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「平清盛」第33回 顔見せ興行?/清盛の弟達まとめ

大河ドラマ『平清盛』
 第33回「清盛、五十の宴」
【顔見せ興行?】
 1167(仁安2)年、清盛(松山ケンイチ)は数え年50歳、源頼朝(岡田将生)21歳。
今回は平家一門が勢揃いするとともに、のちに清盛と対決する要注意人物も揃いました…!
 
5月、清盛は太政大臣をわずか100日で辞しましたが、それまでに長男 重盛(窪田正孝)を大納言、三男 宗盛(石黒英雄)と義弟 時忠(森田剛)をそれぞれ参議に引き上げるなど、一門を要職に就けて権力を固めました。
 
 ある日、後白河上皇(松田翔太)西光(さいこう 加藤虎ノ介)藤原成親(吉沢悠)たちと宴を開いていると、上皇の息子「三の宮」である以仁(もちひと 柿澤勇人)が訪ねてきました。以仁は不満を述べます。上皇と平滋子(成海璃子)の息子で「七の宮」である憲仁親王(後の高倉天皇)がわずか3歳にして東宮(とうぐう=皇太子)となったのに対し、自分は17歳なのにいまだ親王宣下さえ受けていない、と。。。
 
 さて、清盛の50歳を祝う宴が開かれました。ここにも、不満を持つ訪問者が。。。 摂政 藤原基房(細川茂樹)と右大臣 藤原兼実(相島一之)の意地悪摂関家コンビです。「近頃の平家の振る舞いは目にあまる」。。。 藤原コンビは呼ばれてもないのに祝宴に乗り込むと舞や和歌を披露し、文化力で平家を打ち負かそうとします。が、それに対し、経盛(駿河太郎)が笛を奏して重盛・宗盛が舞を披露、続いて忠度(ただのり ムロツヨシ)が和歌合戦にて見事な作を詠み上げ、平家が「文」においても強いことが示されたのでした。
 
ちょっと笑えたのが、和歌の場面。以前は画面に出てくる和歌の文字が草書体で読みにくかったのに、今回は崩し文字が少なく読みやすくなりました。しかも、内容を訳した字幕付き。分かる人だけ分かればいいという考えを捨て、視聴者に配慮するようになったようです()
 
ところで、宴には牛若(後の源義経)も登場。なんと、清盛を父親のように慕っているという設定でした。牛若は、のちに壇ノ浦に身を投げる平時子(深田恭子)に優しく迎えられ、安徳天皇の母となる徳子(川嶋紗南)と遊んでました。今後の悲劇を予感させました。
 
 


 
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【清盛の弟達】
 今回、平忠度が登場し、ようやく清盛の弟達が出揃いました。そこで、彼らのことをまとめてみました。ネタバレ的な各キャラの今後もあえて書いてあるので、まだ知りたくないかたは読まないでください(^ ^
 
●平清盛11181181
 
平家盛(いえもり)11201149
平忠盛の正室 藤原宗子(池禅尼 いけのぜんに)の子。清盛の母が誰だかよく分かってないのに対し、正室の子であるため、場合によっては家盛が平氏を継ぐ可能性もありました。しかし、30歳で病死してしまいました。
 
平経盛(つねもり)11241185
ドラマでは存在感が薄くて気づかれずにスルーされるというギャグが恒例になっています。
 最終的に正三位 参議。歌人としても活躍し、『経盛集』を残しています。壇ノ浦の戦いにて、教盛とともに船の碇(いかり)を背負い、兄弟 手を組んで入水。。。
織田信長が舞うことでも有名な悲劇『敦盛(あつもり)の敦盛は、経盛の息子です。
 
平教盛(のりもり)11281185
最終的に従二位 中納言。兄の経盛よりも官位が高いのは、母親の身分が、経盛の母より高かったからのようです。
 平時忠の台詞「経盛殿は文にはたけるが武に弱く、教盛殿は武には優れているが文は劣る。
        すなわち、二人合わせてようやく一人前の御兄弟でござる」
 
平頼盛(よりもり)11321186
家盛と同じく藤原宗子の子。家盛の場合と同様、正室の子ということで強力な立場にいました。最終的に正二位 権大納言。
 
後白河院の近臣または八条院 子(あきこ 鳥羽天皇と美福門院 得子の娘)の近臣として活動。平家一門の足並みを乱す行動もあり、清盛を悩ませました。1166年に大宰大弐(だざいのだいに)に任じられた際は、慣例を破って現地に赴任しましたが、この行動も真意が読めず不審なものでした。1168年には、頼盛の長男 保盛(やすもり)が「五節(ごせち)の宴」で職務を怠り後白河上皇を激怒させたとして、親子で解官(げかん)されてしまいます。のちに復官しましたが、清盛が後白河法皇を幽閉した「治承3(1179)年 清盛のクーデター」の際に再び解官。清盛にそうとう警戒されていたようです。
 
 そんなこんながあったせいか、頼盛は清盛死後、1183年の平家 都落ちに同行しませんでした。そして、かつて母 宗子が「平治の乱」で源頼朝の助命に尽くしたため、鎌倉で頼朝に歓迎されたのでした。
 
平忠度(ただのり)11441184
最終的に正四位下 薩摩守。和歌の名手で、藤原俊成に師事し、『忠度集』を残しました。また、1183年の平家 都落ちの際に俊成を訪ね、“勅撰和歌集に自分の歌を入れてほしい”と依頼。平家滅亡後の1188年に完成した勅撰『千載(せんざい)和歌集』に、次の歌が入れられました。
  「さざなみや 志賀の都は あれにしを むかしながらの 山ざくらかな」
 ただし、当時は平家が朝敵とされたため、「読人不知(よみびと しらず)」になっています。
一ノ谷の戦いで討ち死に。
 
  ~主な参考文献~
上杉和彦『平清盛』(山川出版社)p.11~、51~、69
五味文彦『平清盛』(吉川弘文館)p.182~、200~、272
 
 


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コメント

No title

こんばんは。
今回は平家が武力のみならず、雅の面でも貴族にならぶところが描かれていましたね。
なかなか楽しい宴でした!

それにしても・・・50歳には見えないですよね(^^;

No title

こんばんは~~~
私は個人的に面白くなかったですが、ふせんはありましたね。
義経出てきたし。
ところで質問なんですが、いつから義経は清盛を父と慕うようになったんでしょうか?タッキーでも同じでしたね。
新たな史実でしょうか?解説よろしくお願いします<(_ _)>
ポチ!!

No title

☆ハニー先輩さん

平家が文武両道に優れているところを見せつけて
とうとう天下を取ったような感じでしたね…!

清盛は年齢の進行が止まりました(笑)
白髪を増やすとかのごく自然な演出はしてほしいですよね。でも 病で倒れてから急に老け込むのかもな~という気がします(^ ^)

No title

☆とん子さん

平家一門の再紹介があったり、宴会場面がほとんどだったりで、ちょっとダレましたね。
でも 鹿ヵ谷事件の面々、以仁王と源頼政、義経などと、要注意人物が続々登場し伏線が張られている感じしましたね…!

牛若が清盛を父親として慕ってるのには、ぼくも驚きました(笑)
『義経』でもそうだったんですか、見ていなくて知りませんでした。

史実としてどうかは残念ながらぼくには分からないです(^ ^ゞ
ただ、牛若は7才で鞍馬寺に入ったらしく、それ以降に自分の詳しい素性を知ったのではないかと思われるので、
たしかに今回のように清盛を慕ってたとしても おかしくはない気がします。
悲劇性が高まりますね。

ポチありがとうございます(^ ^)

No title

なんと!
にっしーは(頼盛)は頼朝に歓迎されるんですか?
でもその後はやっぱり成敗されてしまうんでしょうかぁ(^_^;)
結局最後まで清盛とわかりあえなかったんですね....

No title

☆らんらんさん

そうなんです、平家一門がみんな都落ちしていくなか、
頼盛は頼朝に歓迎されてたんです…!
それなのに、平家滅亡のたった1年後に
病死してしまいました。。。
思い悩んで病気になってしまったのかもしれません。
清盛から警戒され続けて、一門の中で孤立気味だったようで、気の毒な感じですね。
でもまぁ、頼朝・義経の仲に比べたら、ずっとましかも…(^ ^;)

No title

義経の設定は、あとでどう回収するのかが愉しみのような怖いような~^^;

清盛の兄弟~顔だけみて名前はウロ覚え^^;
家盛クンが長生きしてたら平家の運命は違ったのかなぁ

村・ナイスヽ(*´∀`)ノ★ぽち

No title

☆栞さん

義経は、きっと弁慶に真実を知らされ、グレてしまうんですよ(笑)!

清盛の兄弟はいま一つ記憶に残らないので、まとめてみました(^ ^)
「二人で一人前」の経盛と教盛が特にまぎらわしいです。

家盛がもっと生きていたら、「保元の乱」で源氏のように、平氏も家が割れていたかも知れませんね。

村・ナイス!ぽちどうもありがとうございます(^0^)

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猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
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