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「平清盛」偉業/経島築造・平家滅亡に尽力した人物

大河ドラマ『平清盛』
 第39回「兎丸無念」
【義経 対 弁慶/カムロ 対 兎丸】
 1172(承安2)年、清盛(松山ケンイチ)は数え年55歳、源頼朝(岡田将生)26歳。
 
 京の五条大橋。遮那王(後の源義経 神木隆之介)弁慶(青木崇高)の、運命の出会い。遮那王を平家の諜報員である“カムロ”と誤解し襲いかかる弁慶。三味線の演奏をバックに、キレ味鋭いカット割りで大立ち回りが披露されました。
 
 3月、清盛は福原にて盛大な万灯会(まんどうえ)を挙行。
同じ頃、兎丸(加藤浩次)に命じた大輪田泊(おおわだのとまり)の築造が着々と進んでいました。が、兎丸は、工事を急ぐ清盛が無理な日程をおしつけてきたため、激しく意見衝突します。とうとう兎丸は清盛を「悪」と断じ、平家陣営から飛び出してしまいました。
兎丸は家来達と酒を飲みながら清盛の悪口を…。家来達が酒の追加調達に出かけて兎丸が一人になった時、そこにカムロ集団が!
 
 


 
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【清盛の偉業/経島築造と平家滅亡に尽力した人物…】
 今回のドラマでは、万灯会(+千僧供養)の開催と「経(きょう)の島(しま)の築造が出てきました。この二つの出来事は地味なようですが、『平家物語』に清盛の偉業として特記されています。平家物語は基本的には清盛を「悪人」として描いているのですが、「巻6・入道死去」の章で清盛の死を書いた直後、わざわざ「築島」などといった章を設けて、経島築造や千僧供養について記述し、その偉業を讃えているのです。
 
経島は史実としては、1173(承安3)年、清盛が阿波民部成良(あわの みんぶ しげよし)という家人(けにん:家来)を奉行にして築造を開始しました。しかし、大風と大波によって失敗してしまいます。翌年、改めて築造を開始することとなり、この時に公卿達が「人柱を立てるべきだ」などと評議しましたが、清盛は「それは罪深いことだ」と言って、「一切経」を書き込んだ石を船に乗せて沈めることで島を完成させたのでした。
 
 ここで登場した阿波民部成良という人は、田口成良(重能)とも呼ばれる阿波国(現 徳島県)の有力豪族で、阿波水軍の頭領でした。1183年の平家 都落ちの際もよく従い、屋島の内裏を築いたことでも知られます。が、1185年の壇ノ浦の戦いの最中に源氏方に寝返ってしまいました。これにより、平家敗戦・滅亡へと、大きく流れが変わります。平家の運命を左右した重要人物です。
 
  ~主な参考文献~
五味文彦『平清盛』(吉川弘文館)p.216~、219
五味文彦『西行と清盛 時代を拓いた二人』(新潮選書)p.246
校注・訳:市古貞次『新編 日本古典文学全集45 平家物語1』(小学館)p.453
 
 


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コメント

No title

こんばんは。
嫌な予感はしていましたが、兎丸の最後は可哀想過ぎました。
まさかあんな事が起きるなんて・・・
しかもそのあとカムロも始末されたみたいな命令もありましたよね。
カムロ達は言われた事をやっただけなのに憐れでした。

清盛さんが変わったのが良く分かるお話でした。
いよいよ“悪”として叩かれる側になりそうですね。

No title

☆ハニー先輩さん

兎丸、豪快で清盛と意気投合してきたのに、
最期が報われませんでしたね…。
解散直前のカムロ集団の笑顔が痛ましかったです。。。

清盛への反発が強まって
いよいよ爆発が起こりそうですね…!

No title

大河がもっと楽しくなる

まさに シュウマイさんのブログで

きょうもお勉強になりました^^

No title

こんばんは(^'^)

「一切経」を書き込んだ石を船に乗せて沈めることで島を完成…って言うのはそのままでわかりやすかったですねー。

私は清盛が悪人って言うのを打破したような回だと思いました。

あの無表情の中に、清盛の沢山の気持ちを一切封じ込めたような、松ケンの演技にまんまとやられました。

あまりにも辛い回でもう1度見る勇気がわかないんだけど、最後、「時忠、禿を始末しておくように」って言った清盛と、時忠の表情を合わせて見ると、時忠の何かしらの考えみたいのがあったのか?と妄想が爆発中です。

No title

ぽちぽち★

No title

☆サッチさん

記事を読んでくださって
ありがとうございます。
大河を楽しく見て戴ければ嬉しいです(^∇^)

No title

☆Parlさん

ぽちぽちっと どうもありがとうございます(=^▽^=)
「一切経」のくだり、清盛の思いが伝わってきて、よかったですよね。清盛の抑え気味の演技が、効いていました。

カムロを始末させられ、時忠は不満そうでしたね。これからの平家の運命に影響してくるのか、気になります。
妄想爆発ですか…!
Parlさん、今 最も熱い清盛ファンかもしれませんね(笑)

ところで、阿波(田口)成良…、まえにParlさんの記事で読んで気になって、
それで本で調べて見つけることができました。今までよく知らなかったのですが、お蔭さまで知識を広めることができました。
ありがとうございます(^∀^)

No title

遅れてすいません
世を変えたいという志のもとでやってきた清盛ですが、いざ権力を握ると保身に走ってしまうのは人間の常でしょうね。
そしてその間に源氏が復活して力をつけていきます
次回は朝廷と平家のかけ橋。滋子さんが亡くなりますね。鹿ケ谷のカウントダウンが始まりましたポチ!!

No title

お久しぶりです、しゅーまい様
ちょっと国内を留守しておりまして、ようやく帰って来ました。
ちょっと観ない間にもう主人公は55歳ですか。何か見所はありましたか?海外での出来事は、http://kitekikaido.sblo.jp/
に書き始めました。お暇があったらぜひ読んでください。

No title

わたしはこのドラマを見ていないのですが、、シューマイさんのこの記事はいつも楽しみで見ています。かねてから源氏一辺倒の評価にはとっても作為を感じていました。天皇に対する遠慮でしょうか。
わたしは時が歴史のなかで評価すると思っています。
今日もありがとうございます。ナイス記事でエス。

No title

☆とん子さん

ポチありがとうございます(^ ^)
世の中を変えてきた清盛の実績は大変なものですが、
権力を握り過ぎて既存勢力との衝突が激化してしまいましたね。
滋子が亡くなり、緩衝役がいなくなってしまったのは痛いですよね。
福原に都を遷したくなった気持ちも分かります。
頼朝は清盛というモデルがいたから、ツイてます。

鹿ヵ谷事件、楽しみですね…!

No title

☆kazunnさん

けっこう長いこと行っていましたね、
さすが 旅のマスターです!

清盛は、後白河法皇との衝突など、
なかなか見所満載になってきました。
なんだかんだ言って
見てきてよかったですよ(^∇^)

ブログのちほど うかがいますね!

No title

☆みっちゃんさん

ナイス!ポチありがとうございます(^∀^)
記事を読んでくださって
どうもありがとうございます。

そうですね、源氏一辺倒の評価には、偏りがありますよね。歴史はどうしても勝者のものになってしまうので、多少やむを得ませんが、この大河ドラマでいくらか見直しが進むと嬉しいです。
時とともに歴史の評価が公正になっていってくれるのが、本当に理想ですね…!

No title

清盛については、教科書で習った悪のイメージが強かったですが、
宋との交易など偉業を多く成し遂げたのだと、
新しく知ったことが多くて、楽しんでみています。
時の権力者はそういったよい面と、独裁者の面との両面を
保持しているんだと思います。
万人にいいという政治はありえないわけで、
私たちが残された資料をみて、どう評価していくかなんですね。
いつも思いますが、タイムマシンがほしいです。

No title

☆わさびさん

見方によっては、せっかく清盛が交易で経済活性をしようとしたのに、鎌倉幕府ですっかり内向きになってしまったとも言えそうです。足利義満の日明貿易まで、時代が停滞してしまいました。

おっしゃる通り、時の権力者には、善悪両面があるはずですよね。
善政だけなんて南国の楽園でもない限りあり得ないですもんね。

No title

兎丸は死ぬし、視聴率も悲惨な回でした( ̄ω ̄A;アセアセ

義経と弁慶のタイマン?って、
講談とかだと夜だったような^^;

でも夜道を歩く設定も考えてみれば不自然かもですね

村ナイスヽ(*´∀`)ノ★ぽち

No title

☆栞さん

村・ナイス!ぽちどうもありがとうございます☆
視聴率はオリンピックの時に史上最低の7・8%を記録しているので、それ以下はないと思うんで、もう大丈夫です(笑)

義経対弁慶はおもしろければ何でもありかなぁ~という感じで見ていました(^ ^ゞ
言われてみると、昔話の絵本で見た時も、夜だったような気がします。月光に照らされているイメージでしょうかね。
これからの義経&弁慶の活躍に期待したいです…!

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①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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