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「麒麟がくる」国盗り/軍師帰蝶/平手、自刃…!

大河ドラマ『麒麟がくる』
 第13回「帰蝶のはかりごと」脚本:池端俊策

【美濃の国盗り完了~軍師帰蝶】
 時は天文21年(1552年)、明智十兵衛光秀(長谷川博己)の推定年齢は数え年25歳。
実力で美濃の国を従えようとする斎藤利政(道三/本木雅弘)は、お屋形さまである守護の土岐頼芸(とき・よりのり/尾美としのり)と対決しようとしていました。一方、道三の嫡男・斎藤義龍(伊藤英明)は土岐に味方する意向。このままでは美濃を二分する戦になる…と光秀は恐れました。しかし、幸いと言うべきか、道三の脅しに怯えた土岐頼芸は、戦火を交えることなく美濃から去ったのでした。

さて、ここで織田信長(染谷将太)を攻めようとする今川の軍勢が映り、かたわらで見物する藤吉郎(のちの豊臣秀吉/佐々木蔵之介)が初登場。光秀の同僚であり、永遠のライバル…!
大河13IMG_1204
信長のもとに道三からの手紙が届きました。一度対面したい、との内容です。べつだん会って話すこともないし、会えば殺されるかも…と、不審な表情の信長。すると、帰蝶(川口春奈)は「臆したと見られ、和睦の儀は消え失せまするぞ」 信長に発破を掛け、聖徳寺(しょうとくじ)での会見を設定したのでした…!
大河13IMG_1205
さらに帰蝶は、旅の一座を率いる伊呂波太夫(いろはだゆう/尾野真千子)に高額な手付け金を渡し、鉄砲を装備した強力な傭兵を揃えます。信長に衣装の段取りも指定し、「これは父上とわたしの戦じゃ」! 帰蝶、軍師としてもイケそうです!
 天文22年(1553年)4月下旬、聖徳寺の会見当日…!


 ドラマがもっと楽しくなる!史実の妙味☆彡
大河ファンのために(=^▽^=)/

【信長が信頼した平手政秀、苦渋の自刃…!】
 今回、上杉祥三が演じる平手政秀が自刃しました。
平手政秀(ひらて・まさひで)は織田信長の「二長(におとな)=二番家老」とされ、「一長(いちおとな)=筆頭家老」の林秀貞(通勝)に次ぐ責任のある立場でした。天文12年(1543年)、信長の父・信秀が内裏(だいり)築地修理をする際に、政秀は信秀の命で上洛し、銭4000貫(今の6億円くらい)もの大金を献上しています。平手家そのものも裕福だったようで、公家の山科言継(やましな・ときつぐ)が政秀の屋敷を訪ねた際、その見事さに驚いています。

帰蝶と信長の縁組みに奔走し、道三・信秀の和睦を成立させたことは高く評価され、「平手の才覚」と記されました。
筆頭家老・林秀貞が信長の弟・信勝(信行)に期待してたのに対し、政秀は一貫して信長に尽くしており、信長にとって本当に信頼できる数少ない大人、父親代わりのような人格者だったようです。

政秀の長男・五郎右衛門は、やはり平手家が裕福だったからか飛び切りの駿馬を持っていて、あるとき信長から所望(しょもう)されました。すると五郎右衛門は「某(それがし)は武者なので…」と言って、譲り渡しを拒否。それを信長は「遺恨」に思い、この主従は不仲になってしまったのでした。若き信長の器の小ささを感じさせるちょっと残念なエピソードです。信長と五郎右衛門の不仲を政秀はことのほか重く受け止め、同時に信長の素行がおさまらない状況にも心折れ、天文22年(1553年)閏(うるう)1月13日に抗議の切腹をして果てたのでした…! 享年62。
この年、20歳になったばかりの信長に、政秀の諫死(かんし)は大きな心理的影響を与えたのではないかと思いますが、どうなんでしょうか…?

  ~主な参考文献~
横山住雄『斎藤道三と義龍・龍興』(戎光祥出版)p.105
編:阿部猛・西村圭子『戦国人名事典 コンパクト版』(新人物往来社)
谷口克広『信長家臣団事典』歴史群像シリーズ27号「風雲 信長記」特別付録(学習研究社)
「別冊歴史読本特別増刊 織田信長 その激越なる生涯」(新人物往来社)p.38~



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清水しゅーまい


#大河ドラマ #麒麟がくる #明智光秀 #長谷川博己 #清水しゅーまい
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コメント

こんにちは(*^^*)

この回は帰蝶の軍師・策士ぶりが前面に押し出されていた上、
信長を見ていてもそこまでの危機感を感じなかったのですが・・・
(平手の自刃にも飄々としているように見えました)
よく考えると織田家絶体絶命ですよね?
信長は最初の光秀の『ようわからんお方じゃ』という第一印象を大事にしているのかな?
帰蝶と太夫の探り合いの場面もすごくよかったですし
川口春奈ちゃんは素晴らしいですね。

コロナで撮影もできないようですが
この素晴らしい大河を完結させてほしいと思ってます。
来年までずれ込んでもいい!と思うのはわたしだけではないはず。

☆つばきさん

どうもありがとうございます(^-^)
帰蝶が大活躍ですね!
代役なのに、川口春奈すごく達者な感じで
驚きですね。
これからの動向も楽しみです!

今作の信長は、
平手自刃にわりと平気でしたね(°∀°;
まだあまり大物振りも見えませんが
道三との会見で目覚めるんでしょうかね。

光秀もだんだん成長すると思うし
なんとか撮影再開して戦国の世を切り開いてゆく
迫力のドラマを見せてほしいですね…!

こんにちは(^^♪

やっと録画を観れました(;^_^A
何だかイケメンの秀吉、登場しましたね。
バックの「うっきー」声は何なんでしょ(笑)。
この間Eテレの「知恵泉」で戦国時代の姫扱ってて;
嫁いでも実家寄りでスパイとして暗躍していた
と解説している学者さんがいましたが、
「麒麟」の帰蝶は信長の為に頑張ってる感じですね。
平手の馬の話は、信長が残念過ぎる!(爆!)

☆湛さん

どうもありがとうございます♪
体調不良のためお返事遅れました(^ ^ゞ
勤勉で愉快な秀吉ですね(^-^)
知恵泉、見ました!
スパイと言うと過激な感じですけど
当時は夫婦間でも社会的役割が大きかった
ということなのでしょうかね(^ ^)
昔からの俗説(?)では、
帰蝶は道三に信長情報を流してたことになってるんですが、
今作では信長にだいぶ尽くしてますね。
平手の名馬の話、
信長の一般的なイメージよりだいぶ器が小さい感じしますよね(笑)

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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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