FC2ブログ

記事一覧

「平清盛」平家物語に名を残した信頼/信西の義朝評価

大河ドラマ『平清盛』
 第25回「見果てぬ夢」
【風格出てきた清盛 鬱屈する源氏】
前回、鎮西(ちんぜい=九州)へと出かけ、ほとんど脅迫まがいのやりとりで大宰府を従えた清盛。一気に貫禄がついてきました。今まで以上の財力を得て、信西(阿部サダヲ)による相撲節会(すまいのせちえ)復興にも一役買い、それらの功で大宰大弐(だざいのだいに=大宰府の実質的長官)に命じられました。
 
 1159(保元4・平治元)年、清盛(松山ケンイチ)は数え年42歳。
2月19日、上西門院 統子(じょうさいもんいん むねこ)殿上始(てんじょうはじめ)の儀が行なわれ、蔵人(くろうど)に採用された13歳の源頼朝(少年期は中川大志)は、清盛に酒を注ぐことに。ところが、粗相し清盛に笑われてしまいます。ただでさえ 源氏は平家と比べられ愚弄されてるというのに、大勢の前で笑われるとは。悔しがり涙ぐむ頼朝。。。
 
同じ頃、頼朝の母の由良御前(田中麗奈)は病状が悪化。夫 義朝(玉木宏)の手をとり「誇り高き源氏の妻として死なせてくださりませ」と言い遺し、3月1日、亡くなったのでした。
 
 さて、この時期 宮中では、らつわんを振るう信西に対し、二条帝側近藤原経宗藤原惟方(これかた)が反感を強めていました。さらに、信西に昇進を邪魔された藤原信頼(塚地武雅)が中核となり、急速に信西打倒を画策し始めます。信頼は、保元の乱の恩賞に不満を持つ義朝にも声を。。。
 
12月9日、清盛一行は熊野詣での途上で紀伊国(現 和歌山県)田辺に。
そして、同日、義朝は…!
 
 


 
 大河がもっと楽しくなる!
歴史ファンのために(=^^=)
【平家物語に名を残した藤原信頼】
 藤原信頼という名前。あまり聞いたことがないかもしれませんが、実は『平家物語』の冒頭部分に名前が出てきます。有名な「祇園精舎の鐘の声…」のしばらくあとに、「おごれる人も久しからず…」で滅びた人々の代表例として数名の名前が出てくるのですが、そこに信頼も入っているのです。
「天下の乱れむ事をさとらずして……久しからずして、亡じにし者どもなり。
 ……承平の将門、天慶の純友、康和の義親、平治の信頼、此等(これら)はおごれる心もたけき事も……」
 
平将門藤原純友(すみとも)は「承平天慶(じょうへい てんぎょう)の乱」で有名な逆賊なので、教科書で名前程度は見たことあるんじゃないでしょうか。義親というのは、源義親のことで、為義の父親(義朝の祖父)です。人民殺害や官物強奪をしたうえ、目代(もくだい:国守の代理)まで殺したため、清盛の祖父 正盛に追討されました。それで平家は強大化、源氏は衰退したのです。ともあれ、信頼は不名誉な一員として歴史に名前を遺してしまいました。そして、「おごれる人」の頂点として『平家物語』が名を挙げている者こそが、平清盛です。
 
【義朝は信西から低く評価されていた】
 源義朝が、信西の息子 是憲(これのり)を婿(むこ)にしようと申し出たことがありました。すると、信西は「我が子は学生。武者の婿にふさわしくない」と荒々しく断わったそうです。が、一方で信西は息子 成憲を清盛の婿にしたのでした。義朝の面目丸潰れです。やはり信西は義朝を軽視していたようで、このことでも義朝の憤懣がたまっていたのでしょう。
 
  ~主な参考文献~
『日本全史(ジャパン・クロニック)(講談社)p.222
五味文彦『平清盛』(吉川弘文館)p.105
 
 


   ブログ村に参加してます~
  https://tv.blogmura.com/tv_jidai/ ←ブログ村「大河ドラマ」ランキング
 
   ブログラム ランキングはこちらです~(清水しゅーまいページ)
   ↓徳川家康、豊臣秀吉、会津若松、日本酒など
スポンサーサイト



コメント

No title

こんばんは~~~☆☆
ドラマでも信西が義朝を軽視した場面がちょこちょこでてきましたよね♪♪
なので信西を討つ理由は十分にありましたね。
ただ、ちょっと不満なのはもう少し信西と藤原信頼を絡ませた場面を取り入れたほうがよかったんじゃないでしょうか?
たった一回役職を断られたからってすぐ殺すとは。あまりにも唐突すぎだと思います。
このドラマって清盛以外の人物はど~~もあっさりしすぎますな(苦笑)ポチ!!

No title

信西のこと、このドラマを見るまで、ほとんど知りませんでした。名前しか、知らなかった。それが、実に興味をかきたてられています。さすが、大河ドラマの功績だと思います。でも、来週は死んじゃうんですね。寂しいわ……
信頼が、平家物語の冒頭で言及されていたとは!
あの「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色」だけは覚えているけれど、そのあとは……中学生向けぐらいの本で読んだことはあったんだけどね……
(^_^;)

No title

☆とん子さん

たしかに、ドラマとしてはもっと信西と信頼の因縁を描くほうが、
おもしろかったかもしれませんね。多少話をふくらませてでも。

実際の信頼は、昇進を気長に待つ根気があれば
乱を起こす必要など無かったんですが、
それが待てないほど若いと言うか、せっかちだったんでしょう。
まだまだ次回の活躍(?)に期待です!
ポチありがとうございます(^ ^)

No title

☆saihikarunogoさん

ぼくも、ドラマが進むまでは、信西の個性や功績がつかみ切れないでいました。
信西は有能だけども、武士の時代への過渡期に埋もれてしまった感じですよね。

初心者向けの『平家物語』の抜粋を読んでいたら、信頼が出ていることに気づきました。
信頼…。不名誉な記述ですけども、将門ら一流の武人と名前を並べてもらって、あの世で満足してるかも…(笑)

No title

まさか塚地が中心人物だったとは@@
松田くん、なんで塚地なんかがお気に入りなんかわかりませんwww
信西は来週殺されてしまうんでしょうか?!
惜しい人を亡くしてしまうわけですね....

No title

こんばんは。
信西さんの活躍があまりにも短いですね(;;)
今週の義朝さんはいい感じだったのですが、なんで乱を起こしたのかな?
ちょっと心の動きが判りづらかったので、来週が楽しみです。

No title

☆らんらんさん

あの時代はたしか けっこうぽっちゃりがモテたんじゃないかと思います(笑)
現代も ぽっちゃりタレントが増えてきてるし
ぽっちゃりに癒しを求める時代が来るのかも…www

信西は最期が近いようですね…!
もう一人、主役級も最期が近づいてます…!

No title

☆ハニー先輩さん

信西はせっかく有能な人材だったのに
まったく残念ですね。。

たしかにドラマで見ていると義朝の動機が
ちょっと分かりづらかったですよね。
待遇の不満があって鬱々としていたところに、
そそのかされて感情が爆発した上に、
野心に火がついてしまったんでしょうかね。
次回どんな心情の描写があるのか、楽しみです…!

No title

所要があって、録画してたんですが、まだ見てないんです~
次の日曜になる前に見なければ(`・ω・´)キリッ

ここで予習しま~す 非表示イイね!ヽ(*´∀`)ノ★ポチ!

No title

☆栞さん

なんだか人が変わったように清盛に貫禄が出てきましたよ~。
叔父を斬って胆がすわったってことなんでしょうかね(゚∀゚)!

イイね どうもありがとうございます(^-^)

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム

プロフィール

清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
 ご訪問のみなさまに幸あれ!
  私にそのおすそ分けあれ…!!

最新記事

カレンダー

07 | 2020/08 | 09
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

最新コメント

月別アーカイブ