FC2ブログ

記事一覧

「平清盛」政子大暴れ/抜丸/福原のヒントは摂関家

大河ドラマ『平清盛』
 第35回「わが都、福原」
【頼盛解官/政子 大暴れ】
 1168(仁安3)年、清盛(松山ケンイチ)は数え年51歳、源頼朝(岡田将生)22歳。
2月11日、清盛は延暦寺 天台座主の明雲(みょううん 腹筋善之介)の手により、出家しました。さらに、福原(現 神戸)への移住を発表。隠居生活をしつつ、新たな拠点づくりを開始します。
 
それに触発されるようにして、後白河上皇(松田翔太)平滋子(成海璃子)との子である憲仁を即位させました。平家につながる帝、高倉帝の誕生です。
 
その頃、くすぶっている男がいました。頼盛(西島隆弘)です。兄の清盛たちと違って正室の子であるため、平家一門の中で微妙な立ち場にいました。
11月のこと。頼盛は、滋子の代始めの入内(じゅだい)、大嘗会(だいじょうえ)などで職務を怠ったとして、上皇によって官職を解かれるという事態に。。。
 
清盛は福原に頼盛を呼び、大輪田泊(おおわだのとまり)を指差し、言いました。
賀茂川の水もいずれはあの海に流れ込む。海を思いのままにできれば、それすなわち、賀茂川の水を思いのままにできるということじゃ。白河院でさえ手を焼いた賀茂川の水をな。わしは博多を都の隣に持ってくる。そして時を置かずして都を海近くに持ってくる。我ら平家の都をな」
 平家(武士)の世づくりのために、頼盛も欠かせない、と。遷都、そして 天下掌握につながる清盛の壮大な構想が、頼盛を圧倒したのでした。
 
 ところで、伊豆では。。。
弓の稽古をする北条政子()。放った矢は、野菜を運ぶ父 北条時政(遠藤憲一)の首をかすめ、農具に命中! 野山で猪を仕留めるなど、政子は野性的な生活を送っていました。そこに、絶望し夢遊病にかかったようにフラフラ歩く頼朝が。。。 政子はそれをモノノケだと勘違いし、網で捕獲…! 荒々しい出会いとなりました。
 
 


 
 大河がもっと楽しくなる!
歴史ファンのために(=^^=)
【兄弟不仲の象徴・名刀「抜丸」】
「抜丸(ぬけまる)は清盛・頼盛らの父 忠盛が入手した宝剣です。これが清盛ではなく頼盛に与えられたことで、兄弟不仲になりました。また、別の説によれば、平氏伝来の宝刀にはもう一つ「小烏(こがらす)というものがあり、頼盛は小烏のほうが欲しかったのですが、父 忠盛は小烏を清盛に与えてしまい、頼盛には抜丸を与え、そのせいで兄弟不仲になったそうです。いずれにしても、兄弟仲がよくなかったようです。
 
【福原移住のヒントは摂関家にあり】
 清盛が福原を隠居地に選んだのは、かつて摂関家の藤原忠実が宇治の別荘に隠居したことを参考にしていたようです。これは、京~宇治~春日神社(藤原家の氏神)という地理的イメージをもとに、京~福原~厳島神社というロケーションを決定したのではないかという説です。
 
そして、藤原摂関家が宇治で上皇を迎えたように、清盛は1169(仁安4)年3月、福原で後白河上皇を迎えて千僧供養を行ないました。
この時期の清盛は、全盛期の藤原摂関家を模範として、平家(武家)を率いていたようなのです。
また、この時期は、武家政権が朝廷から独立していく過渡期と言えるかもしれません。
 
  ~主な参考文献~
上杉和彦『平清盛』(山川出版社)p.51
五味文彦『平清盛』(吉川弘文館)p.194
『ブリタニカ国際大百科事典(小項目電子辞書版)(Britannica) 平頼盛の項
 
 


   ブログ村に参加してます~
  https://tv.blogmura.com/tv_jidai/ ←ブログ村「大河ドラマ」ランキング
 
   ブログラム ランキングはこちらです~(清水しゅーまいページ)
   ↓徳川家康、豊臣秀吉、会津若松、日本酒など
スポンサーサイト



コメント

No title

こんばんは~~~~~
しゅーまいさんの歴史解説。毎度ながら勉強させていただいております~~~~
福原移住は藤原摂関家を参考にしたんですね。
杏ちゃんの政子。やりすぎ感はありますが良かったです
ポチ!!

No title

兄弟が関係がギコチナイ理由が解りました^^

政子の汚さに引いた il||li _| ̄|○ il||l
凄いボロボロ衣装 il||li _| ̄|○ il||l

村ナイスヽ(*´∀`)ノ★ぽち

No title

こんばんは。
頼盛さんとの仲は難しいですね。
今週の感じでは兄弟和解って感じでしたね。

それにしても北条政子さんの設定・・・やはり、やり過ぎでは!?
いくら後に“尼将軍”と呼ばれるにしてもねぇ(^^;

No title

☆とん子さん

ポチありがとうございます(^ ^)
歴史解説がお役に立てば大変嬉しく思います(=^▽^=)

出家した清盛にも、老獪な藤原摂関家から学ぶことが、
まだまだたくさんあったのでしょうね。。。

杏の政子は元気いっぱい、大暴れでしたね(笑)
納得ゆくような具合に頼朝とくっつきうまく収拾すれば見事だと思いますが、果たして(笑)!?

No title

☆栞さん

村・ナイス!ぽちいつも励みになっています
ありがとうございます(=^▽^=)

清盛兄弟…、伝家の宝刀を巡ってのちょっとしたゴタゴタから始まって、
普段は平穏だけど、時々清盛の中に猜疑心が沸き返るらしく、
結局最後まで弟 頼盛への警戒を解けなかったようです。。

政子の汚れ具合すごかった(笑)
あれほどの汚れ役を元気ハツラツ演じるなんて、杏という女優、侮れませんね…!

No title

☆ハニー先輩さん

清盛と頼盛、兄弟和解の雰囲気でしたね。
でも また平家兄弟の対立はいずれどこかで問題になってくるんじゃないかと思います。

北条政子は大胆な汚さを披露してくれましたよね(笑)
今回の最後に頼朝を捕獲し、あの続きの会話がどうなるのか
次回楽しみですwww
昨年の「お江」みたいなひどいキャラにならないか
一抹の不安がありますけども…(^ ^;)

No title

わが祖先は清和源氏、よってというわけではないですが、平家物は避けて通ってきました。でも平家物語のあわれさは心打つものでした。清水シューマイさんの解説はとってもわかりやすいです、それと清盛って、やっぱり傑出した人物ですね、偉業の数々、時代こそ違え、信長に匹敵する気がします。
ナイスです。

No title

みっちゃんさん

ナイス!ポチありがとうございます(=^ェ^=)

解説分かりやすいと言って戴きまして大変嬉しいです(^-^)
これから清盛が脱皮して国政を掌握できるのか、それとも。。。

なにしろ武家政権がどう対処できるのか、注目です…!

No title

いやー
政子さんがあまりにも野生児すぎてwwww
めっちゃ昔に岩下志麻さんが大河で北条政子の役やったはったイメージが強くて(お姫様でした)
あの政子さんにはめちゃくちゃ抵抗ありますwww

No title

☆らんらんさん

政子はすごい野性児でしたね…!
頼朝を捕獲したのが笑えましたwww
かつては岩下志麻さんが北条政子だったんですか~。お姫さまでしたか…!
ますます女性が強くなり、
自由度が上がったのかなぁという気がしますね(笑)

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム

プロフィール

清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
 ご訪問のみなさまに幸あれ!
  私にそのおすそ分けあれ…!!

最新記事

カレンダー

11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

最新コメント

月別アーカイブ