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「平清盛」武士初公卿/滋子の婚礼/二条帝側近殺害

大河ドラマ『平清盛』
 第29回「滋子の婚礼」
【武士初の公卿に】
 1160(永暦元)年、清盛(松山ケンイチ)は数え年43歳。
6月、正三位(しょうさんみ)に昇った清盛。ついに公卿(くぎょう)の仲間入りです。武士として初めての栄誉でした。弟や息子達も出世し、平家は大繁栄の時を迎えます。
 そんな折り、平家を支えてきた筆頭家人(けにん)平 家貞(中村梅雀)が大往生。。。 ドラマでは触れられませんでしたが、家貞も出世しており、筑後守に任ぜられ、この年にも逆徒追捕(ついぶ)に活躍しています。実際に亡くなるのは、7年後です。なぜか早めに亡くなってしまいました。
 
 さて、清盛の義理の妹 滋子(成海璃子)は、後白河上皇(松田翔太)の姉 上西門院(じょうさいもんいん)統子(むねこ)の女房として宮中に勤めていました。滋子の兄 平時忠(森田剛)は、滋子を二条帝(冨浦智嗣)の后にしようと考えてるようですが、当の彼女は。。
  滋子「わたくしは好いたおかたの妻となります。たとえそれが、盗人でも乞食でも」
 などと言ってましたが、宴会のあとに上皇とくっついてしまいました。
滋子の“巻き髪 矯正騒動”があったあと、二人は結ばれます。それにしても、本当に当時 巻き髪は嫌われていたのかな…? どなたかご存知でしたら教えてください。私も天然パーマ気味なので気になるのです(^ ^
 
 


 
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歴史ファンのために(=^^=)
【二条帝側近殺害事件/アナタコナタの清盛】
 ショボい事件のせいかドラマには出てきませんでしたが、前回書いたように「桟敷事件」(1160年1~3月)というものが勃発し、二条帝の側近コンビである藤原経宗藤原惟方(これかた)が流罪になりました。惟方が司っていた武蔵国は没収、代わりに清盛の子の知盛が武蔵守に。また、惟方は検非違使(けびいし)の別当(長官)でもありました。代わって別当になったのが、清盛です(1161年1月)。こうして平家が警察力も握ります。
 
さらに、やはり二条帝の側近で、信西(しんぜい)の首を取った源光保(みつやす)光宗が謀叛の疑いをかけられ、殺害されるという事件も起きています(1160年6月)。これらは、清盛と後白河上皇の共通の利益でした。清盛が正三位、参議へと昇進した背景には、二条帝を牽制し平家との連携を深めたい上皇の引き立てがあったようです。
 
一方で、清盛は二条帝とも関係を深めていました。正室の時子が二条帝の乳母となることで支え、清盛は公卿達の要望を帝に取り次いだりしています。
 このような状況を、『愚管抄』は「清盛は…あなたこなた しけるにこそ」、つまり「上皇と帝の双方に気を配っている」と表現しています。
 
  ~主な参考文献~
上杉和彦『平清盛』(山川出版社)p.36~、39
五味文彦『平清盛』(吉川弘文館)p.137~、147148
校注:岡見正雄 赤松俊秀『日本古典文学大系86 愚管抄』(岩波書店)p.239
 
 


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コメント

No title

こんばんは~~~~☆☆
滋子が上皇さまとくっついたことで平家との関係は良好になったみたいですね。彼女が死ぬとまた悪化してしまいますが。
今までは平氏でしたが、これからは平家。しばらくは清盛天下の時代が始まりますね。ポチ!!

No title

昔は髪の毛が黒くて豊かなことが美人の第一条件だったとか。
なのでくせ毛は多分ダメだったんでしょうね(>_<)
今みたいに矯正パーマも無い時代。
くせ毛の女性の悩みは深かったんだろうなと...
そういう私もくせ毛です(ToT)
滋子さんはどういう女御なのか更衣なのか何の位で
入内(上皇に嫁ぐときはこう言わないんでしょうかぁ)に
しはったんでしょ?

No title

こんばんは。
ドラマっぽい展開でしたね、NHKっぽくない感じで楽しめました。
大きな戦いが終わってしまって、ここからどんな展開になるのか気になります。
来週は崇徳帝の怨霊話っぽいですね。

No title

☆とん子さん

清盛と後白河上皇の関係はずっとよかったのですが、建春門院 滋子が亡くなってから急速におかしくなってしまいました。
鹿ヵ谷事件が勃発したりと、平家への反感が表面化します。

清盛の公卿昇進によって平家と呼ばれるようになったとは、知りませんでしたね。

清盛の長い天下をどうドラマにしてゆくのか、注目です…!
ポチありがとうございます…!

No title

☆らんらんさん

昔はクセ毛ダメでしたか。。。
クネクネして おもしろいのになぁ~。
らんらんさんもくせ毛なのですか
きっときれいな巻き髪になりますよ(=^▽^=)

滋子は高倉天皇を産んで6年も経ってから女御になっています。
それまでは、少弁局(しょうべんのつぼね)という、バッちい名前の役どころでした(笑)

たぶん お手つきのようなもんでしょうかね。上皇(院)のところに嫁ぐんだから、「入院」かもしれません(笑) いいベッドが付いて、保険も効きそうです(笑)

No title

☆ハニー先輩さん

息抜きのような話でしたよね。
平家の長期安定政権ができてしまい、しばらくは何を見所にしていくのか、注目ですね…!
夏ですし、来週は怨霊話で盛り上げてほしいです(笑)

No title

あー
海に飛び込んだ高倉天皇のお母さんが滋子さんだったとは!
つながりました~♪
中宮ではなく女御さんだったんですね。(^_^;)
その前は更衣でもなく局だったとは...
単なる女官扱いだったわけですねぇ。

No title

☆らんらんさん

惜しい…!
海に飛び込んだのは、高倉天皇の息子の安徳天皇です。
その安徳天皇の母が、清盛と時子の娘の、徳子です。徳子は高倉天皇の中宮になっています。

ややこしくて ぼくもよく分からなくなります(笑)

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
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猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
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