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「麒麟がくる」上杉謙信に心酔した関白・近衛前久

大河ドラマ『麒麟がくる』
 第24回「将軍の器」脚本:池端俊策 河本瑞貴

【今はまだ温厚な覚慶=足利義昭と光秀の出会い】
 時は永禄8年(1565年)、明智十兵衛光秀(長谷川博己)の推定年齢は数え年38歳。
京の二条御所にいる足利13代将軍義輝(向井理)三好義継(みよし・よしつぐ/黒部弘康)らの襲撃を受けました。義輝は太刀を振るって果敢に戦うも、討ち死に…! 享年30でした。
義輝の実弟で僧侶の覚慶(かくけい:のちの足利15代将軍義昭/滝藤賢一)は、細川藤孝(幽斎/眞島秀和)たちの助けで興福寺一乗院を脱出し、甲賀(こうか)の和田惟政(これまさ)のもとに身を寄せたのでした。

将軍殺害に松永久秀(吉田鋼太郎)の嫡男が関与していたため、光秀は松永を問い詰めにゆきます。殺しそうな勢いでしたが…。
次期将軍就任の見込みがある覚慶を保護してもよいという朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)の指図を受けた光秀、甲賀まで出掛けます。覚慶の器量を見定めますが、その判定は、なんと…!
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一方で、覚慶を差し置いて、いとこの足利義栄(よしひで)が三好の力を得て関白・近衛前久(このえ・さきひさ/本郷奏多)を威圧。義栄への将軍推挙を正親町(おおぎまち)帝(坂東玉三郎)に奏上させたのでした!
今のところ覚慶(義昭)がずいぶん弱気ですが、どんなふうにして信長の脅威に変貌してゆくのか、注目したいです…!


 ドラマがもっと楽しくなる!史実の妙味☆彡
大河ファンのために(=^▽^=)/

【上杉謙信に心酔した行動派関白・近衛前久】
 近衛(このえ)家は五摂家の筆頭です。五摂家というのは近衛・九条・二条・一条・鷹司(たかつかさ)の総称で、摂政・関白になれる家柄を指します。ドラマに登場する近衛前久(さきひさ)は、わずか19歳の時に公家衆の最高位である関白・左大臣に就任しました。

前久の父親は稙家(たねいえ)、祖父は尚通(ひさみち)。そして、この尚通の娘は足利13代将軍義輝の母です。つまり、近衛前久と足利義輝はいとこで、義兄弟でもありました。しかも、前久と義輝は同い年なのでした。かなり信頼関係が深かったようです。

前久は行動力に富む異色の関白でした。前久の仲介によって永禄2年(1559年)5月に長尾景虎(のちの上杉謙信)が上洛し、将軍義輝に拝謁。この際、前久はそうとう長尾景虎に夢中になったらしく、「(景虎の)与力(下級家臣)同前の覚悟」をして現職関白のまま、景虎が治める越後へと下向したのです。さらに、景虎の関東進攻について行くほどでした。
しかし残念ながら、関東管領(かんれい)となった景虎は、関東の強豪・北条氏康などとの対立が激化。また、武田信玄との4回目の川中島合戦(川中島最大の激戦、八幡原決戦)が勃発するなど、困難な状況に陥りました。こうして永禄5年(1562年)、さすがの前久も意気消沈したのか、帰京してしまいます。

前久は義輝の実弟である足利15代将軍義昭とも当然いとこであり、また、義兄弟でしたが、不仲になります。真相は分かりませんが、おそらく、今回のドラマのように義昭と敵対する足利義栄(よしひで)に将軍就任のべんぎを図ったからかもしれません。

前久は、家康の松平から徳川への改姓と官位叙任に尽力したり、織田信長の石山合戦などの和睦の使者を務めたり、嫌々ながらも羽柴秀吉を養子にして関白就任への道を開いたりと、なにかと天下人との関わりをもち続けたのでした。

  ~主な参考文献~
編:阿部猛・西村圭子『戦国人名事典 コンパクト版』(新人物往来社)
「週刊 再現日本史」戦国8(講談社)p.16~18
「週刊 再現日本史」戦国9(講談社)p.24



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清水しゅーまい


#大河ドラマ #麒麟がくる #明智光秀 #長谷川博己 #清水しゅーまい
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コメント

こんにちは(*^^*)

わたしは感情移入し過ぎてうるさいらしいんですよ(姉談)
そのわたしが前回は静か~で・・・
終わってから姉が振り返って見たらすごく安らかな顔でスヤスヤ寝てたんですって(;^ω^)
今回も寝落ちする自信があったので(笑)見ていません。
再放送を見たらまたコメント書きにきますね。

☆つばきさん

どうもありがとうございます(^-^)
感情移入できるって
いいことですね♪
前回そんなに気持ちよく眠ってたなんて
よほどおつかれだったのでしょうか(^ ^)
お仕事の時間早いからかぴゃあこちゃんに起こされるから…?

No title

前回からの続きで義輝最期の本番でした(^^♪
前回でも「誰かある」にだーれもいなくて(心象風景の暗示でしょうが)
悲劇色を前面に押し出して来ましたね。
そしてチャンバラでも護衛がいないなんて。
私の期待には残念感いっぱいでしたが
主役じゃないから尺とれな(以下自粛!)。
近衛関白と同年齢とは知りませんでしたが、
キャスティングの所為か役柄の年齢がちぐはぐで
関白はさておき、義輝と義昭の見た目が兄弟逆?
といった違和感が拭えなかったりと
再開後の麒麟に気持ちが入り込めない状態です(;^_^A

☆風森湛さん

いつもありがとうございます(^-^)
義輝、一人ぼっちで寂しい感じでしたね。
最期、できれば、
畳に何本もの刀を突き刺して、襲いかかる敵勢を
バッサバッサと斬り捨てつつ血刀を換えていく…
…という場面を入れて欲しかったです…!
脚色がかった伝説なのかもしれませんが…
前回に引き続き最期も一人ぼっちだったのは
寂しかったですよね(^ ^;)
義輝が若いのに
義昭はずいぶん年とってます(笑)
そろそろ光秀、
信長にスカウトされるようですし
がんばって欲しいところです!

No title

何となく始まっても乗り切れないのはそういう風に美馬さんが言われるとおりかな
向井さんとってもきれいなおすがたっで見ほれました。
道三さんもそうでしたが・・面白くなるかしら・・たのしみです。

こんにちは(*^^*)

再放送見ました~。
・・・っが、ぬかっていて
30分前に猛烈な睡魔に襲われてしまい
目が覚めたら、義輝は亡くなっていました・・・。
滝藤が向井の弟って、無理がありすぎますよね^_^;
で、どうしても足利義昭の生涯が気になり調べてしまいました。
信長に盾突いた割には穏やかな一生みたいですね。

近衛前久の本郷奏多くんは外連味溢れる感じがとてもいいです。

困ったことに美濃編ほど感情移入できていません^_^;
休止中に気持ちが中だるみしてしまったようです。

☆みっちゃんさん

どうもありがとうございます♪
向井さん、堂に入った立ち居振る舞いでしたね(^ ^)
本木道三に続いて向井将軍も亡くなってしまい
ちょっと寂しいですが、
新しい展開を楽しみたいです(^-^)

☆つばきさん

いつもありがとうございます(^-^)
ありゃ、土曜も睡魔が…!
義輝の死に様を見逃しましたか~(笑)
あの足利兄弟、だいぶ無理ありますねw
義昭は信長時代は激動でしたが、
秀吉時代にはもう
隠居同然の暮らしになってしまいました。
本郷関白はなんだか変わった役どころですね(^ ^)

本木道三がいなくなったりして
美濃編のあとはちょっとインパクトに欠けてます。
これからの新しい展開に期待したいです♪

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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