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「麒麟がくる」長良川合戦~勇士・明智光安の最期

大河ドラマ『麒麟がくる』
 第17回「長良川の対決」脚本:池端俊策 岩本真耶

【道三の最期、光秀の流浪】
 時は弘治2年(1556年)4月、明智十兵衛光秀(長谷川博己)の推定年齢は数え年29歳。
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斎藤道三(本木雅弘)はついに長男・義龍(伊藤英明)を倒すために長良川を挟んで対陣、まもなく開戦しました! 戦況は、兵数で圧倒する義龍側が優勢。すると、なんと道三が馬に乗って川を渡り義龍の陣に侵入し、息子に一騎打ちを呼びかけました! 「父の名を申せ!」と言う道三に対し、義龍は「我が父は土岐頼芸(とき・よりのり)様、土岐源氏の棟梁ぞ」と答えます。道三は自他をあざむく義龍をあざ笑い、「そなたの父はこの斎藤道三じゃ!」叫んで立ち向かいますが、取り囲む者らに討ち取られてしまいました。

直後に光秀が駆けつけ、父の件を問うと、やはり義龍は土岐頼芸が実父だと主張。光秀は「土岐頼芸様を一度たりとも立派なお方と思うたことはない。道三様は立派な主君であった、己への誇りがおありであった」などと語り、義龍との決別を宣言。

明智城に帰城すると、叔父・明智光安(西村まさ彦)が籠城準備をする一方、光秀への家督譲渡を言い出しました。そして、明智家を絶やさぬため、逃走を命じたのです。


 ドラマがもっと楽しくなる!史実の妙味☆彡
大河ファンのために(=^▽^=)/

【道三無残!長良川合戦】
 弘治2年(1556年)4月20日、斎藤道三は少ない兵力にも関わらず、進軍を始めました。息子の斎藤義龍が迎撃に向かい、まもなく長良川の合戦となります。

道三は合戦の直前、味方につくと考えていた大柿(大垣)城主で名族の竹腰(たけのこし)道陳(道塵)が義龍側に参陣したのを知って、衝撃を受けたそうです。その竹腰道陳は、義龍の布陣を見て「これでは戦上手の道三の攻撃を支えることはできませぬ」と、陣替えを進言。義龍がこれを受け容れ、兵を移動させて長良川に踏み込んだ時に、道三勢は攻撃を開始しました。さすが道三は只者ではなく、旗本勢を縦横に操って竹腰道陳や志水監物(けんもつ)を討ち取ります。しかし、兵力差がありすぎ、道三は義龍側の長井忠左衛門という武将に生け捕りにされかけました。そこに、小牧源太という者が割って入って道三の首を取ってしまいます。長井は手柄を奪われたその状況に怒り、道三の首から鼻を削ぎ取って手柄の証拠にしたと伝わります。


【死を前に謡い舞った勇士・明智光安】
 長良川の合戦で、明智一族は中立します。が、義龍の立場としては、敵対されたも同然だと思ったようです。9月に入ると、義龍は光秀の叔父・明智光安(53歳)たちが籠もる明智城に3000の討っ手を差し向けることにしました。この時、土岐頼芸(とき・よりのり)の実弟で義龍に味方する揖斐光親(いび・みつちか)が、「明智光安は名を重んじる古今の義士なり」などと述べ、降伏勧告をするよう奨めました。ドラマでは愚直な感じの光安ですが、それなりに勇士として知られていたようです。しかしながら血気盛んな義龍は聴く耳を持たず、あらためて明智城攻めを命じます。これに対し、光安は義龍による父・道三殺しを非難し、380余とも870余とも言われる兵力で籠城を決断したのでした。

こうして明智城に、長井隼人を大将とする3000を超える兵が襲いかかりました。が、光安は恐れる様子も無く、果敢に防戦城が堅固で士気も高く、初日の防衛に成功します。すると光安は酒宴を開き、夜もすがら謡い舞って、死出の盃を交わし、翌日になると城から打って出て一戦交えました。それで納得したのか、城内に戻り本丸の真ん中で火を放ち、自刃に及んだ…とのことです。落城の日付は9月25日または26日です。光秀の勇躍が始まるまで、明智家はその存在を消すことに。。。

  ~主な参考文献~
「別冊歴史読本特別増刊 織田信長 その激越なる生涯」(新人物往来社)p.42
編:阿部猛・西村圭子『戦国人名事典 コンパクト版』(新人物往来社)
小和田哲男『明智光秀・秀満』(ミネルヴァ書房)p.60~
横山住雄『斎藤道三と義龍・龍興』(戎光祥出版)p.119~、131~



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清水しゅーまい


#大河ドラマ #麒麟がくる #明智光秀 #長谷川博己 #清水しゅーまい
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コメント

こんにちは(*^^*)

わたしは、ドラマなどを見ているとき
感情移入し過ぎる嫌いがありまして(笑)
『暑苦しい!』と言われます。
自分の人生でここまで斎藤道三に肩入れする日が来ようとは!
本木さん、すごくよかったです。
後半やっとヒロキが主人公っぽくなっていてホッとしました^_^;
伊藤英明と村田雄浩が異常に憎々しく(特に村田)
トンボの兜にいちゃもんをつけてしまいました(笑)
光安殿は西村まさ彦が演じていることもあり
軽妙な人物かと思っていたのですが
光秀を逃し自分は道三に殉死したのですね。

人それぞれ捉え方が違うと思いますが
わたしは高政はどうしても父(道三)の愛情を得られなかったので
意固地で自分の父は土岐様と言っていたのかなと思ったのですが
やはり土岐源氏の血を引く者の方が聞こえがいいので
(成り上がり者のまむしの道三の子よりも)
そんな計算もあったのかなとかも思いました。
先週十兵衛に『賢いやり方ですな』と毒を含んだ言い方をされていましたし。

コロナのおかげで収録も止まってるみたいですが
本能寺の変まで描いてくれることを祈っています。
長々と失礼しましたm(__)m

☆つばきさん

どうもありがとうございます(^-^)
つばきさんそんな感情移入するタイプなのですか(^ ^)
映像ものでここまで斎藤道三が注目を浴びたのは
きっと初めてでしょうね。
主人公なみに目立ってましたが
とうとういなくなってしまい
これからは長谷川博己が物語牽引できるかどうか
試される時ですね。
このドラマ、あまり悪役がいないなかで
村田雄浩はいかにもクセ者っぽくて
戦国らしさを醸していてちょっと気に入ってます(笑)
明智光安は本当は中立を貫きたかったんでしょうが、
攻め込まれると光秀に後事を託し
堂々と散っていきました。

高政はなぜかあんまり道三から期待されていなくて
反発心が強かったと思います。
有力な家名に改名するのは、当時はごくふつうのことで
特に問題はなくて極端な話、
父が道三であろうが土岐様だろうがどっちでもいいんですが、
合戦に及んだってことは
やっぱりそうとう親子の相性が悪かったのでしょうね(°∀°;

こんばんは!

ご無沙汰しています。

第17回は前半は斎藤家、後半は明智家の対照的な家族(家臣や村の人々)のあり方でしたね。
道三の散り方や義龍の涙目もよかったですが、明智の人々の絆にも感動しました。
光秀の「無念じゃ!」に(´;ω;`)ウッ…
(道三、鼻をそがれたんですか・・・)

来週からの越前編も楽しみです。
コロナの収束を心から願います。
ほんとにね、久しぶりにハマってるドラマなのにな~( ノД`)シクシク…

No title

私も清和源氏の子孫ということでお嫁に行くときに家系図の写しをもたされたほどで、小さいころから、世が世なら清和源氏の流れを組む伊達家の家老といわれて育ちました。
家系図の説明でじつは戦国時代箔をつけるため、家系を買い取ったということを聞きました。
どうもその話と被るところがあり、聞こえがいいというのはそんなものなのかとも思ってみていましたよ
道三役のきれいな顔から全然毒気を感じなかったですね
かえって義龍のほうが貧弱に見えて伊藤君損役だなあと思いましたよ。
でも面白かったですね
収録開始できますように・・ひたすらそう思います

☆あおぞらさん

どうもありがとうございます♪
道三の最期、勇壮でしたね。
父嫌いの義龍もさすがに感極まっているようでしたね。
戦は負けると無残なもので
道三ほどの武将が鼻を削がれてしまいました。
明智の人々、それぞれの事情があって散り散りになってしまいましたが、
しばし雌伏の時を経て歴史の表舞台に出てきます。

越前編、新しい人物も登場するようで
楽しみですね。
コロナ騒動を乗り越えて
心動かす展開を見せてほしいです(=^▽^=)

☆みっちゃんさん

どうもありがとうございます(^-^)
すごいですね、
そんな立派な家系図をお持ちなんですね!

そうですね、確かに家系図改竄は有名大名でも
わりと頻繁に行なわれていたようです。
養子縁組や武力による
家督・家名強奪もふつうにあったので、
箔付けの意味が大きいですね。

道三、澄んだ表情で散っていきましたね。
義龍は器が小さく描かれてしまって
ほんとちょっと損な役回りでしたね(笑)
収録再開しなんとかいい完結を見たいものです(=^▽^=)

こんにちは。

今までも度々義龍は我が父は土岐頼芸様ではないのですか?と駄々っ子のように言っていたのを、自分は可哀想な子だと言いたいのかと思っていたら、結果こういう話の流れになったのですね。
道三が父だとわかっていても、最後まで義龍は「我が父は土岐頼芸様!」て言った所で、私だったら最後くらいは道三ですと言う脚本にしたなあ(笑)
でも、それで義龍が最低の奴になったので道三もニンマリかな?

光安の最後は描かれてなかったので、しゅーまいさんのお話を読んで、何か安心しました。
かっこいい!

新メンバーに今井翼君が入ってましたね!!
超嬉しいです(笑)

☆Parlさん

どうもありがとうございます♪
義龍、とうとう最後まで、
父・道三を認められませんでしたね。
不幸な親子関係になってしまいました。
明智光安はとても惜しい武将でしたが、
最期存分に戦って名を残せたのは、
なによりでした!
今井翼君よく知らないんですが
女性視聴者からの評判高まりそうで
よかったです(^ ^)

No title

こんにちは(^^♪
息切れして録画が溜まってしまい
やっと観られました(;^_^A
ここまでまるで道三が主人公でした。
何せ光秀に関してはまだ想像の段階なので
何となく影が薄い(こらこら!)。
光安叔父上、武士らしい最期だったのですね。
これから光秀が明智家の主、
と言ってもまだ不明な部分の物語が続きそう。
コロナの所為で話を短縮か?などと言われてましたが
44話全部やると報道されて安堵しました。
渋沢クンには悪いけど、今年の大河はきっちりやって欲しいです♪

☆湛さん

どうもありがとうございます(^-^)
今まで道三を主人公にして正解でしたね(笑)
叔父の光安が堂々と散って
これから光秀がどう世に出るのか
いろいろありそうで期待ですね!
44話じっくり使って見応え出して欲しいですね。
渋沢栄一は今のところあんまり食指が動かなくて、
なるべく明智光秀に使ってもらいたいです♪

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清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
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