる加点があるかも^^b

なんてったって麿山本!!あれは最高(・∀・)イイ!
新たな麿像を構築したと言っても過言じゃないはず(`・ω・´)キリッ

九州は大宰府の原田様(大蔵系氏族)に御目文字したので、
国人オタとしては、もうそれだけで本望(-人-)☆彡

低視聴率は、低視聴率の黒女王・武井常盤の負パワーが炸裂・・・(._+ )☆\(-.-メ)オイオイ

あとは駆け足すぎて脳内に印象が薄かったです^^;

村ナイスヽ(*´∀`)ノ★ぽち

No title

こんばんは~~~
私も江よりははるかにいいと思ってます。でも最終回だけはいただけません
数字が悪かったので延長できなかったと思いますが、45分まるまるダイジェスト版で正直引いちゃいました。清盛というタイトルだから仕方ないのかもしれないけど、だったら清盛の死で終わるとか、壇ノ浦で終わるとか。義経の死までやる必要はなかったんじゃないでしょうか?あれではなんのために義経や弁慶が出てきたのか分かりません。
しばらくは幕末と戦国のいったりきたりでしょうか?歴史はそれだけじゃないのにね。
すいません、愚痴になっちゃいましたポチ!!

No title

わたしも 最終回。。。

期待しすぎたせいかも^^


なんだかんだ ほんと はじめて 解説付き大河がみれたので

しゅーまいさんとの出会いは大きかったです。


わたしは基本もう何十年も大河見てるファンですから

もう 来年もはるかちゃんがでるというだけで わくわくしています。

No title

こんばんは。
どうにも最終回は暗い話題が満載でしたが、それでも西行さんを介しての清盛行脚はなかなかでした。

後半は面白かっただけに、前半の清盛くんの軽さが痛かったですね。

No title

☆栞さん
村・ナイスぽちどうもありがとうございます(=^▽^=)

栞さんの70点は重みがあります
嬉しいことです(^ ^)
今年の大河は、説明不足が目立ちましたね。説明しないのが粋なんだという思いがあるのだと感じましたが、それにしても視聴者に不親切なところが時々ありました。

麿・山本耕史はヒット キャラでしたね。
本格的な公家メイクなのに、かっこよく見えたから、さすがです。

原田種直でしたっけ、清盛と張り合って、見応えありました(^-^)

登場人物が次々と入れ換わったり、
源平合戦本格化の前に清盛が死んでしまったりで、
各場面の印象が薄まってしまいましたね(^ ^;)

No title

☆とん子さん
ポチありがとうございます(^ ^)

せめて壇ノ浦で、
平家一門と義経・弁慶らの決戦模様を見たかったですね。
義経・弁慶が顔も見せないのは、とても残念でした。

ナレーションで一人一人のその後を追う手法は
センチメンタルになるので、ぼくはけっこう好きなんです(^ ^ゞ

大河は戦国と幕末だけじゃないことを知らしめるチャンスだったんですが、
こう視聴率不調が出てしまうと、ますます難しくなりますね~(^ ^;)

No title

☆サッチさん

駆け足の最終回でしたね。
できれば、もっと大々的に源平合戦で
華々しく幕を閉じて欲しかったですね~(^ ^)

記事を読んでくださって本当に
ありがとうございました(=^▽^=)

サッチさん、大河ドラマの大ファンなのですね!
ぼくは見たり見なかったりです(^ ^ゞ
『八重の桜』はひとまず最初を見て見続けるか決めようと思います(^ ^)

No title

☆ハニー先輩さん

敗者の話なので どうしても寂しい話題で埋まってしまいましたね。
西行のお蔭で
清盛と頼朝の再会が実現しよかったですよね。

前半の清盛はバカみたいに血気盛んなだけで、
後半とは別人でした。
まんがのような無鉄砲な元気キャラがウケるというカン違いがあったように思います。その設定失敗が人気にも響いたように思えてなりません(^ ^;)

No title

では、普通に感想を(笑)
私は最終回、頼朝目線で語った最後、弁慶→義経→頼朝の死
まで追ってくれて、「この後こうなったんだよね!」って心で思う事なくて、まさしくかゆい所に手が届く最後ですごくよかったです。

そして、頼朝が自分では実現できなかったけど、清盛が手掛けた宋との貿易は室町時代に花咲くっていう話の持って行き方が、めっちゃなるほどーって感動しました!

江は色々言われてたけど、うちのお母さんは歴史を知らなくても楽しめるドラマだって言って毎週楽しみにしてました。
逆に清盛は難しいって!
わかるような気がします。
私も江は文句言いながら、結局樹里ちゃんの成長に感激しました!!

皆さん、1年間お疲れ様です。

綾瀬はるかちゃんはその昔、亀の彼女役をやった私の中の可愛い子ちゃんなんで、頑張って欲しいです!(^^)!

ぽちぽち★

No title

☆Parlさん
ぽちぽちどうもありがとうございます(^∀^)

最終回で頼朝が平家一人一人~室町まで語ってくれたのは
流れが分かるしセンチメンタルな感じになって
なかなかよかったですよね…!
ぼくもああいう幕の閉じ方は
けっこう好きなんです(^ ^ゞ

『江』、お母さんに好評でしたか!
おおらかな人にはウケがいいドラマだったのかもしれません(^ ^)
ぼくはかなり真剣に見始めてしまって、
石田三成がお江たち三姉妹の気を引くためにハマグリか何かを焼いて扇をバタバタさせたりしてるのを見て、
「そんなことやってる場合か~」などと3分に1回ぐらい突っ込まなければならず
見続けるのがしんどかったです(笑)
途中からは「大河コント」だと思って見るようにしました(゚∀゚;
それに比べると 清盛はだいぶ難しい内容でしたね。

綾瀬はるか八重に期待ですね(^-^)!

No title

受信料を‘いただき’ながらのドラマ造りは厳しいでしょうね。最大公約数的に万人受けするものを創らねばいけないのだから、ドラマの質が万人受けのために低下している、と嘆く人たちは、つまり対象である万人の歴史ドラマを観る観点の質が低下しているという意になってしまうでしょう。

たしかに今はネットを通じてテレビ番組の評判が一目で分かるようになり、それに流される自分もいます。過去の北条時宗もそうでしたけど、ひどい作りと感じながらも、それは自分だけが思っているものなのかな~と感じそれほど嫌悪感を覚えませんでした。

そして、今回の清盛。ネットなどの評判があまりにも悪いのに加えて、ドラマ自体も観続けませんでした。気づいたら最終回が終わっていた、というレベルです。『江』の時もひどい脚本でしたが、あれはあれで文句を言いながら観続けました。どんな違いがあったのでしょうか。やはり、『訳が分からない』に尽きるんじゃないか、と思います。

No title

忙しい日々は、ドラマや芸術の鑑賞を遠ざけます。自分の興味があった歴史モノに興味がいかなくなる自分の原因が大河ドラマにあるとすれば、問題でしょうが、それとは別に、自分を取り巻く厳しい事情がテレビというものから遠ざかっているような気もします。因みに私の周りで大河ドラマを観ているという人は、かつては沢山いましたが、今年はしゅーまいさんだけです。皆さん、忙しいですね。

No title

☆kazunnさん

その通りですよ…!
民放と違う受信料経営の中で、どれほどの視聴者支持を得られるかは非常に重大だと思います。

『平清盛』は、何か通底したテーマを分かりやすく示すことができませんでした。
要は、戦国時代の天下統一のようなものがなく、武士の世どうこうをテーマに全体を貫くことが難しかったようですね。

幸い、当ブログでは、『平清盛』の優れた点を指摘してくれるかたもいらっしゃいました。
『江』の時と何が違うかと言うと、単にその時代になじみあるかないかと、語り口調が影響したように思います。歴史に幅広く興味をもっているかたは『平清盛』もわりと見てくれたようです。
キャラ立ちがあって、かなりおもしろいやりとりも多々ありました。

『平清盛』の悪い点は記事や前のコメントに書き尽くしたので、ここには書きませんが、
ゴー・サインを出す役目…、監督か演出なのかなぁ、自信の揺らぎが見受けられました。厳しい仕事なんだろうなと思います。

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Author:清水しゅーまい
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
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