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「平清盛」特訓に励む信頼/西光の鹿ヵ谷・白山事件

大河ドラマ『平清盛』
 第26回「平治の乱」
【信西の最期】
 1159(平治元)年、清盛(松山ケンイチ)は数え年42歳。
12月9日、源義朝(玉木宏)藤原信頼(塚地武雅)らと共謀し、京で挙兵しました。そして、後白河上皇(松田翔太)二条帝(冨浦智嗣)たちを幽閉。上皇の住まいである三条殿、それから政敵 信西(阿部サダヲ)の屋形に火を放ちました。信西はからくも逃走。
14日には除目(じもく)が行なわれ、信頼は念願の近衛大将に。また、保元の乱で清盛への恩賞だった播磨守が、義朝に与えられました。
 
紀伊国(現 和歌山県)にいた清盛にも急報が…! 動揺する清盛。熊野詣の道中なので、供の者は少数しかおらず、戦じたくもままなりません。が、筆頭家人(けにん=家来)平 家貞(中村梅雀)が万一のために刀剣甲冑を用意していました。それらを装備し、京へ! しかし、着いた時には…、京の獄門に信西の首が…! かつて夢を語り合った信西の、変わり果てた姿でした。泣き崩れる清盛。。。
 
 


 
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歴史ファンのために(=^^=)
【特訓に励んだ藤原信頼/追い出された西行】
 平治の乱を企画した藤原信頼。乱を起こすにあたって、信頼は特訓しました。武勇で知られる貴族・源中納言 師仲(もろなか)を仲間に引き入れ、伏見に籠もって武道の修練を積み、打倒信西の計画を練ったのです。
 この師仲の屋敷を、西行が訪れたことがあります。残念ながら主人は留守でしたが、西行は歌を詠みました。その時、西行は墨染めの汚らしい服装でした。そのうえ、師仲の家来たちには歌の意味がさっぱり分からず、西行は追い出されてしまったとのことです。
 
ドラマに時々出てくる和歌の意味がよく分からない自分としては、少し安心する話です。
それにしても、このドラマの西行はどこへ行ってしまったんでしょうか。。。
 
 
【清盛に大きく関わる西光/鹿ヵ谷・白山事件/神輿を射たのは…】
 西行はどこかに消えましたが、今回のドラマでは、藤原師光(加藤虎ノ介)が主人の信西から「西光(さいこう)という法名を授けられました。西光法師の誕生です。
 
だいぶ先の話になりますが、この人は、打倒平家の談合で有名な1177(安元3・治承元)年6月の鹿ヵ谷(ししがたに)事件の首謀者の一人です(藤原成親)。西光は鹿ヵ谷事件後に捕縛され厳しい尋問を受け、この時に清盛の面前で清盛批判をしたことが『平家物語』の「巻二・西光被斬(さいこうが きられ)」に記されています。「太政大臣は過分」だとか、かつて「高平太(たかへいだ)」と呼ばれていたとか、幼少の頃にまで さかのぼって悪口を言っています。実は、西光は、清盛をかわいがっていた藤原家成の養子なので、清盛とはかなり古くから面識があったと思われるのです。清盛が成り上がってゆく姿を、ずっと苦々しく思ってたのかもしれません。
 
西光は鹿ヵ谷事件の直前の、白山(はくさん)事件にも関わっています。これは西光の息子たちが、任地である加賀 白山の末寺で暴れ回ったため、本山の延暦寺が怒り、いろいろあった末に延暦寺による強訴(1177年4月)へと発展したという騒動です。この強訴(ごうそ)の時、神輿(しんよ)が矢で射られるという大事件が勃発します。ドラマでは以前清盛が同じことをしましたが、史実ではおそらくこれが初です。射た者は、清盛の長男 重盛の家人。この家人は、流罪となりました。
 
 ドラマでは重盛が父 清盛を越えようとして、神輿に矢を射る…という展開を私は勝手に想像しているんですが、果たして、当たるか!?
 
  ~主な参考文献~
五味文彦『平清盛』(吉川弘文館)p.123240~、243
五味文彦『西行と清盛 時代を拓いた二人』(新潮選書)p.164
 
 


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コメント

No title

こんばんは。
信西さんの描写が予想よりも多くて、
今週から合戦かと思っていたのですが、来週になりましたね。
いよいよ宿命の対決、楽しみですね。

西光さんは因縁のある方だったのですね。

No title

☆ハニー先輩さん

回想場面も盛り込まれて信西の露出が多かったですね。
その分、次回は合戦がふんだんに見れそうな気がしますね…!
義朝がどんな心境で戦に望むのか、楽しみです。

西光はまだあんまり目立ちませんが
これからだんだん存在感が増してきそうです!

No title

信西さん切られてしまいましたね。
色々改革しようとしていた矢先で本人もさぞかし無念だったでしょうね。
来週はいよいよ源平合戦ですねぇ
義朝さんも消えてしまったら何やらおもしろみが無くなってしまいそうですね (^_^;)
夏以降又さらに視聴率が下がらないといいんですが....

No title

☆らんらんさん

信西は一番人生が乗っている時に死んでしまい、本当に残念でしたね。
今週は信西をじっくり見れて、来週は源平合戦で、分けてあってよかったです。合戦見応えありそうですよね…!
義朝以後も頼朝や後白河上皇が盛り上げてくれると思いますよ~(^ ^)
視聴率は怪しいですが(゚∀゚)

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猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
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