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「麒麟がくる」毒殺/土岐家の相続争いに道三が!

大河ドラマ『麒麟がくる』
 第2回「道三の罠」脚本:池端俊策

【合戦と毒殺】
 時は天文16年(1547年)、明智十兵衛光秀(長谷川博己)の推定年齢はちょうど数え年20歳。秋、尾張の織田信秀(信長の父/高橋克典)が2万余りの兵を率いて美濃に攻め込んできました! 守るは難攻不落の稲葉山城を拠点とする斎藤利政(道三/本木雅弘)、しかし兵4000人ほどしかいません。光秀たち斎藤勢は城下町で激しい市街戦。ドローン空撮、逆に足もとからの映像も入り、投石機を使ったり火のついた俵を転がすなど、大変興味深い戦闘場面でした。
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その後、斎藤道三は退き鉦(のきがね)を鳴らして籠城の構えを見せました。が、それは見せかけ。油断した織田勢を、光秀たち斎藤勢が一気に蹴散らしたのでした。
戦の後、土岐頼純(とき・よりずみ/矢野聖人)が、戦勝を祝し稲葉山城に駆けつけました。このドラマでは帰蝶再婚説を採っているようで、斎藤道三の娘・帰蝶(川口春奈)は織田信長に嫁ぐ前に土岐頼純と結婚しています。で、土岐頼純の戦勝祝いを、道三は形だけだと見破っていました。頼純は自分の父・土岐頼武(よりたけ)を守護の座から転落させた道三を恨み、織田家と通じていたのです。道三は頼純をおとなしくさせるため、まずはを一服進ぜたのでした。。。


 ドラマがもっと楽しくなる!史実の妙味☆彡
大河ファンのために(=^▽^=)/

【美濃守護大名・土岐家の家督相続争いに道三が絡む…!】
 美濃国では、長いこと守護大名・土岐(とき)家の家督争いが続けられていました。永正16年(1519年)には土岐政房が守護を務めてましたが、長男・頼武(よりたけ)と折り合いが悪く、政房は次男・頼芸(よりのり)に期待。まもなく政房が亡くなると、美濃の北半分を頼武南半分を頼芸が支配するように。両者は戦い、頼武は大桑(おおが)城を拠点に、尾張守護の斯波(しば)家・同守護代の織田達勝(みちかつ)、近江守護の六角(佐々木)家などを味方に引き入れました。が、大永5年(1525年)、頼武は討ち死にしその嫡男・二郎頼純(よりずみ、頼充 よりみつ)が頼芸と戦い続けます。

天文2年(1533年)頃には、頼芸配下で斎藤道三が台頭し始めました。
当初の道三(+頼芸)はかなり苦労していて、天文4年(1535年)には二郎頼純に近江守護の六角・越前守護の朝倉までもが加勢したため、道三は自分の嫡男・義龍を美濃から尾張の知多半島さらに伊勢へと避難させたほどです。翌天文5年(1536年)も合戦があり、道三の主君である頼芸はなんとか勝利し美濃守護になりました。そして、ひとまず二郎頼純と講和しています。

それでも戦いは終わりませんでした。天文12年(1543年)、道三・頼芸が大桑城の頼純を攻めて追い出します。頼純は越前に逃れ、翌天文13年(1544年)になって朝倉義景と織田信秀(信長の父)の加勢を得て、稲葉山城へと反撃。これを道三が巧みな戦術を駆使して撃退しました。天文15年(1546年)に和議が結ばれ、どうもこれと連動して、斎藤道三の娘・帰蝶(きちょう、濃姫 のうひめ)が土岐頼純に嫁いだようです。これで丸くおさまるかと思いきや、天文16年(1547年)11月17日、頼純が毒殺されてしまいました…! ドラマとは順序が逆になりますが、これに業を煮やした織田信秀が再び稲葉山城に攻め込んできたのでした。

  ~主な参考文献~
小和田哲男『明智光秀・秀満』(ミネルヴァ書房)p.48~
横山住雄『斎藤道三と義龍・龍興』(戎光祥出版)p.11~15~24~37~47~53~57~65~84~86~88~98~100~
編:柴裕之『図説 明智光秀』(戎光祥出版)



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#大河ドラマ #麒麟がくる #明智光秀 #長谷川博己 #清水しゅーまい
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コメント

こんにちは~(^^♪

日曜の夜8時の放送を見るのはちょっとムリで
もうすぐ始まる再放送を見る予定です。

斎藤道三といえば『まむし』と呼ばれて
本木さんのような端正な顔立ちの方が演じるのを見たのは初めてです。
印象が強いのは西田敏行さん。
本木さんは元ジャニーズだったことを忘れる演技派なので
『まむし』っぷりも見事なのですが・・・
やはり目がキラキラしていて美しさを消すのは難しいなと思いました^_^;

演じる役者さんで武将のイメージがついてしまうのですが
秀吉はどうしても男前ではない気がします( ゚∀゚)
佐々木蔵之介さんはかなりイケメンな秀吉ですね。

☆つばきさん

どうもありがとうございます(^-^)
本木道三、かっこいいし今のところ
主人公よりも目立っていますね(^∇^)
確かに、一般的には
ふてぶてしい感じの俳優さんが演じますよね。
本木道三は道三史上最も男前かも(笑)
秀吉は佐々木蔵之介担当なんですか
実は基本情報をあんまり知らずに見ております(^ ^ゞ
今作のお蔭で、明智光秀も斎藤道三も
悪く見られがちなイメージを変えることができそうです(=^▽^=)

No title

こんにちは。

斉藤道三の若い頃ですか?
『国盗り物語』では、道三の妻が賊に拉致されて、救出
する際、松永久秀(吉田鋼太郎)が一役買ったそうです。

「美濃の白蝮(Whitesnake)」なので、デイヴィッド=
カヴァーデイルが演じるのも、良さそうですね。

「戦国武将がよく来るキャバクラ 斉藤道三」

https://www.youtube.com/watch?v=aPHwfYTdEYI

「道三」と聞いて、「三木道山(レゲエ歌手)の先祖の方
ですか?」と返すキャバ嬢:麗奈さんに、TVの前で
「エルヴィス=コステロはプレスリーの弟?」みたいな
間違えだよ!と突っ込みました。

☆鯖豚定食(敵はほんのり塩味!)さん

どうもありがとうございます(^-^)
斎藤道三と松永久秀が絡むってのは
史実はどうあれかなりおもしろいですね!

No title

土岐家の事は殆ど知らないので
勉強に成りました。
上の方が上げておられる「戦国鍋TV」
私もYouTubeで見ておりました。
爆笑に次ぐ爆笑、名作揃いです(笑)。
ちなみに「戦国武将がよく来るキャバクラ 北条氏政」編で、
氏政役はブレイク前の斎藤工でした。

No title

ホントに本木さんはゲイ達者。
でもなんとなく腹黒さまでは出せない美しい目ちからのある人ですよね
主人公を演じる長谷川さんも素敵
でも目地力では負けてるよね
でもすごくうまく演じられていて好感が持てます。帰蝶さんはやはり固い気がしますこれから慣れていくのかないろいろたのしみです。

No title

あなたの知らない日本史をどうぞ。
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読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。

☆湛さん

どうもありがとうございます♪
土岐とか斯波とか
守護のことまではあんまり興味が向かないですよね。
「戦国鍋TV」ってそんなにおもしろいんですか~
斎藤工が北条氏政なんて意外な気します(笑)

☆みっちゃんさん

どうもありがとうございます♪
本木道三、
ずいぶんきれいなマムシですよね(笑)
長谷川光秀、
今の時点ではまだ貫禄負けしてますが
これから光秀の出世とともに
成長していきそうです。
帰蝶は代役で緊急登場したのに
健闘してますね(=^▽^=)

☆omachiさん

どうもありがとうございます(^ ^)
ネット小説ですか、おもしろそうですね。
のちほど検索しますね~

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清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
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