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「麒麟がくる」家康母の若き苦難と晩年の幸福

大河ドラマ『麒麟がくる』
 第20回「家康への文」脚本:池端俊策

【19歳の松平元康】
 時は永禄3年(1560年)5月、明智十兵衛光秀(長谷川博己)の推定年齢は数え年33歳。
駿河・遠江・三河を統治する今川義元(片岡愛之助)が、ついに尾張の織田信長(染谷将太)を攻め滅ぼすために自ら進軍を開始しました! 先鋒は三河の松平元康(風間俊介)。ずいぶんと爽やかな徳川家康です。

今川義元がかわいがっていた猫。
大河20IMG_1219


一方、織田陣営では、光秀からの提案を受けた軍師帰蝶(川口春奈)が、松平元康の生母・於大の方(おだいのかた/松本若菜)伯父・水野信元(横田栄司)に密談をもちかけ、松平勢を味方につけようと! 菊丸(岡村隆史)が密書を届けることに。

さて、尾張の大高(おおだか)城にはすでに今川重臣の鵜殿長照(うどの・ながてる/佐藤誓)が守将として入っていました。そこへ5月18日夜、松平元康は危険をおかしての兵糧の搬入に成功します。この後まもなく菊丸が密書を持参し到着! 信長と元康の動向は!?
大河20IMG_1218


 ドラマがもっと楽しくなる!史実の妙味☆彡
大河ファンのために(=^▽^=)/

【家康母の若き苦難と晩年の幸福】
 於大の方(おだいのかた)は三河の緒川(おがわ)城と刈屋(かりや)城を持つ水野忠政の娘で、天文10年(1541年)、14歳の時に16歳の岡崎城主・松平広忠に嫁ぎました。翌年12月26日に嫡男・竹千代が生まれます。のちの徳川家康です。当時、松平家は今川義元の後援を受け、織田信秀(信長の父)と激しく戦っていました。

家康が生まれて翌年の天文12年(1543年)、於大の父・忠政が亡くなると、跡を継いだ忠政次男・信元(のぶもと)は今川を裏切って織田につきました。今川の助力が必要な松平広忠は、疑念を避けるために於大を離縁。於大は泣く泣く竹千代を残し、刈屋へと出戻ったのでした。

その後、於大は兄・信元の政略によって、尾張・阿古居(あぐい)城主・久松俊勝と再婚。3男(康元・勝俊・定勝)4女に恵まれました。その一方、於大は竹千代を心配し続けて、竹千代の織田家人質時代(6歳~8歳)には使者を送って衣類などを届けていたそうです。
永禄3年(1560年)、桶狭間の合戦を前にして、19歳に成長した松平元康(徳川家康)は阿古居を訪れることができ、久し振りに於大との再会が叶ったそうです。敵味方に別れていましたが、なんとしても会いたかったのでしょう。

ちなみに、家康(元康)は異父弟達に優しく接し、松平の家名を与えてのちに傘下に迎えています。関ヶ原の合戦の2年後に当たる慶長7年(1602年)、於大は家康の招きで伏見城へ。親子水入らずの一時を楽しんだあと、安心したのか、まもなく同城内で75歳の生涯を終えました。若い頃は苦難の道を歩みましたが、晩年は安らかで、家康の意外な(?)親孝行の一面が微笑ましく感じられます。

  ~主な参考文献~
「週刊 再現日本史」戦国8(講談社)
小和田哲男『歴史群像シリーズ合戦ドキュメント3 桶狭間の戦い』(学習研究社)
歴史群像シリーズ11号「徳川家康」(学習研究社)p.32、48
谷口克広『信長家臣団事典』歴史群像シリーズ27号「風雲 信長記」特別付録(学習研究社)
編:阿部猛・西村圭子『戦国人名事典 コンパクト版』(新人物往来社)



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コメント

こんばんは(*^^*)

いよいよ桶狭間の戦いですね。
まぁ、わたしは長良川の戦いで燃え尽き症候群なのですが(;^ω^)
いまだ道三ロスです(笑)
幼少期の竹千代君と風間家康の間に1回だけ少年期の家康役の方がいましたよね?
東庵先生と将棋をしていた・・・。
なぜ一足飛びに風間俊介にしなかったのか?不思議です。

わたしはほぼテレビを見ないのですが
それ以上に姉も見ません。
麒麟がくるは唯一の楽しみなのに・・・
美濃編をもう一回いいトコどりでやってくれないかな?
以前長谷川博己が沢尻さんについて
『もったいないなと思います』と言っていたのですが
帰蝶の活躍を見ていてその意味がよくわかりました。

No title

今回は池端さんの脚本になりましたね
6月の7日までしか収録ができてないとかいつできるのかなと思います。光秀さんもう33歳ででしたのね;人生このころは敦盛にあるように(信長が桶狭間の戦いにの前に舞ったという)50ねん、暗澹たる浪人生活ででしょうね
どう展開するのでしょうね、楽しみですが・・

No title

あ!私もこのにゃんこには注目してました。
愛之助さんいや今川さんも猫好きだったのかな

☆つばきさん

どうもありがとうございます(^-^)
放送中断の前に桶狭間まで行けてよかったです♪
道三ロスは大きいですね!
道三以上の器量を感じさせる武将は
今のところまだ出てきてない感じですね。

家康、育ち盛りの年頃だったからか
風間俊介の前に少年を挟んだのでしょうかね(^ ^)

今時はテレビを見ないかたが多いようですね。
そんななか、麒麟がくるは貴重な番組です。
中断の間に何を代わりに放送するのか気になります。
川口春奈大活躍で株を上げてますね。
沢尻エリカは人生最大級のチャンスを失い
まったくもったいないです。

☆みっちゃんさん

いつもありがとうございます♪
大事なところだからか池端さん復帰しましたね。
いまだ続きを収録できてない状況で、
一体放送再開はいつのことになるやら…という感じです。
光秀、33歳の働き盛りで浪人生活、
やや遅咲きの人生だったと言えるかもしれませんね。

登場したにゃんこ、
すごく人なつっこい感じでしたね!
当時はねずみを獲ったりして
実益も兼ねていたと思います(=^▽^=)

おはようございます(^^♪

先々週末からの不調が回復せず
ご無礼しております<(_ _)>

大昔の大河「徳川家康」(確か滝田栄主演)で
竹千代ママンのご苦労が詳細に描かれていた
ような記憶が有ります(小説と混同してるかも?)。
今回の於大様役、美人ですね(そこかい!)
母はともかく、家康といい、オヤジ殿といい、マムシといい
今回の大河はキレイどころ(?)で決めてる気がします。
早く再開して欲しいけど過去大河も楽しんでます。

☆湛さん

どうもありがとうございます(^-^)
心配してました、
不調が続いておられるのですね
ご自愛ください。。

家康が主人公ですと
母の心労も大きな題材になりそうですね。
今作では若くてきれいな母ですね。
確かに、家康自身もきれいなのには驚きました(笑)
武将もきれいどこが好まれるご時世なんでしょうかね(^ ^)
このまえは独眼竜政宗やってましたね、
おもしろかったです♪

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①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
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