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『坂の上の雲』嵐の前の恋話/陸海軍 人事の名手!

まことに小さな国が、開化期を迎えようとしている。……
彼らは…、前をのみ見つめながら歩く。のぼってゆく坂の上の青い天に、もし一朶(いちだ)の白い雲が輝いているとすれば、それのみを見つめて坂を上ってゆくであろう。
 
 
 【嵐の前の恋話 真之、結婚する】
 第2部の3回目、「日露開戦」
 
嗜輪会(しりんかい)で華族のハイカラさんたちが自転車に乗るのを眺める秋山真之(本木雅弘)。上官の海軍大佐・八代六郎(片岡鶴太郎)にむりやり()連れてこられました。しぶしぶ見ていると、自転車競走をする娘さんたちのなかに稲生季子(石原さとみ)の姿が…。彼女は、宮内省御用掛の娘。前回、活人画の鑑賞会で知り合いました。真之の入院中、お見舞いに来てくれたことも。競走で足を痛めた季子を見て、八代大佐は「わしは所用がある。季子さんを励ましてくれると ありがたいんだが…」
 お膳立てをして立ち去る八代。
 
  季子「またお会いしたいと思っておりました」
  真之「…わしは軍人ですけん、いったん戦場に赴けば いつ帰って来られるかも分かりません。
     帰って来れんかも知れん」
  季子「わたくしはだいじょうぶです。
     これからのレディーは自立した生き方をすべし、と 華族女学校で教えられております。
     もし一人 残されたとしても、看護婦となり、子らを立派に育ててみせます」
すでに決心している様子…。
ここで真之は、「文明の利器・自転車」に乗りたい、と。初めて自転車に乗って「これはゆかいじゃ!」と言いながら、坂道でコケる…! 心配して駆け寄った季子と芝生の上で二人ゴロリ…。これはもしや、名参謀・真之の筋書き通り…!?
  真之「季子さん、わしは戦が始まるまで、少々昼寝をしようかと思うております。
     もし よかったら、一緒に付き合うてもらえんじゃろうか?」
  季子「なんでもお付き合いいたします」
  真之「だんだん(ありがとう)
 こうして、文明の利器を活用したプロポーズが成功…!
1903(明治36)年7月に、二人は結婚したのでした('')
 
 
 
 【坂の上通信 各キャラ近況&陸海軍の動向】
 
秋山真之(本木雅弘)1868慶応4~1918大正7
海軍少佐。36歳で結婚。東郷平八郎によって作戦参謀に抜擢旗艦三笠乗艦が決まり、連合艦隊が集結する長崎 佐世保へ。


 

秋山好古(阿部寛)1859安政6~1930昭和5
真之の兄。妻は多美(松たか子)。陸軍少将。千葉 習志野にある騎兵第1旅団長に就任。日清戦争の頃から上申していた騎兵隊の機関銃装備がついに実現。参観武官としてロシア陸軍演習を視察コサック騎兵の手強さをまの当たりにしつつも、彼らと交流を深めました。連合艦隊に赴任する弟・真之に、「這囘の役(しゃかいのえき=今回の戦争)、一家全滅すとも怨みなし」と書いた名刺を渡し、覚悟を伝えます。


 

海軍の動向 ~山本&東郷~
薩摩出身の海軍大臣・山本権兵衛(石坂浩二)がキー パーソンとして登場。山本は近代海軍創設に尽力し、日本を世界の5大海軍国に入るまでに育て上げた人です。
それまでの常備艦隊 司令長官で親友の日高壮之丞(中尾彬)を「自負心が強く、常に自分を押し出さんと気が済まん、さらに他の言うことは一切 聞かん」として更迭。“大軍の将帥は才気だけでなく全人格で決まる”と考える山本は、艦上勤務を離れていた東郷平八郎(渡哲也)“周到性と決断力、特に従順さを大きく評価”して新たな司令長官に抜擢しました。
  山本「個人の友情を国家の大事に代えることはできん」
 
太平洋(大東亜)戦争では東条英機らの情実人事が、一部の無能で冷酷な司令官・参謀をのさばらせ国を傾けたことを考えると、山本権兵衛はまさに人事の名手だったと言えるでしょう。


 

陸軍の動向 ~児玉源太郎、キャリア ダウン~
参謀次長の田村怡与造(いよぞう)が急死し、児玉源太郎(高橋英樹)がその職を継ぎました。当時の児玉は内務大臣・台湾総督で、すでに陸軍大臣の経験があって大将昇進も目前、参謀次長になるのはキャリア ダウンです。しかし、メンツにとらわれず とるべき道をとった児玉の度量…、称讃に値します。
ちなみに、児玉は徳山(山口県南部)の出身なのでいちおう長州系ですが、下士官からスタートした苦労人で、手柄を人に譲るという日本的美徳の持ち主。乃木希典(柄本明)は親友。
 
日露開戦直前、児玉はサンクトペテルブルクの駐在武官・明石元二郎(塚本晋也)“ロシアにおいて革命指導せよ”という内容の秘密指令を打電…。


 

 
 次回は、「広瀬、死す」です。
「日本は、存亡の崖っぷちに立っていた。
日本の運命を決する海上作戦が、今まさに、始まろうとしていた…!」
読んでくださったみなさん、だんだん~(^ ^
 
 
 
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コメント

No title

原作では真之の結婚についても、子規亡き後の律についても
ほとんどまるで描かれていないのですが、
ドラマでは脚色が見事になされているような気がします。
だからといって、次回は旅順閉塞作戦と広瀬の死。。。。
しかもこれで今年の放送は終わり、とは、ちょっと慌ただし過ぎます。
一年かけてもっとじっくり見たかったものです。

No title

☆鉄平ちゃんさん

結婚や女性キャラ重視の脚本は、今の時代性を反映しているのかも知れませんね。原作に無いシーンが効果的に出てきて、制作陣の意気込みが伝わってくるようです。

この企画…、正直なところ3年越しで見続けるのがかなり大変ですし、そのわりに大河ドラマと比べると総時間数はだいぶ少ないしで、どっち付かずですね。
見応えあるけれど、最初で最後にしてほしいなぁ~と思っております…(^ ^;)

No title

福山龍馬の次はこれを毎週楽しみにダンナチャンとみてます
けど、日曜の19:30からってきびし~^^;
といって22:00から見ると23:30までって。。

それにしても豪華なキャストですよね
見てる間に入り込んでしまいます。

子規が見事な遺言を残してましたよね。
思わずわたしも口頭で夫に葬儀はこうしてくれ、とか 延命治療についてとか、保険証書・貯金はここにあるとか そのうちいくら実母にあげてくれ、とか述べてみました!
意外にお互いどう考えてるか知らないものですよね

No title

☆ななおんさん

『坂の上の雲』を見続けるのは、けっこう根性が要りますよね(笑)。見始めると見応えあるから引き込まれるけども、見る前後のスケジュール考える時はちょっと気が重かったりもしますね(^ ^;)
なにはともあれ、こういう重厚な作品を見てくれるひとがいる間は、まだ日本も大丈夫です!

子規のように、若いのに自分の寿命を実感しながら生きていると、なにかこう、突き抜けた感覚が備わるものなのかも知れません。。 明治の文化人らしいプライドのある最期でしたね!
それにしても、さすがに夫婦でも若いうちには葬儀どうするかなんてあんまり話し合わないですからね、急にそんな話をすると心配されるんじゃないでしょうか(笑)

No title

大河ドラマ(テレビドラマそのもの)を毎週観る習慣がないので、つい忘れてしまいます。ジデジになったら、本当にテレビを観なくなるかもしれません。
来週でまた終わりなんでね。

No title

☆kazunnさん

よほどの歴史好き・大河ドラマファンじゃないと、ずっと見続けるなんて難しいでしょうね。『坂の上の雲』は3年越し、12月だけという変わった企画なので、なおさらです。
来年、203高地激戦の時は、ぜひ見ましょう…!

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
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①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
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