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お金で描く赤穂浪士の異色映画「決算!忠臣蔵」

 赤穂47士が活躍する「忠臣蔵」を、実際に遺された決算書をもとに、ひたすら金(予算)に注目して描いた異色の映画『決算!忠臣蔵』を見てきました…! NHKによく出てくる東大教授・山本博文の新書が原作という、変わり種の忠臣蔵ものです。

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原作:山本博文『「忠臣蔵」の決算書』(新潮新書)
脚本・監督:中村義洋(『殿、利息でござる!』『忍びの国』)
音楽:髙見優(『仁 -JIN-』『図書館戦争』『忍びの国』)
   2019日本作品

【主な登場人物:キャスト】
浅野内匠頭(赤穂藩藩主):阿部サダヲ
瑤泉院(ようぜんいん=浅野内匠頭の妻)石原さとみ
大石内蔵助(赤穂藩の筆頭家老):堤真一
大石理玖(大石内蔵助の妻):竹内結子
大石主税(大石内蔵助の息子):鈴木福
大野九郎兵衛(次席家老):西川きよし
矢頭長助(勘定方):岡村隆史
菅谷半之丞(馬廻・軍師参謀):妻夫木聡
間瀬久太夫(大目付):寺脇康文
原惣右衛門(足軽頭):木村祐一
吉田忠左衛門(足軽頭):西村まさ彦
大高源五(毒見役):濱田岳
堀部安兵衛(江戸詰馬廻):荒川良々
武林唯七(江戸詰馬廻):橋本良亮(A.B.C-Z)
戸田采女正(赤穂藩の親戚・大垣藩藩主):滝藤賢一



【討ち入りは金がかかる、そういうことやおまへんか!?】
 元禄14年(1701年)3月14日、赤穂藩藩主の浅野内匠頭(阿部サダヲ)幕府高家(こうけ)筆頭の吉良上野介に斬りかかるという、江戸城中・松之廊下刃傷(にんじょう)事件が起きます。浅野内匠頭は即日切腹、さらに播磨国・赤穂藩5万3000石はお取り潰し。一方の吉良家は、おとがめなし。お取り潰し=倒産となった赤穂の武士達は、本来ならば喧嘩両成敗のはず、「いくらお上(かみ)と言えどもエコヒイキはあきまへん、そういうことやおまへんか!?」と激怒。

最初は籠城論、やがて吉良家への討ち入りが議題に! しかし、討ち入りするにはそれまでの準備・武装費用や、各浪士への退職金、生活費などが必要です。残務整理して残ったのは約9500万円(800両)。ここから、吉良家への討ち入りを考えつつ、御家再興(これにも工作費用がかかる)も念頭に、やりくりしていかなければなりません。けっこうあるようで、予算はどんどん減っていきます。どうやって予算内に収めるのか!?

   お奨め度  4
   (5点が満点 5傑作 4見る価値充分 3興味深い 2いま一つ 1駄作)

【予算メーターに一喜一憂、番方vs.役方の壮絶予算合戦!】
 赤穂浪士は一丸ではなく、特に今作では、いかにも武士という感じの大石内蔵助(堤真一)ら番方(ばんかた=軍事部門)と、役方(やくかた=勘定方・文官事務部門)の矢頭長助(岡村隆史)ら予算を巡ってことあるごとに対立し、それが喜劇的に描かれています。映像に予算メーターが出てきて、それがどんどん減っていくさまにドキドキするというか笑わされます。いったいどんなことに予算が使われているか、見どころ。会話は、赤穂は西国ということからか関西弁で進み、そのあたりも笑いに一役買っているような気がしました。忠臣蔵ファンにも異彩を放って見えると思うし、忠臣蔵を特に知らない人でも分かりやすく楽しめる1本です。


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清水しゅーまい


#決算!忠臣蔵 #忠臣蔵 #堤真一 #岡村隆史 #中村義洋
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コメント

こんにちは^^♪

毎年12月になるとどこかでやっている忠臣蔵^^;
ちょっと前に母親と『今年は忠臣蔵の話題を見ない』という話をしていて・・・
この堤さんと岡村さんの映画のことをすっかり忘れていました(笑)
こちらのテレビはほぼ関西圏なので朝の情報番組とかアナウンサーが関西弁で話しているんです。
堤さんと岡村さん、流暢な関西弁でゲスト出演されていましたよ。
ただ・・・浅野内匠頭が阿部サダヲさんだということを今始めて知りました^^;
この中村監督は“殿、利息でござる!”の殿の役を
羽生選手にダメ元でオファーしてOKをいただけたことに驚いたと楽しく話していましたね。

☆つばきさん

どうもありがとうございます(^-^)
忠臣蔵は風物詩の一つですね♪
この忠臣蔵映画、
異色作でおもしろかったですよ~!

そっか、情報番組など関西版が放送されているのですね(^∇^)
堤真一は兵庫出身だそうで、
関西弁ネイティブのようですよ。
阿部サダヲ、いだてん以外でもがんばっています(笑)
『殿、利息でござる!』は残念ながらまだ見れてなくて、
楽しみに残している1本です^ ^

No title

こんな角度からの忠臣蔵、だれが思いついたんでしょう!!
それに予算メーター!!関西弁!、どんな展開になるのか、おもしろそう。
想像つかないです。(笑)

☆いくにゃんさん

どうもありがとうございます♪
珍しい着目点の忠臣蔵ですよね(=^▽^=)
しかも想像じゃなくて
ちゃんとした史料に基づくってのが
よく出来ています!
関西弁の大石内蔵助たちが
予算メーターの変動に一喜一憂するさまが
とてもおもしろいんですよ(^-^)

No title

映画館行くとCM(?)でごり押しして来ますよね~。
面白そうって思ったけど邦画はテレビまで待ちます。
お友達が突っ込みどころ満載だけど面白かったって言ってました^^

☆ジュディままさん

どうもありがとうございます(^-^)
予告編(?)そんなに押して来てましたか~
ジュディままさんは邦画はテレビ待ちなのですよね(^ ^)
異色の忠臣蔵でしたけど、
けっこう実態を表わしているとも思いましたよ~!

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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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