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「いだてん」奇跡(?)のブルーインパルス

大河ドラマ『いだてん 東京オリムピック噺』
 第46回「炎のランナー」脚本:宮藤官九郎

【聖火が東京にやって来た】
 今回、映画監督の市川崑として三谷幸喜が出てましたね。
そして聖火リレーの最終ランナーが広島生まれの坂井義則(井之脇海)に決定、原爆投下日に生まれた青年です。

その聖火リレーはギリシャ首都アテネでの採火式からスタート、アジア各国11都市を経由してまずは米国統治下の沖縄に! 当時は厳しく日の丸の掲揚が規制されていた沖縄で、田畑政治(たばた・まさじ/阿部サダヲ)は旗を配布し、沿道応援を盛り上げたのでした。

9月26日にはコンゴ、ルーマニア、韓国、オーストラリアの選手による選手村入村式。
9月27日には羽田から浜松町にモノレールが開通し、10月1日にはやっと東海道新幹線と首都高速道路の一部開通です。次はいよいよ10月10日、最終回、開会式当日!


 ドラマがもっと楽しくなる!史実の妙味☆彡
大河ファンのために(=^▽^=)/

【奇跡(?)のブルーインパルス】
 ブルーインパルスは、昭和35年(1960年)、静岡県にある航空自衛隊浜松基地に曲技飛行チームとして誕生しました。パイロットは編隊長の松下治英(はるひで)が30代前半で、あとの5名(予備機を含む)は20代でした。

オリンピック東京大会組織委員会から曲芸飛行の打診があり、それによれば5機のジェット機がそれぞれ五輪の五色の煙を出しながら競技場上空を通過するという話。
大河46IMG_1131
それを聞いた編隊長・松下治英は、「そんなことは航空自衛隊隊員だったら誰にでもできる。芸が無い。どうせなら、五輪の輪を描くというのはどうだろう」と返答したそうです。ところが、実際に試してみると予想以上に難しい。松下治英は後悔したそうです(笑)

ジェット機で輪を描くことはそれほど難しくないが、巨大な輪を5つ均等に並べるのが難しい。当時のレーダーは射撃用で600~1000フィートの間しか測れないところを、各機7000フィートもの距離を置いて輪を描かなければなりません。自分達の目と感覚、勘を信じるしかありませんでした。速度は250ノット(時速約460km)、2Gの荷重倍数で旋回して、都内各所から見えるように高度1万フィート(約3000m)に直径6000フィート(約1800m)の輪を描くという。。。各自、仲間の機体との距離感や角度を必死に修得しようとしたものの、なんと1度も練習に成功しないまま開会式当日を迎えてしまいました…!

昭和39年(1964年)10月9日の開会式前日が大雨だったため、ブルーインパルスのメンバーは「じゃあ飛ぶのは閉会式かな」などと思って10月10日の午前1時過ぎまでおでん屋で飲んでました。ところが、朝になったら日本晴れ! 埼玉県にある入間基地を飛び立つ時、酔い醒ましに冷たい酸素をぐっと吸い込んだそうです(笑)

五輪開会式の世界生中継は史上初。組織委員会によるスケジュールは秒単位の細かさです。
「15時10分20秒ちょうどに五輪を描き始める」
 ブルーインパルスは国立競技場から約38km離れた神奈川県湘南海岸沖の江ノ島の上空を、聖火リレーの最終ランナー・坂井義則が聖火台点火すると同時に通過する手はず。しかし、開会式スケジュールは少しずつ遅れているようでした。そこで、ブルーインパルスはラジオ放送を聴き、アナウンサーの「最終ランナー・坂井選手が今、ゲートから入場してきました」と言ったのを機に、競技場を目指したのです。点火までに要したのは、4分ちょっと。それから、日本選手団主将の体操・小野喬が選手宣誓を行なって、平和を象徴する白い鳩(はと)が放たれました。そして貴賓席にいる昭和天皇が青空を見上げたその時ちょうどブルーインパルスが記憶に残る五輪を描き出したのでした。平和になった昭和の名場面です。

  ~主な参考文献~
●ホームページ:笹川スポーツ財団
インタビュー「成功させたい」気持ちで一致団結していた1964年東京大会 熊谷康 松下治英
 http://www.ssf.or.jp/ssf/tabid/813/pdid/268/Default.aspx
●ホームページ:NEWSポストセブン
「週刊ポスト」2012年1/27号 武田賴政「東京五輪開会式で空に描かれた五輪マーク 本番で初めて成功」
 https://www.news-postseven.com/archives/20120116_80846.html



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コメント

No title

東京オリンピックの時、まだ沖縄は占領下だったのですね。
忘れていましたが、そんな時代だったんですねぇ。

ブルーインパルスの五輪のマークは、実況だったか、後々の画面だったか忘れましたが、記憶があります。
感動的でした。
こんなすごいエピソードがあったとは、、初めて聞きました。

☆いくにゃんさん

どうもありがとうございます(^-^)
1964東京オリンピックから56年経って
来年の東京オリンピックになりますが
いろいろなものの基礎が前回五輪の頃にできたんですね~。

当時のブルーインパルス、
今だったら酒気帯び操縦で捕まるかもしれません(笑)
来年も五輪を描くのかどうか期待ですね(=^▽^=)

ご無沙汰しております

ご無沙汰しております。

Yahoo!ブログも今日でなくなってしまいますね。
長年お世話になっていたブログなので
淋しいかぎりです。

「いだてん」は6話くらいまで見ていたのですが
離脱してしまいました。
低視聴率がネットニュースになってますが
しっかり観られている方からは 支持されてますよね。

☆よみぎし ふみやさん

どうもありがとうございます(^ ^)
ヤフー・ブログ、終わってしまいましたね~。
使いやすかったし人が多かったので
残念です。

『いだてん』は
話題があちこち飛ぶ感じがしたし、
離脱するのも分かります(^ ^;)
それでも視聴者がいて、
根強い宮藤官九郎ファンのいることが
分かりましたね。

No title

ブルーインパルスここ数年入間のお友達のところで見てたの。
もう一人のお友達が飛行機が好きでね。
去年誘われないなぁと思ったら
飛行機好きな友人が引っ越しでばたばたしてたんだって。
一人暮らし始めてまたバニ飼うって言ってて突然死しちゃった。。。
もうブルーインパルス見に行くことも無いかなって
そんな話思い出しちゃった(涙

☆ジュディままさん

どうもありがとうございます(^-^)
ブルーインパルス、
ご覧になったのですね、うらやましいです!
でも飛行機好きのお友達、
亡くなってしまったんですか…!
突然とは残念なことですね。。

No title

ドラマの脚色かと思いきや
本当に飲酒運転だったんですね(笑)。
おっしゃる通り、現代だったらマスゴミが
大騒ぎする所でしょう。
いえ、飲酒操縦は絶対にいけないんですけね(爆!)。
しかしながら、こんな側面に昔のツワモノ感を覚え
内心しみじみします。ある意味「男らしさ」ですよね。
ジェンダーが厳しくなって褒め言葉も叩かれそう(;^_^A

☆風森湛さん

どうもありがとうございます♪
酒気帯びインパルス、
おおらかな時代を感じさせられますね(笑)
その昔は、武勇伝として通っていたんでしょうね~(^ ^)
ジェンダーの問題などは進歩(?)が著しくて
途惑ってしまいます。

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Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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