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「いだてん」近現代を長期に扱った異色大河、完!

大河ドラマ『いだてん 東京オリムピック噺』
 最終回「時間よ止まれ」脚本:宮藤官九郎

【世界中の秋晴れを全部東京にもってきてしまったような…】
 昭和39年(1964年)10月10日、前夜からの大雨がウソのように晴れ渡った東京。国立競技場で田畑政治(たばた・まさじ/阿部サダヲ)金栗四三(かなくり・しそう/中村勘九郎)は出くわします。

午前10時、開場です。NHK中継は「世界中の秋晴れを全部東京にもってきてしまったような素晴らしい秋日和でございます」
午後1時50分、参加94カ国の全国旗掲揚。
金栗は最終聖火ランナーの坂井義則(井之脇海)を激励に訪れましたが…。おじけづいている坂井に金栗は冷水をぶっかけ、「な~んも考えんと、走ればよか!」 坂井が重責を果たすと、平和を象徴する白い鳩(はと)が放たれ、そしてブルーインパルスが五輪を描きました!
大河47IMG_1151
五代目・古今亭志ん生(ここんてい・しんしょう/ビートたけし)とタクシー運転手役の宮藤官九郎も空を見上げました。日本中のほとんどがオリンピックに注目するなか、それでも寄席にはお客が来ています。志ん生は「富久(とみきゅう)」を熱演。その頃、志ん生をしくじった古今亭五りん(神木隆之介)は、聖火ランナー「ズ」の1人として随走を終えていました。志ん生の娘・美津子(小泉今日子)から聴いた言葉、
「落語はサゲの一言で終わっちゃうけどさ、そうはいかないだろ、人の一生は。そのあとも続くだろ?」
 を思い出し、志ん生のいる寄席まで走っていき、「出入り」を許されたのです。

マラソンは円谷幸吉が銅メダル、女子バレーボールは日本が金メダル!


 ドラマがもっと楽しくなる!史実の妙味☆彡
大河ファンのために(=^▽^=)/

【伝説の閉会式】
 10月24日の閉会式。全競技を終えた解放感から選手達が勝手にもみくちゃになって入場し始め、松澤一鶴(皆川猿時)が「何もかも台無しだぁ!」と嘆いていました。が、それは東京オリンピック「伝説」のようなものです。実際は、当の松澤一鶴が、あの混沌とした状況になるのを望んで演出(?)したらしいです。かつて昭和15年(1940年)第12回オリンピックの東京大会返上で苦汁をなめたのは田畑政治だけでなく、松澤も同じでした。その松澤にとっての、理想の表現があのような入場行進になったのでした。


【近現代を長期に扱った異色大河】
 大河ドラマ史上、視聴率では最低となった『いだてん 東京オリムピック噺』。大河ドラマに求められる重厚感や勇壮さとは反対の、軽妙な内容だったのに加えてそのわりに物語が複雑だったため、大変な苦戦となりました。

しかし、その扱った時代を見ると、古くは明治10年(1877年)の西南戦争からラストは昭和39年(1964年)の東京オリンピックと昭和42年(1967年)が少しという、実に90年間近い長きにわたりました。ただでさえテーマが複雑で話題が多岐にわたるこの近現代を、軽快に疾走した『いだてん』は、大河の異色中の異色作として記憶に残ることでしょう。歴史好きとしては、お得感を感じました。また、数字が下落しても一定の視聴者がいたという点で、逆説的に宮藤官九郎の人気と底力を見せつけられたような気がします。

さて、底辺を這いつくばった今年の大河1年も
当しゅーまいブログの記事をご覧戴きまして
本当にありがとうございました~!
来年は新しい東京オリンピック、華々しくいきたいものですね(=^▽^=)

大河47IMG_1152

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清水しゅーまい


#大河ドラマ #いだてん #田畑政治 #古今亭志ん生 #宮藤官九郎 #清水しゅーまい
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コメント

No title

今、思ったんですけど、来年が東京オリンピックということで、今年の大河が『いだてん』だったのかな。

今まで、大河というと時代劇というイメージしかなかったので、『いだてん』は、異色の作品だと思いました。
クドカンさんは、応援していたんですけど、、。

☆いくにゃんさん

どうもありがとうございます(^-^)
そうですね、
来年の東京オリンピックを大いに意識していたと思います。
本当に『いだてん』はかなりの異色大河でした。
宮藤官九郎は人気者だし
これくらいの不発ははね返すことでしょう。
それにしても
最終回にちゃっかり出演していたのには
笑ってしまいました(^∇^)

No title

大河ドラマって1年続くの?
毎週日曜日放送して1年間って
ずい分長い物語ですよね。
書くのも作るのも大変ですね。
来年の大河は結局どうなったのかな?
再来年の大河は吉沢亮君出るそうですね♪

☆ジュディままさん

どうもありがとうございます♪
大河ドラマは基本、1年間続きます(^∇^)
来年の分は川口春奈が代役に立って
撮り直し中とのことで、
初めの予定よりも2週間遅れでの放送開始に決まりました~。
再来年は渋沢栄一が主人公で、
視聴率的にはまた心配な感じがします(笑)

No title

なかなか面白かったです
大河の歴史ものとしてはマダ最近のところまで面白く見られましたもの
一年間わからないところを解説していただきなるほどなあと思う今年きりでたのしめました。ありがとうございました
又来年も楽しみですね

☆みっちゃんさん

どうもありがとうございます(^-^)
大河で近現代を見れたのは、
珍しくて貴重な体験でしたね(=^▽^=)
たぶんもう10年~20年間くらいは
このような大河出てこないし見れないと思うので、
本当に見たかいあったと感じています。
読んで戴きまして感謝しております♪

いやいや天晴でした♪

「戦争(或いは戦さ)」で歴史を描きがちな日本史を
オリンピックで描いたのはなかなかユニークで
楽しい1年でした。
正統な(?)歴史物を好む人間ながら
思いつかない視点で見られたのは良いことでした。
映画でもドラマでも小説でも
内容の質と視聴率は決して一致しませんけれど
製作側としては同好会じゃないのだから
数字の低さは痛かったでしょうね。合掌(笑)。

今年も1年に渡って大河ドラマ記事更新コンプリート
本当にお疲れ様でした。
毎年しゅーまいさんのおかげで勉強になります。
自分も頑張らなきゃ!と励みになりました。
ありがとうございました♪

☆風森湛さん

こちらにもどうもありがとうございます(^-^)
オリンピックをテーマにするとは、
話題は多そうだけどまとまりのない内容になるんじゃないか
と思ってましたが、
異色で面白い大河でしたね(=^▽^=)
低視聴率をかばう意見も少なくないようですが、
湛さんのおっしゃる通りに同好会じゃないし
ただでさえ大河は裏番組に比べアドバンテージ大きいし、
まっとうな検証が大切ですね。

湛さん読んでくださって
とても励みになります♪
こちらこそありがとうございます~!

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
 ご訪問のみなさまに幸あれ!
  私にそのおすそ分けあれ…!!

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