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「麒麟がくる」松永の有名な三大悪事は無実…!

大河ドラマ『麒麟がくる』
 第23回「義輝、夏の終わりに」脚本:池端俊策

【将軍足利義輝の危機】
 時は永禄7年(1564年)、明智十兵衛光秀(長谷川博己)の推定年齢は数え年37歳。
光秀は、力不足を嘆く足利13代将軍義輝(向井理)に対し、織田信長(染谷将太)の支援を受けてはどうかと提案しました。義輝もその気になり、光秀は尾張へ。小牧山城にて直接、信長に御内書(ごないしょ)を手渡しました。しかし、信長は、伊藤英明が演じていた斎藤義龍の、息子・龍興(たつおき)に苦戦中。上洛は無理そうです。その代わり、木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉/佐々木蔵之介)と初対面。藤吉郎は、将軍闇討ちのウワサがある、糸を引いてるのは松永久秀(吉田鋼太郎)らしい、と教えてくれたのでした。

驚いた光秀は、さっそく大和の多聞山(たもんやま)城にいる松永久秀を訪ねます。松永が言うには、「物の値打ちは人がつくるものじゃ、将軍の値打ちもそうだ、人が決め、人がつくっていくのだ」 値打ちが下がった将軍は壊す。。。

光秀が京の二条御所に戻ると、将軍義輝は不首尾を悟って涙ながらに越前朝倉家への帰国を命じたのでした。実際の義輝は有力大名を守護に補任したり、大国間の仲介をしたりでそれなりに活発だったのですが、
ドラマでは義輝の非力と悲哀が味わい深く描かれていました。


 ドラマがもっと楽しくなる!史実の妙味☆彡
大河ファンのために(=^▽^=)/

【松永久秀の有名な三大悪事は無実だった…!?】
 松永久秀というと、主君殺し・将軍殺し・大仏殿焼き打ちの三大悪事で有名です。
しかし、実のところそんなに悪者じゃなかったことが分かってきています。

左は、令和元年(2019年)に発見されたばかりの
50代~60代頃の松永久秀の肖像画
…!
右は、昔からよく知られてる久秀の錦絵で、
徳川の世の末期に想像で描かれました。
大河23IMG_1222

 久秀は無名の土豪の家柄でしたが、15歳年下の主君・三好長慶(みよし・ながよし)による革新的人事で抜擢され、政務や外交で大活躍。その働きは朝廷からも認められ、長慶とともに、本来は足利将軍家だけのものである「桐(きり)の御紋」の使用が許されたほどです。

前回の記事で、三好長慶の一人息子の義興(よしおき)が、久秀に毒殺されたという説があると書きました。が、あくまで説があるだけです。義興は3カ月も病床にあり、その間、久秀はそうとう取り乱したという話があるのです。

また、将軍足利義輝殺害の一件は、久秀の嫡男・久通(ひさみち)と、三好長慶から家督を継いだ甥(おい)・三好義継(よしつぐ)が行なったものです。その時、久秀は京に不在でしたが、息子達の凶行を知ると急ぎ駆けつけます。そして、事態を収めるため、義輝の弟で僧になっていた覚慶(かくけい:のちの足利15代将軍義昭)を保護したのでした。

大仏殿の焼き打ちについては、久秀が防戦する大和国に三好三人衆(三好長逸・三好政康・岩成友通)が攻め込んで来たせいで東大寺境内が戦場となり、大仏殿に火がついてしまった……というのが実情のようです。

このように、松永久秀はべつだん悪人でもなんでもないはずなのですが、
家が滅亡したせいもあって徳川時代に興味本位で好き勝手に経歴を脚色されてしまい、
下剋上を体現する極悪人のように伝わって長らく信じられてきたのでした。
歴史の面白さや怖さを感じさせられます。

  ~主な参考文献~
編:阿部猛・西村圭子『戦国人名事典 コンパクト版』(新人物往来社)
『知恵泉(ちえいず)』「ヒールの言い分! 時代劇定番の大悪人 松永久秀」(NHKテレビ)
『歴史秘話ヒストリア』「戦国最強のナンバー2 天下を動かした男 松永久秀」(NHKテレビ)



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清水しゅーまい


#大河ドラマ #麒麟がくる #明智光秀 #長谷川博己 #清水しゅーまい
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コメント

こんにちは(*^^*)

この回、途中で眠ってしまったのですよ^_^;
光秀が義輝の書状を信長に渡すシーンで記憶がぷっつりと無い。
麒麟がくるが終わって、姉に揺り起こされるまで熟睡しておりました(;^ω^)
そのようなことがここのところ再々あります。
疲れているのでしょうか???

ということで、明日の再放送を見たらまたコメントを書きに来ますね。

☆つばきさん

どうもありがとうございます(^-^)
眠っちゃいましたか…!
再々あるなんて
過労ではないでしょうか(°∀°;?
ゆっくりお休みしたり
ぴゃあこちゃんに癒されたりしてください^ ^

こんにちは(*^^*)

再放送を見てからきました!
佐々木蔵之介はホントに記憶になかった^_^;
直前に寝落ちしてますね(笑)
話のあらすじはこちらや新聞で読んでいたので
わたしが思ったことなどを・・・。
吉田鋼太郎は舞台出身なので声の通りが凄いと思いました。
(もちろんヒロキもね)
向井理はホントに格好よくなったな~と思いました。
来週(というか明日)ちょっと悲しい感じですね・・・。
越前に帰ってから熙子と話すシーン。
不自然な程、十兵衛と熙子が同じ画面にいなかったです。
あれ、気になりました(笑)

☆つばきさん

いつもありがとうございます♪
見事な寝落ちだったんですね(笑)

吉田鋼太郎、舞台出身なんですか。
張りのある声ですよね、
麒麟をすごく引き立てている脇役の一人ですね!
向井理はぼくの中では今だにゲゲゲの人です(^ ^ゞ
どんな最期を見せてくれるのか期待です…!
熙子と同じ画面にいませんでしたか!
まったく気づきませんでした、
別撮りだったんですかね~(^ ^)

No title

歴史というのは後世描かれたものはほとんど史実とは言えないものが多いとはわかっていますが。。やはりそうですね
有名な忠臣蔵の敵役の吉良も地元では優れた領主としていまだにあがめられていますし。明智光秀も逆臣などとされていますが地元では神様として敬われているとか
歴史は勝者が作るものといわれているのが
その通りですよね
ほかにも歴史上ではてんこ盛りこうしたことがありますものね
まさしく歴史の面白さでしょうか
これからの展開も面白そうですね
また楽しい解説お願いしますね

☆みっちゃんさん

どうもありがとうございます(^-^)
そうですね、
光秀や吉良上野介などの歴史の悪役というか敗者は、
しばしば地元や近親者には評判いいことがありますね。
なかなか歴史の敗者がおおっぴらに語ったり
記録を遺すのは難しいでしょうから
多少やむをえないとは思いますけど
真実が気になりますよね(=^▽^=)
いよいよ光秀が信長家臣に変わりつつあるようですし、
ますますおもしろくなりそうですね~!

No title

こんにちは(^^♪
麒麟再開の分は見た筈なのに
サッパリ思い出せません(;^_^A
細川藤孝がタマちゃんを抱っこしてたシーンくらい?
そして、此度は必ず登場すると期待した義輝の最期、
次回に気を持たされましたが、この回のタイトルに吹きました(笑)。
何だか軽いメロドラマ小説みたいな雰囲気が・・・。

☆風森湛さん

どうもありがとうございます♪
たまちゃん、
細川藤孝に懐いてましたね(^-^)
あぁ、たしかにこの回のタイトルは
なんだかいつもと違って
ちょっと感傷的ですね(笑)

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ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
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