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「平清盛」哀れ敗軍/信西の保元新制/帝の男色信頼

大河ドラマ『平清盛』
 第22回「勝利の代償」
【哀れ敗軍】
 1156(保元元)年7月、清盛(松山ケンイチ)は数え年39歳。
保元の乱で敗者となった左大臣 藤原頼長(山本耕史)は輿に乗って逃走中、追手に追いつかれ、首に矢がブスリと…! 瀕死の状態で父 忠実(國村隼)の館にたどり着いたものの、冷たくも追い返されてしまいました。頼長は舌を噛み切り、まもなく絶命。ペットのオウムが父の館に飛んできて、「父上、父上」と。。 無残な最期でした。。。
 
勝利した清盛と源義朝(玉木宏)は、戦で敵対した身内をそれぞれ発見・捕縛します。
清盛は叔父 忠正(豊原功補)を、義朝は父 為義(小日向文世)を。。
 
勝ち組の総指揮者である信西(阿部サダヲ)は、敗者達に過酷な刑を宣告してゆきました。
崇徳上皇(井浦新)は流罪。「おそれ多くも上皇様を…!?」動揺する公卿達。
そして、忠正と為義は…、死罪に…!
 
 


 
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【“千年に一度の澄める水”信西が主導した改革】
 保元の乱後、信西は「保元の新制」と呼ばれる国政改革を始めました。その新制 第1条で「九州の地(日本全国)は一人()の有(たも)つところなり。王命のほか、何ぞ私威を施さん」と、帝の天下を強調。そして、数々の改革を実行していったのです。その主な内容は、次のようなものでした。
 
 ●規則に反する荘園の整理
 ●裁判を行なう記録所の復興
  (特に荘園整理に関する利害対立を調整)
 ●神人(じにん)や悪僧(僧兵)の取り締まり
 ●公事や行事の整備
 ●官人の綱紀粛正
 ●京都内での武装停止命令
 ●大内裏を再建して帝の威厳を示す
 
 大内裏再建にあたって信西は厳密な計画のもと、夜通し自ら費用を計算して、諸国に過度の負担がかからないようにしたそうです。その結果、再建計画は「諸国七道すこしのわづらいもなく」(『愚管抄』)順調に進められました。
1157(保元2)10月には大内裏が完成して帝が行幸(ぎょうこう)なされ、人々はこれを「千代に一度澄める水」だと思ったと、『今鏡』に記されています。信西の政治は、大変高く評価されたのでした。
 
 その一方で、信西とその一族たちが重用され、本来の家格・世襲を無視し大きく活躍して利権を得たことで反感も買いました。後白河帝の政治ではなく「信西政権」だったというのが実情で、敵をつくったのも無理のないところでした。
 
 
★注目の人物:後白河帝の男恋人
  藤原信頼(俳優:塚地武雅)
 後白河帝の側近。凡人でしたが、男色関係によって「あさましき程の寵愛」を受け、破格の昇進を遂げて権中納言にまでなりました。あまりの寵愛ぶりに業を煮やした信西は、帝を「和漢の間に比類無きの暗主なり」と批判します。そんなことがあって、信頼は信西を恨むようになりました。やがて、信頼は源義朝を仲間に引き込んで「平治の乱」を起こすことに…! しかし、綿密な計画が練られてなかったことで、まもなく義朝から「日本第一の不覚人」と罵倒されてしまいます。。。 ドラマでの活躍()に注目です…!
 
  ~主な参考文献~
本郷和人『謎とき平清盛』(文春新書)p.174183
上杉和彦『平清盛』(山川出版社)p.28
五味文彦『平清盛』(吉川弘文館)p.95105
『人物日本の歴史5 源平の確執』杉本苑子「藤原信西」(小学館)p.183
元木泰雄『藤原忠実』(吉川弘文館)p.166
 
 


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コメント

No title

こんばんは。
今回は悪左府さんの死にざまが、本当に可哀想でしたね。
キャラが立っていたので、退場が惜しまれます!

それにしても上皇方の将が助かると思っていたとしたら、
またまた清盛さんは甘いキャラになってしまいましたね、頑張れ清盛さん(^^;

ここから平治の乱までは信西さんの見せどころですね!
清盛さんと義朝さんの関係も楽しみです。

No title

こんばんは~~~☆☆
これから信西が大活躍しそうですね。
出る杭は打たれるということわざにもあるとおり、目立ちすぎるとかえってねたみを買うのも大きい。
信頼との対立も楽しみです♪ポチ!!

No title

シナリオ的にとっても面白いんですね。後世に禍根を残さないために一族を完全に断たなくては自分があやういですよね、平和っていいですね。山本さん好きな俳優さんです。
以前、沖田総司やってた!”ぴったりでした。
これからも楽しみですねポチ!

No title

☆ハニー先輩さん

悪左府の死に様、むごくて哀れでしたね。
頼長がいなくなると、藤原摂関家全体の出番も減ってしまいそうな気がするし、本当に惜しいことです!

ドラマの清盛はあまりにのうてん気で、説教したくなります(笑)
でも 頼朝を逃がしてやることを考えると、もっと甘くなることあっても 辛くはならなそうですね~

信西の天下、何話くらい続くんでしょうね。
前半最後、平治の乱に向かって、盛り上がっていってほしいものです…!

No title

☆とん子さん

信西の天下がドラマではどれくらい続くのか、気になりますよね。
保元以後の信西は、才走って目立ち過ぎました~。
信頼の演技がなんだかちょっと笑えそうなので、楽しみにしています♪
ポチありがとうございます(^ ^)

No title

☆みっちゃんさん

たしかにシナリオ的にもおもしろいと思います。
今回のドラマでテーマになった保元の乱というのは、身内が敵味方に別れてしまった上に、過酷な処分が降されました。当時としても 非常に衝撃的なことでした。
山本耕史は若いのに威厳もあっていい俳優ですね。

ポチどうもありがとうございます(=^ェ^=)

No title

今週はサッカー見てたのでまた土曜日の再放送チェックです!
頼長さん、そんな死に方しはるんですね(>_<)
信西さんの名前って教科書では見たことなかったような気がしますが
結構立派な政治家やったんですね~
つ、塚地と松田くんが恋仲?!
何か納得できません!wwww

No title

>後白河帝の側近。凡人でしたが、男色関係によって

( ´д`)ぇえぇ~~~~
絶対、配役間違ってる~~~~~~~~~~
松田クンがデ〇専ってことに・・・il||li _| ̄|○ il||lうぅぅ

立ち直って話題変えてっと( ̄ω ̄A;アセアセ
信西って、凄い有能だったんですね。
ちと三成みたいだなぁ~と思った^^

ALLポチ☆!

No title

あ、男色が衝撃で言い忘れた。

麿山本は魅せて頂きました~~
歴史に詳しい方には不満の最期のようでしたが、
自分は萌キャラ枠に入れてたので満足~~(*´pq`)クスッ

No title

視聴率が取れないんで清盛は脇役に徹しいていのかな。
主役は阿部サダヲさの信西が自害するまで続きそう

No title

☆らんらんさん

本放送の時間はぼくもサッカーを見て、清盛は録画で見ました(^ ^ゞ

最後まで読んでくださりありがとうございます(^-^) 信西は立派な政治家でしたが どうしても武士のほうに注目がいってしまいますね。

松田後白河はぽっちゃりタイプの男が好みなのかも(笑)
おなかをつまんだりして楽しんだりするという…www

No title

☆栞さん

後白河帝もデブ専にされて
憤っているかもしれません(笑)
デブにしてももう少し美しいデブの人を配役してほしかったです(笑)

信西は大変有能だったのと敵をいろいろ作ってしまった点が石田三成と似てますね。三成のように嫌われてたわけではないんですけども(^ ^)

麿山本の死に様、矢が刺さって血の気が引いて、痛ましかったですね! 最期まで見応えありました!

ALLポチどうもありがとうございます(=^▽^=)

No title

☆reo-310さん

清盛は主役にしては性格的に魅力がありませんね。
視聴率はほとんど興味なかったんですけれど
1ケタを記録してしまうかどうかはさすがに気になっています(゚∀゚;

No title

信西がそれほどに有能な政治家だったとは知りませんでした!
ひょっとして、清盛は、その信西の有能さも参考にして、天下を治めたとか?
ドラマを見ていると、戦争は義朝のほうが上手で、政治は清盛のほうが上手、という方向に、行きそうな気がするのですが。
江戸時代の、田沼意次なども、有能な政治家だったのに賄賂政治家と評されたりとか、しかしまた、敵方の松平定信も、白河の清きに住みかねてと評されたりとか、有能な人たちには、どうしても、悪評や欠点や、角の立つところも、あるようですね。頼長もそうでしょうね。

No title

☆saihikarunogoさん

清盛はこれから起こる平治の乱後、
信西を手本にして政治への関わりを深めていったようです。
それどころか、信西による「保元の新制」は清盛死後の源氏時代にまで影響を及ぼしたそうなので、当時の人達にとってそのインパクトはかなりのものだったんだと思います。

戦については、実際、東国武士である源氏のほうが一枚も二枚も上手だったのでしょうね。
戦闘の有能さは表現がわりと楽ですけれど、清盛の政治の有能さがどう表現されるか、ドラマの成否を決めるかもしれません。注目したいです。

田沼意次や松平定信は政治方針の違いや時代の流れのせいで批判されてしまったと思いますが、
頼長の場合は、ドラマには出てきませんでしたけども
行事に遅刻しただけの貴族の家を焼いたりだとか、恩赦された人を暗殺したりだとか
いくらなんでもやり過ぎだろう という点が多々あったんで、弁護してくれる人がいなくなってしまいました(笑)

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清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
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