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「平清盛」清盛夫婦出家/新帝登場~滋子ようやく后に

大河ドラマ『平清盛』
 第34回「白河院の伝言」
【清盛の病 それぞれの思い】
 1168(仁安3)年、清盛(松山ケンイチ)は数え年51歳、源頼朝(岡田将生)22歳。
2月、清盛は「寸白(すばく)」という、寄生虫による病気で倒れました。
 
駆け巡る清盛 危篤の一報…!
摂政 藤原基房(細川茂樹)はほくそ笑み、八条院 子(あきこ)以仁(もちひとおう 柿澤勇人)と密談。これを機に、以仁王を親王にしようという考えのようです。
かつて「平治の乱」で平家に味方した源頼政(宇梶剛士)は、新たな乱に備えて心構えを。。。
常盤御前(武井咲)牛若(後の源義経)に“出生の秘密”を。。。
 
清盛の義弟 時忠(森田剛)は、清盛の長男 重盛(窪田正孝)を差し置き、三男 宗盛(石黒英雄)に「そなたが棟梁となれ。そなたは正妻の子ぞ。兄上がみまかれれば、先妻の子の重盛が棟梁となる道理は無い」と 焚きつけました。
清盛のことを一番心配していたのは意外なことに。。。
後白河上皇(松田翔太)「わしに挑むようなあの(清盛の)目を見ておると安堵するのじゃ、この世に生きることを許されておると……」などと言って落涙。。。 清盛のもとへと駆けつけます。
 
ところで、頼朝は…「この暮らしが変わる日など、とこしえに訪れぬのだ」清盛が死ぬことなど、思いも寄らぬという風情。。。
そして、久し振り(初回以来?)北条政子()が登場…!
 
 


 
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【清盛夫婦の出家】
 清盛は病に倒れて間もなく、ちょうど太政大臣の就任1年後になる2月11日、出家して清蓮という法名を授かりました(後に静海 じょうかい)。この時、授戒を行なったのが、時々ドラマに出てきて強訴(ごうそ)で暴れている、比叡山延暦寺の天台座主(ざす)明雲(みょううん)です。清盛の正妻 時子も一緒に出家し、二位尼(にいのあま)となりました。
 
その頃、右大臣 九条(藤原)兼実は日記『玉葉(ぎょくよう)』に「前大相国(だいしょうこく=太政大臣)所労(=病気)、天下大事只此の事に在る也。この人の夭亡(ようぼう)の後、弥(いよい)よ以て衰弊(すいへい)か」と書き記し、ドラマの意地悪キャラとは違って、清盛の実力を認め、それどころか天下国家が清盛の存在にかかっていると考えていたことが分かります。
 
【異例の大赦実施】
 2月15日、後白河上皇は熊野詣から急ぎ帰京、六波羅(平家一門の邸がある)に駆けつけました。そして、上皇は大赦(たいしゃ=罪人赦免)を行なうことを決定。摂政・関白以外の臣下の病気・出家で大赦をした先例は無かったのですが、特例で実施されました。この時の詔(みことのり)で、上皇は清盛が「朝の静謐(せいひつ)、国の安平」に尽くしたと讃えています。
 
【新帝登場 滋子ようやく后に】
 同じく2月15日には、東宮(とうぐう=皇太子)憲仁への践祚(せんそ=皇位継承)を決定。19日に六条帝が譲位して、数え年8歳の憲仁が高倉帝となりました。六条はまだ5歳で、元服もしてないのに、もう上皇になってしまいました。
 
 なお、高倉帝は、後白河上皇の寵愛する平滋子との息子です。3月9日にはそれまで女御(にょうご=皇后の候補)であった滋子に、立后(りっこう)の宣旨(せんじ)が下され、晴れて(後白河上皇の)后になったのでした。15日、高倉帝の即位式(=おひろめの儀式)が行なわれ、20日に滋子は皇太后(帝の生母、先帝の皇后)になりました。
 
 清盛の病気をきっかけにこれほどのことがドタバタと進められており、後白河上皇がいかに清盛を大事に思っていたかが分かります。
 
  ~主な参考文献~
本郷和人『謎とき平清盛』(文春新書)p.193
上杉和彦『平清盛』(山川出版社)p.48
五味文彦『平清盛』(吉川弘文館)p.189
 
 


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コメント

No title

こんばんは~~~~
次回、清盛のスキンヘッドが見られますね。
清盛が倒れたとき基房は素直に喜んでましたが、兼実は複雑な表情を浮かべてました。清盛は邪魔な存在だけど国として必要人物と認めていたんでしょうね。
後白河帝との挙式のときはまだ側室だったんですね。それが妃になり滋子が産んだ子が即位するんだからいかに巨大な勢力を誇っていたのかが分かりますね。ポチ!!

No title

こんばんは。
なんか微妙な回でしたね(^^;

来週から杏さんが登場みたいですね!
先日『剣客商売』をみたばかりで、おてんば剣士=杏さんが定番になるのでしょうか。

No title

☆とん子さん

清盛がスキンヘッドになるとますます年齢不詳になりそうです。

兼実は急に神妙な感じになりましたよね。これから摂政基房と別行動をとるのか、意地悪コンビ解散するのか注目です(笑)

平家出身の娘の子が即位するなんて、大変なことだったんでしょうね…!
それにしても、もしも清盛が病気にならなかったら、滋子ずっと女御のままでもよかったのか、後白河の考えが気になるとこですね。

ポチありがとうございます(^∇^)

No title

☆ハニー先輩さん

今さら白河法皇とかが夢で出てきても、なんだかな~って感じでしたね(^ ^;)

杏さんは剣士役もやってるのですか、知りませんでした。
今回の政子役はずいぶん汚れた顔での登場なので、
久し振りに「画面が汚い」という苦情が来ないか心配です(笑)

No title

今回は清盛の病気のうちに様々な人間模様が見えましたねぇ
でも何と言っても後白河上皇がどろどろになって
清盛のところに駆けつけたシーンが良かったですね♪
北条政子は....
又すごかったですねぇ。
やっぱり山賊?www

No title

☆らんらんさん

後白河上皇、輿を降りて雨の中走ってゆきましたね。泥だらけになっていましたね。
いいシーンでした…!

北条政子は汚かったですね(笑) そのうちきれいになるんでしょうけど、どんな活躍するか楽しみです(^-^)

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清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
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